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  • チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
  • Life Will Change(Final)

チェンジ・ロワイアル@ ウィキ

Life Will Change(Final)

最終更新:2023年02月06日 20:11

匿名ユーザー

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「ペルソナァッ!!!」

主の命を受け、アルセーヌがマハエイハを放つ。
負の感情をありったけ込めた呪怨属性の攻撃は、ウルトラマンの肉体も容赦なく蝕んだ。

「ウゼェっつってんだろうが!!」

不快な感覚を強引に振り切り、ギラギラと輝きを放つ光輪を投擲する。
勝てない癖にどうしてこうも懲りずに歯向かうのか、アーマージャックにはつくづく不思議でならない。
雑魚は雑魚らしく、大人しく殺されていれば良いだろうに。

「マガツイザナギ!!」

偶然にもサンダーブレスターのエネルギーと酷似した色のオーラを纏うペルソナが、豪快に長得物を振り回す。
マガツの名を持つペルソナと、闇すら利用する邪悪の力がぶつかり合う。
ゼットシウム光輪は掻き消されるも、激突の余波までは対処し切れずジョーカーに襲い来る。

「ぐぅうううう!!」

耐える。情けなく膝を付きそうになった己に喝を入れ、耐え凌ぐ。
また目の前で死者が出た。一体自分はどれだけ無力なんだろう。
後悔の言葉は幾らでも出て来る。だが今は、悔やみはしても諦めはしてはならない。

「ペルソナ!」

ラクンダを放ち少しでも敵の力を削ぐ。
自らへの怒りも拳に宿し、ただ真っ直ぐに殴りかかる。
嘲笑交じりの怒声と共に敵も拳を突き出した。
互いの拳が激突し、猛烈な痺れが腕を襲うも、隙は見せてたまるかと叫んだ。

「ペルソナァッ!!」

○○○


しんのすけはついさっきまでシロがいた場所で座り込み、
蓮とアーマージャックの戦闘をどこか他人事のように聞いていた。

大切な人の死を身近に感じた事はあった。
だけど家族の死は、これが始めてだ。
それも病気だとか天寿を全うしてではない、目の前で殺されるという余りに惨い最期。

大きすぎる悲しみとショックが、しんのすけを蝕む。
あれだけ仲間をおたすけしようとしていたのに、今や立ち上がる気力すら抜けていた。

もう何もしたくない、見たくない、聞きたくない。
いっそこのまま座っていれば、自分もその内シロと同じ場所に行けるんじゃないか。
しんのすけらしからぬ、自暴自棄な考えに支配される。



――『しんのすけ…強く……胸を張って……強く生きろ……君の勇気は……きっと……』

「――ッ!?」

逃げる事は許さないとでも言うように、彼の最期の言葉がリピートされる。

あの人は強く生きろと言った。
だけど自分は強くない。
ここに来てからずっと、助けられてばかりだ。

そもそも強いとは何だろう。
テレビに出てるヒーローみたいに、かっこよく悪者を倒すことか?
それも何だか違う気がする。

なら強いとは?

…きっとそれは、あの人みたいな、煉獄杏寿郎のような人の事だ。

困っている人をおたすけする。
それが本当にかっこよくて、「胸を張って強く生きる」ことだ。

どうしてそんな大事な事を忘れようとしたんだろう。
今何もしないのが、「胸を張って強く生きる」事なはずないのに。

――『今後ともよろしく』

自分に手を伸ばし、一緒に戦うと約束してくれた人。
その人が今ピンチになっている。

彼が困っているのなら、おたすけするのがヒーローの、

仲間の役目だ。


○○○


「うりゃああああああ!!」

アーマージャックの眼前に迫るモノ。
それは尻だ。ガッチリとした男の尻が自分の視界を塞ぐように迫っている。

「んなっ!?」
「ケツだけボンバーッ!!」

予想外にも程がある攻撃に、アーマージャックは凍り付く。
それが隙となり、顔面に男の硬い尻が押し付けられた。

「ぶぼぉ!?」

吐き気がするような生温かい感触に鳥肌が立つ。
引き離そうと藻掻くが、相手はグリグリと尻を更に押し付けて来て、余計に味わいたくない感触に襲われる。
気色悪い真似をしでかした男へ怒りと嫌悪感が湧き、ゼットシウム光輪で尻ごと斬り殺そうとエネルギーを集める。

「ドラァッ!!」

だがエネルギーを集めていた右腕に痛みが走り、ゼットシウム光輪は霧散する。
痛みは腕だけに留まらない。
肩や脇腹にも、鈍い痛みが連続して生まれる。
顔面に押し付けられている尻をどうにかどかして痛みの発生源を見れば、そこにはリーゼントの少年が立っていた。
傍らに立ち拳を放つのは、ハートの装飾が施された装甲の怪人。
忌々しい帽子の青年の仲間がこぞって邪魔をしている。それがただただウザったくて、二人を殴り殺さんと拳を握った。

『JOKER!MAXIMAM DRIVE!』

「ライダーパンチ!」

「うげぇっ!!」

握った拳を振るう機会は失われ、アーマージャックの胴体に拳が撃ち込まれた。
殴り飛ばされ地面を転がるアーマージャックを警戒しながら、ジョーカーは並び立つ二人を見た。

「お兄さん!オラも一緒に戦って、悪者をやっつけるゾ!」

しんのすけは力強く、頼もしい事を言ってくれる。
彼は今家族を失ったばかりだ。瞳はまだ赤く、頬には涙の痕が残っている。
それでもこうして共に戦ってくれると言った。

「私も…戦います…!しんのすけしゃんも、蓮しゃんもボロボロになって戦ってるのに、私だけ見てるだけなんてやっぱりできません!」

ミチルが抱くのは己への怒りと後悔。
エルドルは自分を逃がす為に危険な参加者との戦いに臨み、蓮としんのすけもまた、傷だらけで戦っている。
なのに自分は何をしていた?
傷はまだ痛む。だがそれが何だと言うのだ?
シロを止められず、負傷を理由に戦いを任せっきりにして後ろでコソコソしてるだけ。
そんな情けない様で、誰かを助けられるはずが無い。こんな情けない奴を、細川ヒトミは守りたかった訳がない。

「そうか…」

仲間達の言葉に、蓮の戦意も一段と強くなる。
敵は強い、自分達は皆傷だらけ。
なのにどうしてか、負ける気がまるでしない。

「し、しんのすけしゃん!は、早く下を履いてください!」
「お?いや〜ん、丸見え〜」

二人のやり取りを無視し、アーマージャックが立ち上がる。
相も変わらずこちらへの怒りを燃やしているのだろう、鳥肌が立つほどの殺気をぶつけてきた。
それを受けて尚も、蓮は仮面の下で笑う。
たとえどんな状況であろうと、不敵に笑ってこそ怪盗というものだ。

さあ、決着を付けよう

「ショウタイムだ!!」


「どいつもこいつも…ウゼェんだよゴミどもがあああああああああああ!!」

気に入らない。目に映る何もかもが気に入らない。
とんでもない力を手に入れて、それで好き放題暴れられるはずだった。
なのにこいつらは未だ自分に楯突いて来る。
ここまで不愉快な気分にさせられたのは初めてだ。

「うらあああああああああっ!!」

何度も見て来たアーマージャックのパンチ。
単純な攻撃だが、威力は折り紙付きだ。
己へ迫り来る暴力の化身を前にしても、しんのすけに恐れはない。
確かに敵は強い。
だけどその強さは、ただただ自分勝手に暴力を振るうだけの、「カッチカチ」なもの。
ならば恐れる道理はない。

「ひとつひとより和毛和布!」

ぷにぷに拳が奥義の一。
柔軟な動きにより攻撃を回避する、身体も心も軟かな者だけに可能な技。
攻撃が空振りとなった時、アーマージャックはつんのめる。

「ドラララララララッ!」

隙を見せた相手への攻撃は戦闘の基本。
クレイジー・ダイヤモンドのラッシュが、アーマージャックに叩き込まれる。
痛みに舌打ちしながら後退する相手を追いかけ、拳を放つ。
但し今度はアーマージャックではなく、彼の足元にだ。

「ケッ!どこ狙ってんだ?そのダセェ髪が邪魔で見えてねえのか?」
「違います!この場所だから良いんです!」

ミチルの言っている意味が分からない。
まさか本当にイカレてるのだろうか。あんな時代錯誤なヤンキーファッションをしてるくらいだ、可能性はある。
そんな嘲りは、背後からの衝撃で瞬く間に消えた。

「うげっ!?」

頭部に何かがぶつかった。
痛みは無いが、予期せぬ方向からの一撃にまたもや隙が生まれる。
当然見逃してくれる相手はいない。

「ペルソナ!」
「ドラァッ!」

マガツイザナギが長得物を振るい、クレイジー・ダイヤモンドが拳を放つ。
二方向からの同時攻撃に、潰れたカエルのような声を上げる羽目になった。

アーマージャックを背後から襲った物の正体は街灯だ。
激し過ぎる戦闘の余波によりへし折れた街灯が、元々立っていた場所に戻って来た。
クレイジー・ダイヤモンドの「修復能力」により、起きた現象である。

「調子に乗んなよゴミども!!」

ゼットシウム光輪を作り出し、大振りな動作で振るう。
蓮はまだしも、クレイジー・ダイヤモンドの射程距離内に届かせる為近付いていたミチルには避けられるかどうか怪しい。
まずは一人と標的の死を確信するアーマージャック。

「アルセーヌ!!」

だが仲間の危機をカバーするのは、怪盗団として戦い慣れたジョーカーにはお手の物。
即座の判断で夢見針を放つ。
シロを眠らせたスキルだが、アーマージャックには効果が薄い。
しかし僅かながらも眠気を誘う事には成功した。
唐突な睡魔にアーマージャックは困惑したように頭を振り、ミチルへの攻撃にストップが掛かる。

そこへ動くのは嵐を呼ぶ園児だ。

「ふんっ!!!」
「ぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!?!」

両手の太い二本指が、アーマージャックの肛門に突き刺さった。
しんのすけお得意の浣腸攻撃に、飛び上がって絶叫する。
指が引き抜かれると、アーマージャックは尻を抑えて悶絶する。
何故か自分の指を嗅いで哀愁漂う表情となるしんのすけ。

いつついつでも芋虫行脚。
シャクトリムシのように移動し、音を立てずに近付くぷにぷに拳の奥義の一つ。
これによりアーマージャックの背後を取ったのだった。

言葉に出来ない屈辱へ、喚きながらゼットシウム光輪を投擲しようとし、

「ドラララララララララララララァッ!!!」

投げる寸前でクレイジー・ダイヤモンドのラッシュを叩き込まれる。
またしても呻いて殴り飛ばされた。

(どうなってやがんだよ…!!)

何かがおかしいとアーマージャックは焦る。
幾ら三人掛かりとは言え、何故自分がこうも一方的にやられているのか。
今の自分は強くなっている。
なのにどうして、いいようにやられてばかりなのか。
疑問を感じながら顔を上げると、ジョーカーの赤い目と吊り上がった己の目が交差する。
ほぼ直感で気付いた。

「テメェ、何しやがった!?」

アーマージャックの推測は正しい。
蓮はこの戦闘でマガツイザナギのスキルを発動していた。
そのスキルの名はヒートライザ。味方一人の攻撃・防御・回避・命中というそれぞれの能力を強化する効果を持つ。
ヒートライザを自分含めて三人に使用し、基本ステータスを上昇させていたのだ。
流石に三回分のヒートライザにより、かなりのSPを消費したが。

尤もわざわざ答え合わせをしてやるつもりは一切無い。
公園での時と同じく、返答代わりにスラッシュを放った。

「クソウゼェんだよゴミどもがあああああああああああああああああっ!!!」

どこまでも自分をコケにする連中への怒りは頂点に達した。
もう時間を掛けて嬲り殺すのも止めだ。
一刻も早くこいつらを消し去らねば、ストレスで狂ってしまう。

アーマージャックの右手に光、左手に闇、異なるエネルギーが集まる。
吉良を殺したサンダーブレスターの必殺技、ゼットシウム光線を放つ気だ。
両手にチャージするエネルギー量は、ゼットシウム光輪の倍。

敵が放つ異様なプレッシャーに、ジョーカーとミチルは猛烈な危機感を覚えた。

「どうしましょう…!クレイジー・ダイヤモンドさんでも防げるかどうか…」
「いや、ここは俺が…」

「大丈夫だゾ、二人とも」

焦る二人を落ち着かせるように、しんのすけがずいと前に出る。
今の状況で自ら前に出ては駄目だとジョーカーが下がらせようとし、思わず驚いた。
しんのすけの顔には微塵も動揺は見受けられず、その瞳はしっかりとアーマージャックを捉えて離さない。
ミチルもまた、しんのすけの背中がやけに大きく見えた。
まだ5歳の幼稚園児が持つには、不釣り合いな存在感がある。

「二人は、オラがおまもりするゾ!」

言うや否や、しんのすけは構える。

「か」

それは、しんのすけのものじゃない記憶で見た光景。
記憶の中で、自分の体になっている人はいつも戦っていた。

「め」

シロが殺されるかもしれないと恐怖した時に見た、誰かが殺される光景。
あれが切っ掛けになったらしい。

「は」

仲間をおたすけしたい、おまもりしたい。
そう強く願うと、『彼』の記憶がしんのすけの頭へ断片的に映し出された。

「め」

しんのすけはその人の事を詳しく知っている訳では無い。
けれど、不思議と『彼』の記憶を受け入れられた。
勝手な思い込みかもしれないけれど、『彼』が自分に力を貸してくれるために、記憶を見せたのかもしれない。


何が本当かは分からないけど、今は仲間をおたすけしたい。
もう誰も、大切な人を死なせたくない。

だから


――だから、オラに力を貸して!悟空のおじさん!!

「波ーーーーーーーーっ!!!!!!」

両手を前方に突き出し、凝縮した気を放つ。
亀仙流の奥義と、サンダーブレスターの必殺技がぶつかり合う。
禍々しい赤と黒の混じった光に対抗するは、眩しい青色の光。
互いへ一直線に伸びた光は、丁度真ん中で拮抗し合う。
勝利するのはどちらか片方のみ。一方の光がもう一方を呑み込まんとせめぎ合う。

「んぎぎぎぎぎぎぎ…!!」
「クソがぁ……!!」

僅かにでも力を抜けば、即敗北に繋がる。
故にどちらも気を緩められない。歯を食い縛り、相手を押し返さんと踏ん張る。
負けられない。当然そのつもりだ。
だけど踏ん張れば踏ん張る度に、しんのすけの体に激痛が走る。
負傷と疲労、それに加えて完全に体が慣れ切っていない状態での技の使用。
これらの要素が、しんのすけを容赦なく蝕み敗北へ追いやろうとする。

「クレイジー・ダイヤモンドさん!」

だけど不意に、痛みが少しずつ和らいでいく。
しんのすけの背後から、スタンド能力を行使するのはミチルだ。
少しでもしんのすけの傷を治そうと、自分の疲労など知ったことかとばかりにクレイジー・ダイヤモンドの能力を発動する。

「ペルソナ!」

自分の体がまた少し軽くなったのを、しんのすけは感じた。
再度ヒートライザをしんのすけへと使用した蓮だ。
SPが根こそぎ持って行かれようと構わない、少しでも仲間の力になれば良い。

そうだ。
今までいろんな悪者と戦って来たけど、一人で勝てたんじゃない。
家族が、かすかべ防衛隊が、仲間がいたから勝てたんだ。
今も二人の仲間が傍に居る。

それだけで、負ける気がしない。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」

ゼットシウム光線が押し返される。
その事実が、己の目に映る光景が信じられなくて、アーマージャックから表情が抜け落ちていく。
ただ一言だけ、青い光が到達する寸前に、それだけを呟いた。

「クソが…」

気に入らない奴らを殺す、どこまでも自分勝手な感情で放たれた閃光は、仲間を守りたいと言う願いに敗北を喫した。


○


「よっ、生きてるか?」

目を開けると、見知った顔が至近距離にあった。

「……!!??!!」

自分でも何を言ってるのか分からない声を上げて、目を白黒させる。
そんな様子に呆れたのか、肩を竦めてそいつは笑った。

「人の顔を見てそんな反応とは、心外だねぇ」

こちらを見下ろしそう言って来たエボルトに、当たり前だろうと言い返したくなる。
精神は男、それは分かっている。だけど体は美人の女性。
その顔でああも近づかれたら、動揺するなと言うのは酷ではないか。
バクンバクンと心臓が跳ね、顔が熱くなってるのを嫌でも実感する。

「まっ、生きてるようで何よりだよ。俺が来た時には、もう全部片付いたみたいだしな」

片付いた。その言葉で思い出す。
しんのすけの攻撃はアーマージャックの光線に打ち勝った。
奴が閃光に消えたのを見届けて、安堵したように崩れ落ちたのだ。
自分だけでは無く、しんのすけとミチルも限界が来たのかドッサリと倒れ込んだ。

「二人は…?」
「安心しろ。どっちも死んじゃいねぇさ」

エボルトが見つめる先には、しんのすけとミチルが大の字になっていた。
二人とも胸が上下しており意識を失っただけのようだ。
仲間の無事に安堵した。折角勝ったのに死んでしまうような事にならなくて、本当に良かった。

「んん……」

身動ぎをして、しんのすけが目を覚ました。
緩慢な動作で辺りを見回し、自分と目が合った。

「お兄さん……?オラたち…勝ったの……?」
「ああ、しんのすけのおかげで勝てた。ミチルも無事だ」
「ほうほう……それは、良かったですな……」

自分も、しんのすけも、ミチルも生きている。
文句なしに良い事だ。
だけど、助けられなかった者もいる。

「シロ……」

ぽつりと呟かれた名前。
鬼にされたしんのすけの家族。シロは救えなかった。
しんのすけの事を思い出したのに、彼はいなくなってしまった。
ポロポロとしんのすけの目から涙が零れる。
けれど、泣くのを必死に我慢しているかのように、目を強く瞑った。

「しんのすけ、我慢する必要はない……」
「えっ…?」
「泣きたい時に泣くのは、悪い事なんかじゃない」

チラリ、とエボルトに視線を投げかける。
自分の言いたい事は察してくれたのか、やれやれとでも言うような動作で口を開いた。

「ま、空気の読めない奴が来たら追い払うくらいはしてやるよ」

そう言うと背を向けた。
エボルトなりに気を遣ってくれたのかもしれない。

「で、でも…」
「大切な人を失って、ちゃんと泣けるのも、強くて優しいヒーローなら当たり前だと思う」

強がる必要も、涙を堪える必要もない。
思いっきり泣いたって良い。

「あ……」

自分の言葉が引き金になったのだろう。
止まる事無く涙が溢れ出した。

「シロ……シロ……!シロ………!!」

我慢せずに、しんのすけは泣き出す。

暫くの間、家族を失った悲しみの声だけが聞こえていた。



【シロ@クレヨンしんちゃん(身体:犬飼ミチル@無能なナナ) 死亡】




【D-6 純喫茶ルブラン前/午前】

【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[身体]:孫悟空@ドラゴンボール
[状態]:体力消耗(超特大)、ダメージ(大)、貧血気味、右手に腫れ、左腕に噛み痕(止血済み)、決意、深い悲しみ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]
基本行動方針:悪者をやっつける。
1:シロ……
2:逃げずに戦う。
3:困っている人がいたらおたすけしたい。
[備考]
※殺し合いについてある程度理解しました。
※身体に慣れていないため力は普通の一般人ぐらいしか出せません、慣れれば技が出せるかもです(もし出せるとしたら威力は物を破壊できるぐらい、そして消耗が激しいです)
※自分が孫悟空の身体に慣れてきていることにまだ気づいていません。コンクリートを破壊できる程度には慣れました。痛みの反動も徐々に緩和しているようです。
※名簿を確認しました。
※気の解放により瞬間的に戦闘力を上昇させました。ですが消耗が激しいようです。
※悟空の記憶を見た影響で、かめはめ波を使用しました。

【雨宮蓮@ペルソナ5】
[身体]:左翔太郎@仮面ライダーW
[状態]:ダメージ(極大)、疲労(極大)、SP消費(特大)、体力消耗(大)、無力感と決意
[装備]:煙幕@ペルソナ5、T2ジョーカーメモリ+ロストドライバー@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品×2、スパイダーショック@仮面ライダーW、無限刃@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-、ランダム支給品0〜2(煉獄の分、刀剣類はなし)
[思考・状況]基本方針:主催を打倒し、この催しを終わらせる。
1:勝てたのか…。
2:まずは仲間を集めたい。
3:エボルトと行動。信用した訳ではないが、共闘を受け入れる。
4:しんのすけの力になってやりたい。
5:ミチルの言うエルドルという人を助けたいが…
6:体の持ち主に対して少し申し訳なさを感じている。元の体に戻れたら無茶をした事を謝りたい。
7:逃げた怪物(絵美里)やシロを鬼にした男(耀哉)を警戒。
8:新たなペルソナと仮面ライダー。この力で今度こそ巻き込まれた人を守りたい。
[備考]
※参戦時期については少なくとも心の怪盗団を結成し、既に何人か改心させた後です。フタバパレスまでは攻略済み。
※スキルカード@ペルソナ5を使用した事で、アルセーヌがラクンダを習得しました。
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。
※ルブランのコーヒーを淹れて飲んだためSPが少し回復しました。
※翔太郎の記憶から仮面ライダーダブル、仮面ライダージョーカーの知識を得ました。
※エボルトとのコープ発生により「道化師」のペルソナ「マガツイザナギ」を獲得しました。燃費は劣悪です。

【犬飼ミチル@無能なナナ】
[身体]:東方仗助@ジョジョの奇妙な冒険
[状態]:左背面爆傷、右肩に裂傷、疲労(極大)、深い悲しみ、無力感、気絶
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]基本方針:殺し合いはしたくない
0:……
1:誰か助けてくれる人を探して、エルドルしゃんの所に戻る
2:シロちゃんと私の体……
3:どうしてキョウヤさんが…
[備考]
※参戦時期は少なくともレンタロウに呼び出されるより前
※自身のヒーリング能力を失いましたが、クレイジーダイヤモンドは発動できます。
※クレイジー・ダイヤモンドが発動できることに気付きました。
※まだ名簿を確認していません
※クレイジー・ダイヤモンドによる傷の治療は普段よりも完治に時間が掛かり、本体に負担が発生するようです。

【エボルト@仮面ライダービルド】
[身体]:桑山千雪@―――――――――

――――――――

―――――

―

…………




















「貴方は…何をする気なんですか?」

『さぁな。自分で考えてみたらどうだ?』


→

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本編

  • OP
  • 投下順
 ・【0~50】
 ・【51~100】
 ・【101~150】
 ・【151~200】
  • 時系列順
 ・【第一回放送までのSS】
 ・【第二回放送までのSS】
 ・【第三回放送までのSS】
 ・【第四回放送までのSS】
  • 追跡表
  • 書き手紹介

登場話

  • 【登場話候補作】
  • 【登場話候補作】(採用)

番外編

  • 没SSまとめ

資料

  • ルール
  • 地図
  • 現在位置
 ・定期放送時の参加者現在地図(身体)
  • 参加者名簿
 ・参加者名簿(組み合わせ)
 ・参加者名簿(参加者向け)
 ・参加者名簿(ネタバレ)
  • 死亡者情報
 ・第一回放送までの死亡者
 ・第二回放送までの死亡者
 ・第三回放送までの死亡者
 ・第四回放送までの死亡者
  • 死亡者名鑑
  • 支給品情報
 ・支給品一覧
 ・支給品解説
 ・支給品経過
  • タイトル元ネタ
 ・タイトル元ネタ【0~50】
 ・タイトル元ネタ【51~100】
 ・タイトル元ネタ【101~150】
 ・タイトル元ネタ(候補作)


関連リンク

  • 俺ロワ・トキワ荘:http://jbbs.shitaraba.net/otaku/12648/
  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1615384066/
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1633849195/l30
  • 本スレ③:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1664632643/l30
  • 本スレ④:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1706338338/l30
  • したらば掲示板:https://jbbs.shitaraba.net/otaku/18420/
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