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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

うたかた12

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nozomi

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安居神社の境内に赤備えを身に着けた負傷者達が座り込んで居る。
彼等こそ徳川本陣深くまで切り込んだ真田幸村率いる真田隊の生き残りだ。
自身も傷を負いながら幸村は休まず他の隊員の手当てをしていた。
槍の先端は既に綻び、彼の腕も二槍を支え切れなくなっている。
「幸村様、やりましたね俺達…」
「ああ。徳川に目に物見せてやった。あの三河守の驚いた顔と言ったら無い」
顔面蒼白の家康は本多忠勝に守られ命からがら撤退した。
ここまで敵の心肝寒からしめた負け戦などあるまい。
圧倒的な兵力差がありながらも馬印を蹴倒した倒した彼等の心は昂ぶっていた。
「真田源二郎幸村殿とお見受け致す」
背後から声がした。
「拙者西尾仁左衛門宗次。御首、頂戴致す」
幸村は振り返りもせず手当てを続けながら静かに言った。
「某逃げも隠れもせぬ。が、暫し待て。この者の手当が先だ」
「幸村様…」
淡々と包帯を巻く幸村を見て西尾は刀を下げる。
「相分かった」
「忝い」
手当てを終えた幸村は最後の力を振り絞って二槍を掴んだ。
――きっとこの武士に自分は負ける。
悔いは無い。
子ども達を政宗の元に託した今、後顧の憂いも無い。
胸に有るのは六文銭の旗の元、数多の戦場を駆け抜けた矜持のみ。
瞼を閉じると巨大な戦斧を傍らに置いた大きな背中が見えた。
あの背中に追いつこうと、自分はいつもひた走り続けてきた。
一体どのくらい近付く事が出来ただろうか。
熱い拳で語り合い、抜山蓋世を体言した様なその出で立ちに若い自分は圧倒され、
仕える事の出来る仕合わせを人一倍噛み締めたものだ。
そして不幸にも、遂にその人を超える主君を幸村は見出せなかった。
(見ていて下され、お館様)
幸村は亡き師に呼び掛け息を整えると二槍を構える。
「西尾殿とやら、いざ参られよ。この真田源二郎幸村がお相手致す」


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