戦国BASARA/エロパロ保管庫

逢引3

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匿名ユーザー

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わざとらしい言葉にも、小太郎は何も言い返さない。
それどころか、表情の変化すらほとんど無い―――いや、顔の半分は兜に覆われていて見えないから、元々表情など分からないも同然なのだが。
「……怒って、る?」
それでも佐助には、小太郎の心の動きが分かる。
どこか不機嫌そうに見える(傍目では全く分からないが)小太郎に、佐助は笑みを少しだけひっこめた。まだ半笑いだ。
しかしやっぱり小太郎は、ぴくりとも口を動かさない。
顔を逸らしたりなんだりということもない。
佐助の顔から、徐々に笑顔が消えていく。
えっ、これは、もしかして、ちょっと?
「えーと、ほ、本気で怒ってたりなんかしてるもしかして?」
「…………」
返事は、当然無い。
肯定の所作も否定の所作もやっぱりない。これは、本気でもしかして。
「……あーっと、えーと、うーんと……あのゴメンナサイ悪ふざけが過ぎました反省します」
結局、佐助は堪え切れなくなって頭を垂れた。
小太郎はやっぱり何も言わない、が。
暫く頭を下げたままにしていると、頭をそおっと、優しく撫でられる感触がした。
小太郎の掌だ。どうやら、許してくれたらしい。
佐助は顔をあげて、もう一度、にっと笑った。
「じゃあ、改めて。………久しぶりだね、こたろ」
「……」
挨拶も何も無いのはいつものことなので、返事が無いことは特に気にも留めず、佐助は額当てを両手で外して、二、三度頭を振った。
いつもは後ろに流している長い前髪が、その拍子に額へ落ちてくる。
煩わしげにそれを払いながら、佐助は再び小太郎へと視線を移した。
小太郎も佐助と同じように、兜を外していた―――それでも、長い前髪が目を覆い隠しているので、やっぱり詳しい表情は分からない。
けれど、どこか上機嫌だな、と思った。
久方ぶりの『逢瀬』、喜んでいるのは自分だけじゃないのだと思えば、暗殺やら偵察やらで荒んでいた心がほんのりと温かくなっていくような気がした。
佐助は、額当てを地面へ放ると、小太郎の赤茶の髪を軽く掴んで引き寄せて、前触れもなしにその唇へ吸い付いた。
小太郎は、一瞬息を詰めるが黙ってそれを受け入れる。
触れる少しかさついた唇。
ああ、これ、小太郎だー…と久しぶりの感触に半分くらい悦に浸っていたのだが、突然
逢引4

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