アットウィキロゴ
戦国BASARA/エロパロ保管庫
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

戦国BASARA/エロパロ保管庫

鳥無き島 9

最終更新:

bsr_e

- view
メンバー限定 登録/ログイン
水軍といえば毛利。兵器といえば長曾我部。

――しかし、この豊臣の戦艦ほど見事な船は、どちらの陣営も持ってはいまい。
豊臣の副将にして天才軍師と名高い竹中半兵衛は、誇るわけではなく客観的な事実として思う。

眼前には、瀬戸内の青き海。
煙るような不確かさで、遠くに島影が見え隠れする。
どこかの愚者は、鬼ヶ島と自称しているとか。

頬をなでる風は向かい風。
穏やかなふうを装っても、まじる火薬のにおいは消せやしない。
最新の兵器を開発しているという話が真実か、そうでなければ大筒をそろえたか。

「――どう見る、半兵衛」

傍らに立つ巨躯の男が、太い声で半兵衛に尋ねた。
敬愛すべき大将であり、友でもある豊臣秀吉だ。
半兵衛は意識して表情を緩めた。

「火薬のにおいが混じっている。はったりではなく、本当になにか仕掛けているようだね。秀吉、いくら君でも油断は禁物だよ」

日の本に名をとどろかす覇王は、笑う。

「我が前には無力よ。玩具に頼るような使い手など、我の敵ではない」
「そう言ってやるものではないよ。才能にもいろいろな種類がある。元親君は、間違いなく兵器開発の天才だ」

秀吉が半兵衛を興味深げに見下ろした。
かばっていると思われているのかもしれないが、そんなことはない。
半兵衛は他人を過小評価しないが、決して過大評価もしない。
最強の剣豪が天下を統一できるかといえば、そうではない。
同様に、兵器開発においての天才が、国を統べる器の秀吉に勝てるかといえば――言うまでもないことである。

海の戦では長曾我部に、陸の戦では豊臣に分がある。
兵器では長曾我部、兵の精強さでは豊臣。
しかしながら、それらの要因を押しのけるほどに、数は圧倒的に豊臣に分がある。
さらに秀吉がいて、半兵衛がいる。
どのような戦況になるのであれ、負けるはずなどない。


最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー