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ギ ュ オ ン ッ (誰もが次なるゲームに備えて粛々と備える中、"その時"がついに訪れた。エントランスの大きな映像クリスタル、そして「
カオスファンタズマ」のライブ配信が一斉に起動したのだった―――)
月村サトシ「(映像に、あのゲームマスターの姿が映し出される――――)―――『カオスファンタズマ』に参加しているプレイヤー諸君、そして楽しみにしてくれているオーディエンス諸君!長らくお待たせしました。次のゲームの準備が整った。これより…「カオスファンタズマ」の再開を宣言する! 」
ワ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ――――――― ! ! ! ! ! (この瞬間を待ち望んでいた全国のオーディエンスが、次々と声高らかに歓声を上げた)
フレイミス「――――― 来たか(この時を待っていたと、ずっと閉ざしていた瞳をかっと開いた) 」
月村サトシ「改めて、「カオスファンタズマ」の基本的なゲームルールを説明しよう。このゲームでは、VRMMORPGを題材とした、タワーオフェンス式バトルが主体のゲーム!プレイヤーはパーティを組み、「拠点クリスタル」を守る幻影体《ファンタズマン》を倒し、あるいは掻い潜り…拠点の制圧を狙い、その勝利をもぎ取るものである。そして、プレイヤー諸君は、リリース開始から今日に至るまで30層という長い戦いを繰り広げてきた。君たちの熱き戦いを、全国のオーディエンスはこれからも見守り続けるだろう…! 」
ヒロ「来たか…いよいよ… 」
月村サトシ「しかし…ゲームとは常に進化するものである。新たなステージ、新たな敵、新たな要素… すべてが一定して進行することはなく、次に進めば予想だにしない不測の出来事に直面するものだ。それがゲームの醍醐味。だからこそ「ゲーム」は面白い… 面白くなくてはならない!それは、この「カオスファンタズマ」であっても同じことだ。 」
ニル「……?(一体、何のことなんでしょうか……?)(息を呑みながら月村を映す映像を見上げている) 」
月村サトシ「よって、ここから先のステージは…今までになかった『 新たなイベント 』を実装する!!次なるゲームは、"第31層から第59層までの階層をひとつのエリアとし"、全プレイヤー・全パーティを巻き込んで行う大規模なイベントである!そのイベントの名は――――――― 」
月村サトシ「――――――― 『 逃 走 中 』 ――――――― 」
優木せつ菜「……!『逃走中』って…えっ、まさか、有名なあの……!?(衝撃の宣言に驚嘆) 」
ブラックホール「と……逃走中だと!?(ニルの横に腕を組んで佇み、そのアナウンスを聞いて驚く) 」
ヒロ「逃走中だと!? 」
月村サトシ「限られたエリアの中で『ハンター』から逃げた時間に応じて賞金を獲得できる、大規模なスケールで送るおにごっこ…―――― それが『 逃走中 』である!(映像に「逃走中」のタイトルロゴが大々的に映し出される) 」
ネモ「まって…なんか昔テレビで見たことあるそれ……!えっ…ま、マジ…?ほんとに、あの『逃走中』を……!? 」
デイダラ「ふ、ふ…――――ふざけるなァ!!なにが「おにごっこ」だテメェー!そんなもんで…オイラの芸術をどうやって披露すりゃあいいんってんだ!(キレるところが違う) 」
浮世英寿「……地球でも話題に上がっていた有名なゲームだな…だが、何故…?これでは今までとゲームの方向性がかなり変わって来るどころか、全くの別物になるんじゃ… 」
月村サトシ「突然の宣言に、動揺してしまうのも無理はないだろう。知る人ぞ知るこのゲームは、君たちが困惑しているように…この「カオスファンタズマ」本来のゲーム性と大きく乖離している。しかし、これは嘘ではない。君たちにはこの幻影の巨塔で、実際に『逃走中』と行ってもらう。無論、これはただの逃走劇ではない。"「カオスファンタズマ」の中で行われる「逃走中」"だ。よって、その仕様は今までの攻略戦に準じる点もある、ということだ。順を追って、ルール説明を行おう…―――――『
エリノラ 』 (案内人の少女の名を呼ぶ) 」
サソリ「落ち着け馬鹿……ああ、そうだな?お前の無駄に派手でやかましい作品なんか鬼ごっこの途中に披露すれば目立って仕方がないもんな? 」
エリノラ「―――― は~~~~~いっ♪(月村の合図によって映像が切り替わる) みんな久しぶりだね、「エリノラ」だよ…♪今からゲームマスターの月村さんと、私エリノラの二人で『逃走中』のルールを説明していくね~♪ 」
ニル「……!え、エリノラちゃん……!(元気そうに復帰した彼女を見て「あっ」と声を上げる。だが、あの笑顔の裏に30層で"初期化"された光景がちらつき、複雑な顔を浮かべていた―――) 」
ヒロ「あっ、エリノラちゃん…元気を取り戻したんだな…(エリノラを見て若干複雑無表情になる) 」
いかりや長介「アタシが一番見たかった奴じゃないの!!(逃走中)の言葉を聞き 」
エリノラ「次の階層から始まる新イベント『逃走中』は、月村さんの説明にもあったように、第31層~第59層をひとつの超広大なエリアとして統合し、その限られたエリア内で「ハンター」と呼ばれる鬼役から制限時間が切れるまで逃げ続けるゲームだよ!ハンターに掴まると「確保」となり、牢獄に送られてゲームを最後まで見守ることしかできなくなっちゃうから気を付けてね…!最後まで逃げ切ることができたら「逃走成功」として、この『逃走中』のゲームがクリアされるよ♪ 」
エリノラ「プレイヤーは、この逃走中のゲーム内では『逃走者』として扱われるの。"逃走者が一人でも逃げ切ることができれば、この逃走中に参加した全プレイヤーがゲームクリアとなる"よ!そうすれば、すべてのプレイヤーが第60層のボス戦への挑戦権が得られるの!でもね…ゲームの残り時間がゼロになる前に逃走者全員が確保された場合は「ゲームオーバー」となり、"コンテニューすることもできず全プレイヤーの戦績がリセットされちゃう"の…!だから、誰か一人でも逃げ切ることが大事になってくるってわけ!ちなみに、最後まで逃げ延びた逃走者には、別途"超高額なチャオス"が報酬として贈られるよ! 」
フレイミス「……なんてスケールのデケェおにごっこなこった…。だが、そうか……プレイヤー全員を巻き込んでのイベントと聞いて最初は耳を疑ったが…そのゲームに誰か一人でも最後まで逃げ切れねえと…俺たち全員が脱落になる…。ここまで積み上げてきたもんが、全部パァになるのか。意外と侮れないイベントになりそうだな… 」
草加雅人「プレイヤー全員の運命がかかった大規模イベント、ということか…これだけ大勢のプレイヤーがいながらも、"一人でも逃げ切ることができれば"と謳っているあたり…かなり高難易度のイベントなんだろう。 」
エリノラ「なお!逃走中ではゲームの途中で「自首」もできます!エリアの何処かに一か所だけ設置されている「公衆電話」から運営へ自首の申告を行えば、その時点の報酬のチャオスを獲得できるの!だけど、ここからは注意して聞いてほしいんだけど…自首が成立すると、"他の逃走者が全員確保された場合、自首した逃走者だけが次の層に進むことができる"んだ!でも…他の逃走者が逃走に成功し、ゲームがクリアされてしまうと…自首した逃走者だけがこの層に留まり、また「逃走中」を繰り返すことになるの…!「自首」をするかどうかは逃走者次第…状況を冷静に判断して、決断してね! 」
夜神ムーン「い、いきなりどういうことだ!!いきなり全プレイヤー参加イベントなんて……おかしいじゃないか!! 」
月村サトシ「続けて私が変わろう。プレイヤー諸君は「逃走者」として「ハンター」から逃げなければならない。本来の逃走中では、逃走者はハンターに危害を加えてはならないが基本的なルールであるが…――――今回は"例外"。逃走者は、"ハンターに対して戦闘行為を行ってもよい"。武器や能力、持ち前の戦闘スタイルを制限することなく、これまでの攻略通りいかんなく発揮してもよい。 」
ルイージ「 や っ た ぜ ( コ ロ ン ビ ア ) じゃあハンターに見つかってもフルボッコで返り討ちにしてやればいいじゃ―――― 」
月村サトシ「だが、忘れてくれるな――――こ の「逃走中」においては、"ハンターこそが絶対的な存在である"ことを!逃走者に攻撃されたハンターは一瞬の怯みこそは見せるが、"それだけ"だ。いかなる権能をもってしても、この逃走中において"ハンターを撃破することはできない"!たとえ現実世界では禁断とも、チートとも呼ばれるような力を発揮しても…ハンターはそれらの権能に対して瞬時に分析し、即時対応する"超人"である。侮って戦闘を持ち掛ければ、高確率で後悔することになるだろう。よって、これはゲームマスターの私からの助言になるが―――― "ハンターとの戦闘は推奨されない"。十分な警戒をするように。 」
ルイージ「(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?) 」
ブラックホール「なるほどな~っ……いくら腕に自信があっても「返り討ちにする」というより「足止めしてその間に逃げる」ことを考えた方が良さそうだ…… 」
お知らせ璃奈「このルールはここだけとなっています。よって番組参加者は本来ハンターに攻撃できない決まりとなっていますが、番組のルールではネットガンで動きを止められるのみとなっています。 」
月村サトシ「ハンターは、逃走者を見失うまで追跡し続ける。ハンターに触れられた逃走者は「確保」となり、失格として牢獄へ強制送還される。だが…逃走中のゲーム内で、様々な手段で入手できる「アイテム」を駆使することで、戦闘行為を行う以上のハンターへの阻止の恩恵を受けることができるのは、保証しよう。戦闘シークエンスに行こうしたハンターは軒並み外れた判断力、瞬発力で回避・防御を行うが…この「アイテム」による妨害への対策は、比較的寛容に設定されている。どのアイテムも1回だけの使い切り…入手も困難だ。手に入ることができれば、慎重に使うといいだろう。 」
月村サトシ「ゲームの途中から、ハンター以外の「邪魔者」が、逃走者諸君の逃走を妨害しに来ることも大いに予想される。時には、味方の逃走者を裏切らざるを得ない状況に追い込まれることもある…だが、この逃走劇に躊躇している余裕はない。1分1秒の僅かな時間の間にも、ハンターは逃走者を追い詰めてくる。そんな危機的状況が制限時間の最後まで続く。ここで、ゲームの運命を大きく左右する『ミッション』の説明に入ろう。…エリノラ。 」
エリノラ「はーいっ!『ミッション』とは!ゲーム中に逃走者に与えられる指令のことだよ!逃走中に参加する逃走者には、このゲームでのみ使える専用のスマートフォンと、獲得したアイテムを収納できるポーチが支給されます!スマホには、特定の時間に「運営」からミッションや追加ルールの通知が入ってくるの!「ミッション」をクリアすれば、逃走者にとって有利な状況が確保できるけれど…失敗しちゃうとその逆のことが起こって、逃走成功への道のりがかなり険しくなってくるんだ…! 」
エリノラ「ミッションには、1人でも達成可能なものから複数人による協力が必要なものまで、種類は様々…! また、専用のアイテムを使用する場合もあって…逃走中のエリアの何処かにいるスタッフやNPCからの支給や、エリア内に設置された宝箱などから手に入れる必要があるよ!そして…ミッションは、「ゲームを続ける上でクリアが必須なもの」を除いては、任意参加!だから、ミッションの為に身を張って行動することで体力の消耗やハンターに見つかるリスクもあるから…逃走者はミッションへの参加・不参加を自由に判断してもいいんだ。 」
エリノラ「だけどね…ミッションの内容によっては、重要な部分が隠されて通知されることもあって…実際にミッションの場所に行き、初めて詳細な説明を知ることもあるの。だからクリアするためには、体力・判断力・逃走者間の連携力やチームワークだけでなく、知識・ひらめき・運・タイミングなど様々な要素も要求されるんだ…! 」
メトロ「ミッション…その成功の可否で、ゲームの難易度がかなり変わってきそうだね……!(まじめにメモしながら聴いている) 」
村野さやか「……ミッションをクリアするために動けばハンターに見つかる危険も高まる… 挑むか挑まないかは、私たちの自由…ってことですね……! 」
月村サトシ「続けて、逃走中の舞台となる『エリア』について話をしよう。このゲームは、指定範囲内の「エリア」にて行われる。基本は屋外だが、入場可能な建物であればその扉を常に開放しているため、建物内へ逃げ込むことも可能だ。ゲームオブジェクトで構築してはいるが、一応は破壊は可能だ。だがそれは、ハンターも同じだ。どこかへ身を隠し制限時間をやりすごそうとしても、ハンターは時にオブジェクト破壊といった横暴な行動に出て逃走者の意表を突くこともある。つまり…『逃走中』に、"安全な場所など存在しない"。 」
徒町小鈴「さやか先輩!徒町頑張ります!ミッションチャレンジ!チェーストー!! 」
月村サトシ「エリアは、ミッションの結果により、拡大・縮小・新エリアの出現など、変動する場合もある。そのため、先程のエリノラの説明にもあったミッションの通知は常に確認しておくといいだろう。そしてエリアには、三つの『ゾーン』が存在する。 」
月村サトシ「ひとつは、『ハンターゾーン』。エリアの一角にある、ゲートで仕切り分けられている小規模ゾーンだ。壁などで仕切られた極めて狭い区域に、2体から3体のハンターが徘徊している。ハンターゾーンに居るハンターはゲートを通過せず、通常エリアにそのハンターゾーンに居るハンターが流出することはない。ここは主にミッションの達成を行う際に出入りすることになるだろう。 」
月村サトシ「二つ目は、『ボーナスゾーン』。エリア内の何処かに存在する秘密のゾーンだ。地図には載っていない幻のエリアであり、運よく見つけることができれば…先着順でゾーン内に設置された宝箱からアイテムや、『ショップ』で使えるハンターコインをゲットできる。 」
月村サトシ「ここで少し話がそれるが、今挙がった『ショップ』とは、エリア内に何か所か設置されている。「逃走中」のゲーム内でのみ使用できる「アイテム」を購入でき、購入には『ハンターコイン』が何枚か必要だ。ボーナスゾーンやミッション、あるいはNPCからの依頼を受注・達成することで得られる。アイテムは、ゲームにおいて脅威なハンターの動きを大いに阻止できる貴重なものだ。ぜひ、活用してほしい。 」
月村サトシ「さて、話を戻そう。最後の三つ目は…―――『デュエルゾーン』だ。これは、本来ハンターから逃走することがメインの「逃走中」において、戦闘を行うことができる唯一のゾーンだ。これはあらかじめ設けられているゾーンではなく、ミッションなどによって規定エリアの一部もしくは全域がこのデュエルゾーンに切り替わる(余談だが、この際、併せて逃走者の呼称は「プレイヤー」に切り替わる)。 」
月村サトシ「逃走中において絶対存在であるハンターでさえもデュエルゾーンには干渉できない設定であり、ゾーン内の戦闘中にハンターに確保される心配はない。デュエルゾーン発生条件には2パターンある、一つは、先程説明したショップで購入できる決闘用アイテム『Dエッグ』を使用した時だ。(ここで、卵のようなデザインをした小型デバイスを手に取って見せつける) 」
月村サトシ「『Dエッグ』は、その名のとおりの卵型のバトル用デバイスで、スイッチを押すと中央部より円形状のエネルギーフィールドが広がり「デュエルゾーン」が展開され、半径70m内にいるプレイヤーを丸ごと包み込む。プレイヤーは勝敗が決まるまでこのフィールドの外には出られず、完全決着するまではフィールドが解除されない仕組みとなっている。このDエッグによる決闘では、戦闘に勝てば相手プレイヤーから、所持しているアイテムやハンターコインを強奪でき、敗北した側は「確保」扱いとなる。 」
月村サトシ「このフィールド内にいる限りハンターに目撃されても確保されないが、エッグを悪用してハンターから免れようと企んでいる旨が発覚した際は、運営の判断で遠隔強制解除する。また乱用防止のために逃走者は決闘を申し込んだ側も申し込まれた側も含めて一度きりしか使用できない。注意しろ。 」
月村サトシ「そして…デュエルゾーンの発生条件の二つ目…それは、「ミッション」などにより、幻影体《ファンタズマン》や『
プランダラ』と戦うために解禁される!デュエルゾーン内でプレイヤーが戦闘不能…即ち敗北した場合、本来は脱落の扱いだが、あくまでも「逃走中」のゲーム内であるため、ハンターに掴まった時と同じ「確保」として扱われる。しかし逃走中では離脱クリスタルやエントランスで購入できる通常アイテムなどはゲーム開始時に没収されるため、これらは使用不可となる。よって、逃走中では「自首」以外にゲームを離脱する手段はない。 」
月村サトシ「……さて、今挙げた『プランダラ』についてだが、カオスファンタズマを日頃より楽しんでくれている諸君にとって、そして我々『運営』にとっても目障りな存在…イレギュラーだ。よって、『運営』の方針により…この逃走中に限らず、プランダラに所属するメンバー全員に対し、「懸賞金」をかけることが決まった!奴らを撃破し、捕らえることができれば…確保したメンバーに応じての懸賞金を、連行したプレイヤーに贈呈しよう。これは『逃走中』のゲームクリアの可否に関わらず、その時点でプランダラの確保達成が確認できれば報酬のチャオスを即時送金しよう。 」
フレイミス「…奴らもついにお尋ね者か…だが、奴が言っていた「対策」がこういうところで落とし込まれるとはな… 奴らも『運営』により旨いことダシにされたものだ… 」
ナッコー「うおおおおおおおおおおおおおおプランダラぶっ潰す!!!!!!!!! 」
肆々玖「随分と大胆にゲーム性を変えてきたな……しかし逃げ隠れすればいいとは、俺にとっては都合がいい。(クルクルとペンを指先で回す)……ところで逃走中、ひいては鬼ごっこって何だ?(えっ、知らないんですか) 」
浮世英寿「なるほど、考えたな…。それなら全プレイヤーが躍起になってあの連中へ躊躇なく挑むことになる。奴らにとっては災難なことになるだろうが、残当だな。(フン、と鼻で笑う) 」
アサギ「うっひょー!あん時はしてやられたっすけど、そういうことなら今度は惜しみなくぶっ潰してやりますよ!(ふんすふんすっ) 」
ブラックホール「知らねえのか?鬼ごっこってのは、地獄の鬼が罪人を追いかけ回し恐怖を刷り込む様を模した死亡遊戯で…… 」
ニル「ぴえっ……?!そ、そんなに怖いものだったんですか鬼ごっこって…!?(デフォ涙目) 」
肆々玖「成る程、幾つか誇張表現はあるが恐らく遠からずな内容……という所か。(悪魔超人ナイズされた表現を程々に翻訳しつつある)ONIという存在は地球のNIPPONや獄卒という概念でよく取り扱われる……のはよく本で見た。確かMOMOTAROに退治されたりヘソを取るんだろう?(こいつもこいつで知識偏ってんな) 」
月村サトシ「……以上が、このカオスファンタズマで行われる『逃走中』のルールである。誰かが一人でもハンターから逃げ切ることができれば、ゲームに参加した全員がその次の階層へと登ることができる。この『新イベント』に乗るか、反るか… 覚悟を決めた者は転移クリスタルへ!多くのプレイヤーの参加を心から待っている! 」
月村サトシ「 さァ、はじめよう ―――――――――― 新たなる「ゲーム」を! 」
―――――― 『 カオスファンタズマ Re: 』 ――――――
―――――― 『 睡醒篇 』 ――――――
―――――― " 開 幕 " ――――――
最終更新:2025年04月28日 23:50