アクション・フランセーズ(Action française)は、1898年のドレフュス事件を契機として成立したフランスの王党派・民族主義運動である。反ドレフュス派の知識人や活動家が結集し、既存の愛国団体から分離する形で組織化された。
思想的中心人物はシャルル・モーラスであり、彼の唱えた「統合的ナショナリズム」が理論的基盤となった。議会制民主主義や自由主義を否定し、国家の統一と秩序を回復する手段として王政復古を主張した点に特徴がある。その立場はしばしば「革命的君主主義」と形容される。
同運動は機関紙の発行や青年組織の活動を通じて影響力を拡大し、20世紀初頭のフランス右翼思想に大きな影響を与えた。一方で反共和主義・反議会主義的姿勢は政治的対立を激化させ、カトリック教会からの批判や一時的な禁止措置を受けるなど、波乱に富む展開をたどった。