カオスファンタズマ Re:睡醒篇 戦闘ログ⑧

.
― 第60層「牛魔」 ―


― バトルフィールド:結晶円盤 天候:無 ―


エリノラ「(ポータルから攻略組を先導しフィールドへと踏み込んだ)――― 新イベントもお終い!ここからは従来通りのボス戦…レイドバトルになるよ!気持ちを切り替えて張り切っていこうね…! 」


フレイミス「前回はいろいろとイレギュラーがあったからな。今回はちゃんとしたボス戦になるといいが…… 」

夜神ムーン「そうだな。果たしてどんな奴が…… 」


.>> 待てッ!!(その場に、参加者の中には居なかったはずの声が響く) <<


ガトウ「誰が来ようが構わねえさ。逃走中では下手こいちまったが、こと戦闘となれば俺に任せろ。タンクは俺の天命だからな…!(ガチャリと重兵装をフル装備した状態で先頭に立つ) 」

ベール「あんだぁ~~~~?なんだかんだと聞かれたら答えてあげるロケ〇ト団かぁ~~~~?(呼び止める声に振り返る) 」

特務准尉「…………(向こうから歩いて来るのは、人型とは離れた形状をした装甲スーツ。自らの背後に開いていた四次元ゲートを閉じると、彼らに語り掛ける)……ここは危険だ。今すぐこのゲームをやめて幻影の巨塔から出るんだ 」

浮世英寿(オーディエンス)「――――――!(戻されたエントランスにて、現れた特務准尉に真っ先に強い反応を示す)……アイツは…あの時の…… なぜボスフィールドに……? 」

ニル「……??え、と……危険…というのは……?(現れた謎の機械生命体に恐る恐る尋ねる) 」


ザワザワ……なんだ…?あれも演出か…? さあ…どうだろう…? あいつがボスなんじゃね? (エントランスにて、映像クリスタルに映された特務准尉の姿にオーディエンスの誰もが困惑していた―――)


月村サトシ「(あれは封鎖機構の……?)何故フィールドにいる?(モニターからそれを観戦する中、ゲームマスター用コンソールを開いて) 」

海馬瀬人「ウワハハハハハ!!笑止千万!どこの馬の骨ともわからぬ凡骨の指図など聞かんッ!この俺は誇り高き決闘者(デュエリスト)!!何人たりともこの俺を止めることなど許さんッ!!(ビシィと特務准尉へ指差す) 」

特務准尉「私は君達から見て未来から来た警察機構の者だ。このゲームはただのゲームじゃない。「願いが叶う」というのも……とにかく、オムニバスは危険だ。このエリアにも…… 」

フレイミス「……「未来」……?(それにはフレイミス自身も反応を示した)……アンタ…何モンなんだ…?ここの「運営」とどういう関係が―――― 」

特務准尉「む、貴様……(一瞬フレイミスに目を向けようとして、すぐに戻し)――――ここは危険だ。オムニバスの奴らは我々封鎖機構の兵器データも盗み出して―――― 」


―――― ドウォアッッッッッ(次の瞬間。空の向こうから大量の赤い光が弾ける。降り注ぐそれは、猛スピードで接近するミサイル。地面を薙ぎ払うように、それが炸裂する)


ガトウ「――――ッ!?伏せろッ!!(咄嗟的に堅牢な盾を突き出すように構え、背後にいた攻略メンバーを守るようにその衝撃の余波を防ぎきる)……なんだ…もう始まったのか…?いや……――――― 」

ニル「ひゃあぁ!?(爆撃の余波に耐え凌ぐ)……ぁ…ぅ………?びっくりした……っ……(立ち込める硝煙の中で静かに目を開ける) 」

フレイミス「…ッ……急になんだ……?(フィールドに広がる黒煙をうざったそうに振り払う) 」

特務准尉「ッ……!!(レーザーパイルでそれらミサイルを振り払い、急激に浮かび上がり)逃げろ!!奴らここの「ボス」にあんなものを投入ッ……!!(何か心当たりがあるように、そう言って) 」

海馬瀬人「……!!何かいるな……何者だ……?(黒煙の中に浮かぶ巨大な影を睨みつける) 」


――――ギ ュ ―――― オ ン――ッ(その次の瞬間、巨体が青い光を引きながら、彼らを分断するように奔り抜ける。巨体に見合わぬ圧倒的推力。蒼いパルスを軌道上に遺して、それは強引に急停止)




???「………………(「それ」が自ら動きを止めた瞬間、目が追い付いた彼らはようやくその全容を目撃する。異形であった。人型のコア・ユニットを中心に、異様なまでの背負いものと、そこから機体を囲うように伸びる帯のような輪。その周囲には、白いパルスのようなスパークがそれを覆うように絶えず走っている。) 」

ベール「……な、なんじゃあありゃあ……?デカすぎんだろ……!デカぶとフランクフルトの5000倍(べぇ)くらいあっぞ! 」

ガトウ「こいつぁ…見かけによらず素早い奴だな…ゼレオロスの超大型機械生命体にもここまで速ェモンは見たことがねえ…! 」

???「 ヴ ン… (巨大な武装プラットフォームに吊るされるように空に浮かぶ人型は、両腕部に装備された重火砲ユニットを構える。単一惑星規模の文明では到底解析すら不可能なほどの超技術の塊。それは静かに頭部の光を強めて、彼らを睥睨した) 」

フレイミス「……まるで空中要塞みてェな形だな… 30層のドデケェドラゴンとはまた違ったインパクトだ…(ガントレットを静かに掻き鳴らしながら低姿勢で身構える) 」

特務准尉「……特務機体だぞ……!!ゲームのボスキャラとして投入していいような性能じゃない!! 」


MAIN SYSTEM ―――――――― COMBAT MODE ACTIVE




――― Vs. 【☢ EVENT BOSS☢】 特務無人機体 「バルテウス」(A A P 0 7 : B A L T E U S ) ―――



―― 特務無人機体 バルテウスを撃破する


エドガー「ゲームだからこそ何でもありってな話なんだろうな。現実だろうが仮想だろうが無理難題押し付けられるのはいつものことだ、その都度処理してきてる(掌に拳を合わせ乾いた音を鳴らし、誰もが一仕事前にそうするように気合を入れる) 龍狩りの次は解体屋<ジャンカー>か、ガラクタ捨てるのも面倒な現代なようで 」

海馬瀬人「クハハハハハッ!!相手にとって不足なし!ならばその決闘(デュエル)、受けて立つッ!!(シュバッ!)(デュエルディスクスタンバイ。山札からカードを一枚ドローする)「X-ヘッド・キャノン」を召喚ッ!(キャノン砲を装備した機械モンスターを召喚する) 」

笠間「そもそも人間というか生物でもないのが出て来たんすけど!?しかもなんか……バリア!?バリア貼ってますよアレ!! 」

ニル「…っ……いきます…!(委縮していた姿勢から瞳をゆっくりと閉ざす―――)――――反逆(まわ)れ、『ダーインスレイヴ』。(黒い風に包まれた身体に張り付いた固有霊装の黒衣。右手に漆黒の剣を顕現させ、瞳を開けた時には毅然とした眼差しへと変貌する――――) 」

特務准尉「……て、敵機の性能を解説する。奴は特務無人機体「バルテウス」。我々封鎖機構が運用している無人機体だ。ダメージを与える為には展開しているパルスシールドを剥がす必要がある 」

ベール「……これがゲームで良かったと心底思うよ…。や、ゲームでもムリかも。おしっこチビりそう。(ははは…と苦笑を零しながらも魔女帽子を深くかぶり直す)――――― まーなんとかなる精神で挑んでやりますかね。"奇跡"の一つでも二つ起こしてやっからよ。(再び顔を挙げた時には、先程の負け腰な姿勢から一転。不敵な笑みに白い歯を覗かせた) 」

フレイミス「…(解説)助かるぜ。そいつを真っ先に聞けただけで一気に効率が上がるってもんだ。(特務准尉の言葉を耳にしながら頭上に浮かぶバルテウスを睨み上げる) 」

エドガー「取説は文字数多いと流行らねえぞ。マニュアルにあるのか、こういうことするとバリア壊れるからやめてくださいねっていう注意書き。(ガトウへアイコンタクトをやり、彼と共に前線へ並び立つ) 開発者側が匙投げたら腕尽くだ。思いつく限りの事はやるから、そん時は後衛に作戦の立案を任せる。いけるか、人間城壁 」

ブラックホール「あの図体であのスピードか……火力も凄そうだ。気を抜いたら一瞬で持ってかれちまいそうだな 」

笠間「そのバリ…じゃない、パルスシールド!!剝がすたってどうやって剥がすんすかアレ…!なんかバリバリ言ってるし……肉薄して「この距離ならバリアは貼れないな!」とか…? 」

特務准尉「同質のパルスをぶつけて中和するのが一番手っ取り早いのだが……お、お前達パルス兵器は…… 」

ガトウ「防衛なら任せろ。リアルだろうがゲームだろうが…打たれる時の為に鍛えてんだよ、俺は。( ガ チ ャ ン ッ ! )(顔面を鉄仮面で覆い戦闘態勢へ入る。その右腕に構えられたのは、多種多彩な武装を内蔵した堅牢鉄盾型ガジェット「鋼城《 ルーク 》」。鈍重な盾を軽々と持ち上げまずは防御態勢を維持する) 」

ベール「そんなもん…ねェぞ!誰かアイテムショップとかで買ってない?そもそも売ってない? 」

バルテウス「…………(攻略組の様子を見て、帯状のミサイルランチャーを引き出す。縦に二列。横に一列。ミサイルが二段に分けてばら撒かれ、紅い線のように襲い掛かる) 」

エドガー「中和は無理だな、突破してバリアの発生源を突く。再展開させないだけで大分殴りやすくはなるはずだ(駆動音を鳴らし右腕に蒼炎を装填。ベールに目線を切り) 雷属性のエンチャントはできるか。ガトウの腕部装甲に、持続時間は短くても  ゴンッッ  (振り返るなり攻略組に向かってくるミサイル群の一部を殴り飛ばす) 可能なら機動力を上げるエンチャントも同時付与できるとありがたい。一度、質量・速度・二重属性過負荷の密着で"過剰反射"を起こしバリアを不安定にできるか試してみたい 」

ガトウ「(来たか――――)―――― 鋼城《 ルーク 》 ッ゛!!( ズ ガ ァ ン ッ ―――― ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! !)(解き放たれたミサイル群を鉄仮面から見定めると共に盾を地盤にめり込ませる勢いで構え、後続に佇む攻略組に直撃しそうなミサイルを真っ向から受け止めにかかる)シュゥゥゥゥ……――――盾は受けた衝撃を地面に逃がして初めてその防御が成り立つもんだ。受けるときはどっしり構えろってもんだ。俺を「盾」に攻め時を見出せお前らァッ! 」

コンラード「 ┣"ッ  ┣"ッ  ┣"ッ  ┣"ッ  ┣"ッ  ┣"ッ  ┣"ッ  ┣"ッ  ┣"ッ  ┣"ッ (最前線で仁王立ち("※逃げ遅れただけ")し、何故か、(奇跡的に運良く)ミサイルが彼の側をすり抜けていく。そして―――――)――――――ピピピピピピ、ピーーーーーーーーー(彼に関するデータ、ステータスが【評価規格外】と何故か表示される。なんで?) 」

特務准尉「……中和が無理ならとにかく衝撃を与えて剥がせ!!一発の衝撃力が高い攻撃を継続的に与えられると良い!!パルスシールドの発生そのものを防ぐのは構造的に無理だ、それが出来るなら本体を完全に破壊する方が早い!!(そう言って浮き上がると、自らレーザーパイルを展開しバルテウスへ突っ込んでいく)君たちは無茶するなよ!! 」

笠間「パルス……そんな丁度良い物ない…っすよねぇ~……なんか訳知り風の年寄りのライバルが持ってたりすれば良かったんすけど…!!発生源は見えないっすけど、結局なんとかして貫くしかない訳で、やっぱ狙うなら一点突破…?結局接近戦かぁ、そっちに特化した面子ばっかり集まってますし、丁度いッ……!*1

ブラックホール「ならバリアの中に突っ込んで直接叩いてやるぜ!!(バルテウスに向かって走り寄り、独特なフォームのジャンプから肉薄しようとする) 」

ベール「あーん!?あたしゃバッファーよりもデバッファー寄りの魔法使いだよい!あと雷は嫌いだあ!?ちなみにあたしの魔法は錬金術には向いていないし、黄金なんていくらでも作れえからよお…力不足で情けねえよあたしゃよお……(※聞いてねえし) だがしかーーし!防御態勢を強固にすることならできる!“永く閉す星《 シャットアウト 》”!(魔法の箒「箒星」を掲げるとガトウの周囲に数枚の多角形型障壁を展開。彼のガジェットをさらに強固な"ベール"をかける) 」

フレイミス「一人で突っ込ませはしねえぜッ!(特務准尉に続くようにいガントレットのマフラー部から火を吹かし、ジェット噴射で加速を帯びて突撃していく)―――― ダァンッ!(急角度を付けて跳び上がり、バルテウスへと飛びかかっていく) 」




バルテウス「ギュン……(肉薄しようとしたブラックホール、接近してくる笠間に向けて急加速。パルスシールドは実体をもって突っ込んで来ようとした彼らを勢い良く弾き飛ばす。さらに散弾砲を弾き飛ばした彼らに追い打ちで放ちながら)ピーピーピー!!(突如彼らの視界に赤い警戒マークが映り、同時に警告音が鳴り響く。その次の瞬間、猛スピードでバルテウスよりグレネード砲が放たれた) 」

海馬瀬人「ミサイルを撃ち落とせ!(X-ヘッド・キャノンがこちらへと迫るミサイルの幾つかを迎撃する)そのままダイレクトアタックを仕掛けるッ!いけぇッ!(X-ヘッド・キャノンへ突撃指令を下し、バルテウスへと特攻を仕掛ける) 」

ガトウ「うおっ…?やるじゃねえか嬢ちゃん!サンキューな!(魔法により更なる強固を帯びた盾を掲げて更にバルテウスとの距離を詰めていく)―――― 一旦俺の後ろへ退けッ!!(突き出す様に構えた盾でグレネード砲の衝撃を受け止めにかかる。ベールの結界も合わさり、先程より安定した防御姿勢でこれを退ける) 」

バルテウス「ジジジジジッ(続いて突っ込んで来る特務准尉の一撃はパルスシールドの表面を削り、消耗させる。これが突破口のようだ。続いてフレイミスと海馬の放ったモンスターの攻撃が同じくパルスシールドを衝撃により乱す)BALATATATATATA!!(それらに反撃するようにマシンガンが火を噴く。超速の鉛玉が彼らを襲うと同時に、追い打ちをかけるようにショットガンが四連続で火を噴いた) 」

ニル「ッ…(防御姿勢を維持するガトウの背後で待ち構え、敵の攻撃の勢いが収まるタイミングを伺う)――――ッ!(グレネード砲がガトウに塞がれた瞬間、被弾によって生じた黒煙に紛れてバルテウスへと接近を仕掛ける)――――“幽罪《 ユウザイ 》”ッ!!(――― ズ ギ ャ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! )(漆黒色を帯びた剣身を強く振るい、バリアに向けて強力な斬撃波を放った) 」

特務准尉「ぐッ……!!(エクドロモイでバルテウスを仕留められるのか……?特務機体としての性能はバルテウスの方が……)考えるなッ!!(レーザーパルスを撃ち込み、パルスシールドを削る。確実に削れてはいるはずだ。そう考えて一旦距離を取り)ッ馬鹿!!「防御」は悪手だ!!!(「防御」という手段でバルテウスに対抗しようとする彼らに向けて、喉が裂けんばかりの声量で叫んだ) 」

エドガー「プロテクト……いや、寧ろその方が効く!いい仕事だ魔術師!(ガトウの背を叩いて"前進"を促しつつ駆け出し、パルデウスへ向かって駆け出す) 迎撃の負担は請け負う!今はアンタの鉄壁が"反撃"に必用だ! タイミングは合わせる、奴のバリアに力任せに盾をぶつけてくれッ! (ガトウの盾で一旦ミサイルをやり過ごし、勢いが弱まると同時に前へ。蹴りを繰り出し残りのミサイルの一部を蹴り落として) フレイミス、抜刀者の嬢ちゃん!タイミングを見計らって一点突破を頼む!!(パルデウスの間合いへ入り、銀の右腕へ蒼炎を装填。後続のガトウを待つ) 」

X-ヘッド・キャノン「―――ギュオッ!!(バルテウスの反撃を予期したモンスターが咄嗟的に空中で無防備な態勢を晒してしまったフレイミスを抱えるように救出し、そのままショットガンの砲撃を避けながら地上へと帰還する) 」

フレイミス「ッし…!微かだが手応えが――――!(反撃に放たれた重火器を前に無防備な姿勢を晒してしまうが、そこにX-ヘッド・キャノンに救出されて事なきを得る) すまねえ!(モンスター…それに指示を下す海馬に叫ぶ) 」


ガガガガガズォンズォンズガガガガ―――(マシンガンやショットガンがガトウの盾に弾かれていく。グレネードの一撃も防ぎ、要塞は進む……)


海馬瀬人「ふぅん…!足手纏いにだけはなるなよ?個人戦であれば貴様等凡骨がくたばろうと構いやしないが、レイドバトルと成れば貴様等はいわば利用価値のある駒だ!俺の邪魔だけはしてくれるなよ!?ドロー!モンスターカード!「Z-メタル・キャタピラー」を守備表示で召喚!(続けて二枚目、キャタピラの足を持つ機会モンスターを繰り出すと自身を守る盾として君臨させる) 」


――――――ピーピーピーピーピーピー!!!!!!!!!(その次の瞬間、もう一発放たれたグレネードの着弾をもって、耳をつんざくような警告が鳴った)


STAGGER 【ACS LOAD LIMIT】 STAGGER


コンラード「 ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ (腕を組み(※自分を守ろうとしている)、地響きが発生するほどの波動を飛ばす(※めっちゃ震えているだけ)。 それがフィールド全体へ及び……) ピピピピ ピー (辺り一面を覆い尽くすほどの標的が出現したとミサイルに何故か誤認させ、デコイの枠割を果たす) 」


ガ ァ ン!!(要塞が、崩れる。山がよろめくような衝撃だった。二度目のグレネードの直撃を持って、大楯は結界ごと跳ね飛ばされ、ガトウの防御力をもって構成されていた陣は崩れ落ちる)


ガトウ「――――!(バルテウスから発せられた警告音を聞きつけると危機感を察知。弾丸が如き勢いでエドガーを越えてさらに前衛へと躍り出るや否や防御姿勢を再度構築する)……崩壊した……!?(油断はせず、崩れる要塞の瓦礫の間隙から頭上から目を晒さない) 」

夜神ムーン「(こうなる気がしてた。あれには防御は意味ないな)(そう言って皆が戦う中、遮蔽に身を隠して様子をうかがっている)……パルスシールド……パルスガンがあれば 」

特務准尉「当たっていい攻撃と当たったらマズい攻撃がある(宙返りするように、線を引いてガトウの前に降りてくる)……さっきのグレネードは後者だ。あれの直撃を二発も食らえば、どんな体幹自慢も千鳥足《STAGGER》になってそのままお陀仏。ガン盾していると、死ぬぞ 」

笠間「(ものの見事にシールドと散弾法で吹き飛ばされるが、間一髪ガトウの防御が間に合い)……何回もカバーどうも……とはいえ、これ………マジかぁ、まともに貰ったら盾もそんなに持たないっって事っすね…! 」

ガトウ「……だろうな…ッ、さっきの嬢ちゃんの魔法がなきゃガジェットが粉砕寸前になるところだったぜ。(気が付けばベールが展開してくれた結晶魔法は既に役目を終えたかのように粉々に砕け散っていた) 」

月村サトシ「……良くないな。何故かは知らんが「有識者」がパーティに混ざっている。これでは「ゲーム体験」を損なう。そもそもプレイヤーではないのが余計問題だ 」

月村サトシ「バルテウス―――― 」

月村サトシ「―――― そいつを、 殺 せ 。  」

ベール「ないものねだりをしてもしょーがないでしょ!ないもんはない!諦めちゃいな~!(ガハハと味方を煽っている) ……だけどまあ、"あるものをないもの"にすることはできるよ。あたしの十八番なんだけどねぇ。ちょ~~~~っとだけ、時間稼げるぅ? 」

エドガー「チッ……悪い、先鋒としちゃ最悪の出来だ。(ガトウの腕を確認、本人がまず無傷であることを確認し一息つく) 質量と一点火力のゴリ押し、弾かせず突き抜ける計算だったが……まず接近させねえよなそりゃ。(防御貫通となると回避しか身を守る術はない。だったら――――) ダッ  (寸景からの右ストレート。空手による中距離、ボクシングの近接火力の合せ技でパルデウスのバリアへへ突っ込み拳を浴びせ) トッ (弾かれる前に拳を引き、ステップを踏んで再突貫。 "前回当てた部位と同じ場所へ"拳を叩き込み、一点集中しをバリアを消耗させようとする) 」

コンラード「 ――――――――   ハッ  (NT音。どす黒い渦、地表を覆い尽くす"気配"を察知し、正気を取り戻す) い、いかん……!! 伏せろ名も知らぬ軍人!!奴はゲームの範疇を超えて貴様を――――――!!(気づけば勝手に体が動いていた、ヘッドスライディングのつもりが身体は低空飛行し……)  ┣" ム  ッ (ダイアモンドジョズばりのタックルが発生、特務准尉を"ゲームスタート地点"へ押し戻そうとする) 」

バルテウス「 ! (バルテウスが、挙動を変える。パルスシールドで飛ぶ斬撃波を弾きながら、全武装を展開した状態でターン。急速に上空に陣取ると、たった一機の標的……特務准尉が駆る「エクドロモイ」のみに視線を送り)ギ  ュ ン(全ての武装を一点集中。本来のルーチンに存在しない単一の敵に向けての確実な殺意のみを込めたモーションが、急速にエクドロモイに接近しながら実行された) 」

フレイミス「―――――!!(大型起動兵器から感じた一縷の強い"殺意"を感じ取ったのか、距離の離れた特務呪医へと振り返る) 離れろォァッ!!! (大声を張り下げながら特務准尉へと駆け寄るが―――) 」

特務准尉「ッ、急にこっちを……!!(警告がしつこく鳴り響く。武装を展開しながら接近するバルテウスを前に回避と迎撃を行おうとするも)!? な、それでは貴方が!!(庇うようにコンラードに突き飛ばされ、ゲームスタート地点へと勢いよく吹っ飛んだ) 」

バルテウス「 ガ シャン……(まるでほかのプレイヤーが見えていないようだ。パルスシールドを持った体当たりでコンラードを弾き飛ばしながら、両腕部を向けて吹っ飛んだ特務准尉を狙――――) 」


――――STAGGER 【ACS LOAD LIMIT】 STAGGER


ガトウ「策があんのか嬢ちゃん。時間稼ぎなら得意分野だ。とはいえ、さっきの爆撃はもう食らえねえが…万が一の時は"気合"で一発は凌げるつもりだ。 」

バルテウス「―――――― ! ! !(瀬戸際であった。エドガーの一撃がそれに割り込むように叩き込まれる。バルテウスのパルスアーマーは消失。衝撃を受けて完全に姿勢を崩した状態で、無防備を晒す) 」

特務准尉「――――――パルスシールド消失!!!今だァッ!!!!! 」

コンラード「ぬわ―――――――――――――― キュ  イ  ン    (パルスシールドに振れた瞬間、間抜けな声を上げる暇もなくコンラードの姿は消えた。オーディエンスの目には、彼が特務順位をふっ飛ばしつつ、瞬間移動で華麗に回避を成し遂げたように映ったかもしれない)   い、いたいよ~~……(実際には、弱すぎるゆえに目にも止まらぬ速度でふっ飛ばされフィールド恥に叩きつけられただけだった) 」

海馬瀬人「フハハハ!この時を待っていたぞ!ドロー!「Y-ドラゴン・ヘッド」攻撃表示で召喚!そして…魔法(マジック)カード!「X・Y・Zコンバイン」!フィールドに揃った三体のモンスターを"合体"させるッ!ゆくぞッ!合体ッ!!「XYZ-ドラゴン・キャノン」ッ!!!(先んじて召喚した三体の機械モンスターが合体し、一体の大きな軌道壁へと進化を遂げた) 」

海馬瀬人「無限軌道と空中機動、更にキャノン砲まで手に入れた完全合体モンスターだ!高出力かつ自在な機動力を活かした攻撃を繰り広げることができるッ!発進しろッ!!そして敵を撃ち滅ぼせェッ!!!(XYZ-ドラゴン・キャノンが怒涛の進撃を開始。バルテウスへキャンをこれでもかと撃ち放っていく) 」

笠間「ああ成程、何か策があるならそれに乗るのが多分一番勝算がありそう、な……―――っ…!?…良く分からない挙動でしたけど、今がチャンスと見たっすよ……!!(バルテウスの異常な挙動、そしてエドガーの割り込みによる体勢の崩壊。考えるより先に、身体を動かす―――)どおらっしゃァァッ!!(その場から一気にバルテウスに跳躍。勢いのままに体勢を崩したバルテウス目掛け跳び蹴りを放つ) 」

ニル「ボフンッ――――(煙を割って出るように飛び出すと―――)――――“業慢《 ゴウマン 》”ッ!!(ギュルルルルァァッ―――ズッギャァァアアアンッ!!!)(宙空にて激しく縦回転。遠心力を付けた鋭い斬撃が空中で"発火"し、叩きつけるような重い一撃をバルテウスへ着地と同時に繰り出した) 」

エドガー「 ピシッ (義手の接続面に熱した針を突き刺したかのような痛みが走る。反動で神経回路に異常が来たのかだらりと右肩が下がるが) よぉ…………壁に隠れて好き放題やるのは楽しかったか?(それがどうしたと言わんばかりに、左腕を振りかぶり) ┣" ム  ン ッ (ジョルトブロウを叩き込まんと迫る) 」

ガトウ「でかしたぞッ!畳みかけろォァッ!!(だが、自身は動かない。あくまでタンクとして、万が一に備えての防御姿勢を常に維持し続ける) 」

ブラックホール「悪魔をなめるな!!(パルスシールドの消失を見て、今こそ総攻撃の好機。飛び膝蹴りをその顔面に向けて放つ) 」

ベール「気合でどうにかなるとか…どんだけ脳筋思想なんだよ…や、嫌いじゃないけどね、そういうのは…(隙を晒したバルテウスへと畳みかける一同。本来ならば攻め時であるこの瞬間、自身もまたガトウと共に後退を維持。巨漢のガトウを背に胡坐をかく姿勢で瞳を閉ざし、意識を集中させて次なる布石への為に魔力を練り上げる) 」

フレイミス「(特務准尉が殺意から逃れられたことに安堵しつつ、ラッシュに意識を集中させる)――――“エア・ドライヴッ!!(加速を帯びた飛び蹴りをそのままバルテウスへと炸裂させる) 」

バルテウス「 ! ! ! (斬撃、拳撃、蹴撃。堰き止められた水が溢れ出すように放たれた攻撃がバルテウスを襲う。完全に態勢を崩したバルテウスに対して、それら攻撃は「直撃」する)……………(スタッガーは長く続かない。態勢を立て直したそれは、肉薄するという選択肢を選んだ彼らを皮肉るように動き出す。笠間とフレイミスをマシンガンで殴りつけ、そのまま零距離で発砲。ニルとブラックホールにグレネードを構えて爆風で吹き飛ばすと、両腕でエドガーを殴り付け、そのままショットガンを放射)ズ オ オ オ ン!!(再び帯を展開し、全方位に向けてミサイルを発射する) 」

ガトウ「―――――態勢を整え直すッ!!そのまま(俺の)後ろへッ!!(ガチャゴンッ――――)(引き剥がされるように吹き飛ばされた面々を見据えると盾を突き出す。その内側から鋭い先端を持つパイルバンカーが顔を出し――)―――― ぬぉぉぉぁぁあああああああッ!!!!(―――― ズ ッ ガ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ン ッ ! ! ! ! )(眼下の地盤へ直撃させる。そうすることで激しく隆起した地盤が堅牢な居壁となってせり上がり、バルテウスのミサイル群から全員を庇った) 」

フレイミス&ニル『―――――!! / はいっ……!!(吹き飛ばされた二人がそのまま華麗に着地すると共にガトウの背後へと旋回避難する)』

エドガー「ッ!  ガンッッ (反射的にバックステップを踏み密着状態から白兵戦の間合いへ離しつつ左肘鉄を振るい、両腕による打撃を相殺と同時に間合いを離す) っとォ"ッ!!(ショットガンをハイキックで蹴り上げ→バク宙でパルデウスの間合いから離脱)  ガンッ (右肩に拳を叩き込み義手を再接続。ガトウの防護下に身を置き) 悪いな何度も!また防御貫通が来たら構わず避けてくれよ……ッ! 」

XYZ-ドラゴン・キャノン「ギュルンッ――――ゴォッ!!(起き上がるように再起したバルテウスから逃れるように、鋭い機動力で一旦距離を置くようにガトウの背後へと撤退する) 」

ブラックホール「がっ!!(グレネードの爆風をもろに受け、吹き飛ばされるが空中で回転。そのままガトウの背後へ着地し)パルスシールド再展開まではどれくらいだ!? 」

浮世英寿(オーディエンス)「……いい連携だ。即興で構成されたパーティとはいえ、ヒット&アウェイが上手く活きているな。だが……(面々の戦いぶりに感心する一方で、個人的に気がかりであろう特務准尉に静かな視線を向ける) 」

特務准尉「……ぐ、うう……(さっきの、動きは……不自然だ……バルテウスが、交戦中の敵のうち一人のみを集中的に狙うなど……しかも、周りが見えていないようだった……)(傷は深い。頭部があると思われる場所を抑えて、蹲る) 」

笠間「ぐえっ…!!(態勢を立て直してくるとは思ってたけど、思った以上に速ッ―――――!)(防御態勢を取るのがなんとか間に合ったものの、圧倒的な質量と出力には抗えず、見事に吹っ飛ぶ形となり)……っ…!器用っすね…!!(強引に身を捩り、そのまま転がりながらマシンガンの掃射を避けて距離を取り)……掠っただけで血まみれなんすけど、容赦ねぇー…… 」

ガトウ「好機ってのは一瞬で終わるもんだ。だからこそソイツを見出した後は要警戒しなきゃならねえ。戦場で思い知った教訓だ。(パイルバンカーの先端を内部へ収納させる) 敵の行動パターンは粗方理解した。こっちにもまだ"秘策"がある…臆さず行くぞッ! 」

バルテウス「…………(パルスシールドは、消失したままだ。まるでUFOのように、急加速と急停止を繰り返す。彼らの周囲を様子をうかがうように飛び交うと)…………(中距離まで距離を詰め、マシンガンとショットガンをばら撒きながらグレネードを放射する) 」

ガトウ「"防ぐ"がダメってんなら――――(縦を後方へと振り抜き―――)――――― "貫く"こともできんだよッ!! ( ガ チ ャ ァ ン ッ ―――― ! ! ! ! )(殴るような動作で盾を突き出すと同時に、内側にあるトリガーを引き抜くことで内蔵された火薬の一部が一斉に弾け、爆ぜる。その衝撃によって隠されていたパイルバンカーの先端が顔を出し―――) 」

ガトウ「――――― “ 穿 凱 《 ウガイ 》” ッ ! ! ! ! (   ズ   ド   ォ゛   ァ゛   ッ゛   !   !   !   !   )(放たれた突貫は大気を穿ち、重火器による砲撃やグレネードさえも等しく"消し飛ばし"、その鋭い余波がまっすぐにバルテウスへと炸裂する) 」

レヴィ(オーディエンス)「うおえぁっ!?出た…ッ、ガトウ団長の必殺…っ!!全力で放てば山々をも吹き飛ばし、海さえも翻させる、あの……っ!! 」

アサギ(オーディエンス)「山を消し飛ばすとか…人間やめてますね大先輩……(口元を引きつらせながら観戦している) 」

片桐(オーディエンス)「いや…………(酒気の残る瓶をケースに仕舞い顔を上げ) 人間だけだからだ。ここに、バカデケェ炎ォ宿してる……化け物だからなァ……(そう言い、自身の側頭部を指で突く) 」

ベール「――――――(ガトウの放つ強大な一撃に空間が振動する中、魔法使いの少女は無我の境地に至るように今もなお静かに魔力を練り上げている) 」

バルテウス「! ! !(余波がバルテウスの端を擦り、巨大な衝撃を受けて警告音を鳴らしながら怯む。態勢を立て直しながらも連想ミサイルを発射、火力を途切れさせず)…………(再度、無数のパルスを帯びる。機械は動じない。冷静に、ただ合理的に再びパルスアーマーを展開しようとしていた) 」

ニル「……すごい…っ……あっ…!?(ガトウの一撃に驚嘆しながらも、バルテウスが再びシールドパルスを展開しようとする行動に目を見張る) 」

ストルット(オーディエンス)「すげぇッ!!流石は隊長!!パワーで全部解決しちまうぜ!!(チーズたっぷりのピザを食べながらウキウキで観戦している) 」

ブラックホール「また展開されたら面倒だ!!(それを見てすぐさま飛び上がり)その前になるべくダメージを……!!(重力を乗せた飛び蹴りをバルテウスに放とうとする) 」

ベール「――――――……っしゃ。(ここでようやく瞳を開ける) オッケー、待たせた。不完全だけどこれ以上自分に負担かけんのは御免だからこの辺で。任せろや。(ガトウの頭上を飛び越えるように、今度は彼の前に佇む。静かに右手を…"黒く染まったその右手"を、シールドパルスを展開しようとするバルテウスへと突き出す) 」

ベール「――――― “ 黒 く 歪 む 星 《 ブ ラ ッ ク ア ウ ト 》 ” ――――― 」


ギ ュ゛ ボ ォ゛ ―――――――― ァ゛ ッ゛ (バルテウスの巨体を覆い包み込むほどのシールドパルス。それが展開されようとした瞬間、その表面を「黒」が染め上げる。「黒」は瞬く間に円盤状に広がる障壁を喰らい尽くす様に染め上げ…―――――「無」と化した)


ブラックホール「ん???? 」

ベール「言ったでしょ?"あるもんをないもん"にできるって。(べー、と舌を出しながら)チートレベルの禁術だからね。もうこれ以上はやめてくれよ。うぎゃああああああああああああああたしの右手がああああああああああああああああああああ!いってええええええええええええええええええええええちきしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんぶううううううううううううううううううううううううううううううううううう!(わざとらしくその辺に転倒する) 」

笠間「すっげぇ~~………あっ、まだ生きてる!?よっし、もうひと踏ん張……り……(流れ続ける血を拭い、再び蹴りを入れようと身構えた直後――――明らかに異様なベールの気配に気付き、その場で静止して振り返り――――)………ははっ……えげつなっ……(再びバルテウスに視線を戻し、その魔術の凄まじさに顔を引きつらせ) 」

バルテウス「――――――――――――――――(沈黙である。「黒」がそれを覆い隠し、呑み込んで閉じる。) 」

バ■テ■ス「――――――――――――――――(そこには「無」が「有」った。世界そのものを塗りつぶすような黒い力。) 」

■■■■■「――――――――――――――――(星が歪むように。黒いインクが世界という紙に垂らされて、そこにもはや意味のあるものは残っていない。「八番目」は確かに、その帯を呑み込んだ――――――――――――――――) 」

フレイミス「………マジで…やったのか……?(黒一色に染まるバルテウスを見据えて唖然とする) 」

ブラックホール「      (巻き込まれて上半身だけで転がっている) 」

夜神ムーン「……なんだ、もう終わったのか? 」

ニル「きゃあああぁぁ!?ぶ、ぶぶぶ、ブラックホールさん!?!?!?(巻き添えを喰らってしまったブラックホールに慌てて駆け寄りあたふたしだす) 」

ブラックホール「大丈夫だ 超人はこの程度では死なない(👍グッ) 」

ガトウ「……魔法ってのはすげェなぁ……ともかく、よくやった…! 」

ニル「 ぴ ゃ あ ぁ ? ! (蘇生(?)にビビって更に涙目になる) 」

海馬瀬人「なんだ…もうターンエンドどころかデュエル終了か…!?俺の手札はまだ残っているぞ!!ハァハハハハハ!!!切り札を出すまでもなかったようだな!! 」

特務准尉「……………………だ…… 」

フレイミス「………?(声を震わせる特務准尉の異変に気づいて振り返る) 」

うちはミハリ(オーディエンス)「ほいほいほいほい〜,逃走失敗したのはPPPが足りないからや!50切り目指していこう!(戦闘の一方で逃走失敗した人を集めてPPPをやらせている) 」

笠間「凄いは凄いけどヤバいが感覚的に勝っちゃうっすね今の……あ、あれ?なんか変な感じ……今ので終わったっすよね…? 」

ペニーワイズ(オーディエンス)「あ,ムーンがフラグ立てた 」

アーニャ(オーディエンス)「(キモすぎぃー!)(地獄のPPP50本切りをさせられる) 」

特務准尉「……駄目、だ……!! 」


8


ニル「ふぇ……?(ブラックホールを起こそうとしたところで特務准尉の言葉にこちらも振り返る) 」




夜神ムーン「待て、何かがおかし…… 」


9


――――「八番目」の魔力が、「九つ目」の例外に食い破られる。


ズ オ オ ォ オ オ ン ッ  (黒い虚無が、内側から吹き払われる。それはパルスの波動。パルスを炸裂させて爆発力に変える、攻めのパルスアーマー。攻性防御機構、「アサルトアーマー」。)


ガトウ「ッ――――!?(突然の異変。それに咄嗟に身構えるように盾を突き出す)まだ終わっちゃいねェ…! 」




バルテウス「(火炎放射である。振り回すように、踊るように火炎放射を振り回しながら、黒い桜吹雪の中ゆっくりと浮き上がる)―――― ヴ ン (使用していなかった武装と攻撃パターンを解禁し……世の法則すら歪めた目の前の障害達を、「例外」……いや、その一歩手前の存在と認識して、全武装による殲滅を開始する) 」

ガトウ「 ッ ―――― 消化煙幕起動ッ!!( プ シ ュ ァ ァ ァ ア ア ア … ッ … !)(咄嗟的判断で立ての裏側にあるレバーを引き抜くことで武装間隙から白煙が噴射され、初期微動の熱波を抑えつつ火炎放射本体を盾で受け止めにかかる)…ッ……!俺のガジェット…「鋼城《 ルーク 》」は耐震・断熱共にその機能が備わっている…がッ、こいつァまともに受け続けていりゃあオーバーヒートを起こして内部崩壊を起こしかねんッ! 」

ベール「(うそだろぉ~?)(崩れ落ちる黒い残滓の中を進撃するバルテウスに驚愕を露わにする)……っ… 不完全と灰、得これがゲームじゃなきゃ確実に今ので持って行けたんだけどね……! つーかあっちいいいいいいいいい!!直撃していないとはいえあっづぇぇぇええええ!! 」

フレイミス「ぐぉ…ッ……!?明らかに戦闘パターンが変わった…ッ… さっきとは違う「攻め」の態勢だ…ッ…!(ガトウの防御態勢の後方にてバルテウスの行動を見据える) 」

ニル「炎であれば…少しですが私にも耐性があります…!援護します…っ!(ガトウの傍に駆け寄ると漆黒剣を地に突き立てる)――――はぁッ!( ボ オ オ ォ ォ ァ ァ ア ア ア ア ッ ! ! )(迫る焔を呑み込む小規模の黒炎を攻略組の周囲の身に展開し、火炎放射に対する応急処置を行う) 」

海馬瀬人「ふぅん…!まだしぶとく生きていたか…!だがッ!進撃せよ、XYZ-ドラゴン・キャノンッ!今度こそ奴を粉砕しろッ!!! 」

XYZ-ドラゴン・キャノン「―――― ギ ュ オ ッ ! ! (合体モンスターが火炎放射による熱波に真っ向から立ち向かうように進撃。その装甲を焼かれながらも確実に距離を詰めつつ、バルテウスへキャノン砲による応戦をしかける) 」

笠間「うわっつっ………!!(咄嗟に身を屈めて被弾面積を減らし、加えてニルの黒炎を盾にしてなんとか難を逃れるが……)これ接近戦はさっき以上に危ない奴じゃないすか!?炎は私も出せますけど、あの出力相手じゃ小火みたいなもんっすよ…! 」

ヒロ「(バルデウスのミサイルにやられてる) 」

エドガー「おい誰か「やったか!?」って言ったか!?やめとけってカルピスサワーみたいなことになるからッ!!(ガトウのガジェットの許容限界、ニルが防御特化でない点を鑑み前に出) キュ オ   シュ ボ  ゥッ  (大ぶりのブロウを振るい扇状に蒼炎を拡散、火炎放射を相殺する) 攻めに出たなら返ってわかりやすい。先に叩き潰しに行くッ!(スライディングを踏み火炎放射を発する熱源の根本、"間合いの内側まで潜り込み、立ち上がりからのハイキックを浴びせ"一瞬だけ"火炎放射器の軌道を上へ捻じ曲げ) オ"ラ"ッッ……!!(最大限予備動作を短縮したジョルトブロウを頭部の視覚パーツへ。深くねじ込まず) 」

エドガー「(深くねじ込まずスウェイで身を引き)  ガ ┣" ンッッ  (冗談から振り下ろすブロウ→これもねじ込まず身を引き、回避行動と貯め動作を同時に行い、大技の連打をジャブのように放つ。 同じポジションには留まらずサイドステップを踏み、視界を潰し、攻め・陽動を同時に行おうとする) 」

ベール「 閃いた! ( ひ ら め く な )(くたばってるヒロの首根っこを掴んで持ち上げる) ヒールドゲットだZE☆ (ヒロ(死骸)を盾のように突き出し熱波から免れる) 」

バルテウス「…………(手始めに近くに転がっているブラックホールを火炎放射で焼き、そのまま体当たりで放るように跳ね飛ばす。続いてXYZ-ドラゴン・キャノンの放った砲撃の爆風がその全容を覆い隠し……) 」

バルテウス「…………(無傷。再展開したパルスシールドでそれを受け切ったバルテウスがゆっくりとその爆風の中より浮上。外周の火炎放射器を剣のように振るいエドガーと打ち合い) ズ オ(猛推力でパルスシールドを押し付けるように体当たり。横から斜めに抉り込むように叩きつけて、地面に引きずるように叩きつけながら)BALATATATATATATA!!!(後衛に向けてマシンガンとショットガンを連射。さらに一発、グレネードを織り交ぜる) 」

サムス「ブォンッ(味方に猛攻を仕掛けるバルテウスの背後、今の今までファントムクロークで周囲に溶け込み潜伏していたのを―――解除する)そこの警察機構の者……だったか。貴殿が言うにあの防壁は電磁パルス防壁、即ち"高周波エネルギー"だな?今、効果的な攻撃手段の解析が完了した。(アームキャノンを構え、その砲塔を向け―――ウェイブビーム、防壁と同じ高周波に調節されたエネルギービームを連射する!) 」

フレイミス「―――― させるかよッ!(後衛へと差し向けられた遠距離攻撃を見据えると同時に空中へと飛び出す) 「開拓」型ッ゛!! ェ゛ア゛ッ゛!!! (両腕をブレード形態に変形させ宙にて縦横無尽に剣舞を振るい銃弾を斬り払い、グレネード弾に対してはその先端部を蹴り上げることで軌道を変え、遥か上空にて爆散させた) 」

バルテウス「…………!!(同質のパルスが衝突する。お互いの波長がお互いを乱し、中和して相殺されていく。そうなれば、先に限界を迎えるのは……) 」


STAGGER 【ACS LOAD LIMIT】 STAGGER


バルテウス「!!(壁として形成している、パルスアーマーの方だ。フレイミスとサムスに反撃のグレネードとショットガンを連射しながらも、大きく態勢が崩れる。「直撃」のチャンスだ。) 」

ヒロ「あっぢいいいいいいいいい!!!(熱さで蘇生する) 」

サムス「その好機―――逃さん ガシャンッ!!(アームキャノンの内部が高速変形、ビームを切り替え)バシュウッ! グ―――グググオンッ!!!(バルテウスに向けグラップリングビームを射出、その機体を雁字搦めにしてから味方の側へと思い切り牽引する!) 」

ベール「ヒロ、チャンスよー!(※黄色い声)ちぇりおー!!!(※甲高い声)(火達磨になったヒロを頭上へと思いきり蹴り上げる。その炎が蹴り上げた右脚に引火するが、自身が練り上げた魔力によって灰色の焔に変色する)とぉ!!(※野太い声)(特撮ヒーローを彷彿とさせるポーズをとって天高く飛び出す) 灰に燃る星《 グレイアウト 》"ダイナミック・ヒーロー・アカデミア ver."!!! はいいいいいいいいぃぃぃぃーーーーッ!!!!!(※金切り声)(灰色に燃え盛る右脚で火達磨のヒロを蹴り飛ばす。宛ら大紅蓮と化したヒロはそのまま急カーブを描きながらもバルテウスへと装甲を貫通させん勢いで剛速球で飛び出していく) 」

ニル「行きますッ―――――(陽炎のように揺れる残像が空間を疾り抜け、バルテウスの懐へと瞬時に潜り込む) “深炎《 シンエン 》”ッ!! (ザグザグザグザグザグゥァッ!!!)(その地点で剣を突き刺すと共に地中から闇色に燃え上がる鋭い火柱が次々と突出。黒く燃え盛る剣山がバルテウスを真下から絶え間なく貫きかかっていく) 」

ガトウ「よくやったそこの奴!!いくぞァッ!!(サムスが手繰り寄せたバルテウスがこちらへと引き寄せられるタイミングをまさに"好機"と捉え、ついにその巨漢が身を投げ出しはじめる)ぅぅぅぅぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお…ッ―――――――――  "頭 鎧 ( ズガイ )" ッ ! ! !  ( ド ッ ―――  グ  ゥ  オ  ォ  ン  ッ  !  !  ! )(鉄仮面で覆った頭部による強烈な頭突きを炸裂。ガジェットに頼らない攻撃でありながら、その破壊力は凄まじく強力。直撃と同時に空間に稲妻のような衝撃が迸る一撃が、バルテウスの強固な装甲を穿つ) 」

フレイミス「畳みかける…ッ、「集中」型!!(右腕をドリルに変形させて飛び出す) “スパイラル・ジェネレイド”ッ!!!( ギ ュ ル ル ル ル ル ァ ッ ! ! ! )(超高速回転により激しく赤熱したドリルが轟々と燃え盛り、高熱を帯びた突貫の一撃をバルテウスへお見舞いする) 」

海馬瀬人「この勢いに乗り遅れるなッ!!XYZ-ドラゴン・キャノンッ!!全速前進だッ!!!(進撃命令を下し、バルテウスへXYZ-ドラゴン・キャノンが猛突撃をしかける) 」

ヒロ「ぶげえええええええええええ!!!!誰か俺を助けてくれえええええ!!力不足で情けねえよ俺はああああ!!!!(ベールに繰り出された勢いのままバルテウスへと突撃していく) 」

笠間「すっげ……見る見るうちに体制が崩れ………だぁ違う!これ私も行く流れだ!!―――っとォ!!(その場で身体を跳ね起こし、バルテウスの方向へと駆ける!)ちょっと、失礼………!(進路上に居たヒロに向かってジャンプし、その身体を足場に更に跳んで加速を付け―――)火のデカさじゃあ勝てませんけど、一発の出力なら……!―――東雲流、『飛燕』ッ!(バルテウスに向かって、矢の如く飛翔。同時に右脚に焔を纏わせ……交錯すると同時に、跳び回し蹴りでバルテウスを穿つ) 」

エドガー「 ガンッッ (化勁、衝撃を散らし床へ流すことでバリアを肘で受け止め鍔迫り合い) 打ち止めであってくれよ。これ以上の持久戦はいよいよドラゴンボールZだ……ッ!!(バリアの消失。密着状態が幸いしゼロ距離。拮抗しつつ貯めに徹していた右拳を)  ┣" ゥ  ゥ  ン  (空間歪曲、蒼炎の高熱の合せ技で衝撃波を生み出し、振るう) 」

戦車ちぃちゃん「(オーディエンス)(見守りながらたこ焼きを焼き続ける) 」

洗車かのんちゃん(オーディエンス)「(ちぃちゃんを洗車するんだよ!) 」

澁谷千手観音菩薩様「(オーディエンス)ここはみんなでも守らなきゃ。あのマルガレーテちゃんが出た時は、私は向かわなきゃならない。 」

きのこいぬ(おーでぃえんす)「フ~ンフフ~ン~♪(ミニたこ焼き機でたこ焼きを作っている) 」

桜小路きの子「(オーディエンス)(生えて見守っている) 」

バルテウス「 ! (グラップリングビームを受け、勢いよく叩きつけられる巨体。続いて無数に現れた剣に打ち据えられ、浮き上がったところを) ! ! ! (弾丸、砲撃、拳撃、蹴撃がバルテウスを襲う。衝撃がそのボディに収まりきらず、空中に弾ける。爆炎が上がる。完全なる「直撃」……) 」

サムス「ジャキッ―――(爆ぜ散るバルテウスにアームキャノンを向け、確かな最期の瞬間が訪れるまで微動だにせず警戒心を保つ) 」

フレイミス「ズガガガガァーッ……!(バルテウスを貫き、そのまま地盤を抉るように着地しつつ鋭く振り返った) 」

ベール「今度こそやったか…!?……あっ、違う!これはヒロボーが勝手に!!(死骸(ヒロ)を腹話術のように操って誤魔化す) 」

海馬瀬人「だが!間違いなく効いたのは確かだッ!! 」

ガトウ「バラバラ…ッ…(強大な頭突きを繰り出した影響で鉄仮面がボロボロに崩壊し素顔が曝け出される)ォー……頭がキンキンしやがる……まあすぐに治るか。(額部を摩る) 」


パチ……(空間が、歪む。距離を詰めたのは、まずかったかもしれない。)




ズ オ オ ォ オ オ ン ッ  (二度目のアサルトアーマー。バルテウスを中心とした破壊的電磁パルスが、攻撃直後、少しばかり態勢の崩れた者たちを呑み込むように迸る。逃げ場は……ない。)


XYZ-ドラゴン・キャノン「バジジジジッジッtッ――――ボッギャアァァァアアアンンッ!!!(電磁パルスに巻き込まれて完全大破してしまった) 」

海馬瀬人「なッ―――――!?俺の…XYZ-ドラゴン・キャノンが…ッ!(愕然) 」

フレイミス「しまッ――――――! 」

笠間「あっ、これヤバっ………―――――――ッッ!! 」

ベール「―――――ッ!!!!(しまったァーッ!こ、これではヒロでガードする余裕もないぃぃぃぃいいいい!!!)(脳内ゲス) 」

ヒロ「(ただのしかばねとなっている) 」

エドガー「クソッ……突破口開いて詰みか―――――――――――…… 」

ポ  ー  ピ  ー  !!   (その時、不思議なことが起こった。 パルデウスへの近接戦にもつれ込んだ面々を、高密度の空間がところてんを潰して押し出すかのように"音を置き去りに"吹き飛ばした。一方的かつ刹那的、超密度の空間の波、その大元には――――――)


コンラード「 ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ   シュウウウウウウウゥゥゥゥゥぅぅぅううううう……・・・・・ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ (突き出した両手から煙が溢れている。幻野を駆け抜ける一陣の風、『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』 コンラードボルトーレに集められた7つの魔力が開放された際に生じる奇跡と噂された魔法が、解禁されたのだ―――――!!) 」

ブラックホール「あ、あれはオールマイト!?(難視) 」

メトロ(オーディエンス)「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?!?!?!?!? 」


(※説明しよう、"速度貯め"とは。ずばり、ケツワープのことである。画面端に追いやられ、その当たり判定の間にケツアナしてしまったコンラードがなんとか抜け出そうと速度を貯め、そしてやっとこさ抜け出した事で『一人のキャラクターの当たり判定が移動行為を繰り返し、それが一斉に解き放たれたことによって生じる"当たり判定の大移動"』が発生。 これによって、大量のコンラードの当たり判定が音速を超えてなだれこみ、攻略組をふっとばすという"奇跡(>>バグ<<)"が発生していたのだった。良い子は真似しないように)


浮世英寿(オーディエンス)「へぇ……やるじゃねえか、あいつ。 」

ガトウ「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ…! 敵の攻撃が消し飛んだ…!たった一人の男によって、だ…!な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何が起こったのかわからなかった…!頭がどうにかなりそうだった…!プロテインだとかドーピングだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ!もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…! 」

黄猿(オーディエンス)「ここここここっっこっっっこっコココココッッッココッコッコッコッ怖いねぇぇぇぇ~~~~・・・・・コンラード・ボルトーレ・・・・・・!やややややっぱりバスターコールで早めに消しておくべきだったねぇ~~~~・・・・・・兄弟ぃぃぃぃ~~~~~・・・・・・ 」

ミスター・サタン(オーディエンス)「・・・・・・・・。(なんとなくこれ不可抗力だと察し心底彼を憐れむ顔) 」

ベール「あ、あれはァ^-ッ!!伝説の超人に起こるとされている奇跡の大魔法『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』ッ!!?(※何で知ってんだよ)あたしだって習得していない大魔法なのに…!悔しい…!でも感じちゃう…!!(悔しそうにハンカチを噛み締めている) 」

マルコ(オーディエンス)「相変わらず…すげぇ"覇気"だよい…ッ…! 」

エドガー「『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』ッ!!?ば、馬鹿な!!『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』ッ!!?だと!!?そ、そんな馬鹿な……!『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』!!実在していたのか!!!!!完成度たけーなおい!!!! 」

エリノラ「(凄まじい衝撃の影響で髪が逆立ったまま呆然と立ち尽くしている) 」

フレイミス「なんでお前ら知ってんだよ。そんなに有名なのかあれ?親父からも聞いたことねーぞんなもん… 」

ニル「…よ、よくわからないけど……勉強になります…っ…!(えっ) 」

キャロル(オーディエンス)「ちなみに『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』の打ち方は……こう!! 【 早朝4時と深夜4時の間に布団から出 → 冷蔵庫に入る → 誰かがプリンを食べに来るのを待つ → タイミングを見てドアを開けると同時に両手を前に突き出す → 前方、半径20kmが消し飛ぶ → >> あなたの勝ちです << 】 」

リム(オーディエンス)「(まったく興味なさそうにキャロルの隣でデフォ顔しながらそのプリンを貪っている) 」

笠間「噂には聞いたことありますけど……『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』……実在したんすね、まさか本当にこの目で見る事になるなんて… 」

ヴィヴィ(オーディエンス)「……………。(ツッコミいねぇ~~……という顔) 」

オールマイト(幻覚)「キラッ☆(コンラードの傍ら、歯を光らせてサムズアップをしている彼の姿が見えた気がした) 」

ヒロ「(『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』が発動されようが『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』が発動されまいが関係なく♉︎♈︎♐︎♑︎♓︎) 」

うちはミハリ(オーディエンス)「(♐︎♒︎♋︎♎︎♍︎♑︎)うそだろぉ〜?)(『5グランドステラム・ジ・ラストリゾートスマッシュ・ユアストーリー・オブ・ファンタズム』の威力に唖然としている) 」

サムス「……で、どこから突っ込めばいいんだ?(バイザーの向こうのサムスの表情は伺えないはずなのに、とても呆れている気がする) 」

海馬瀬人「突っ込むならあのボスへ突っ込め!!俺たちのターンはまだエンドしていないぞッ!! 」

フレイミス「(ザッ、と足底を滑らせるように踵を返して表情改めバルテウスと対峙する) だが、お陰で助かった。ここからぼちぼち反撃と行くか…! 」

バルテウス「  ガ  ッ (質量を利用した体当たり。彼らが少なくとも、虚を突かれていたタイミングで唐突に、目にも止まらない猛推力で自らの外周の帯を叩きつけるように、フレイミスとサムスにその巨体が衝突する) 」

フレイミス「が、ふッ゛――――――(その圧倒的な体躯差にいとも容易く突き飛ばされ、水平に宙を勢い良く貫ける。だが…)ッ゛…ッ゛……!!加速ッ!!(ガントレットのマフラー部を噴射することで徐々にその反動を解消。フィールドの壁に激突する寸前で完全に勢いを殺したところで壁に向かって降り立ち、そのまま真っすぐに飛び出していく) 」

フレイミス「(やるしかねェか――――)―――― シフトチェンジ"セカンド"!「加速」・「集中」ッ!!(両腕にドリルを、背面にX型ブースターを同時展開する) ギ ュ ル ル ル ォ ァ ッ ―――― ! ! (全身を激しく回転させつつ、それでも加速の勢いを止めずに高速飛行。真っすぐにバルテウスへ迫り――)――――“スパイラル・バレット”ァッ!!!(――― ド ギ ュ ァ ア ア ッ ! ! ! )(それは宛ら螺旋を加えた弾丸の如き勢い。高速回転と移動の二重構造からなる一撃突貫が、バルテウスの装甲を再び貫ける) 」

バルテウス「……………(反転して自ら突っ込んできたフレイミスを前に迎撃にショットガンを連射。それでもなお止まらないと見るや、回避して距離を……取らない。あろうことか、推力のバランスを崩して猛回転。自ら独楽の如く回転し、外周をアタックリングとしフレイミスと激突する) 」


――――― ズ ダ  ッ゛   ガ   ァ゛     ァ   ア   ン゛   ッ゛   !   !   !   (巨星と衝突する小さな彗星が、空間にてその光を激しく弾かせる。迸る衝撃。震える大気。駆け抜ける稲妻。激突による衝動が幻想たる空間をリアルに奮い立たせ、戦いはまさに激動する――――――)


フレイミス「 ぐ ぎ ぎ ぎ ッ゛ ―――――(歯がへし折れん勢いで食いしばり、ブーストの出力を徐々に上昇させていく。このままの力押しでは圧倒的物量で押し負かされて終いだ。常識が少年の気迫を無常に押し潰そうとした時、小さな瞳が―――――"赤く"発光した) 」

フレイミス「――――――  ッ゛  づ  ぇ゛  ァ゛  !  !  !  (刹那、フレイミスの姿が二重、三重とその残像が出現したと思えば瞬く間に本体へ戻るように一つとなる。だが、残像が一つ、また一つと戻る度に推進力がその都度爆増。二倍、三倍…否、それ以上の高出力が発動されたその一撃突貫がみるみるとバルテウスの装甲を穿ち続け――――)――――― ボ ッ ギ ャ ア ア ア ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! ! (完全貫通。緩慢化した世界の中で目元から零れた赤い残光のラインが一線を描き、そのままバルテウスを突き抜けて地上へと勢いよく滑走着地した) 」

山野淳一郎(オムニバス)「 ! ! (フレイミスの会心の一撃による突破。その瞬間を、偶然にも開発者の男は目撃していた。逃走中にてあのオーレギオンと単身で全面衝突を繰り広げたフレイミスには個人的な注目があった。そしてまたひとつ、その意外な行動に目を見張ったのだ。少年に秘められた、彼自身も理解していないであろう『未知の力』を――――) 」

テツヤ(オーディエンス)「……(一瞬だが目の色が変わったような気がするな。比喩的にも、言葉通りにも。)(圧倒的不利な状況を一人のみで覆したフレイミスの反撃。その微かな異変を、敏感に感じ取っていた) 」

ガトウ「あの坊主……なかなかガッツがあるじゃねェか!フッ…まるで、誰かを思い出すな…(バルテウスを貫けたフレイミスの勇姿を目に、何処か微笑ましそうに口角を吊り上げた) 」

バルテウス「…………!!!(フレイミスの一撃が、接触地点であるバルテウスの外周の帯を打ち砕く。入っていたミサイルが誘爆し、残骸が飛び散る。その名を表す帯が砕けて、流石に体勢を崩……) 」

バルテウス「  ジ ャッ   (おお、見よ。あろうことか、砕け散った外周部を剣に見立てるようではないか。コアユニットこそ人型をしているとはいえ、どう考えても白兵戦には向かぬバルテウスの、まさかの格闘という選択肢である。砕けて鋭利に尖った外周を、全力を出し切り地面を滑っている最中のフレイミスに向けて、全速の推力を持って突き刺しにかかる!!) 」

笠間「速いし、一気にぶち抜くし……っていうか、何か……何か"別の事"しました…?あの人、フレイミス?気配も、匂いも全然違う…… 」

フレイミス「―――――― ッ゛ ッ゛ ! ! (振り返ると共に視界に飛び込む鋭い先端。自身を刺し貫こうと目と鼻の先まで迫った獲物を前に、成す術もなく貫かれる――――――はずだった)  !!?   (――― しかしそれは、傍から見ればの客観的判断である。当の本人の目…"赤く発光した瞳"には、その外周部が"あまりにも緩やかな速度"でこちらに迫っているように視えていたのだ)―――――(なんだ…"これ"……ッ……?)(その異変に、ようやく自身も気づき始めた。逃走中におけるオーレギオン戦、プランダラとの戦闘…窮地に陥った際に現れた、その"異変"に―――) 」

フレイミス「―――― ッ゛エ゛ァ゛!!(外周部に突き刺さったフレイミスの残像が粒子体となって霧散。刹那の内にその鋭利な先端部を潜り抜けた本人が音もなくバルテウスとの距離を詰めていく)――――――!!(やがてその速さは光陰矢の如く―――) 」


ザギィンッ―――ザギィンッ――ドグゥァッ――――ギギィッン――――ザギィンッ――ガギィンッ――――― ! ! ! (目にも留まらぬ人影がバルテウスの巨体を覆い尽くす様に四方八方を駆け巡る。1秒にも満たない速度で次々と撃ちこまれる打撃や斬撃と思わしき衝突音。ハリケーンを旧形状に落とし込んだかのような苛烈に苛烈な高速連撃が次々とったき込まれる)


フレイミス「―――ズギャギャギャァーッ……!!(瞬きと共に攻略組のもとへと滑るように復帰する。赤かった瞳は元の色に戻り、額から滝のような汗が垂れ流れ、皮膚は今にも湯気が出そうな程に赤熱し、息もかつてない程に挙がっていた)ッハァ……ハァ………ハァ…ハァ………! 」

ニル「ふ、わ……っ…?(瞬きする度に、目には見えない何かがバルテウスを叩き込んでいる。そんな常識を逸脱した光景に目を奪われていたところに…)―――― わっ!? (先程まで近くにいなかったはずのフレイミスが目の前に現れて仰天する)…ぁ、だ……大丈夫…ですか…っ……?(一瞬の最中に容態が急変したフレイミスへ心配そうに駆け寄る) 」

ガトウ「……よくやったな、坊主。あとは任せてくれ。(片膝をついて蹲る少年を静かに横切り――讃えるような不敵な笑みを浮かべて――鉄盾を突き出し突撃態勢に出る) 」

ベール「 ヒュー♪やるねぇ~。お姉ちゃん見直しちゃったよん。さて……じゃあ美味しいところはあたしが貰っちゃおうかねぇ~♪(箒星をくるくると手中で回転させながら前衛へと躍り出る) 」

海馬瀬人「ふぅん…あの凡骨城之内よりは幾分マシな働きをしたな…!ならばここからは俺のターンだ!ドロー!モンスターカード!!ブルーアイズホワイトドラゴンンンンンッ!!!(デュエルディスクから引き抜いたカードを天高く掲げ、自身の相棒とも呼べる白竜を召喚する) 」

バルテウス「 ガ ン ギ ン ゴ ン ガ ン ギ ィン!!(いや、おかしい。猛スピードでフレイミスが攻撃を一方的に加えていたように傍には見えた。しかし違う。剣に見立てた折れた外周を全身ごと振り回して剣戟の如く、フレイミスの超高速の猛攻を全て弾き、切り払っていた。明らかに「剣術」に向かない機体形状で、推力を持って機体全身を振るう形で剣戟を実現し、フレイミスの猛攻を全て凌いだのだ。明らかに、今までと動きが違う) 」

笠間「うおっ、お疲れさまっす………(戻ってきたフレイミスを気遣う様に)お陰様で随分削れたと思うんで、後はなとかなれ……ば……あの図体で捌いたんすか、あのロボ……マジか………(ちらり、と周囲を見渡し)……ちょっと頑張るか……(ウィッグを外し、大きな狐耳を露わに。それと同時に両手足に焔を纏い)……ま、見られても大丈夫っしょ 」

海馬瀬人「むッ……?なんだ、敵の様子が妙だ… 」

ベール「まぁためんどくさいことになりそうだなぁ~……あ、そーだ!閃いた!( ひ ら め く な )よっこらせ(ヒロのケツに発条をぐりぐりと回し込む)いってこーーーーーい!(回る発条と共に屍(ヒロ)がすごい勢いでバルテウスへと突撃していく!ちなみに当たれば大爆発を引き超すぞ!) 」

エドガー「 よくやった!ハーフタイムだ。呼吸整えてな(フレイミスの肩を叩いて前線に出、いつでも後衛より先んじて現激する構えを取る)―――――(無人機だよなあれ……。人格が搭載しているならまだしも、戦闘AIに自身に適さない行動を取るような不合理さがあるのか……?) おいおいおいおいおい、ちょっとまてそれ死ぬから。社会的に死ぬから! 」

ベール「でぇーじょーぶだ!ヒロゴンボールで何度でも蘇るから!!仙〇豆もあるぞ!食うか!? 」

フレイミス「 くれ (※当方疲労困憊) 」

ベール「うけとれぇぇぇぇぇええええいッ!! \ ポーピー ! / (フレイミスの口の中へ仙豆(※スタミナ回復アイテム)一粒を豪快に投げ入れる) 」

フレイミス「よっしゃーーーーーッ!!!\\ꐕꐕꐕ// (※ 復 活 ) 」

エドガー「(これポタラ食ってないか…?) 」

ベール「ポ〇タラもあるぞ!?フュージョンすっか!? 」

フレイミス「それは遠慮しとくわ 」

生きるしかばねヒロ「解放おおおおおおおおおおおおおおおおべいべええええええええええええええええお前とおおおおおおおおおおおお!!!!!(ものすごい勢いでバルテウスへと突撃する) 」

ガトウ「お前らァッ!!!!!(激昂のような叫び) ふざけてる場合なら……―――――― 俺も混ぜろォッ!!!(謎キレ) 」

ニル「(今にも卒倒しそうなくらいパニックになっている) 」

笠間「やべっやっぱさっきのナシで(慌ててウィッグを拾い直し、ヒロから逃げる様に逆方向へダッシュ) 」

サムス「ガッ―――ザッ(吹き飛ばされながらも受け身を取り集中、"コンセントレーション"で回復を図る)わざわざ接近戦を行うようになったのならば、遠距離から攻め続ければよいだけだ。 ジャキッ(新たな挙動を見せたバルテウスにアームキャノンを向け、冷静に貯め―――威力を高めたチャージショットを狙い放つ) 」

海馬瀬人「ゆくぞッ、ブルーアイズホワイトドラゴンッ!(ブルーアイズの背中に乗って共に上空へと羽搏く)たかだか攻撃力3000の雑魚モンスターに後れを取る俺ではないわッ!(※違う) ふきとべェッ!!(ブルーアイズの咥内から破壊光線を、バルテウスへと放つ) 」

ベール「おっと、そんな茶番をしている合間に来てやがったか…―-――― “瞬き落る星《 フォールアウト 》”(突き出した箒星から次々と星型魔弾が放たれ、バルテウスへと応戦する) 」

ガトウ「かかって―――(鉄盾を突き出しながら進撃)―――― こ い や ァ ァ ァ ア ア ア ア ッ ! ! ! (ガギギギィィィィイイイッ!!!)(単身で真っ向からバルテウスの近接攻撃を受け止めにかかり、激しい火花を散らしつつもその進撃を抑え込まんと両足を地に踏みしめて耐え忍ぶ) 受け止める"だけ"がタンクの仕事だと思うなよッ――――――“威磑《イガイ》”ッ゛!!!( ズ    ォ゛ ガ   ァ゛    ン゛ ッ゛ ! ! ! )(接触している盾を勢いよく突き出すと共に放たれる凄まじき衝撃波。巨漢が繰り出す豪快なシールドバッシュでバルテウスを押しのけると共に接触箇所装甲を破壊する 」


落ち着いていけ、いつも通りに。あんたがいつも通り頑張れば、大丈夫だ。(ニルの耳元に、囁くような声がする。前を見るように促す声が。)


フレイミス「とはいえ、まだ身体の麻痺が収まらねェ…最小限の動きで抵抗はさせてもらう…!シフトチェンジ「拡散」型《ショット》…ッ!(――― ダ ァ ン ッ ! ! )(銃口へと変形した右腕でバルテウスへ狙いを定め、散弾銃を解き放つ) 」

ニル「―――――!(耳元に透き通る誰かの囁き声。泰然としていながらも強かな声音に支えられ、少女の背中が伸びた)―――― “黎冥《 レイメイ 》”ッ!!(グゥァンッ――――― ズ ァ ギ ィ ィ ィ イ イ イ ン ッ ! ! !)(下から振り上げるように繰り出した斬撃波。それは海面を駆け抜ける鮫の尾鰭のように大地を裂きながら真っすぐに飛び抜け、その直線状にいるバルテウスに炸裂すると共に「*」(アスタリスク)状に大きく弾ける広域斬撃が発生した) 」

バルテウス「……シュ ゴウッ(展開するのは火炎放射器。先ほどまで近接武器の代わりに使っていた外縁の帯の代わりに、火炎放射器をまるで炎の剣のように、踊るように振るう。サムスのチャージショット相手にグレネードを放ち相殺、突っ込んできたヒロを火炎放射器で焼き払い、急加速を持って撃ち下ろされる光線を回避。超高速の体当たりが弾幕を突き抜けてベールに叩きつけられる。次の瞬間、ガトウと正面から衝突。帯と前面装甲が吹き飛びながらも、火炎放射器を押し付けながら回転、捻り倒す) 」

笠間「えッ!?これあの茶番でぶっ飛ばす流れじゃ……ッ!?(急ブレーキしてバルテウスへと振り返り)………だったら、そっちに乗りましょうかね。("狐"としての力を開放。とん、とん……と左足の爪先で地面を叩く様に蹴ると、その場から火柱が上がり)………遠慮なくやりゃあ出るもんすね……―――ぶっ飛べェッ!!(その場で大降りに、火柱に手を突っ込み―――それを投げ飛ばす様に、バルテウスへとその掌を突き出し)――――ゴ ォ ァ ッ !!(掌底撃ちと共に、巨大な焔の弾丸をバルテウスへと撃ち出すッ!) 」

ベール「ぎょえええええええええええええええあっづいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!本当は私は何も悪くないんだあああああああああああああああああああああああ!(燃えながらも魔女帽子だけは逃がすように投げてのたうち回る)アツアツのカツ丼みてえだよこれえええええええええええええええ!誰か助けてくれえええええええええええええええええええ! 」

ガトウ「よッ――――ズガガガガァーッ…!(倒される寸前に受け身を取って滑るように後退する) 少しずつだが敵の防御装甲が剝がれつつある…!いけるぞッ!! 」

バルテウス「 ! ! ! (続いて広域斬撃を察知して急激に高度を上げるも、外周を擦り帯がまたも弾け飛ぶ。そのままブルーアイズとの空中戦に突入。失った帯のミサイルの代わりに、バックユニットよりミサイルを無数に放射しながらショットガンとマシンガンで圧をかける) 」

エドガー「流れを気にしたらキリがないぐらい革命と革命返しがループしてる!!突っ込んだら駄目な気がしてきた!!(タフな敵、トンデモ、ドラゴンボール……急展開に次ぐ急展開で既に思考が限界を迎えてきている) 相手の力を利用する武……そう言えば俺にもあったな……ッ! (両腕を前に突き出し掌の間に空間を作る。十指の先に、周囲の"熱エネルギー"も、魔力も引きずり込み焼き尽くす"陽を飲み込んだ青黒い月"を生み出す。 パルデウスの火力は必然的に、 呪いと万象の炎、反発し合うエネルギーが調和し、陰陽一体を成した"炎球"の威力へ還元され―――― )【陽喰いの蒼月<イクリプス>】  」

海馬瀬人「ぐううううううぅぅぅぅ!!これしきのことでェ!!押し返せ、ブルーアイズよッ!!(咆哮を上げるブルーアイズが飛翔し、放たれた重火器の嵐を華麗に掻い潜りながら高速旋回。そして勢いをつけて爪による切り裂きを擦れ違いざまに繰り出しつつ再び距離を取る) 」

エドガー「(有限の火と有限の火の衝突、そこから織りなされる螺旋こそが『無限』 円環に生じる炎の塊は、暁という無限に組み込まれ……)  爆ぜろッ!! (その炎球をゼロ距離で、掌底と共にパルデウス本体へ叩きつける。その炎は、パルデウスのエネルギーそのものが尽きるまで周り、衝突し続ける) 」

ニル「 はッ!!(ザギィ―――――ン……ッ!!!)(一刀一閃。黒い斬撃が再起困難のフレイミスに迫るミサイル群を叩き斬り、空中で爆散させる) あ、あのっ……私が、ついていますので…! 」

フレイミス「……!ニル…って言ったか。恩に着るよ。(余裕のない表情に無理矢理不敵な笑みを作って応える) 」

バルテウス「…………(再び、外周が敵とこすれ合う。ブルーアイズの爪が再び輪を抉り取り……)ガ シャンッ(それを受けて、仕舞い込んでいたレールを再び露出させる。アサルトアーマーを展開しながらミサイルを放とうとした次の瞬間……)バ キィ ッ(無限に弾け続ける炎弾が命中。縦の帯が、弾け飛ぶ) 」


STAGGER 【ACS LOAD LIMIT】 STAGGER


特務准尉「……まさか……バルテウスに勝つというのか……? 」




サムス「後一押し―――ならば……ダッ!!(抵抗するがその勢いに陰りの見えるバルテウスを見るや、ステージの外周から走り込み、スーツのブースターから強い光が漏れ始める)―――ダッ ダッ ダッ ダッ ダッ ダッ ダッ ダッダッダッ……キュイィィィィイインッ!!!(そして、全身が空を切るほどに加速、超速へとその速度は増し続ける"スピードブースター"を発動し……)バシュウウウゥゥゥンッ!!!(超スピードという純粋なるエネルギーをその全身へ乗せた破壊兵器、"シャインスパーク"による凄まじい突進攻撃を仕掛ける!!) 」

ガトウ「逃走中じゃあ出鼻をくじかれてしまったがなァ…―――――― ド  ォ ゥ  ン ッ ! ! (その巨体に似合わぬ猛進的な速度で駆け抜ける。鈍重な鎧による重みや自身にかかる重力など微塵も感じさせない程の、風を切るような速度で) ド ギ ィ ン ッ !  (勢いをつけてバルテウスへと迫る…と思いきや、その直前にて地面にパイルバンカーをめり込ませ、弾けように垂直へと跳躍。みるみると要塞兵器の頭上へと君臨する――――) 」

ガトウ「―――― これでも一部隊の"頭"担ってんだッ!!そのために毎日鍛えてんだよ俺はッ!!(神つく様な決死の形相と共に、隕石が如く落下しゆく―――) 」

ガトウ「―――――― “牙獃《ガガイ》” ッ ッ ッ ! ! ! (  ズ  ド  ッ゛  ガ  ァ゛  ア゛  ン゛  ッ゛  !  !  !  )(軸が不安定な空中では一切の攻撃は安定せず攻撃力も損なわれるものだ。しかし、唯一垂直に働く重力の法則に従えば、真下へ向けられる攻撃だけは例外的に馬鹿力が作用する。眼下のバルテウスへと向けられた、全重力を乗せたパイルバンカーが大炸裂。超新星爆発のような凄まじい衝撃が一気に空間を走り抜けた――――!) 」

海馬瀬人「ふぅん…なかなかの強かさだったが…地上で最強の決闘者(デュエリスト)たるこの俺に敗れることを誉と思うがいいッ!!ドロー!モンスターカード!ブルーアイズホワイトドラゴンを二体同時召喚!そして…魔法カード「融合」を発動!フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する!出でよッ!ブルーアイズ・アルティメットドラゴンンンンンンッッッ!!!(三体のブルーアイズが融合。三首の白竜が爆誕する) 」

海馬瀬人「ここで今度こそ貴様を爆☆殺してくれるわッ!!!ゆくぞッッ!!! “滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)”ッッッッ!!!!! (ブルーアイズ・アルティメットドラゴンのそれぞれの口から青白い閃光が放たれ、三つの閃光が一つの極太光線に束ねられてバルテウスへと炸裂する!) 」

笠間「……よっし、崩れた………!!いやこれ二発も三発も打てないっすね、普通に火の制御が……だぁもう!!これだから普段からセーブしてると肝心な時に困る……!いや、別にいいのか……いっそ、制御なんかしなくても…!(燃え盛る火柱に再び腕を突っ込み)―――そう、最低限向きさえあってれば………もう一発、そう、後先も回りも考えず吹っ飛ばせ―――『薙鎌』ァ!!(再び焔を纏った腕をバルテウスへと振り抜き……先程より更に大きく、しかし周囲を顧みず狙いも大雑把な、火力のみを求めた巨大な炎弾を撃ち出すッ!) 」

ヒロ「(生ける屍となりつつもバットを構える) 」

エドガー「 ┣"  ッッッッ   (ダメ押し。命を断つべくして血を、火を絶つべくして熱を、対象の力そのものを動力として周り続ける炎の螺旋。火花を散らし尚も食いつくそれに向かって 鉄拳 をねじ込みパルデウス本体へ衝突。 無音、無空、無重、無彩色、時の流れが立たれたように錯覚する刹那。それを――――――) 」

エドガー「  ッッッ  ッ    オ  ン ……――――(―――駆け抜け、全てが正常に戻ると同時に腕を振るって残火を払い)  ┣" ゥ   ゥ   ゥ  ン   (物体の残す影以外が極光、熱によってホワイトアウトする。彼が駆け抜けた跡に残るパルデウス本体を中心に、無彩色の炎熱が爆ぜ、地表を焼き潰す) 」

ベール「キュインッ―――クィンッ―――クンッ――グィンッ―――――(指揮棒のように人差し指を軽やかに振るう。その指先の導くように小さな光線が空間の至る箇所で屈折を繰り返し、バルテウスにその軌道を合わせた)―――――― 火達磨にしてくれた借りは返させてもらうよんっ。これでアンタは"ゲームオーバー"ってな!  “点と繋ぐ星《 サインアウト 》 ”  (合わせられた予測起動に従い、指先から放たれた極太光線が屈折を連続させて突き進み、バルテウスを呑み込まん勢いで迫る) 」

ニル「――――――(居合の態勢。深呼吸。鎮まる空気。滾る鼓動。開眼に明かされる瞳は「悪魔」の色を秘めて――――)  ギ ィ ――――――――― “ 影炎 《 カゲロウ 》” ――――――――― ン ッ ! ! !     (このゲームにおいて覚醒した新たなの姿で放つ、完成された居合抜刀。放射状の伸びる黒炎を一点凝縮した苛烈な斬撃をもって、空間諸共機械要塞を一刀両断する) 」

フレイミス「……うし……やるか……ッ…!(まだ完治とは言えないが、千鳥足でふらつきながらもゆっくりと立ち上がる。各々の仲間たちが次々と最後の総攻撃に乗り出す中、少年は――――) グ ッ … ――――(クラウチングスタートからの態勢。背に展開されたX型ブースターから溢れ出す赤い高熱が徐々に蒼く染まり、バーナー線の様に凝縮されていく。 」

ヒロ「いつまでも…好きなようにやられて…たまるかぁぁぁ!!!!(バットを勢いよくバルテウスに振りかぶる) 」

バルテウス「   ズ ォ ン!!(推力を集中。肉が入っていては出来ない急上昇から急制動して突っ込んで来るサムスを受け止める姿勢を整え)ズ オ  ン  ッ!!(アサルトアーマーをそれにぶつけるような形で発動。運動エネルギーをある程度殺すも、突き抜けたサムスの身体がバルテウスの左半身を貫く。大きく怯んだその機体に、ガトウが落下。身をかわそうとしたバルテウスの背部ユニットにパイルバンカーが炸裂。火花が勢いよく噴き出す) 」

バルテウス「――― ドゥッ!!!(続いて接近するブルーアイズの攻撃を、グレネードを放って相殺。爆発が彼らの視界を奪う。爆炎を突き抜けて炎弾が接近。直撃。警告音が響く。まだ動くのか。バルテウスが炎の中、真っ直ぐに彼らに突っ込む。火炎放射器を剣のように構えながら。拳を構えてバルテウスに接近するエドガーに突っ込み) 」

バルテウス「   ガ ッ ――― (交差する。一瞬、世界が停止したような静寂がその場を支配した。万象の炎が巻き上がる。静寂は轟音に噛み潰される。衝撃に似た何かに化けたそれがバルテウスを蝕む)――― ド ォッ(それを鬱陶しそうに払うように加速。上空に駆け上り、続いて飛来する極黒の斬撃を、左腕を添えて、弾き返す。歪んだ空間ごと。耐えられなかったマシンガンをパージする) 」

コンラード「だ、だが"本当に"いけるのか……!?我々は何度も、何度も手抜きせず全力で!最大火力をぶつけてきた!!しかし!あの化け物は立ち上がる!まるであれが不屈の英雄であるかのように!!何度も!!いったいどれだけの猛攻を与えれば……あれを――――――!! 」


???「力がほしいか……力がほしいか……!(※セルフエコー) 蓄積し、持続し、継承された力の結晶。それを以って尚も成せないお前に足りないのは"火力"ではない……! 」

コンラード「そ、その声は……!オールマイト――――――――― 」

フレイミス「―――――――――――(隕石が如く迫りくる巨星。それに立ち向かうちっぽけな彗星。満身創痍の身体を鞭打ち、爆ぜるブーストによって身が焼け果てるように熱い。それでも朽ち果てぬ確かな意思が、少年はある。あの赤い瞳は現れない。彼自身の本来の瞳に、その闘志を燃やして――――――) 」

ダークマイト?「 ド >>ハズレ<< ドン  そう!!貴様に足りないのは……いや、貴様を含む一部の者に足りないのは、技!!それも『必殺技』だァー!! 」

ダークマイト?→電子レンジ仙人「 そしてもうなんかトドメいきそうな流れなので手短に教える!まず我こそは貴様のメーカーが開発した電子レンジに宿った仙人、電子レンジ仙人だ!! そして私が貴様に伝授するのは電子のエネルギーを集約し放つ、3分で最大火力の技!!『チチン波』だァーーーーー!!さあ、レッツトライ!! 」

コンラード「(語呂最悪過ぎて) い" ら" ん" わ" ァ" ―――――――――――ッ!!!!!!!!!!!! (咆哮!!眼の前に現れた電子レンジ仙人へ向けてただのパンチを放つ!!しかし!!この怒りが奇跡を呼び――――――) 」

イリャルギ「    チ ョ  ン    (コンラードの背に半透明、複数のクラゲを漂わせる少女が指を当てる。すると、彼の全身に虹色のオーラが迸り―――――)  」

コンラード「 射 嵐 波 (イランワ)―――――――――――ッ!!!!!!!!!!!!  シュインシュインシュインシュインシュインシュイン┣"ギュオ ポ ー ピ ー  !!!!!!!!(『身勝手我儘の極意ビーストアルティメット界王神拳ゴッドブルーイレイザーファイナルギャリックかめはめどどん波』 が発動。 フィールド一帯を飲み込まんばかりの気の奔流が、極太光線となって正拳突きから放たれ、パルデウスを飲み込みに掛かる) 」

フレイミス「 ギュインギュインギュイン…ッ ―――――――  ズ       オ゛  ゥ゛ ン゛ ッ゛ ! ! ! (蒼く鋭く整えられたブーストがついに爆ぜ、空間を貫き、音を置き去りに驀進する) 」

ネモ(オーディエンス)「いける…ッ、いけるよッ!! 」

村野さやか(オーディエンス)「お願いします…っ…… みなさんのためにも…! 」

浮世英寿(オーディエンス)「さぁ、見せてやりな。ここからがお前らの――――――"ハイライト"だ!! 」

エリノラ「……(少女は祈るように両手を結び、俯いた顔を上げる。ともに駆け抜ける仲間たちの勝利を信じてやまない、確固たる瞳を輝かせて)――――――― いっけーーーーーーッ ! ! ! 」

バルテウス「ドッ ババババババッ(無数の光線をショットガンにて迎撃。ダメ押しのグレネードで吹き飛ばす。弾切れだろうか。外周の二個がパージされる)ボ ウッ(突っ込んで来るヒロにバットを振らせないまま火炎放射で熱し、そのまま急加速をもって跳ね飛ばす。その勢いのまま向かうのはフレイミスの場所。決着を付けよう。そう言っているような気がした。) 」


見てろよ 『 親父 』 これが俺の示し方だ―――――――― ッ ! !


フレイミス「――――――――― “バニシング・オーバー・ドライブ” ッ゛ ! ! ! ! ! ( ズ     グ     ア゛      ォ゛     ァ゛    ッ゛   !   !   !   !   !   )(最大出力を発動した発進から、その凄まじい推進力を得た飛び蹴り。かつてオーレギオンに繰り出した自身が誇る最大最高火力の一撃…その限界を超えた超高熱且つ超高速の一撃をもって、今―――――― 難攻不落の要塞を崩す) 」

バルテウス「   ………… ! ! (それまで、致命的なダメージこそ受けてこなかったバルテウスの、左胸が砕け散る。火花とパーツを撒き散らして、前方から地面に擦り……そのまま地面に激突し、沈黙した) 」




.> > >  GAME CLEAR < < <


エリノラ「―――――― ゲームクリア~~~~~♪♪♪(案内人の少女の黄色い感性と共に、ボスフィールドに次々と花火が打ち上がった) すごい…すごいよ、みんな…!あのとっても強い第60層ボスを…初見で撃破しちゃうなんて…!本当にすごいよ…!おめでとう…♪ 」

フレイミス「………終わった……っ……!(表示されたゲームクリアのエフェクト、打ちあがる花火、エリノラの歓声に、ようやく肩をすとんと落としてその場で尻もちを搗く。張り詰めていた緊張感が抜け、全身がふにゃりと溶けるように) 」

ニル「……!(勝利宣言を聞いて固有霊装が解除される)……やったんですね……私たち……!(今にも涙が出そうなほどにい嬉々たる瞳を潤わせる) 」

ガトウ「……(気が付けば破裂寸前まで大きな負担がかかっていたガジェットをゆっくりと下ろし、頭部を覆っていた装備を徐に脱ぎ去った)……ああ…ッ、俺たちの…"勝利"だ……ッ!! 」

ベール「うえぇ~~~~~~~~~~~い↑↑↑↑↑↑(くねくねと気持ち悪い挙動で謎ステップを踏み、蘇生したヒロと無理矢理腕を組んでコサックダンスを踊り始める) 」

海馬瀬人「……フッ……悪くないデュエルだったぞ…!この勝負、俺たちの勝利だ…ッ!!(シュバッ!)(カードを天高く掲げ、大胆不敵に笑う) 」

浮世英寿(オーディエンス)「フッ…流石だな。先を越されてしまったが、俺たちもうかうかしていられないな。 」

優木せつ菜(オーディエンス)「ヒロさんもよく頑張りましたね…! ええ!私たちも、ヒロさんたちに負けないよう次のボス戦に臨みましょう! 」

ラタリア(オーディエンス)「博士、あれ(バルテウス)欲しいのら(アサギの裾を引きながら画面を指出す) 」

アサギ(オーディエンス)「この後ショップでプラモデルが入荷されるらしいっすからそれで我慢してください 」

レヴィ(オーディエンス)「うおおおおおおっ!ガトウ団長…マジで…やってくれた……!それでこそアタシたちの団長だ~! 」

メディ(NPC)「フフッ……また、とんでもなく無茶をしちゃいましたね、フレイミス様。ですが、今回ばかりは大目に見てあげましょうか。 」

バルテウス「……………ギギギ……(皆がゲームクリアを祝う中、バルテウスが金属の擦れる音を上げながら、静かに、誰にも気づかれないまま、グレネードを構える。何かを撃ち抜こうと……銃口は、特務准尉に向けられ……) 」

サムス「ミッションコンプリート。(アームキャノンを下ろし、軽く体の汚れを手で払う) 」

夜神ムーン「――――――ズ ギュ ン!!(最後の最後、皆が油断するゲームクリアの演出に乗じて動こうとしたバルテウスを、狙撃銃の弾丸が撃ち抜く。構えていたハイテク・アームズをコッキングして薬莢を排出し、一息ついた)……ずっと見ていたが、弱点はそこだろ。お祝いムードを邪魔させやしないよ 」

ロジェスティラ「 ∑ᓀ‸ᓂ (「私の専用機体の"オーロラ"グッズは買ってくれなかったのに!?」という顔) 」

バルテウス「ガ ンッ―――――(最後の一撃を放とうとしたバルテウスは、銃撃を受けて軽い金属音を鳴らして怯む。弾丸そのもののダメージは大したことはない。だが、撃ち込まれた衝撃はスイッチを入れるように既に限界を迎えていた構造の自壊を促し……)―――――ガ シャンッ(……今度こそ、バルテウスは音を立てて崩れ落ちて、沈黙した) 」

コンラード「………。えっ(あたりをキョロキョロと見渡し滝のような汗を流す) え、えりのらくん……わ、私に仕様上あり得ないパワーが溢れたんだが……な、何があったのかわからんのだが…… 」

電子レンジ仙人「えっ、何それ……知らん……こわ…… 」

コンラード「お前にゃ聞いてない 」

ブラック/ホール「……やったじゃねえか……随分出来るようになったな、嬢ちゃん(影から生えて来た下半身と合体しようとしている) 」

エリノラ「えっ……??あれ??あれって…コンラードさん自身の力じゃないの……?(はぇ?と首を傾げながら)……?気のせい…か…!いえーい!祝え祝え~!(一瞬バルテウスの方へ振り返るが、その時には既にムーンによって完全に鎮められた直後だったため、何も知らないまま一同の方へと振り返した) 」

ニル「ぴゃああぁ!?(下半身との合体を始めるブラックホールの奇想天外な光景にいつもと変わらない驚愕っぷりを見せる)……ありがとう、ございます……!でも…みなさんが、支えてくれたから… だから…私も"ここ"まで来れたような気がするんです。(ブラックホールとの対話の中、少し距離の離れた仲間たちの様子を見て微かに微笑んだ) 」


トントン(ニルの右肩が、労うように優しく叩かれる。覚えのある手だ)


肆々玖「ブワッ―――(煙が晴れるように、何処からとも無く姿を現す)ほらな、今のニルは十分やれただろ?俺がいなくても。(……今の今までずっと潜伏していたのだろう、一切の気配を感じさせない辺り間違いなく本職だ)何なら俺よりよっぽど出力も安定していたじゃないか、慌てていても少し声をかけただけで立ち直った。 」

ランドウ「(オーディエンス)まだ途中であれ、終わり良ければ全てよし!(釣り糸を垂らし) 」

ニル「……?ひゃわわぁあっ!?(※二度目の絶叫)(気配を完全に消していた肆々玖の登場に更に跳び上がる)…そ、そうですか…っ……?ぇ…へへ……(嬉しかったのか、少し照れ臭そうに俯きかけた) 」

フレイミス「……エリノラ。(地面に座り込んだまま呼びかける) 」

エリノラ「……?なぁ~に? 」

フレイミス「……いつの間にか半分を切った。この短期間でな。俺たちはまだまだ上がれるぜ。 」

フレイミス「     行こうぜ、「天辺」      」

エリノラ「―――――!(いつか交わした「約束」がフラッシュバックする。もしかしたら、自分が予想しているよりも早く、それは本当に果たされるのかもしれない。ここにいるみんなとなら。頼れる仲間たちとなら。そう信じてやまない黒髪の少女は―――――) 」

エリノラ「―――――― うんっ♪ (―――――純粋無垢に、笑った) 」

特務准尉「……本当に、バルテウスを倒してしまった……だが、あのデータは……? 」

肆々玖「余程ダメそうだったら手を出すつもりだったが、杞憂だったな。……ほら、あんたはもう一人で立てる、胸張れ一人前。(いつも通りの無表情な仏頂面で、ニルの背を押す)……。(だが、その表情の矛先には異分子そのものであった敵機と、特務准尉、そしてディスプレイ。ただ、それらを順番に見やる。) 」

特務准尉「……エリノラと言ったね。君はここの進行役……運営内部の人間ということでいいのかな? 」

エリノラ「えっ―――?(特務准尉の声に振り返る)……そ、そうだけど……?(プレイヤーでも運営でもない存在にやや距離感を置きながら応える) 」

夜神ムーン「…………(ササッと座礁したバルテウスに近づき、その様子を近くで調べる。何かの痕跡を探すように) 」

特務准尉「……あれからずっと本部へ連絡を取っていた。結果、オムニバスに捜査令状が出ることになった。……勿論、君たちのゲームの運営の邪魔はなるべくしない。君たちの素性や内部事情を洗って、問題がなければそのまま運営を続けていい。……拒否するとおそらく、本部からの更なる介入は避けられない。捜査に協力してくれるかね?君たちの上司のところに案内してくれると…… 」

パックス・マテライト(オムニバス)「 パチ パチ パチ ―――――(勝利の余韻に浸かるプレイヤーたちのもとへ、何者かが淡々とした拍手を送りながら歩み寄ってくる。そこにいたのは白いスーツを着込んだ糸目の男。不気味なまでに吊り上げた口角を露わに一同の前に姿を現した) いやぁ、いやぁ……素晴らしい。新イベントのクリアに留まらず、第60層ボスをも退けるとは大変恐れ入りました。心から、賞賛を送りましょう。 」





ガトウ「……なんだ…?ずいぶんひょろちいのが出てきたが…筋肉ついてんのか……?(糸目の男の登場に目を細める) 」

肆々玖「(さっ、と夜神の隣に寄り、耳打ちする)あんたもソレを怪しんでるクチか……何か見つかったか、その異分子から。 」

エリノラ「…え、と……そういうことは――――――!(特務准尉の言葉への返答に言い淀みかけたところに、向こう側からやってきた糸目の男…パックスに血色を変えて閉口した)………「パックス」さん… ゲームプランナーの一人…だよ……。(苦手意識があるのか、特務准尉に向ける眼差しとはまた異なるものを浮かべる) 」

夜神ムーン「今のところおかしいところは見つかってない。他の幻影体とそう変わらないデータ物質だ。いや、そもそも存在がおかしいと言うべきか。未来の警察機構から「盗んだ」データだとすれば……(バルテウスを解析しながら、肆々玖にそう返し)お前は、運営の……!! 」

パックス・マテライト(オムニバス)「ええ、初めまして。ご紹介に預かりました、当運営のゲームプランナーを務めております。『パックス・マテライト』です。以後、お見知りおきを。(所作の一挙一動は律儀丁寧だが、如何せん能面のような冷たさのある表情から異質な雰囲気が漂っていた) 我々が用意した新イベント並びにボスはいかがでしたか?楽しんでいただけましたでしょうか?よければ後程、エントランスにあるアンケートボックスにご意見をいただけると幸いです。 」

特務准尉「 ! (エリノラの反応を見て、少し戸惑いながらも、響いた声を聞いて振り返る)……ゲームデザイナーのパックス・マテライト氏ですね。封鎖機構から来たものです。本部から捜査令状が出る運びになっています。捜査への協力をお願いしたいのですが…… 」

ベール「『二度とやらねーわこんなクソゲー!!』って書き込んでおいてやるよ!どーせアンケートが反映されることなんかねぇーんだからよぉ~!!………って、こいつが言っていました(隣にいたヒロを指差す) 」

ヒロ「(だる)(余計なこと言うなや) 」

ニル「………(パックスから漂う異質な雰囲気を前に、思わず肆々玖の後ろへ回り込むように距離を置く。何も感じられない恐怖…否、人知れない恐怖を隠しているであろうその能面を前に、ニルのような臆病な少女はおろか、一般人であっても同様の行動に出てしまうだろう) 」

夜神ムーン「何だ君達集まってきやがって だんご三兄弟じゃないんだぞ 」

肆々玖「……そうだな。あの戦闘中、急激に見せた特務ナンタラへの殺意も……何から何までおかしかった。(募るのは、運営への不信、そして警戒。)だんご3兄弟?……じゃあ誰かが俺達を串刺しにするのか?……それと、誰が長男か長女なんだ?(ニルをそっと軽く手で隠しつつ、ド天然ボケ) 」

パックス・マテライト(オムニバス)「……………………………………(特務准尉と向き合い、「5秒」。この5秒間、顔色や動作何一つ微動だにせずただただ硬直した状態で向き合う。それはこの男の"威圧"かどうかは定かではないが、明らかに常人らしからぬ対応であった)…………ええ、よろしいですよ。では、ゲストルームへご招待いたしますので、このまま私とご同行くださいませ。 」

パックス・マテライト(オムニバス)「さて…第60層を踏破した皆様方は、この先の層へ進むことができます。過去最高記録は「88層」。それを越えることができれば、あとは前人未到の領域が待っておられます。そのまま無事「100層」まで到達できることを、我々『運営』は願ってやみません。 では、エリノラさん。あとのことは頼みましたよ。なにせ月村氏は今"たてこんでおられる"ところですので―――――(特務准尉にアイコンタクトを促し、彼と共に来た道を戻るように踵を返した――――) 」

エリノラ「あ、はい……(柄にもないかしこまった返事と共に、背を向ける糸目の男が消えていくことをただただ心の奥底で願っていた) 」

エドガー「―――――――(バックスの背を見送り、目線を落として"アバター体"である自身の右腕を確かめるようにして拳を握っては開く)―――――――こっちは"あんたらの到達"を願っちゃいないがな。(既に見えなくなった能面の背へ、ポツリと囁く) 」

特務准尉「……感謝する。(そう言って、自らパックスに続く。その途中で、彼らに振り返って)気を付けたまえ。君たちもこのゲームが危険だと思えばすぐにプレイを停止する事だ。自分の身をまず守る事。もしこのゲームの運営にきな臭い事があれば、我々がどうにかする。安心してくれ(彼らにそうとだけ言うと、再び振り返ってパックスと共に先へ消えていった) 」

フレイミス「……(同じ「未来」、されど違う「未来」から来たという特務准尉の警鐘を胸に刻みつつ、どこか曇りかけた眼差しでその背を見届けた)………エリノラ。少なくとも俺たちはなんだかんだで楽しんでるぞ。このまま和気あいあいとした「ゲーム」になればいいな。 」

サムス「……なるほどな、銀河連邦もこのゲームを睨む訳だ。慇懃無礼、いよいよ化けの皮も剥がれるか?(バイザーの下、運営の不穏な態度に目を光らせた) 」

肆々玖「気質じゃないな、あれは。どう思うがんも屋?……運営に手の内見せたくなくて今回全く手を出さなかったんだが、これは正解だったかもしれないな。(何度か手を握り、開きを繰り返す)あの人に"とりあえずやれ"って言われた理由、何となく分かってきたな……。 」

ベール「あーあーあー…あたしゃ知~ラナイ!知らないからあたしは!  ……………  (お茶ら桁様子でそっぽを向くが、その帽子の内側では誰にも見せたことのない鋭い眼光を静かに尖らせていた――――) 」

エドガー「他はどうかは知らないが、俺の連中に対する認識が甘かった。連中の"世界に対する認識"が甘いのも多分そうだろうな。 心中はともかくとして―――――(ふと、"オーディエンス"の方へ目線を寄越す。一部の者とは一方的だが"目が合った")―――――二次被害は確実に起こる。そっちを対処すべきだ 」

笠間「いやいや、えっ、マジ?………めちゃめちゃ手の内見せたんすけど、あっこれげーむで……あれ、そういう感じじゃない……あの「オムニバス」、明らかに普通の人間のそれじゃあなかったし………え?オーディエンス………?ちょ、ちょっと待ってくださいよ、被害って…… 」

肆々玖「そうだな。"ただのゲーム"……もうこれは、そんな領域じゃない。そこで高を括ってる奴らを、幾ら減らせるか……あんたみたいな"そうとわかって首突っ込める人間"がいると随分助かりそうだ。(既にエドを貧乏くじ気質と決め打ちしている、ある意味でそれはブーメランに近いが)何処かで、多分……多分だが"もっと大変な事"が起こる、そんな気がする。せめて俺はそこまでに……ちゃんと霊装を制御できるようにならないといけないんだがな。(手の内を見せなかった、それは半分本当ではあるが―――半分は、"見せられない"という事の裏返しだ) 」

ガトウ「なぁーに、安心しろお前ら。だいたいの事態っつーのは筋肉が解決してくれるもんだ!疑心暗鬼だらけのゲームだが、筋肉だけは裏切らねえからな!(がははとエドガーの背をバシバシ叩きながら大笑いする。地味に痛い。下手したら骨が折れるレベル) 」

夜神ムーン「……こんな時にあのハゲ、何処で何をやってやがるんだ…… 」

ヒロ「……よくボコボコにされなかったな…(ベールの発言を聞いて) 」

エドガー「それ悪意はないんだろうけど現状に溜息付くからな、9割型。(漫才でもやっとんのかと言いたげなジト目苦笑いを浮かべていたが) ドゴォッッ (背にガトウの平手が命中。咄嗟に地面に衝撃を逃がすも若干青ざめている)そ"う"た"な"……ッ マジでそれだけはこの世の救いだわ……ッ 」

エリノラ「……!(フレイミスの励ましなのか。運営の人間とは違い、本心から出たと思われるその裏表のない言葉にそに少なくとも安心感を覚え、ぱぁと微かに表情を明るく灯した) そうだね…!「ゲーム」は、楽しまなくっちゃね…♪  」


こうして、新たなゲームを乗り越えたプレイヤーたちは次なる層へと向かい始める。目指すは、頂点。そこで「願いを叶える」ために。誰もがそう信じて突き進むことを選んだ―――――


しかし―――――――――

月村サトシ「……フフ……素晴らしい。やはり彼らはゲームを盛り上げるに相応しい。……封鎖機構の彼らには、早めに手を引いてもらわねばならないが(彼らの戦いを満足げに見守るのは、当然、月村サトシだ。GMルームから彼らの戦いを見届けて、名残惜しそうに周囲を見上げる) 」

月村サトシ「……中層攻略が終われば私も一旦この部屋から退くことになる。ファンタズマにおける私の仕事もここで終わりか。……少しばかり寂しくなってくるな……名残惜しいものだ(マスタールームを感慨深く見つめ、コンソールから引き出したヴィジョンドライバーを物惜しそうに眺めた) 」


プシューーーー……(月村が名残惜しそうにヴィジョンドライバーを見つめる中、マスタールームのドアが開く)


月村サトシ「だが、良いゲームが出来た。今回のデータをフィードバックして、この世界で再び逃走中を……む、誰だ?(ドアが開いた音を聞いて、ヴィジョンドライバーをコンソールに戻し、振り返る) 」

雪常「ああ、オレですよ先輩。ほら、そろそろ引継ぎでしょう?センパイはギロリさんと違って問題は起こさなかったんでねえ。円滑に引き継ぎも済むでしょう(手をパラパラと振りながら、ドアの向こうから歩いて来る) 」

月村サトシ「ああ、そうだな。中層の攻略は終わる。上層担当に引き継ぐ時だ(再びヴィジョンドライバーを持ち上げ) 」

雪常「ってことでセンパイ、ヴィジョンドライバーの返却をお願いしまーす。ドライバーの引継ぎするんで、「コッチ」に戻ってきてください(ドライバーを持った月村を見てニヤリと笑うと、その場の空間から無数のブロックノイズとなって消えていく) 」

月村サトシ「分かっている。っと……(ヴィジョンドライバーを持ったまま、右目のデバイスを操作する。すると、彼の身体は「幻影の巨塔」を構成するマスタールームから無数の四角となって消え……) 」

月村サトシ「――――――――待たせたな、雪常。ヴィジョンドライバーはここだ(転送されるように、データで構成された身体を脱ぎ捨てた彼が出現する。ここは「現実」だ。アバターというデータ体を脱ぎ捨てた月村サトシ。大事を取って、小細工や偽装のできないこの場にて、ヴィジョンドライバーを引き渡す) 」

雪常「そーゆー取り決めってことで。んじゃ、さっさと渡してください(彼は左手を差し出し、ヴィジョンドライバーを受け取ろうとする。月村にゆっくり歩み寄り)ドロ 」

月村サトシ「ああ、しっかり次のゲームマスターに渡してくれ。全ては我々の計画通り、か……(同じく歩み寄って、ヴィジョンドライバーを手渡す。何処か曖昧に笑いながら、雪常に次への引継ぎを任せ―――――) 」


―――――――――― ザ


月村サトシ「     」


ク  ッ  ――――――――――(次の瞬間。鋭利な刃状に変形した雪常の黒い右手が、月村サトシの腹を貫いた)


月村サトシ「   な   ……に?(全くの不意討ち。データ体すら纏っていない状態で、反応も出来ず、成すすべなく一撃で腹部を貫かれる。空気が漏れるように、口から咳き込んで、何処からかこみ上げた血が息と混ざって吐き出される) 」

雪常「そうっスねぇセンパイ。「我々」の計画通り、ですねぇ、ハハハ 」




月村サトシ「……雪常……お前……(その口ぶりを聞いて、何かを確信するように)……まさか……お前も……裏切り者…………!! 」

雪常「なァに勘違いしてるんスかねぇ、センパイ?(鋭利な刃となって月村を突き刺した黒い塊が、泥のように液状化して、引き戻されるように通常の右腕に戻る)オレは元々世界に居ちゃいけない「紛い物」。世界すら飛び越える大悪党。時空三大、犯☆罪☆者……拓海 雪常。とりあえず今の名は。忘れたんスか? 」

月村サトシ「ずっと……これを……狙っていたのか……!!(貫いていた刃が引き抜かれる。支えを無くした月村は勢いよく膝を付き、雪常を睨み付ける)クロノス社に居た時から……!!いつから……!!(こいつに、ヴィジョンドライバーを渡すわけには……) 」

雪常「いつから?愚問スねぇ。センパイ?(静かに右腕を変形させる。確実にトドメを刺すべく。黒い泥のように蠢いた右腕がアームキャノンを生成し)……「そっちの方が楽しいと思った」時からですよォ? 」

月村サトシ「―――ッッッ!!(瞬時に自らのいる区画の自爆装置を起動。雪常を、ヴィジョンドライバーを、自らもろとも吹き飛ばさんとする)雪常!!ここで私と――― 」

雪常「っと(――ズ ギュン!!)(自爆装置を起動した月村の胴体にアームキャノンを撃ち込み、即座に吹き飛ばす。そのまま周囲のサイレンを撃ち抜き)心配すんなって、センパイ 」

雪常「――――――あんたがここで死ぬのも、「計画通り」だからさ(自爆する区画から飛び降りるように、全身を黒い泥と変えながら消えていった) 」


シ ュ ウウウウウウウ―――――…… (その場に遺されたのは、胸に風穴を開けられた月村サトシの亡骸と、彼が最後まで握り締め続けた「キー」だけだった。……自爆シークエンスが始まる。それも直ぐに、爆炎と瓦礫の中に埋まる―――――)


カ ツ ン … カ ツ ン … カ ツ ン … カ ツ ン … ―――――(爆ぜ鎮まった爆音の余韻を掻き消す無機質な靴音が、響く――――)


×××「―――――――― カ ツ ン … (広大な暗闇の中で輪郭すらも曖昧に溶かされた「何者か」が、雪常の背後からその隣を横切ると…巨塔を牛耳っていた支配者の亡骸に視線を落とした) 」

雪常「よっ。んじゃま、とりあえず一旦、これはアンタのもんだ(現れた「何者か」に、ヴィジョンドライバーを投げ渡す)さあさあ、話も大詰めだ。何を見せてくれる? 」

×××「 チ ャ キ ――――――(人を化かす黒狐から受け取った「月村サトシのヴィジョンドライバー」。この幻影の巨塔の全システムを掌握するGM権限の象徴を手にした新たなる存在は、淀む影の中で無言する。すると――――) 」

×××「   \ VISION DRIVER /   (徐にドライバーを装着し、早くもその権限を"行使"し始めた。それを可能とするのは…GM権限を持つ者だけである。即ち、この影に覆われた者こそが――――― 「新たなる継承者」を意味していた) 」



―――――――――――― 始めよう、新たな「ゲーム」を















その頃、閑散とした荒野。
吹き付ける砂塵に襤褸切れのローブをはためかせながら歩く人影がひとつあった。
その者の行く先は……遥か先に立つ『 幻影に惑う巨塔 』 ――――――


ローブを纏う旅人「―――――――――(向かい風に抗うような前のめりの姿勢で歩む者は、その全身をローブで完全に覆っている。しかして歩みを止めることはなく、強かな前進を繰り返していた) 」




ローブを纏う旅人「  待ってて 今、助けに行くから…    」







―――――――― 『 エリノラ 』ちゃん









タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年01月18日 00:16

*1 多分ばら撒くだけじゃない、誘導機能も持ってるはず……だったら定番は…!)さんきゅー、盾のゴリラの人…!(真正面で受け止めたガトウ、そして続くミサイルの間を縫ってを飛び越えるように回避しつつ、バルテウスに向けてジャンプで距離を詰めにかかる!