アットウィキロゴ
戦国BASARA/エロパロ保管庫
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

戦国BASARA/エロパロ保管庫

闇の蝶8

最終更新:

bsr_e

- view
メンバー限定 登録/ログイン
「おい、大丈夫か?」
額に汗を流して苦しげな表情で低く呻く元就の顔を覗きこみ、長曾我部は肩に手を掛けた。
「うあぁ、あああぁぁぁぁーっ!」
次の瞬間に元就の体は大きく跳ね、彼の手を引っかくように振り払った。
大声を上げて暴れる体を何とか押さえようとするが、触れようとすれば爪を立てて弾かれ、隙を見て噛み付かれそうになる。
普段であれば体格差を利用して難なく押さえ込める筈が、予想外の抵抗に長曾我部は攻めあぐねる。
力づくで大人しくさせるのは簡単だが、体力の落ちた元就にそれを強いるのは危険な状態である。
「離れよ……亡霊め」
低く獣のような唸り声を上げて歯を剥き出す。
これほどまでに感情を露わにしている元就を見るのは初めてだ。
殺気のこもった視線が痛く突き刺さる。
元就の琥珀の瞳には長曾我部の姿など映っていない。
ただ、白く儚げな顔に薄く笑みを浮かべる市の姿だけがあった。
――おのれ忌々しい。
正気を失った瞳に知性の色はない。
「元就!」
出来るだけ穏便に、と長曾我部は殴りかかってくる拳と蹴り上げてくる足を軽く押さえた。
「ぐぅ、貴様如きにっ!」
頭を振り乱し、低く唸り声を上げると、元就は長曾我部の首元へと食らいついた。
その痛みに彼は唇を噛み締めて何とか堪えると、そっと手を伸ばして元就の肩へと手を添える。
獰猛な獣を宥めるように、優しく頭を撫でてやる。
「苦しいか、元就?」
ぎりぎりと歯を立てると皮膚が破れて血が滲み、元就の口元を僅かに紅く染めた。
「……ち、か?」
噛み付いた口が離れた一瞬をつき、ほっそりとした肩を掴んで何とか引き離すと、長曾我部は喘ぐ唇を塞ぐように口付ける。
鉄錆めいた己の血の味にひどく興奮する。
ぴちゃり、と唇を紅く染めながら、逃げようとする元就の腰を捕まえて押し倒した。
悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げて暴れるが、体力を相当消耗したのだろう、当初に比べれば抵抗も弱くなってきた。
「や、嫌だ……元親、我を」
朦朧とする意識の中で元就は彼の名を、その手を求めてくる。
だが、現実と悪夢の境目で彷徨いながら、混乱しているのか、拳を突き上げて殴りかかってくる。
「俺はここだ、元就」
痩躯を抱きしめ、その耳元で何度も呼びかける。
すっかり乱れた胡桃色の髪を撫でながら、秀でた額へと唇を押し当て、愛おしげに繰り返し、ふと顔を覗きこむ。
「……も、と……ちか?」
ようやく光を取り戻した元就の琥珀の瞳がおずおずと彼を見上げる。
そして頬を赤らめて顔を逸らすと、しがみ付いていた己の手を離そうとした。
「待てよ」
指先を捕らえて引き寄せると、白い肌へと優しく触れ、今度はそっと掠めるように接吻を落とす。
「……あ、あぁ、これは夢ぞ」
秀麗な顔に困惑の色を浮かべ、元就は目の前の男の頬へと手を伸ばした。
細く痩せた指で触れながら、眦から一滴の涙が零れる。


最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー