小太郎は、氏政に内緒で、命を助ける代わりに武田軍の忍から、甲賀に代々伝わる避妊薬の調合法を入手していた。
戦場での殺人術一辺倒の風魔一族である。
他との接触を全くといっていいほどせず、言葉さえも交わさないのだから、当然ではあるが
房中術でさえ、女体や性技の解説を受ける程度の粗末な指南だった。
小太郎も、風魔にそんなモノの調合法が伝わっている話など聞いた事はない。
他との接触を全くといっていいほどせず、言葉さえも交わさないのだから、当然ではあるが
房中術でさえ、女体や性技の解説を受ける程度の粗末な指南だった。
小太郎も、風魔にそんなモノの調合法が伝わっている話など聞いた事はない。
武田の忍の話に、最初は「そんな都合のいいもの…」と思ったが、正直魅力的な薬だとも思った。
調合法を見ても、毒の類ではなさそうだったので、信用してみる事にした。
実は、氏政を初めて抱いた時にもこっそり使っている。
調合法を見ても、毒の類ではなさそうだったので、信用してみる事にした。
実は、氏政を初めて抱いた時にもこっそり使っている。
確かに、氏政が子を孕んだとしても、小太郎は一向に構わないと思っている。
嫌どころか、可能ならば、どんどん産むべきだとさえ思っている。
北条は、氏政を置いて他に血族は絶えているに等しい状態だった。
今の北条にとって、氏政が子宝に恵まれる事は決して悪い事ではない。
嫌どころか、可能ならば、どんどん産むべきだとさえ思っている。
北条は、氏政を置いて他に血族は絶えているに等しい状態だった。
今の北条にとって、氏政が子宝に恵まれる事は決して悪い事ではない。
…産まれた子は自分の子でもある訳だから、外から見れば、まるで北条を乗っ取らんとする
風魔の策略と誤解されるかもしれない。実際、現在小田原に住まう忍は風魔者ばかりだ。
だが、今となっては誰もそれを咎める者などいはしない。
風魔の策略と誤解されるかもしれない。実際、現在小田原に住まう忍は風魔者ばかりだ。
だが、今となっては誰もそれを咎める者などいはしない。
現状を考えても、いつ子を授かっても問題はないが、小太郎としては
氏政との睦み事を心ゆくまで楽しみたいという気持ちもある。
子を儲けるのは、それからでも遅くはない。
氏政との睦み事を心ゆくまで楽しみたいという気持ちもある。
子を儲けるのは、それからでも遅くはない。
あれ以来、氏政とは毎夜の様に交わっている。
子を孕む事への不安がなくなったためか、氏政も最近は積極的で、色々教えた事をあれこれと実践してくれる。
子を孕む事への不安がなくなったためか、氏政も最近は積極的で、色々教えた事をあれこれと実践してくれる。
…だが、毎月滞りなくやって来る月のものに、氏政が少し残念そうな表情をするのは何故だろう。
とりあえず、氏政の口から子が欲しいという言葉を聞くまでは、今までどおり楽しもうと思う小太郎だった。




