ジライ・ミーツ・ジライ [朔 翠夏] - BCまとめ

朔さんが入室しました

朔 : （日は変わって、ふたたびアサガヤストリート。

朔 : （ロジ学校門からカバンを持って出てくる制服少女。

朔 : …………、はぁ。

朔 : ろくな教育受けてねーのに、なんでいきなり入学するはめに。

朔 : まー、いいです。この際、存分に学生してやるです。

朔 : （最新鋭の設備。各地から集う天才学生たちとの研鑽。あやしいストリートの格闘道場での修行。

朔 : （レベルアップには事欠かない材料が揃っているが…、

朔 : （何よりちゃんと学生できるのが初めてなので、実はまんざらでもない朔だった。

翠夏さんが入室しました

翠夏 : （アサガヤストリート　道沿いにあるクレープ屋の前で

翠夏 : うーーーん（デコ盛りクレープ片手、スマホ片手に　ばえ写真を撮ろうと四苦八苦中

朔 : ………（クレープ。

翠夏 : うーん、なかなかキレイに撮れないなー…　（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

朔 : ……、（一瞬、格闘家の鍛えられたボディを作るためのカロリー計算が頭によぎるが、

朔 : 存分に学生してやるです…。

翠夏 : かといってわざわざ台借りるのも…　ん？（学生の視線を感じそちらを向く

朔 : 。（目が合う

翠夏 : （ニコーっと笑って）こんにちはー。　ふふ、いーよね。学校帰りの買い食い。

朔 : ……、（うげ…。

朔 : （やばそうな奴に話かけられてしまったのです…

翠夏 : 青春って感じするじゃん？　ぁ、何何その顔。あやしー者じゃないって。（ぶー

朔 : なんですか、学生街であやしい勧誘ですか。

朔 : そういうの、お断りですので。

翠夏 : もーそんな事しないよー。　ただの挨拶…ってアイス溶ける溶ける！（ゎーっ

翠夏 : んむ。（とりあえずぱくついて緊急避難

翠夏 : 強いていうならば、甘味への勧誘…？

朔 : …。（じーーーーと、疑いの目。

朔 : （こいつ、関わったらヤバい匂いがぷんぷんなのです。

翠夏 : わぁ、すごい目で見てくる…。　警戒心強いタイプの学生さん…？（半目で

翠夏 : ここのクレープはコーヒーゼリーティラミスがオススメらしーよ…？（もふもふしつつ

朔 : ……。（観念したように、ふうとため息をつき、

朔 : （コーヒーゼリーティラミスとは全然違うクレープを購入して椅子に座る。

翠夏 : …。（なんとなしに朔を見遣って

翠夏 : …うーん。（どっかで見た事あるような…

翠夏 : （でもこれ今訊いたらあたし完全に怪しい者だよね…警戒されてるし…

朔 : …（警戒しながらクレープを食べてる。

翠夏 : 何味にしたのー？

朔 : ……キャラメルバニラ。

翠夏 : へ～良いですなぁ甘そうで。

翠夏 : そうそう、あたし五月雨翠夏って言うの。キアシスから此処に来てるんだ。

朔 : キアシス……。

朔 : （メノウの住んでる街だ。

朔 : （……。何もなかったみたいに私をほっぽって、自分の街に戻って…、

朔 : （………むかつくです。

翠夏 : そう、魔道都市キアシス！（何故か誇らしげに）　…？（そんな朔の様子に

翠夏 : なになに、なんか複雑そうな顔して。

朔 : …。別に。

朔 : 知り合いが住んでるだけ。

翠夏 : へー、そうなんだ？　喧嘩別れでもしたの？（食べ終わって、両手で頬杖して

朔 : —————。

朔 : はぁ。（苦手なタイプです…。ずけずけ、他人に踏み込んでくるタイプ…。

朔 : …。（喧嘩もなにも。何ごともなくフツーに離れ離れになったのがむかつく。

翠夏 : 何やら複雑そうですなあ（うんうん、と勝手に頷いて

朔 : …わかった口聞くな。

朔 : ———（イライラしながらもしゃもしゃクレープを食べる。

翠夏 : ぁっはい。（ｽﾝｯ）　あははー、ごめんごめん。（困り笑いで

翠夏 : …。（やーっぱどっかで見た事あるような…

朔 : …、（妙にじろじろ見てくるのです。

翠夏 : …（あーとちょっと何かあったら思い出せそうなんだけどなー…どこで見たんだろ…？

翠夏 : （とか色々考えつつ、スマホをポチポチしてさっき撮ったばえクレープをSNSに投下してる

朔 : （ぱくぱく、と残りのクレープを食べ終え、

朔 : ……。（無言で立ち去っていく。

朔 : …、（なんか、なんかやべー奴だったのです…。

翠夏 : …じゃーねー？（と小声で背に声を掛けるも

朔 : （絶対に心の闇を抱えているに違いないのです。

朔 : …。（少しだけコクと頷き、

朔 : （去る。

朔さんが退室しました

翠夏 : …（見送って

翠夏 : ……うーん。超絶警戒されてた。　あたしのコミュ力、やばすぎ…？

翠夏 : （…それとも。　警戒が板についてる、とか…？

翠夏 : …まーいっか。

翠夏 : 何か飲み物欲しくなってきちゃったし。次いこいこ（と、いそいそ立ち上がって

翠夏 : （テイクアウトジプシーの旅に出る底の浅そうな女

翠夏さんが退室しました