肉付きのいい幸村の尻を掴みながら腰を動かし、跳ね上がらせ、
身体が落ちる度に重力も加わって、尻の肉が柔らかく潰れる。
その事に満足な思いを持ちながら、同じ事を何度も繰り返した。
(もう旦那ってば、気持ち良さそうな顔しちゃってコレ…)
上下の腰の動きに合わせて体が揺れ、時折左右に揺さぶってやれば幸村は腰を捻らせる。
「おや…かた、様ッ……あ……やっ、やっ…ぁんっ…」
信玄の向かって熱に潤んだ瞳で見つめれば、太股を優しく撫でられ、幸村は硬く割れた彼の腹の上に手を着いた。
「堪えがきかぬか…?」
そう問われ幸村は何度も頷き、その姿を笑いながら、信玄も高まっていった射精感に動きを激しくして幸村を攻め立てた。
「うっ、ぁんっ……あ、あっ…、ぅっ……もう、駄ッ、目…お館様ッ…は…ああっ!おやかたさばぁああっ!!」
「………ッ幸村あぁあ!」
幸村の体が硬直するのと同時に肉棒が締め上げられ、耐え切れなくなった信玄は精を放った。
「…ぁ…ぁ…あ、はぁ…」
甘い吐息を吐きながら、幸村はゆっくり信玄の身体の上に身を預け、
何度も何度も熱い呼吸を繰り返しつつ、二人はお互いの体を抱き締め合い、快楽の余韻に浸った。
(何か…何てーの?…旦那ってば普段は本当絵に描いた様なお馬鹿な顔なのに
大将の前だけでは、本当に女になっちゃうもんね)
ふとそんな事を思いながら、佐助は二人がこういう関係になる前の事を思い出す。
身体が落ちる度に重力も加わって、尻の肉が柔らかく潰れる。
その事に満足な思いを持ちながら、同じ事を何度も繰り返した。
(もう旦那ってば、気持ち良さそうな顔しちゃってコレ…)
上下の腰の動きに合わせて体が揺れ、時折左右に揺さぶってやれば幸村は腰を捻らせる。
「おや…かた、様ッ……あ……やっ、やっ…ぁんっ…」
信玄の向かって熱に潤んだ瞳で見つめれば、太股を優しく撫でられ、幸村は硬く割れた彼の腹の上に手を着いた。
「堪えがきかぬか…?」
そう問われ幸村は何度も頷き、その姿を笑いながら、信玄も高まっていった射精感に動きを激しくして幸村を攻め立てた。
「うっ、ぁんっ……あ、あっ…、ぅっ……もう、駄ッ、目…お館様ッ…は…ああっ!おやかたさばぁああっ!!」
「………ッ幸村あぁあ!」
幸村の体が硬直するのと同時に肉棒が締め上げられ、耐え切れなくなった信玄は精を放った。
「…ぁ…ぁ…あ、はぁ…」
甘い吐息を吐きながら、幸村はゆっくり信玄の身体の上に身を預け、
何度も何度も熱い呼吸を繰り返しつつ、二人はお互いの体を抱き締め合い、快楽の余韻に浸った。
(何か…何てーの?…旦那ってば普段は本当絵に描いた様なお馬鹿な顔なのに
大将の前だけでは、本当に女になっちゃうもんね)
ふとそんな事を思いながら、佐助は二人がこういう関係になる前の事を思い出す。
何時からだっただろう…幸村が自分に房事の事を尋ねてきたのは…。
『えー、何々?旦那も娘頃って奴ですか。でもまだ早いんじゃない?』
『な、ななな何を申すか佐助!俺はもう立派な女子だぞ』
『そりゃ身体はそうかもしんないけどお頭がね…それにそれとコレとじゃ』
『違わぬ!!』
『…?』
(あの時の旦那何か切羽詰ってたんだよね…そしたら行き成り大将の妾になりたいとか言い出しちゃって)
『無茶言うなよ?!旦那は大将からすれば娘も同然。第一そんな対象で見てないって!!
それなのに妾になろうだなんて、おこがましいよ!』
『何をぉう?!だからこそ!俺がもっと沢山色んな事を学び、お館様に相応しい女子にならねばならんのだ!』
『――マジ?』
(一回り以上離れ、尚且つ今まで娘同然に育てて来た旦那を、今更大将がそういう目で見る訳ないって俺は思ってた。
だから何度も旦那を嗜めたんだけど、聞きやしない。
だから旦那が大将を想うのは敬愛と憧れ。年頃の娘が年上の男に憧れる淡い妄想。
恋に恋してるだけの本当の恋でも何でもない…そう突き放したら、旦那は寂しそうに笑ったんだ)
『俺は佐助が好きだ』
『え…』
『武田の皆が好きだ』
『だ、旦那?』
『だがお館様を好きだと想う其れと、佐助や皆を好きと想う気持ちは全く違う…違うのだ!それくらい俺にももう分かる!
何時までも子供ではない…乳も膨らみ、月の物が来た時から俺はもう…おなご…なのだ』
(その時俺は思い出した。初めて月の物を迎えた時旦那の酷く青ざめた顔を…
あれは唯無知故の出血に驚いただけだと思ってた。でも…本当の意味を教えられたその日の夜、旦那は泣いてたんだっけ…)
『俺はおなごだから、何時までもおのこの様に武士として仕える事は出来ぬ…
例え今のまま仕えれたとしても何れ時がくれば…きっと他のおのこの方々より力も衰える
いつかそんな自分を惨めだと感じる時が必ず来る…
ましてやそうなる前に何処かに嫁ぐ事になり、子を産む事になるのならば、俺はお館様の御子を産みたい
好いた御方の子を産みたいと想う事は…恋では…ないのか?
…例えお館様にその様に見られていなくとも…いつかと願い己を磨く事は恥ずかしい事か?
好いた御方の為に己を磨く事は…浅ましいことか?』
『…ううん。そんな事ないよ』
不安なんだろうな…そう感じた。
あなたとわたし 花と草3
『な、ななな何を申すか佐助!俺はもう立派な女子だぞ』
『そりゃ身体はそうかもしんないけどお頭がね…それにそれとコレとじゃ』
『違わぬ!!』
『…?』
(あの時の旦那何か切羽詰ってたんだよね…そしたら行き成り大将の妾になりたいとか言い出しちゃって)
『無茶言うなよ?!旦那は大将からすれば娘も同然。第一そんな対象で見てないって!!
それなのに妾になろうだなんて、おこがましいよ!』
『何をぉう?!だからこそ!俺がもっと沢山色んな事を学び、お館様に相応しい女子にならねばならんのだ!』
『――マジ?』
(一回り以上離れ、尚且つ今まで娘同然に育てて来た旦那を、今更大将がそういう目で見る訳ないって俺は思ってた。
だから何度も旦那を嗜めたんだけど、聞きやしない。
だから旦那が大将を想うのは敬愛と憧れ。年頃の娘が年上の男に憧れる淡い妄想。
恋に恋してるだけの本当の恋でも何でもない…そう突き放したら、旦那は寂しそうに笑ったんだ)
『俺は佐助が好きだ』
『え…』
『武田の皆が好きだ』
『だ、旦那?』
『だがお館様を好きだと想う其れと、佐助や皆を好きと想う気持ちは全く違う…違うのだ!それくらい俺にももう分かる!
何時までも子供ではない…乳も膨らみ、月の物が来た時から俺はもう…おなご…なのだ』
(その時俺は思い出した。初めて月の物を迎えた時旦那の酷く青ざめた顔を…
あれは唯無知故の出血に驚いただけだと思ってた。でも…本当の意味を教えられたその日の夜、旦那は泣いてたんだっけ…)
『俺はおなごだから、何時までもおのこの様に武士として仕える事は出来ぬ…
例え今のまま仕えれたとしても何れ時がくれば…きっと他のおのこの方々より力も衰える
いつかそんな自分を惨めだと感じる時が必ず来る…
ましてやそうなる前に何処かに嫁ぐ事になり、子を産む事になるのならば、俺はお館様の御子を産みたい
好いた御方の子を産みたいと想う事は…恋では…ないのか?
…例えお館様にその様に見られていなくとも…いつかと願い己を磨く事は恥ずかしい事か?
好いた御方の為に己を磨く事は…浅ましいことか?』
『…ううん。そんな事ないよ』
不安なんだろうな…そう感じた。
あなたとわたし 花と草3