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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

鳥無き島 6

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静かに目を伏せているまつを見て、元親はふと別の女性を連想した。

元親がまだ四国を制する前、今よりもずっと気楽な身分だったころ、
のちに第六天魔王と自称する「尾張のうつけ」を見物に行ったことがあったのだ。
ただのうつけとは思えぬような何かを持っていた信長も、その傍らに控える女性らも印象的だった。
艶やかな華を持つのは信長の正室・美濃の姫。
そして、魔性としか形容できぬ美貌の少女は、浅井に嫁ぐ前の市姫――信長の妹だった。

年若い少女を遠目に見て、元親はぞっとした。
輿入れして女としての幸せを手に入れた濃姫とは対照的に、市は少しも幸せそうには見えなかった。
ただ、底のない暗い眼をした少女は異様な――退廃的で不健康な魅力を備えていた。
庇護欲を誘うようでいて、同時に果てのない深淵にまで引きずりこもうとしているような――良人に先立たれた未亡人のような。

男が悪いのだと元親は思った。
信長のように良くも悪くも傑出した人間を兄に持ってしまえば、ああ生きるしかないのかもしれないと。
今目の前にいるまつは、あのとき見た自らを恨み嘆く少女の悲しみを彷彿とさせる。

何とかしてやりたい、と声をかけようとはするが、元親とまつとに共通する話題は、利家と慶次のことだけだった。
そもそも、まつが利家を伴って土佐にやってきた理由が、
「利家と慶次においしいご飯を食べさせるため、カジキマグロを釣りたい」というものだったのだ。
傷口をえぐるしかできない自分は、しょせん死人には敵わない。

まつが、このまま市のような傾城の美しさを持つ女性に変化してゆくのは耐えられなかった。
人を惑わせるような美貌を誇る市よりも、匂い立つような艶を持つ濃姫よりも、
元親は、健康的で肝の据わった彼女が好みだった。
香ではなく、洗濯物か、そうでなければ炊き立ての米の匂いをさせている彼女が。

ガキは苦手だ。
怖がられて泣かれた記憶しかない。
年上がいい。
情が深くて芯が強く、少々柄の悪い野郎どもを可愛がってくれるような懐の広い女がいい。
それで料理上手の別嬪なら言うことなしだ。

――自分の心情をある程度冷静に分析できている元親ではあるものの、
良人を亡くしたばかりの女につけいる気など端からないところが、彼が彼であるゆえんでもある。
欲しいものは実力で奪うのが長曾我部軍の行動原理だが、そこには侵さざるべき見えぬ一線が存在している。


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