もう季節はずれなんですが、ありがち子作りネタ
エロなしギャグ
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エロなしギャグ
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最近、寒さのせいか政宗が夜中にこっそり布団に入り込んでくる。
幼い頃は怖い夢をみたとべそべそ泣きながらくるので仕方なく添い寝をしていたが、
元服してからは男女が同じ褥で寝るのは好ましくないと諭して政宗もしぶしぶ聞き入れていた。
それが何故かまた忍び込んでくるようになった。
しかし隣で寝ているだけで別に何があるわけではない。
まだまだ子供で甘えたい気持ちがあるのかもしれないが、
さすがにもう一緒に寝ることはできない。
そう言うとブスーっとして、しまいには命令だと横暴なことをいう。
また畑によく来るようになった。
白菜をじっと見つめてはおかしーなーと首をかしげている。
何か探しものですかと聞くと、なんでもないと畑から出て行く。
突飛な行動は今にはじまったことではないが、
共寝のこともあるので何かあるのかもしれない。
幼い頃は怖い夢をみたとべそべそ泣きながらくるので仕方なく添い寝をしていたが、
元服してからは男女が同じ褥で寝るのは好ましくないと諭して政宗もしぶしぶ聞き入れていた。
それが何故かまた忍び込んでくるようになった。
しかし隣で寝ているだけで別に何があるわけではない。
まだまだ子供で甘えたい気持ちがあるのかもしれないが、
さすがにもう一緒に寝ることはできない。
そう言うとブスーっとして、しまいには命令だと横暴なことをいう。
また畑によく来るようになった。
白菜をじっと見つめてはおかしーなーと首をかしげている。
何か探しものですかと聞くと、なんでもないと畑から出て行く。
突飛な行動は今にはじまったことではないが、
共寝のこともあるので何かあるのかもしれない。
そして今夜もこっそり閨に忍び込んできた。
気配を消して静かに布団をまくり入り込んでくる。
主に対して間違いが起こそうという気はない。
しかし頻繁に男の部屋に通っていると周りに知られたらよくない噂が立つ。
「政宗様、戯れもほどほどになさいませ。」
起き上がり明かりをつけて布団の横に正座する。
小十郎のいつになく真剣な口調に政宗も起き上がり布団の上に座する。
「何か悩み事でもあるのですか?」
政宗は布団の上で顔を赤らめてもじもじしながら小十郎の方をチラチラとみる。
考えたくないが、最悪の答えが頭をよぎる。
守役として長く仕えてきて、政宗が一番心を開いているのは小十郎だ。
身近の男に特別な感情を抱くのは不自然なことではない。
しかし自分は家臣にすぎない。想いを受け止めることはできない。
「政宗様、小十郎には言えないことですか?」
人差し指同士をツンツンつき合わせつつ上目づかいで口を開く。
「男と女が同じ褥で寝たら子供ができるんだろ?」
「政宗様・・・。」
「だから小十郎と一緒に寝たら白菜畑に子供できてるんじゃないかって。それで・・・。」
眩暈がした。ある意味最悪の答えだ。
「・・・とりあえず今日はご自分の部屋がお休みください。」
気配を消して静かに布団をまくり入り込んでくる。
主に対して間違いが起こそうという気はない。
しかし頻繁に男の部屋に通っていると周りに知られたらよくない噂が立つ。
「政宗様、戯れもほどほどになさいませ。」
起き上がり明かりをつけて布団の横に正座する。
小十郎のいつになく真剣な口調に政宗も起き上がり布団の上に座する。
「何か悩み事でもあるのですか?」
政宗は布団の上で顔を赤らめてもじもじしながら小十郎の方をチラチラとみる。
考えたくないが、最悪の答えが頭をよぎる。
守役として長く仕えてきて、政宗が一番心を開いているのは小十郎だ。
身近の男に特別な感情を抱くのは不自然なことではない。
しかし自分は家臣にすぎない。想いを受け止めることはできない。
「政宗様、小十郎には言えないことですか?」
人差し指同士をツンツンつき合わせつつ上目づかいで口を開く。
「男と女が同じ褥で寝たら子供ができるんだろ?」
「政宗様・・・。」
「だから小十郎と一緒に寝たら白菜畑に子供できてるんじゃないかって。それで・・・。」
眩暈がした。ある意味最悪の答えだ。
「・・・とりあえず今日はご自分の部屋がお休みください。」
朝から女中が集まって政宗に指南しているようだ。
そういう歳になったのだと微笑ましくも少し寂しい気持ちになる。
畑仕事をしていると政宗が走ってきた。
「小十郎!俺間違ってた!畑に出来るんじゃなくてコウノトリが運んでくるって!」
何か間違ってる。
手ぬぐいで汗を拭きつつ空を仰ぐ。
太陽がまぶしいんだぜ・・・。
そういう歳になったのだと微笑ましくも少し寂しい気持ちになる。
畑仕事をしていると政宗が走ってきた。
「小十郎!俺間違ってた!畑に出来るんじゃなくてコウノトリが運んでくるって!」
何か間違ってる。
手ぬぐいで汗を拭きつつ空を仰ぐ。
太陽がまぶしいんだぜ・・・。
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白菜畑でつかまえて。
白菜畑でつかまえて。