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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

続・矢車草7

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「おーい慶ちゃんいるかーっとと、お邪魔だったかな。」
「いや……。」
慶次の友人の隈八が遊びに来たようだった。
「何か用か?」
「いや、ちょっと暇つぶしにって……良く寝てんなあ。」
縁側に座る秀吉の膝にはぐっすりと寝息を立てながら眠る慶次の姿があった。

結局慶次は京にいることになった。
何とか建て直してはいるがやはり力のみを追い求めた代償か、それとも後を顧みなかった代償か不穏な者が身内に居るのは

事実だった。
慶次は強い。女で有りながら相対すれば三下に負けることなど無いだろう。だが―――

もし何かあった時の事を考える。
もし城内の誰かが食事に何かを入れたら。
もしこれから先、慶次に子を授かる事があったのなら。
それでも何事も無く安らかに過ごさせる事が出来るだろうか。
何処に居ても何事も無い事は難しい。
分っては居ても不安だった。
京は慶次の友人達が沢山居た。
共に城を落としに来た花街組みの仲間も、街の皆も。
ここに数日過ごせば分る。
慶次は恐らく自分で思う以上に愛されている。
少なくとも大阪よりは安全だと言えた。

「そっか、秀吉がその方が良いって言うんなら。」
慶次は何時ものようにへらりと笑って、あっさりと了解した。
その下に寂しさを隠していることなど簡単に読み取る事が出来た。
慶次は元来寂しがり屋なのだ。
昔からそうだった。明るく振舞い、大騒ぎする事で気を紛らわせている事は分りきっていた。
だからこそ目を離す事など出来なかったのだ。
何故そうなのかは分らない。
前田の家の事もあるのだろうとは思う。
離れてから知った。慶次が元々は前田を継ぐはずだったのだと。
詳しい事情は分らないのだから想像するより他無いのだが。

膝の上の頭を撫でてやる。
何も言わず身を寄せてくるのは、無防備だからでは無く、自分に気を許しているからだと秀吉は知っていた。

「慶ちゃんは嫁に行っても変わらんなあ。あんた久しぶりに来たのにこんなんでいいんかい?」
しゃがみこんで慶次の顔を眺めていた隈八が秀吉を見上げて言った。
そう言われて視線を下げる。
すうすうと寝息を立てて眠る慶次の顔を見て思わず口に笑みが浮かぶ。
「甘えているのだろう。」
寂しがらせているからな。と秀吉が言うと隈八は苦笑して立ち上がった。
「かー!あっついねえ。」
あっついあっついと大げさに手でパタパタと顔を仰いで二人に背を向けると、そのまま来た道を戻っていく。
「良いのか?」
「いーよー。馬に蹴られて死にたかないもん。」
隈八はそう言うとひょいひょい弾むような足取りで去っていった。

それから程なくして慶次が目を覚ました。
「ごめん。寝てた。」
「うむ。」
慶次はのろのろと起き上がり、秀吉の顔を見るとにいっと笑った。
両手を広げて秀吉の首にぎゅと抱きついた。
「秀吉。」
そう一言だけ呟いて慶次は動かなくなった。
「寝足りぬのか?」
そういって頭を撫で慶次の身体に手を添える。
「んーんー。足りないのは秀吉。あー今度帰る時一緒について行こうかなあ。」
自分の頬を秀吉の頭に摺り寄せるように慶次は腕の力を強めた。
「…慶次。」
ぐいと膝に座らせるように抱き寄せる。
「えへへ……冗談。」
顔を見合わせると慶次は失敗したというような顔で苦笑いした。


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