劇場版 カオスファンタズマ Re: 幻廊篇 過去ログ.3

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― 幻影の巨城・上層 ―




アスラン・ザラ「『王』のいる天辺はすぐそこにあるはずだ!気を付けていくぞ…!(漆黒結晶で構築された迷宮をどんどん駆け上がっていく) 」

カズネ「……城の中…なんだか空気が重いような…息苦しい感じ、する… イリジオン…あまり長居はしたくないかも……(階段を駆け上がる最中、右を見ても左を見ても結晶まみれの光景に目を細める) 」

メノア「確かに、あまり悠長に留まっている場合じゃないかもね…外の世界のことも心配だし、早急に片を付けてやりましょ! 」



― 幻影の巨城・踊り場"起" ―


階段を駆け上がり踊り場へと乗り出した攻略組の面々。
荘厳な城内を順調に駆け抜けていくが、そんな彼らの前に、ついに障害が訪れる―――


コ ォ ―――――――― ン … ! (踊り場の中央。突如空間閃いたかと思えば彼らの前に4つの石板が現出する。回転していた4枚のプレートが不規則な挙動で空中を舞うように移動した後、地面に向けて横一列に並列しはじめた。それは、彼らの侵攻を遮る障壁のような身構えだった―――)


フレイミス「ッ――――!?(突如現れた4つの石板に思わず急停止させる)……なんだ…あれはッ……?(怪しい挙動で動く石板に訝しむような眼差しを向ける) 」

ゴエティア・鋼災《 アシエ 》「 王に仇名す存在を検知  」

ゴエティア・毒災《 バイオ 》「 王に歯向かう存在を観測 」

ゴエティア・光災《 ルクス 》「 王に異を唱える存在を感知 」

ゴエティア・闇災《 アビス 》「 王に抗う存在を認識 」


ゴエティア『   排除します   』


―――――   カ    ッ    !  !  !  !  (男とも女とも判断がつかぬ異音の声を発する4つの石板が発光する――――)


ゴエティア・鋼災《 アシエ 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、銀色の体躯を誇る鉄人。重厚感のある巨体には二対の強靱な刃を両腕に有し、金属音で警鐘を掻き鳴らしていた) 」

ゴエティア・毒災《 バイオ 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、ヘドロの様に気味の悪い体液を垂らす球体。垂直に垂れ落ちた液体はイリジオンで構成された結晶床をじわじわと溶かしつくし、その危険性を謳う) 」

ゴエティア・光災《 ルクス 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、神々しい輝きを放つ光球体。宛ら天使の如き翼と後輪を生やし、漆黒に覆われた空間を聖なる光で満たしていた) 」

ゴエティア・闇災《 アビス 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、目を合わせた者の感情に恐怖を訴える目玉型の球体。眼球を覆うように禍々しく棘々しい触手のような物体が蠢いていた) 」

メタナイト「なんだッ…この異形の怪物たちは…!?(本性を露わにした得体の知れぬ四体に警戒するように、宝剣「ギャラクシア」を引き抜く)……こいつらも件の『ゴライアス』…なのか…ッ? 」

アンビー「いいえ…さっき対峙した時にはこのような敵はいなかったはず… もしかすると、新手の可能性がある…(幻影の巨城の正門で対峙した五体のゴライアスたちの姿思い出しながら二対のブレードを逆手で構える) 」

なこ「なんだか…とてつもない魔力を感じる……!この感じ…あの『王』様と相手した時みたいな…… ももん「なこ!その通りだもん!あいつら一体一体に…異常な魔力が潜んでいるもん!!なこの言う通り、あの『王』を名乗る男と似た気配を感じるもん!」 そうなのっ…!?でも、どういうことなのっ……? 」

アスラン・ザラ「……もしかすると…俺たちが相手した『ゴライアス』以外に、『 王 』を守護する新たな存在が動き出したのかもしれない…!気を付けろッ!この気配…間違いなく、一筋縄ではいかない相手だ…! 」

浮世英寿「………――――― お前ら、先へ行け。(ずっと背後で状況を静かに俯瞰していたが、決意したように彼らの前に踏み込んでくる) 新たな邪魔者が現れたということは、これはつまり、あの『王』が俺たちの存在に警戒して差し向けたってことだ。でなければ『ゴライアス』以外の存在を動かしたりはしない。きっと『王』は最後の計画に乗り出そうとしている…今が好機だ。ここは俺が引き受ける。 」

ネモ「だったら…ボクもここでこいつらを引き留める!流石に4体相手に一人で任せるわけにはいかないもんね!(鞘から黒刀を引き抜きながら英寿に並ぶ) 」

ベール「こういう時、大概は一番最初に邪魔してくる奴らが弱ぇーって相場なんだ!じゃあここが比較的楽なポジションってことだろ?よっしゃ!このベールちゃんもしょうがないから手伝ってやりましょうかねぇ~!(帽子を目深に被り直し、いつになくシリアスな佇まいでネモたちに並ぶ) 」

メトロ「ネモちゃんが残るなら、私もここに残ってみんなをサポートするね…! 」

ジーン「おっと…なら俺も、英寿に付き合うよ。推しと一緒に戦うのも悪くはないだろう?(英寿に不敵な笑みと共にウインクを飛ばしながら立ち並ぶ) 」

トランセンド「これでもウチだって戦闘用のガジェットをたくさん構えてきたんだよん。やる時はやるってところを見せつけないとねぇ~!(いつになく前向きな姿勢で前線に立つ) 」

ツムリ「私もここに残ります。皆様は…先へ向かってください!すぐに追いかけますので…! 」

ピカマソ「よし!かっこよく逃げるのは俺に任せろ!! →【非常口】 」

水兵ワドルディ「あっ!!そっちは奈落行きですよ!!!!!!(非常口に向かっていくピカマソに叫ぶ) 」

ピカマソ「 \ ティウン… ティウン… ティウン…  / (既に崖下からロックマン特有の肉片らしき何かが飛び散っていた) 」

アガラ「四体も一気に、か…………大丈夫なんですか、あんなの四体も相手に……いや、勝てるか……この人達なら 」

メイスナイト「ああっ!言わんこっちゃない!だからE缶だけは最後まで取っておくようにとあれほど言ったダス…!(ピカマソの最期にショックする!) 」

村野さやか「……で、では…!お願いします…!みなさん、先を急ぎましょう!(この場を任せるように先へと駆け出していく) 」

アスラン・ザラ「………上で待ってるぞ。(「お前たちなら絶対勝てる」―――そう強い確信を得たアイコンタクトを英寿たちへ送り、先へ向かっていく) 」

浮世英寿「……ああ。(不敵な笑みでアスランに応えると毅然としな眼差しを眼前の異形たちに向けながらデザイアドライバーを装着する) 」

ジーン「フッ…久しぶりの共闘だね、英寿。 よろしく頼むよ。( カ シ ャ ン ッ ――― \ ZIIN SET / )(腰に装着していたレイズライザーベルトに予め備わっていたレイズバックルホルダーを、手にしていたレーザーレイズライザーに装填。円を描くように両腕を大きく動かし、フィンガースナップの態勢を構える) 」

浮世英寿「ああ…行こうか…! \ SET /  (傍らより取り出したマグナムバックルをドライバー右側へ装填) \ SET / (更にブーストバックルを左側へ装填する。そして、狐の顔を思わせる指使いからフィンガースナップの姿勢を構え―――) 」

浮世英寿&ジーン『 パ チ ィ ―――――   変   身   ―――― ン ッ   』

ジーン → 仮面ライダージーン「 \ LASER ON / \ ZIIN LOADING / \ READY FIGHT / (指を鳴らし、レーザーレイズライザーのトリガーを引き抜く。すると射出された青いエネルギープレートが全身に張り付くことで、仮面ライダー「ジーン」へと変身する)……俺が求めているのは…"感動"だ…!(武器であるレーザーレイズライザーを手に悠然と構える) 」

浮世英寿 → 仮面ライダーギーツ「 カチリ…バキュンッ ! ブォンッ、ブォォンッ ! ! (指を鳴らし、マグナムバックルのリボルバーを回転。トリガーを引き、ブーストバックルのハンドルを2回捻る) \ DUAL ON / \ GET READY FOR 「BOOST」 & 「MAGNUM」 / \ READY FIGHT /  (狐仮面に黒スーツの素体へ変身した直後、白と赤の装甲がそれぞれ上・下半身に装着されることで、狐面の戦士・仮面ライダー「ギーツ」・マグナムブーストフォームへと変身した) 」

ネモ「必ず勝つ…そして、みんなで生きて帰るッ!(焔を刀身に灯し、その切っ先を怪物に突きつける) 」

仮面ライダーギーツ「 さあ、ここからが…―――――― ハイライトだ!  」



― 幻影の巨城・魔の幻廊 ―




ガーリックJr.「―――――― フフフッ……とうとうここまで来たか…!その根性は褒めてやるぞ人間ども。(荒々しくそそり立つ結晶剣山だらけの空間にて、二頭身サイズの小さな魔族の王が攻略組を待ち構えていたように不気味な笑みを浮かべて歓迎する) だが一足遅かったようだなァ…?既に幻影の王は最後の"儀式"に取り掛かっている!今更貴様等如きに止められはしないぞ!! 」

日野下花帆「あ、あれって…!(不気味な笑みを浮かべて待ち構えるガーリックJr.の姿に驚嘆し、表情をこわばらせるが…)………行って、さやかちゃん、瑠璃乃ちゃん…!ここは、私が…!(そこに、決意を固め、抗いの意を示すように魔族の王との対峙を示す) 」

乙宗梢「私じゃなくて…「私たち」…でしょ?(ふふっと優雅な笑みをひとつ浮かべて花帆に並ぶ) 花帆さん一人置いていくなんて、先輩の名が廃れるわ。共に戦いましょう? 」

百生吟子「そうですよ、花帆先輩。花帆先輩が覚悟を決めたのなら…私たちも同じく腹をくくります!なぜなら…私たちは「スリーズブーケ」ですもんね?(二人の頼もしい先輩に目配せをし、自信に溢れた笑みを浮かべた) 」

日野下花帆「梢先輩…吟子ちゃん……!うんっ……ありがとう!! 」

ニコ「………アンビー!アンタは先に行きなさい。ここはビリーと二人で受け持つから!(ガシャン、と起動音を掻き鳴らしながらアタッシュケース型武装をどっしりと構える) 」

ビリー「おうよっ!あの偉そうな王様のお堅い上っ面に一発お見舞いしてやりな!なあに、こんなチビとっとと蹴散らしてすぐに追いつくさ。(クルクルッと二丁拳銃を華麗に手中で回し、その銃口をガーリックJr.へと突きつける) 」

Dr.ドライドル「コイツは並の強さじゃにゃーな。だが至高の魔術師を相手にどれだけもつかな(バチバチと火花のように散らす魔力を両手に、ふわりと浮遊) 」

アンビー「……!(「それなら私も―――」と前のめりになりかけた身体を寸での所で停止させる。頼れる仲間が、自分に信頼を寄せて先に行かせようとしている。その意図に気づいたようにコクリと静かに頷いた)………了解。アンビー、戦線離脱して先へ進むわ。(この場を二人に任せるように他の攻略組らと先へ駆け出していく) 」

大沢瑠璃乃「花帆ちゃん……!うんっ、わかった!気を付けてね、みんな!(花帆たちにファイティングポーズで鼓舞しつつ先へと急ぐ) 」

芹沢あさひ「よくわかんないっすけど、楽しそうっす!!あはは!!(他の攻略組と共に駆け出し)……ええっと、その儀式を止めるんすか?終わったらどうなるんすかね? 」

黛冬優子「あっ……あさひ……っ……!!あさひちゃーん、その儀式を止めないと、この前みたいにエーテルに侵食されちゃうから……だからふゆたちで止める為に集まってるんだよー… 」

ガーリックJr.「フフフッ……まあいい… しかし私も見くびられたものだな。その程度の精鋭でこの私と張り合えると思っているのか!?神に反旗を翻す魔族の王である、この!私とッ!!(バッとローブを靡かせながら両腕を勢い良く広げると邪悪な気を放出する)――― 我が名は初代魔王ガーリックの生まれ変わり『 ガーリックJr. 』!!300年かけて大いなる野望のために手にした強大な力の前に、触れ伏せェッ!!! 」

ビリー「魔王か…だったらここに残って正解だったな。何故ならこの俺こそ!その魔王を成敗する正義のヒーロー!スターライトナイトだからだッ!!(キレッキレの変身ポーズを取りながらガーリックJr.へ挑むように駆け出した) 」

百生吟子「もう何にも屈さない…!みんなが愛したこの巨塔を…取り戻してみせる!!(最強武器を手に勇敢に立ち向かっていく―――) 」

Dr.ドライドル「おーおー言うとれ言うとれ! こちとら、いずれは宇宙大統領となりすべてを征服するってんだ。おめゃーなんぞに手こずってる場合じゃねえど! 」

澁谷千手観音菩薩様「皆に力を与えたまえ・・・(浸食されながらも) 」



― 幻影の巨城・踊り場"承" ―


コ ォ ―――――――― ン (瞬く光と共に現出する4枚の石板が◇型を描くようにシャッフルしながら移動し攻略組を遮るように翻弄する―――)


ゴエティア・水災《 マイム 》「 警告:侵入者を発見  」

ゴエティア・雷災《 レビン 》「 勧告:早急なる退去  」

ゴエティア・風災《 ゲイル 》「 忠告:拒否により排除を実行  」

ゴエティア・氷災《 ヘイル 》「 報告:戦闘態勢へ移行  」


―――――   カ    ッ    !  !  !  !  (4つの石板が強い光に包まれていく―――)


ゴエティア・水災《 マイム 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、水流によって実体化された上半身のみの体を持つ怪物。液体で構成された大きな両腕を、彼らの進路を防ぐように広げだす) 」

ゴエティア・風災《 ゲイル 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、常に回り続ける無数の鳥羽で覆われた眼球。それは宛ら台風の目を思わせ、周囲に強風が入り乱れていく) 」

ゴエティア・雷災《 レビン 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、鋭く光らせた単眼を持つ赤黒い雷雲。雷鳴を届かせ赤い稲妻を迸り、大気を振動させる) 」

ゴエティア・氷災《 ヘイル 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、巨大な棺を象った氷塊。幾つかの氷釘を取り巻きながら浮上し、周囲の空気を凍てつかせようとしていた) 」

アスラン・ザラ「(次々と本性を明かすと共にその脅威を拡大しようとする大いなる存在に目を鋭く細めていたが―――)……ここは俺がやる。お前たちは先へ向かえ。 」

メディ「では…わたくしも残ります。数多の属性を宿す存在の解析とあらば、お任せください。(アスランの傍に就く) 」

ミツキ「………――――― 先輩、行ってください。(ここまでずっと肆々玖に依存していた後輩少女が、何かを決意したように初めて自ら距離を置くように前線へと躍り出た)ほんとは先輩とどこまでも一緒でいたかったけれど…そんな先輩をかっこよく立たせてあげるのも、後輩であるミツキの大事な役目ですからね。だから……先輩のこと、頼みましたよ?傷でもつかせたら承知しませんからね?(今度は彼からニルの方へと一瞥し、皮肉っぽさがありながらもどこか信頼を寄せたような眼差しをひとつ浮かべた) 」

ニル「……! ……はいっ……! (今までずっと自分のことは蚊帳の外だと思われていた。そんなミツキに突然眼差しを向けられたことで驚嘆こそはしたが、初めて頼られたような気がした昂揚感で大きく頷いた) 」

ヒースクリフ「アタッカー、ヒーラー、デバッファー…良い布陣だが、守り手に欠けているな。タンクが必要だろう?私も手を貸そう。(前線へと並ぶ攻略組へと赴く) 敵は強大だが、協力プレイを意識すれば攻略できないこともない。臆さず立ち向かうぞ! 」

アスラン・ザラ「……フレイミス!お前なら…幻影の王を必ず止められる。あんな熾烈な試練を乗り越えたお前だ、信じてるぞ…! 」

メディ「大丈夫ですよ。エーテルの扱いもすべては気の持ち用と言います。フレイミス様ご自身のコンディションはかつてないほど万全です。あとはご自身を信じてあげてくださいね。 」

フレイミス「……!ああ……!(ツグリ村での特訓をずっと見守ってくれたアスランとメディの二人に不敵なを笑みをひとつ添えて頷いた)……ありがとな…メディ… アデラックス・ヅラ…!(この場を彼らに任せ、他の攻略メンバーと共にその先にある階段へと駆け上がっていく) 」

ヒロ「(ハゲを極めた名前だな…) 」

アスラン・ザラ「……フッ……一体俺はいつになったらちゃんと名前を覚えてもらえるのやら……まあそんなこと、今はどうでもいい。(フレイミスとのやり取りに鼻を鳴らしながらも、対峙する四体の異形に鋭い敵意を剥きだすように身構える)……誰にも俺たちの「物語」を止めることはできない。ペンは既に俺たちの手に握られたんだからな…―――― 行くぞッ!!(いつかの老人が語った言葉を綴るように呟くと、並列するメンバーと共に戦いへと身を投じていくのだった―――) 」



― 幻影の巨城・骸の幻廊 ―




空母ヲ級「―――― ヲ……ヲ゛ッ゛…… ! ! (階段を駆け上がった先に広がる空間。髑髏のような大量の黒い結晶体が散乱する中で、一人の肌白い少女の姿をした怪人が項垂れた姿勢で獲物をその青い目に捉えていた) 」

大沢瑠璃乃「……!(死んだ魚の目に怨念の如き蒼炎を灯す少女の姿をした異人に思わず息を呑むも、引きかけた一歩を踏み出した)……さやかちゃん、行って!ここは、ルリたちがやってみせる! 」

藤島慈「梢たちにかっこいいところ見せられちゃったら…私たちも黙ってるわけいかないよね!みらくらぱーくも全力投球しちゃうんだから!(瑠璃乃に並んでファイティングポーズを取る) 」

安養寺姫芽「っしゃぁ~~~~~!るりちゃん先輩にめぐちゃん先輩のいるみらくらなら向かうところ敵なしだぁ~~~!アタシもどこまでもお付き合いしますぅ~~~!(二人にメロつくようにくねくねしながら前線に出る) 」

リラ「………っはぁ……(ここで思わず大きく溜息をつく)……結局、ここまで来てもアオ様の姿はなかったのです… ですが、きっとアオ様ならこういう時迷わず選択できると思うのです。自分自身にできる…自分にしかできないことへの、選択を。……だから、私もそうします。アオ様が愛した世界を救うために。あの方が愛した青空を取り戻す為に。(両手に宿したエーテル粒子から白い弓矢を顕現し、その場に留まり戦うように身構える) 」

カズネ「………(コクリ…そう静かに頷くと留まることの意思表示をし前に出始める)……時間がない。なこたちは、先に向かってほしい… 王様を、止めてほしい。これ以上…酷いことが広がらないように… 」

なこ「……!(リラさん…カズネちゃん……!)(この世界で繋がった数少ない知り合いの決意表明に胸を撃たれてしまう)……うん、わかった……!みんな…気を付けてね…!絶対…絶対、生きて帰ろうね…!(彼女たちを残していく心苦しさに打ち勝つように、意を決して彼女たちを横切っていく) 」

徒町小鈴「姫芽ちゃん…!先輩方……!わかりましたっ…!徒町、みんなの想いを受け継いでいってきます!ちぇすとーー―!(勇ましく叫びながら彼女たちを横切り、先にある階段へと突っ切っていく) 」

空母ヲ級「 ヲ ッ゛ … ――――― ォ゛ ォ゛ ォ゛ オ゛ オ゛ オ゛ ッ゛ ! ! ! (抵抗は無意味であると――― 王の従僕として、その座に歯向かう者たちに激しい敵意を剥きだすかのように、左目に宿した蒼炎が滾り始める) 」

カズネ「(怒り、悲しみ、虚しさ…ありとあらゆる負の念を醸し出す骸の少女にかつての自分の姿を重ねてしまう)……それでも… 向き合わなくちゃいけない。あんな風になってしまったかもしれない未来の私に、報いるために…―――― ブ シ ャ ァ ッ !(傷一つない白く清らかな掌から流れ出した真っ赤な流血。それが一瞬で刀の形として凝固され、小さな手に握りしめられた) 」

ラウ・ル・クルーゼ「少女よ、今の君が歩む道は嫌いではなかった……(スーっとカズネの横にフェードイン)だが!!!!世界は歌のように優しくない!!!! 彼女も私も結果だよキラくん!!!!!これが人の望み……人の夢!人のGO!!!!!!! ゆえに葬らねばならぬ、この身ごと!!!!いけーーーーー!!!!人のGO!!!!! 」

ヒロ「…………任せたぜ(小鈴の姿を見て)ここらで俺もいいところを見せないとね(前線に立ち、バットを構える) 」



― 幻影の巨城・踊り場"転" ―


コ ォ ―――――――― ン (踊場へと赴く攻略組の前に、2枚の石板がエレベーターのようにゆっくりと垂直に落ちてくる―――)


ゴエティア・炎災《 ノヴァ 》「 選択を提示 ―― 撤退か全滅か  」

ゴエティア・土災《 ガイア 》「 選択を提示 ―― 退却か絶滅か  」


―――――   カ    ッ    !  !  (2つの石板が強い光に包まれていく―――)


ゴエティア・炎災《 ノヴァ 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、太陽の塔を彷彿とするような顔面を持つ松明の姿をした人型の炎。轟々と燃え盛る全身から迸る高熱が空間を歪ませていく 」

ゴエティア・土災《 ガイア 》「  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  (顕現されるのは、精巧かつ頑丈に塗り固められた土偶の怪物。重量感のある岩石で構成されながらもふわりと宙に浮かび、常に対峙するものたちに標的の視線を突き付けていた) 」

平子真子「……アホか、そういうのは選択とは言えんわ。(あほくさいと一蹴するように前へと出始める)………行きや。時間があらへん。ここは俺一人でもやれる。アンタらはとっとと王を討ち取ってきいや。(冷徹に、厳かに、その一歩を名乗り出ると、斬魄刀を鞘から引き抜きだす) 」

マルコ「……一人でやるつもりかよい?それは流石に見過ごせねえなあ。(おいおいとせせら笑いを含みながら平子の隣に勝手に身を投げ出す) 」

平子真子「なんやぁ…?わざわざ残ってくれるんかいな。……まあ、止めてもアンタならそうするやろうな。好きにしいや。(横切っていく攻略陣の面々を他所目に、並び立つマルコへ不敵な笑みを送る) 」

マルコ「ああ……そうさせてもらうよいッ!(不死鳥の炎翼を目一杯伸ばし異形の怪物たちへと飛び込むように急襲を仕掛けるのだった――) 」



― 幻影の巨城・僭の幻廊 ―


ザント「(攻略組が突き進む先、広大な結晶空間の奥にて設置されていた玉座に居座り彼らを待ち構える者がいた。侵入者の姿を捉えると男は徐に立ち上がり、一歩、また一歩と進みだしていく)……我々闇の魔族は長きに渡り虐げられてきた…。魔術に長けた優れた民族が虫かごのようなこの世界に閉じ込められ…陰りの中で、いつしか怒りや憎しみ…欲望を持たぬ腑抜けた者たちに成り下がっていた…!だが、そんな絶望と憎悪のうねりの中で…私は…『王』によって蘇ったのだ…!!(発言を重ねるたびに全身をあらぬ方向へ捻じ曲げていく) 」

ザント「ムゥゥゥウウウウウンッ!!!(捩じった体を回転させて元の姿勢に戻る)……そして、我が『王』の望みは一つ…! 混と沌を、一つの幻想にする!!王の従僕として、我はその悲願を成し遂げるのだ!! 」

フリーザ「ごちゃごちゃとうるさいことだよ!!!!!この星も宇宙も支配するのは帝王であるフリーザですよ!!!お前たちは・・・・・・この私が軽く捻り潰してあげましょう!神龍の願いで手に入れたこの究極のパワーでねえ!!!行きますよ!ザーボンさん!ドドリアさん! 」

ドドリゲス「(どっちも人の話聞きそうになくて草と思う哀れなトリ) 」

メタナイト「………ここは、我々に任せてもらおうか。お前たちは先へ進むのだ!きっとこの先の近くに…『 幻影の王 』がいるはずだ…!ゆけッ!(宝剣ギャラクシアを突きつけるように構える) 」

マルス「ぶうううううううううううううううううううううううううううんん!!!!!!!(ザントの口上を全て掻き消すぐらい大きなエンジン音で、エーテファリンカーに改造したダッジ ヴァイパーで、その場に現れ)・・・・・・へっ、うるせえぜ・・・・・・どうやら?俺たちの団長がは・・・・クロノラが、好きになっちゃったみたいだからな・・・・?連絡がつかなくなったが、邪魔する様なら?ぶっ潰してやらないとな・・・・ 」

バル艦長「ギャーーーハハハハハ!!メタナイト様がここに残るならワシらも居座ろう!!正直メタナイト様についていれば安全だからな!!応援なら任せろ!! 」

水兵ワドルデイ「干潮(※誤字)!不味いですって!!戦犯ムーブかますのは御免ですよ私!! 」

アックスナイト「ぶっちゃけ俺たちの活躍は戦艦ハルバードで終わったようなもんだからあとは平常運転だろjk 」

メイスナイト「メタ発言はやめるダス!!!"メタ"ナイツだけに!!!! 」

SUSURU「◯すぞ~~~~~~~!!!!!!(ザントへ威嚇) 」

ルフレ「へへっ・・・・・どうやら?マルスの奴、気合が入ってるみたいだな・・・・俺も、なんだか、楽しくなってきちゃったぜ・・・・どうやら?あんなに楽しそうなマルスを見るのは?初めてだからな・・・・・リンクとクロノラが、結婚できるように、頑張ってやらねえとだしな?(エーテファリンカーに改造した ジャガー ビジョンでマルスの横にやって来る) 」

スターウォーカー「 * この幻影の巨城にはヘドが出る 私こそがオリジナルのスターウォーカーだ (オリジナルのスターウォーカーがあらわれた!▽) 私も、(パーティに)加わろう (オリジナルのスターウォーカーがパーティに入った! ▽) 」

はらぺこあおむし「(幻影の巨城でハロウィンのアルバイトをしている) 」

MARUGAME SEIMEN「MARUGAME SEIMENはハイになる違法な粉を吸った。これなしでは生きられない体になってしまった。MARUGAME SEIMENは口からビームを放つ、それだけではない、黒魔術を使う。今からお前の土手ッ腹に風穴を開けなければならない。MARUGAME SEIMEN 」

ルキナ「ん゛ー!!!!ん゛ん゛ー!!!!!!!(両腕と両足を縛られ、ルフレのエーテファリンカーの後部座席でエーテルを搾取され続けている)ん゛っ!!!(なんとか逃れようと、窓ガラスに体当たりをする) 」

ところ天の助「大変だねアンタら。(我関せずとでも言わんばかりの顔でコーヒーを飲んでいる) 」

ワナイダーマッ「待てーーーーーーッ!!!!!あどけないクロノラの命を脅かすケツ十字団、許せんッ!!!!!クロノラの友達(※自称)!ワナイダーマッ!!!!! 」

ザント「………許さん……許さんぞッ……!!神聖な『王』の巨城で傍若無人な態度を振舞うなど…!!貴様だけは絶対に許さん。殺してやる…―――――――  殺 し て や る ぞ と こ ろ 天 の 助 ! ! ! !  」

シャンクス「ぶうううううううううううううううううん!!!!(覇王色の覇気の音)どうやら?間に合ったようだ・・・・・俺は、者ンクス・・・・・赤神海賊団のヘッドだ・・・・・。そして・・・・塗装は・・・フェラーリに使われる垢のようだ・・・・・?フ、そして娘は・・・・・ウタに似ている・・・・。ちなみに?俺のMSは赤いザクのようだ・・・・・ 」

バナナ猫「ケッッッッッッッッホ(ここまで来る道中バナナ不足でスタミナ切れを起こしている) 」

ところ天の助「ぶーッ―――(飲んでいたコーヒーを吐き出す)なんでオレなの!?名乗ってないのに名前覚えられてるし!! 」

フレアチューバー剣車達「ぶううううううううううううううううんっ!!!(赤いスーパーカーや青いスーパーカーを並べる)・・・・・宜しくお願いしまーーーーすっ!!! 」

杉下右京「おやおや。こちらで…よろしいですか?(ジョボボボボボボボボボボッ)(くたばってるバナナ猫へ優雅にあつあつの紅茶を流し込む) 」

シャムロック「よお!?久しいだだな?!そして俺は・・・・・なんと、正体は・・・・お前の双子のシャムロックだっだようだ?ちなみに・・・・・ジオングなんていくらでも買えるぜ・・・・・ 」

バナナ猫「イィ~~~~~イィ~~~~~~~😭(あつあつの紅茶で顔面が盛大に火傷し号泣) 」

サークル・K・シャンクス「よお!?お前ら!?久しいな!?俺だが!?お前の兄のサークル・K・シャンクス・・・・・通称、剣車ンクスだあ!?そして・・・・お前らにアレをくれてやるぜ・・・・・・!俺のジャガーのスペシャルハイクラスナターボミュージックだ・・・・・・!(赤いジャガーから『With you forever』を爆音で流し出す) 」

ゴールドタイガー「お前の苦労をずっと見ていたぞ、本当によく頑張ったな(スーっとバナナ猫の上に現れ感動的なBGMが流れる)  タヒね  (スゥー……) 」

バナナ猫「イィ~~~~~イィ~~~~~~~😭 」

マルス「へっ・・・ルフレの奴、酔っぱらってるみたいだな?だが、面白くなってきたぜ・・・・・いくぜ!!!!!ロケットスタートだあああああああああ!!!!!おrっらあああああああああああああああああああ!!ぶううううううううううううん!!!(思いきりアクセルを踏んで、凄まじいアメリカンな加速力でザントを跳ね飛ばす) 」

ジャクリーヌ尾崎「むぐっ゛……!!(マルスのエーテファリンカーの超加速で発生したGを利用し、後部座席から車外へ、半ば投げ出されるような形で飛び出して脱出に成功する)……は、はっ……!!出られた!助かりましたわ!! 」

赤髪のシャングース「こいつ(ルキナ)は・・・・・・俺の娘だ・・・・俺達の娘だ・・・・!それを奪うと言うなら・・・・・死ぬ気でこぉぉぉおおおおおおおおおおーーーーい!!!!!!ぶうううううううううううううううん(覇王色の覇気の音) 」

伝説の超レギュレイター・ラタリー「ボゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!(現れる!突然!その時!(倒置法)1000年に一度目覚めるという伝説の超レギュレイターが!生身で幻影の巨城の外壁を突き破り、怒涛の参戦だ!!)コンラードはどこらあ・・・・?お前だけは簡単には氏なさんのら・・・・!!(どうやら勝手におやつを食べられてしまった恨みでここまで来たようだ?) 」

ところ天の助「くそ……そもそも何でここにいるか分からないが、こうなったら戦うしかないようだな!舐めるなよ、オレは元Aブロック基地隊長なんだぞ! 」

ヨックス・D・ジーリッス「ヴォハハハハハハ!!!俺に続けェ!!!ヨックス海賊団!!!!!狙うぞゴッドバレー!!!!俺が世界の王になるぞーーーーーーーーー!!!!!! 」

夕霧綴理「見て、さや。お城の天辺に愉快な動物園があったんだね。たのしそー。 」

ルフレ「どうやら??マルスが行ったようだ・・・・・・俺も、遅れちまうぜ!!!おらあああああああああああ!!!!!!レース開始だぜええええええええええええええええええええ!!!ぶううううううううううううううううう!!!(マルスを追う様に、エーテファリンカーでザントを轢き潰す) 」

渋井谷かのん「ちいいいいいいちゃああああああああああん(ぶうううううううううううううううん)(軽トラで駆けつけついでにザントにぶつかりつつちぃちゃんをナンパする)私、渋井谷かのん!略してシブカノ!ちいちゃん悪いんだよ?ちいちゃんが悪いんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」

村野さやか「見ちゃいけません、綴理先輩。先を急ぎましょう。(無の顔で綴理の手を引いて他の攻略メンバーと共に先へ進みだす) 」

ルキナ「……!!(マルスのエーテファリンカーから射出された尾崎が目に入り)(そうか、今なら……!!)ん゛ん゛ッ!!(窓ガラスに思いきり頭突きし、エーテファリンカーの超加速の反動を利用して社外へと脱出する) 」

フレアチューバー剣車達「まあ剣車も剣車も挨拶で轢くのもそれぐらいにしとこうか・・・・!さあところ天の助・・・・・!赤青対抗戦のスーパーカーサッカーをはじめるぜ!!天の助ボールでなぁっ!!(天の助に) 」

ザント「ぐう!!!!!!!!!!!!!!!!(走り屋どもに次々と撥ね飛ばされながらも平然と起き上がる)数々の愚行、許さんッ!!!やはり貴様は万死に値するッ!!!『王』より授かりし我が力で確実に殺してやるぞ、覚悟するがいい……ところ天の助ぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!(両腕の長袖から刃を剥きだし、ついに魑魅魍魎共との衝突戦へと踊り出したァーーーーーッ!!!) 」

ピカマン「ここにいるやつみんなヤバすぎでしょ……俺達は早く幻影の王を倒しに行くぜ!(て他の攻略メンバーと共に先へ進みだす) 」

ところ天の助「だから何でオレなのーーーっ!!?? 」

首領パッチ「くっ、やべーぜ! 」

ペニーワイズ「やはりここは作戦Xを決行してあいつの注意を引くしかない! 」

謎の声「(あの懐かしくも暖かいガラガラ声で)あんたらがやりなさいよ?! 」

澁谷千手観音菩薩様「パチ物に天罰与えましょう・・・(渋井谷に空から熱湯をかけ盥を落とす) 」




― 幻影の巨城・夜の幻廊 ―

シルダッタ「――――……考えることはみんな同じだったわけだが、それにしてもこんな偶然があるもんか。(回廊をかけ走る最中、並走するかつての同胞たちとの久しい再会に思わず口の端を緩める) 」

シーヴァ中将「ぶわっはっはっはっは!!!我が愛弟子(エリノラ)の危機となりゃあ当然じゃなあ!!! (陸)軍から突撃命令は出ておらんが、中将であるワシには関係ない!!エリノラを奪還し、この城もぶち壊すぞお!!!!! 」

覚醒ノア「……そうね… きっとこの再会も、エリノラがもう一度私たちを導いてくれた結果なのかもしれない。忘却に消えてしまったあの頃の記憶が蘇り、私たちは再びこの地へ帰ってきた。救済を…ただその目的のために。 」

李劉冥「やれ、年寄りをいたわれという自分もいれば、死地にまた呼び込んでくれたことを感謝する儂もおる。久々に、この拳、振るいたくなったわ 」

βB「(誰かが運んでくれているブラウン管テレビの中で頬杖を着き) まあ?エリノラが助け舟を出したのならパチモ……クロノラの救出もオーダーの内に入るのでしょうし?必然的に同時に救出することになるのでしょうし?仕方ありませんねいやほんとしかたありませんねMARUGAME SEIMENよりドブドブに嫌なんですけど仕方ないですねッて感じですこっちについたほうがロジカルだっtだけですぅーっ 」

マーク「消えなかったさ。俺の胸に刻んだあの時の"マーク"が呼び起こしてくれたからな。さあ、感動的な再開の余韻を味わうのは後だ。まずはエリノラを救いだしてからだな…! 」

霞「元からいつか迎えに行くつもりではあったけど……何ていうか、騒がしいモーニングコールになっちゃったね。ほんとはもう少しムードとか、こう……色々考えたかったのになぁ。 」

圧倒的問題児男子高校生「俺は~~~~~~~~~~~~やるぜぇ~~~~~~~~~~~~♪♪♪ぜったい救出してみせるぞぉ~~~~~~~~~♪♪♪(音台合格不可避な美声でハーモニーを刻みながらバレリーナのように優雅に突き進んでいる) 」

侶梟「間合いにおいて生殺与奪は自由。幻影の王の首もまた俺の間合いとあらば、必然的に案内人の首を如何するも俺の自由。こと『生かす』為拳を振るうに仔細はない。  そうでなくとも……あのような横槍を入れられては雇い主も具合が悪かろう。こうして貴様らと轡を並べるのも致し方なかろうて 」

ケビン「んじゃあBGMでも流すか? どうせ騒がしいならロックでも掛けたほうがいくらか目覚めもマシだろーぜ 」


―――――― キーーーシッシッシッ!!!そうはいかねえぞ小僧共…!!




ドプンッ…ドブッ…―――――― ドププププドプドプドプッ!!!(回廊を駆け抜けるかられの進行を妨げるように響き渡る甲高い声と共に、前方の床が黒い沼で覆われていく。その中心から影のような大きな手がまず伸び出し、続けて頭部と思わしき部位から全身へとかけて巨体の怪物が姿を露わにする。真っ黒に覆われた姿形に色味がつき始め、その正体を曝け出す――――)



ゲッコー・モリア「――――キーーーシッシッシッ!!よく来たなァ…『幻影の巨城』へ!だがここはもうテメェの知る「幻影の巨塔」じゃねえ!エリノラも巨塔も既に俺たちの手の中にある!!テメェらが束になって懸かったところで取り戻せやしねえぞォ?キ~~~~シシシシシシッ!!!(影より出でた巨人のような存在が、彼らの進行を妨げるように立ち塞がった) 」

シーヴァ中将「ぬおっ!?抜かせえ!デカらっきょ!!!元王下七武海の分際で偉そうなことをほざきおる!!エリノラも幻影の巨塔も返してもらうぞーーーッ!!! 」

βB「――――――(ゲッコー・モリアを見上げ、ふと電卓を取り出し)結構歩数行きましたね、あと半分ぐらいですかね。あ、眼の前のあれがああ言ってますけどどうします? 」

ケビン「取り戻せねえならもう壊せばいいだろ。エリノラはこう……なんかこう回収できるだろ、たぶん 」

侶梟「うむ、幻影の巨塔に非ずか。ならば壊したとて致し方ない。ついでに王とやらも砕いて構わぬのだろう 」

βB「どうして昔っから脳筋しかいないんです……???? 」

霞「不法占拠には強制退去願おっか、うん。もちろん命を問うつもりはないし。 」

李劉冥「小僧(ケビン)の言う通りよ。拳を振るい障壁を穿てば通れぬ道なし。ほれ、今の若いもんも言うとるじゃろ?『力いずパワ~』とか『暴力はすべてを解決するとか』なあ? 」

森ノ宮「ぶううううううううううううん!!!ギギィッ!!!!(インテグラ タイプRで現れ、ゲッコー・モリアの前で停車。その後、原形を留めない程損壊した遺体を車外に投げ捨てた後車から降り)……ったく、やっと追い付いた……くだらねえ足止め喰っちまったよ 」

ゲッコー・モリア「テメェら…まさかこの俺と戦うつもりじゃあるまいな?キーーーシッシッシッ!!! やめておけ…!!経験浅え若造共に止められるような常識など通用しねェ!!ここは大いなる幻想を蓄えた巨城!!もはやかつての遺構など存在しない!!テメェらが歴戦の戦士だが何だが謂われようが、俺からすればどうということはねえ!!テメェらみてえな若造が、この城でデケえツラするとどうなるか?今目に見せてやる!!出でよ…俺の従順な「ゾンビ兵」ども…!!! 」

ゾンビ兵「―――― ボ ゴ ォ オ ン ッ ! ! ! (ゲッコー・モリアの声に呼び起されるかのように、回廊の至る箇所から腐敗した手が次々と飛び出てくる。徐々にその全貌を曝け出されると、彼を取り巻く様に数百体以上のゾンビの軍隊が形成されていた。) 」

十津川(ゾンビ)「――――――――――(――――だが、彼らにとって見覚えのある人物がそのゾンビの大群に紛れていた。現世でとっくに死亡し、かつての幻影の巨塔でしか生き永らえることのできなかった…攻略組の仲間だった男『 十津川京 』。その彼が、皮肉にも敵の手に堕ちてゾンビの姿に変えられていたのだった) 」

マーク「………十津川……嘘だろっ……?(ゾンビに紛れていた十津川との思わぬ再会に目を丸くする) 」

李劉冥「(溢れ出るゾンビ兵。そのおぞましい様相にふと、『懐かしさ』を感じた。モリアのテンションや死人が動くさまを『誰か』と重ね、つい頬をほころばせる)死者を殴ることになるとは……いやはや、これもまた奇縁よ。 」

ゲッコー・モリア「キィシシシシ!!どうだぁ!?これが俺様の従僕…ゾンビ兵ども!!どんな生意気な野郎も「影」にすれば絶対服従!世の中は素直なゾンビの世界になる!!こいつらはかつて…"幻影の巨塔でその命を散らしていった者たち"…!!そいつらがゾンビとして生きる為の声と肉体を与えてやったのだ!!過去の一切の人間関係を忘れ去り俺に服従する兵士としてなァ!!テメェらもゾンビにしてやる!!キーーシッシッシッシッ!!! 」

覚醒ノア「……醜い思考ね… 死者を愚弄するなんて… (静かな憤りの眼光を指し示す) 」

霞「……。(穏やかな笑みをたたえていた表情が、十津川の姿を見て一瞬ぴくりと引き攣った)見た目で経験と年齢をを値踏みするなんて関心しないね―――ひよっ子、その言葉に"幾万幾億の月日"はちゃんと賭けた?……"戦う"んじゃないよ、"蹂躙"してあげる。(張り付いたような笑みは、底冷えするような冷徹な視線へと様変わりした。その手に握る双刃と共に) 」

ケビン「マジかよ。関係ねえやつを操って向かわせるとかすげえワルのする事じゃん……(苦虫を潰したような顔をしつつスっとβBへ目配せ) 」

森ノ宮「……見知った顔が見えたと思ったが、そうか……くだらない事を考える奴が居るもんだな……だったら、こっちもくたばった奴を利用させてもらうとするか(再びインテグラ タイプRのドアを開け、先程蹴りだした遺体を乱雑に運転席に放り込み、無理矢理アクセルを踏ませてエンジンを始動。エーテファリンカーを(実質)無人で爆走させ、ゾンビの群れに突っ込ませる) 」

βB「脳波、筋骨の動作共に正常。従来のゾンビと異なり確かな意識を持っていますが、『 十津川京 』とは全くの別人のパターンですね。 99.9%"ガワ"です 」

シルダッタ「……だろうな。死人との戦いならむしろ俺たちの専売特許。飽きるほど何度も超えてきた戦いだ。()今更それがどうしたと言わんばりに立体起動装置を起動。既に引き抜かれた二刀流ブレードの光沢をぎらつかせる) 」

侶梟「躯を弄ばれては奴も具合が悪かろう。此度は強火に葬ってやらねばならな(五指を強張らせて鳴らし、友禅徒歩を進めゾンビ共……の奥に構えるモリアへ向かってゆく) 」

ゲッコー・モリア「俺は下手に手を下さねェ!何故なら俺は他人の力で海賊王になる男!!確かに昔は俺も、自らの力の過信と野心に満ちていた…!だが理解したんだ、優れた部下の重要性をな!どれだけ自我が強くても、全てのゾンビの行き着く先は絶対服従だ!! 」

ゲッコー・モリア「さァ お前ら…俺と闘うチャンスをやろう!!ただし…この屍共を越えなければ俺に辿り着くことなど到底できねえがな!!ここは死者達の魔境…『幻影の巨城』!!悪い夢を見ていくがいい!!!キーーーシッシッシッシッ!!! 」




ゾンビ兵軍団『 ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ! (主であるモリアの合図を受け、腐敗集団が一斉に雪崩れ込むように襲撃していく)』

シルダッタ「 ダ ッ ――――― ギュルルルォァッ!!!(開戦の合図と共にワイヤーを左右の壁へめり込ませるように発射。突き刺した壁を利用して勢いよくその身を投げ出し、遠心力を付けた回転突撃からブレードを交差し―――)―――――ズバババッバッ!!!(苛烈な回転剣舞を見舞い、ゾンビ兵の首を次々と切り落としていく) 」

霞「ダンッ!!(弾丸の如く前進、そしてただ)ブォッ ズガガガガガガッ!!!(真っ向、有無を言わさぬ剣舞剣戟で並び立つ骸を蹂躙し、猛進する) 」

李劉冥「ズ  ン … (他メンバーと比べれば速度に欠ける。しかしその動きは演武のようでありながら)ド ン (深く)ズ ン(硬く)轟 ッ!!(鋭く)────まき**(確認後掲載)い!!(一打とその余波で複数のゾンビ兵をいただく) 」

レインコートの人物(ゾンビ)「―――――― ガ ッ ギ ギ ィ ィ ィ イ゙ イ゙ ン゙ ッ゙ ! ! (―――だが、猛進する霞の斬撃を受け止めるゾンビがいた。明らかに他の有象無象の集団から逸脱した挙動で動くそれは、連戦の猛者である彼女の一撃を受け止める程の確かな実力を秘めている。その正体は…かつて共に攻略に臨み、そして己が野心の為に裏切りという名の牙を剥いた、あの男だった。その『彼』が、変わり果てた姿で再び彼らと相対することとなる) 」

森ノ宮「………今度は大行進かよ。使う機会が案外少なくて困ってた所だ(血に塗れた拳銃を取り出し、苛立ちをぶつける様に乱雑にスライドを引き、安全装置を外し)ダン!ダン!ダン!ダンダン!(進行方向のゾンビの頭部を次々に撃ち抜きながら、モリアの方向へと向かって行く) 」

覚醒ノア「――――あなたたちは救う価値があるのかしら。( カ ツ ゥ ン ッ ―――― ボ ゴ ォ オ ン ッ ! ! )(押し寄せるゾンビ軍団を前にヒールを勢いよく踏み鳴らす。するとその地盤から大木が勢いよく出現し、上空で絡まりある一つの個体を構築する。その姿は、ワイバーンにも似た竜を模していた) “ゴフェル『ヴィーヴル』” (木製の竜の背に飛び乗り上空へと飛翔する) 」

ケビン「(取り出すはただの鉄竿。両手に構えるそれを螺旋状に回転させ) キュルッッ  ズ ┣"  ┣"  ┣" ッッッ(刃を持たない鈍器に過ぎないにも関わらず、回転のみでドリルと化したそれによる刺突を三度、ほぼ同時に繰り出す。鉄竿本体とそこから飛ぶ弾丸の如く疾風波がゾンビ共の頭部を次々と貫き) ヴォ   ン  ッ (複数の円を描くようにして匠に振り回し、広域のゾンビを肉塊へ返す) 」

シーヴァ中将「鬱陶しいのお!!!!喰らえ!!!ゲンコツ流星群じゃあ!!!!(ドドドドドドドドドドッ!!!!!!)(流星群が如き勢いで怒涛のラッシュを叩き込み、弱小ゾンビ共を殴り飛ばしていく) 」

十津川(ゾンビ)「 バタム ジャコッ―――(乱戦する舞台から避難した男は、予め用意してあったレクサスに乗り込む)―――――キュシュアアアアアア!!!!ヴヴヴヴヴヴヴン゙ン゙ン゙ン゙ン゙゙ーーーン゙゙ン゙ン゙ン゙゙゙ッ    ドゴオオアアアッ!  (そして、森ノ宮をはじめ、彼らに対しに180km凶悪なエネルギーを持つ鉄の塊となりブッ飛ばしていく) 」

圧倒的問題児男子高校生「や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!ほわっ、ほわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!(ゾンビ共に普通に押し寄せられ噛みつかれそうになっているのを必死に抵抗している) 」

霞「ギギギギギッ―――ガ   ッ(鍔迫り合う中、その相手を窺い知る)へえ……そっか、あなたもいるんだ。私は別に恨んだりはしてないけど―――じゃあ、もう一回倒すね。(ぶつかり合う剣と剣、その距離をほんの僅かに離した刹那、切り返すように隙を貫いて両刃を振り払う) 」

コロンブス(Fate)「 ギャリギャリギャリギャリギャリリリリリ(ノアの操る方舟へ邪気を帯びた『アンカー』が襲いかかる。 それは戦場という暗礁へ乗り上げたさながら幽霊船。 宝在るところに夢を追う荒くれはいる。彼も例にもれなく、その一人だった。 そして今は……) オタカラニ……オトコニオンナァ!!!(モリアのゾンビ兵の一人に過ぎない) 」

マーク「―――――!危ねェッ!!(シュゥゥゥン――――!)(咄嗟的に右手に透明な珠が形作られ、気動の色が翠に変化していく) 疾風“真空昇裂”!!(形造った透明球を、コロンブスが投擲したアンカーへ向けて投球し、方舟を守る)……野郎ッ…!次から次へと…!! 」

侶梟「 トッッ  (掌を前に突き出して腕を置く。そのようにしてただ山の如く待ち構え、 十津川の操るレクサスを正面から受け止め) ――――弔えずすまなんだな。(フロントガラス越しに見える十津川を一瞥し、重くまぶたを閉ざすと)  ┣"  ウッ  (パイルバンカーのようにしてゼロ距離の発勁を放つ。 衝撃波は貫通し、レクサスのエンジンのみを貫通。ガソリンを引火させ、爆破しようとする) 」



ゲッコー・モリア「キーーシッシッシッ!!どうだァッ!?ゾンビ兵の中には…生前その実力を届かせた者も大勢いる!!ゾンビだからと侮るなよ?ミイラ取りがミイラになるぜ…キッシッシッシッ!!(最奥にて悠長に寝ころびながら待ち構えている) 」

李劉冥「ズガァ!(震脚からの打ち込みで自身に群がる最後の一匹を葬る)……む? あれは船か? 船乗りをも遣わすとは……バリエーションを豊富だな。(覚醒ノアの援護へ向かうため疾駆する) 」

久米(ゾンビ)「教育教育教育教育教育教育死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑(テニスラケットを振り回しワイバーンナイトとして空から襲いかかってくる) 」

レインコートの人物(ゾンビ)「ガッギギギッガギャギィンッ、ガギギギギィンッ!!!(火花を全方位に撒き散らしながら霞との熾烈な剣戟を踊る。腐敗し朽ち果てた肉体とは思えぬ切れのある太刀筋から次々と繰り出される斬撃に狂いはない。握られた光剣を手に、ただ眼前の獲物を斬り落とすことだけしか眼中にないとでもいうように―――) ス ン ――――――― ガ ギ ャ ア ァ ン ッ ! ! ! (一度距離を離したかと思えば、強烈な斬撃波を飛ばして牽制する) 」

覚醒ノア「……!ありがとう、例を言うわ。(方舟を守るマークと李劉冥にアイコンタクトを送ると、ワイバーンに乗って天高く飛翔し至上を俯瞰すると――)―――焼き尽くす!(ワイバーンの口から吐き出された業火が、残されたゾンビ兵共を焼却する) 」

森ノ宮[ダン!ダン!ダン!!…っ!?おいおい、ゾンビってのは車まで……!!―――”紫電”ッ!!(滑る様な超高速・超低空の跳躍で十津川のレクサスの突進を避け……)……生憎、お前みたいな連中は昔よく相手したんでな!(即座に振り返り、レクサスのタイヤへと素早く狙いを付けて拳銃を発射。タイヤのバーストを狙う) 」

コロンブス(Fate ゾンビ)「グルンッッ ギャルルルルルルッッッッ(上体を傾け舵輪を思い切り回し面舵いっぱい。地上を渡航するサンタ・マリア号が盛大に"ドリフト"。 その際に飛散る瓦礫や衝撃波、船底の質量で接近してくる面々をひき肉にしようとする) 」

十津川(ゾンビ)「   ボ ッ゛          オ゛    ァ    ――――――――――   ! ! !  (真正面から受け止められた挙句エンジン部を貫かれたことで車体が瞬く間に爆ぜ、車内に取り残されたゾンビが業火の監獄に呑み込まれる。どれだけ足掻いても、姿形を変えても、結局は人の子。都合よく奇跡など起きることもなく、ただその火の海の中に沈むように腐敗した肉体が解け散っていく。だが、そんな最中、男は―――――――) 」

十津川(ゾンビ)「┣¨ ┣¨  ┣¨┣¨ ・・・ ――――――――――――――――   ニ  ッ  ("俺は死なない"―――― そう強く訴えかけるような不敵な笑みだけをかつての同行たちに残し、かの男を象ったゾンビは骨すら残さず消滅した――――) 」

霞「ガッ、ギャリギャリギャリッ―――(幾重にも斬り結んでは突き放され、見据えた)"生前"……そうだね、実力は変わらない。でもさ、それって―――"変われない"んだよね、私と違って。(放たれた斬撃を前に、ただゆっくりと構え)"こういうこと"は、して見せたことないよね。("極閃"―――刃で己とレインコートの人物の"空間"を切り取って詰め、一瞬で目の前に。そのまま攻撃を放った直後の隙に深く斬り込んだ) 」

マーク「そういうことなら…―――――本気で行かせてもらうッ!!(その地を強く踏んでから空ジャンプ、右拳をスタンバイさせたままコロンブスが手繰る船に狙いを定め―――)―――― お ら ァ ッ ! ! ! ( ┣¨ ゴォァッ!! )(凝縮された気を纏うストレートナックルを見舞い、その破壊を狙う) 」

レインコートの人物(ゾンビ)「  ズ  オ  ――――――  バ  ァ゛  ッ  !  !  !  (刹那的に距離を詰めた霞の挙動を見切れず、特徴的なレインコートが肉片と共に断裂される。確かに、生前は高い実力を持って彼らを陥れたのは事実。だが彼女が指摘する通り、所詮ゾンビは"あの頃から変わらないまま"である。あれ以来更に高みを目指した強豪の太刀筋を見切れず、因縁の残滓が朽ち果てるように消滅した―――) 」

βB「―――――" 生前その実力を届かせた者も大勢いる " です、か……。なるほど、あなたも……あなた方の王様とやらも……随分と舐めたゲーム運営をするものですね。私…… 我慢ならないんです (いつの間にブラウン管から抜け出したのか、"エーテルで構成されたアバター"という肉体を得た彼女が最前列へ移動し、"嫌悪と怒り"を滲ませた鋭い眼光をモリアの喉元へ向ける)   『甘えた、不完全な運営』  まずユーザーを、ターゲット層を絞れていない。私はともかく、あなたの前にいるのは……――――― 」


ビキッッ―――――ベキベキ グキッ  ベギッッッ  (βBの影から伸びる黒い触手が周辺のエーテルに干渉。それを凝固させ、疑似クリスタルを生成。決勝が成長し、やがて歪な人のカタチを創る。それは徐々に数を増やしてゆく)


βB「――――" 生前その実力を届かせた者(幻影体) だけを相手取ってきた、踏破者達 "ですよ。 」

森ノ宮「………腹の立つ話だ、本当に。人を有象無象のゾンビに変えておいて、随分な言い草しやがって……(襲い掛かって来る久米の方へと振り返り……ゾンビの群れを足場に、一気に跳躍。そのまま空中で大きく振り被り……)堕 ち て ろ ッ! (『気』を込めた全力の拳を、ワイバーン諸共久米へと叩き込み……高空から地面へと叩き付けに掛かる) 」

マリオネット・ファンタズマン「   ビィ"ィ"ィ"ィピィ"ィ"ィィ…… (次々と結晶体から生成される"疑似幻影体達"。各々、姿こそ異形だが幻影体同様 "等に蓄積されたデータ"を元に再現されたエネミーの群が、モリアの操る ゾンビ達へなだれ込む) 」

ゲッコー・モリア「 チ ィ ッ … シャラくせえ!(屈強なゾンビ兵たちまでもが蹂躙されていく様に癇癪を起こし始める) 新時代の『 王 』に楯突くとどうなるか?分相応に生きろ!世の中ってのは、出る杭は叩き潰されるように出来てんだ!!  "欠片蝙蝠(ブリックバット)"  !!(その足元に広がる影を拡張させる) 」

影蝙蝠『 ギ ュ ポ ン ッ … ―――――― バ サ バ サ バ サ バ サ バ サ ァ ッ ! ! (モリアの影から次々と生み出された黒い球体。そこに愛くるしい目と口、そして蝙蝠の羽が生え、小さな影の蝙蝠たちが群体を成して彼・彼女たちに噛みつこうと雪崩の如く押し寄せる)』 」

李劉冥「ぬう!(飛んでくる瓦礫と衝撃波に苦虫を潰したような顔になるも)────いや、避けるより、死地に自ら飛ぶも一興か(武の粋まで磨き上げた力。力まず、しかして緩まず。『陸の船』と形容された八極拳の神髄を叩き込むため、今)我が八極に、二の打ちいらず……────ふん!!(踏み込み)把ァーーーーーー!!(无二打<にのうちいらず>と言われた凶拳を前へとうちだし、サンタ・マリア号へ真っ正面からぶつかり合う) 」

シルダッタ「 そのアンタも ―――― ズ ォ バ ァ ッ ―――― 「杭」の一本だということを忘れるな (モリアの影から現る蝙蝠の群体を先行して切り崩していく) 」

コロンブス(Fate ゾンビ)「  ベ  ギ ィ   ヤ    ッ    (シルバーの叩き込む気の大質量に潰され幽霊船はひしゃげ両断される。)ハッハァーーーー!!(それを駈る船長はマスケット銃を手に取り単身シルバーへ襲いかかる。が、李劉冥の一撃を差し込まれ後方へ吹っ飛び沈みゆくサンタ・マリア号へ衝突。彼もまた、船と命運をともにし木片に埋もれ消滅した) 」

シーヴァ中将「うるせええええええええええええええええええええええ知らねえええええええええええええええええええええええ!!!!!!!ワシぁ仲間たちの想いを受け継いでここまで生きてきたんじゃあ!!!!ひよっこ海賊がガタガタ抜かすなあああああああああああああああああああ!!!!!!!(強大な覇気を纏った愛ある拳で蝙蝠をねじ伏せていく) 」

圧倒的問題児男子高校生「いってえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!ほわあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!(ゾンビから解放されたかと思えば、今度は蝙蝠に嚙みつかれてしまう) 」

久米(ゾンビ)「うわああああああああああああんぶううううううううううう!!!!!(ゾンビにも関わらず自我が在るかのように断末魔を発する。森ノ宮の拳が側頭部を捉え、さながらゼリーをゆっくりと潰すかのように頭部が歪み、変形し、腐敗した脳髄をぶちまけて死んでも再び死亡する) 」

霞「前に進まない、進もうとしない。進歩もないのに"王"―――そっくりそのまま言葉を返してあげるよ。(ぐるりと刃を振りかぶり)ザ ――――― ギ ィ ィ ィ イ   イ イ ン ッ !!!!(鎧袖一触。目の前すべてを飲み込まんとするほどの巨大な剣閃で影蝙蝠を打ち払う) 」

ゲッコー・モリア「キィシシシシ!!どれだけ足掻いても無駄なことだッ!!こうしてる間にも、世界は『イリジオン』の浸食の餌食となる!!すべての人間どもが結晶に呑み込まれ、幻想の世界へ引きずり込まれる…!!もはや現実のような悪夢を見ることもなく!!誰もが幸福となる!!必死に生き永らえることもない!テメェらもとっとと楽になりやがれ!!その方が楽しいぞ!!キーーーシッシッシッシッ!!! 」

マーク「……わかってないな、お前は。(コロンブスを沈めたのち、モリアの方角を見据えるように振り返る)……どんなに食べ飽きた好物のチリドッグでもな…とことん腹を空かせてから食うのが一番うめえんだ。人の幸せってのはそういうもんだ。欠落しているからこそ、味わう小さな喜びが何にも代えがたい。それを奪うことこそ…本当の悪夢だ。(気を纏った肢体による乱回転撃で蝙蝠をあしらっていく) 」

霞「夢のない話だね、それ。(雑兵を蹴散らし、モリアの前へ)今を、現実を生きるから夢も見られるのに―――夢しか見ないならそれが次の現実になっちゃうだけだよ。(戯言を一蹴せんとばかりに、その膨れ上がった図体へ刃を突き抜く) 」

侶梟「 ┣" グ オ  (爆ぜる戦友の残した最後の花火、その余波を背で浴びブーニーハットを目深にかぶり顔を覆う。 鍔をつまんでモリアを眼光の内に捉え、拳を前へゆっくりと突き出し) ―――――では貴様は地の奥深くへ赴け。杭以前に、世に出るべきでない害なる者故な。(拳を落とす。その動作に誘導されるかのように――――)  ス "   ッッッッ   (空間が、空が低くなり歪む。広域に及ぶ重力波。空間が高密度になって降り注ぐような重圧が蚊取り線香のようにしてモリアの蝙蝠を地上へ這いつくばらせる) 」

覚醒ノア「そう、どんな非道な人間にも、悪辣な世界にも…救済はいつだって求められる。真の幸福はそこにある。全てが満たされることなどありはしないのだから。(ワイバーンの灼熱の息吹が蝙蝠をも焼き尽くし、徐々にモリアとの距離を詰めていく) 」

李劉冥「ふむ(船を砕いた拳を布でふきつつ、モリアに無機質な視線を向け)功夫なき生など考えられんな。血がにじむほど苦渋を舐め、ときに飲む茶に憩いを賜る。これぞ醍醐味。……しかしお主らの目指す世界は、そうでもなさそうだ。それを、若人どもに味わわすわけにはいかんな(蝙蝠の渦を静かなる闘牙で寄せ付けず、次の瞬間には拳で空間を弾いた際の衝撃波で一気に掃滅していく) 」

森ノ宮「……成程、数は多いがゾンビより小さい………楽で助かるよ(潰れた久米を一瞥して着地後、しゃがみ込んで構え――――)―――――正面突破だ……!(全身に『気』を纏い、クロスガードの態勢を取って、高速の跳躍で一気にモリアへと突進。進行上の蝙蝠の群れを文字通り跳ね飛ばしながら、一気にモリアの眼前まで迫る) 」

ケビン「  トッッ    生憎、他の連中ほど相互理解に務める努力家でなくてな (モリアの背後へ鉄竿が突き刺さる。音もなくそのか細い影から音もなく、幽鬼のように現れ)  俺がキレる前に失せろ (先端に気の刃を纏わせ、"大鎌"へ変形させたそれによる、三日月を描く大ぶりの斬撃によってモリアの斬首を執行する) 」

ゲッコー・モリア「――――――― ! ! (瞬間的に飛び込んできた者たちの急襲が、どでかい図体を貫いた――――) 」

ゲッコー・モリア → 影法師(ドッペルマン)「 グ ニ ィ ―――――― ッ ! (―――と思われた次の瞬間、色づいていたはずの身体が瞬く間に漆黒を帯びる。霞が貫き、ケビンが斬首したのは、モリアと瓜二つの姿形をした、文字通りの影武者だったのだ)―――― ズ ゥ ォ オ ン ッ ! ! (その大きな手で押し潰すように、至近距離にいた彼らをを強襲する) 」

ゲッコー・モリア「―――― キーーーーシッシッシッシッ!!!ならば勝ってみろ!!俺の分身…"影法師(ドッペルマン)"…!!俺はカゲカゲの実の能力者!!生み出した影を自在に操ることができる!!影のあるところは俺の支配権にある!!そして影とは近くて遠い存在…!!決して安易に触れられるものじゃねえぞ…!!さあ、どうする!?このままだと俺様から遠のく一方だぞ?キーーシッシッシッシ!!(広がる影から再び生み出されるゾンビ兵と蝙蝠が、じわじわと彼らを追い詰めていく) 」

シルダッタ「(再度展開されたゾンビと蝙蝠の群体を豪快に、しかして的確に斬り落としていく)……なるほど、能力者か。本体は影のある場所へと瞬時に移動できるようだが…なかなか、確かに厄介だな。 」

ゲッコー・モリア「そして影を操るということは、こういうこともできる――――"影革命"ッ!!!(自身が生み出したゾンビたちの影に干渉。奴らの影を操り、巨大な球体にすることで、陰と繋がっているゾンビたちもまた巨大球体として変貌を遂げられたのだった)――――― 潰れろォァッ!!!(そして、巨大な球溶かしたゾンビの肉塊を操り、叩きつけるように彼らに向けて落下させる) 」

マーク「ッ――――デケェのが来るぞッ!!(頭上から襲い来る肉塊に低姿勢で身構えると…)――――ッハァ!!!(拳に練り込んだ気を暴発させるように突き出し、落下の寸前に受け止め、そのまま衝撃で貫かん勢いで肉塊に拳を叩き込む) 」

βB「 イラッ・・・ (ふとトウキョウビッグサイトにおいて交戦したブラックホールを思い出しデフォジト目、頬に青筋が浮かぶ) はいはい、不法投棄はWEBでもお断りでーす。きちんとお持ち帰りください。(あやとりをするような仕草。先程展開した疑似幻影達がカタチを失い、集合体として編み込まれ)  グン…… ビ ィ ン  ッ  (ネット状に再構成。モリアの飛ばした大質量球体を受け止め、パチンコのようにして再射出し跳ね返そうとする) 」

覚醒ノア「望まぬまま生まれゆく死者たちへ…冥土への道を照らすの光を捧げる――――“ガーネットレイン” (頭上より降り注ごうとするゾンビの巨大な肉塊へ向け、琥珀色の光弾を放つ) 」

シーヴァ中将「ぬわっはっはっはっ!!!ボーリング玉にしちゃあ上出来だが・・・・・・さて頑丈かどうかテストしてやるかのお!!!!!ぬえぇぇええええいッ!!!!!!!!!(赤い稲妻が迸る剛腕を振り抜き、肉塊を殴り抜ける) 」

森ノ宮「(ステップで影法師の一撃を避け、瞬時に肉塊への真下へと位置取り)……攻略法が見えるまでは、俺たち以外の影を減らし続けて持久戦に付き合うしか無い……か…だが、こうして固めてくれると助かるよ。手伝うぜ……!!(マークに合わせる様に、肉塊へと飛び込み……)―――東雲流……天山ッ!!(膨大な『気』を込めた右掌で、突き上げる様なアッパーカットを肉塊へと打ち込む) 」

圧倒的問題児男子高校生「俺は・・・・・・勉強が嫌いだあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!でも・・・・・!!!絶対・・・・・・!!!!!生き延びてやるぜええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!待ってろキャンパスライフゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!1 」

霞「は―――しゃらくさい小細工だね。じゃあ……これも使っちゃうか。(現れた影法師に、一瞬肉体が強張り)"幻影色"。(覇気、或いはアンビジョンと呼ばれるそれが肉体より発散され、影法師の体をその力で"強引に掴んで")消えちゃえ。("影を幻影に作り変えて"しまう) 」


――――――   ボ   グ   ゥ ア     ン   ッ  !  !   !  (モリアの能力によって押し固められたゾンビの肉塊が、次々と撃ち込まれた絶大な衝撃を経て盛大に破裂。跡形もなく砕け散った―――)


ゲッコー・モリア「 な ッ ―――― な ぁ に ぃ ッ ! ! ? (大量のゾンビで形成した肉塊の破壊、そして影法師の上書きという事態を前にし、流石に驚愕を露わにしてしまう) 」

霞「幻に出来るんだから、私に出来ないわけ……ないよね。だって、私は彼の一番弟子で、私の大切な半身だもの。(ぎり、と影を踏みにじる。その足先からも触れた影はすべて幻影へと作り変えられてゆく)……ま、どうせ全部斬るか変えるかの違いでしかないけどね。砂上の楼閣の王サマ、そろそろ国家転覆の準備はいい?(再び空間を切り裂いて距離を詰め、モリアのその眼前に迫りながら)はあ、ッ!!!(縦一閃、影ごと幻影と化しながら斬り上げる) 」

マーク「っしゃあ!今ならやれるッ、いけーーーッ!! 」

ゲッコー・モリア「 ギ ィ゛ ―――――― ッ゛ ! ! ?  (――― ズ シ ャ ア ア ァ ァ ア ア ッ ! ! )(確かな手応え。影を封じられ、実体であるモリア本体の身体が切り裂かれる。鮮血のように黒い結晶破片が体内から散乱し、斬痕は再生されることなく黒い瘴気を漏らし続けていた)…ゼェ……ゼェ…ッ……!!!て、テメェらァッ…!!よくも…よくも俺を……ッ!!(よろめきながら静かに後退していく) 」

ゲッコー・モリア「ゼェ、ゼェ……!だが……!この先の時代を統べる『 王 』に抗ったところで、テメェらの力量じゃ死ぬだけだ…!!『 王 』には遠く及ばねェ…!!なかなか筋のいい実力者揃いの様だが…それでも全て失う!!!なぜだかわかるか…!? 俺は経験から答えを出した!!大きく名を馳せた有能な部下達を、俺はなぜ失ったのか……!!! 」

ゲッコー・モリア「 仲間なんざ…――――― 生きてるから失うんだァッ!!! ( ド ッ ! ! )(自身の影から次々と触手上の影が無数に伸び出し、周囲に転がっている数百体以上にも及ぶゾンビたちの影と繋がる) 全員が初めから死んでいるゾンビならば何も失うものはねェ!!!ゾンビなら不死身で浄化しても代えの利く無限の兵士!!俺はこの死者の軍団で再び海賊王の座を狙う…!!テメェ等は陰で俺の部下になることを幸せに思え…ッ!! 」

シルダッタ「―――――― ! (影を死体に…何をするつもりだ―――)(モリアの行動に注視しつついつでも動けるように構えを解かず静止する) 」

ゲッコー・モリア「 これは”洗礼”だ……ッ!!最高の悪夢を見せてやろうッ!!!さァ…俺のために朽ち果てたすべてのゾンビ共よ…この俺の力となれェッ!!  "影の集合地(シャドーズ・アスガルド)" ォ ッ ! ! !  ( ギ ュ オ ン ッ )(その双眸の眼光が、赤く染まる――――) 」




ド ッ ク ン ッ ―――― ! ! (モリアの影と繋がったゾンビたちの影が、そのまま主のもとへ還るように吸収されていく。その度に、モリア自身の身体にも異変が発生。ただでさえかなりの大きさを誇る図体が、一まわり、二回りと次第に巨大化していくではないか――――)


ゲッコー・モリア「 10…… 30…… 50ッ……!!(――― ボ ゴ ォ ン ッ ! ) 70ッ……!!80ゥ…ッ…!!90ゥゥゥゥ……ッ!!!(ボッ、ゴッ…―――― ボ グ ゥ ォ ン ッ ! ! )(ボゴボゴとグロテスクな脈動を掻き鳴らしながら肥大化する体格。剛腕と化した両腕、鋭く伸びあがった角、青筋が目立って浮き立つ首筋に…その身体がみるみると大きな変貌を遂げていく) 」



ゲッコー・モリア(ナイトメア)「―――――― 1 0 0 ゥゥゥゥウウウウウウッ!!!!(  ド  ン  ッ  !  !  !  )(やがて、100体にも及ぶゾンビの影をその身に取り込んだことで…圧倒的な巨体を誇る怪物へと生まれ変わり、地上に立つ彼らを見下していた) キ゛ ィ゛ ーーーーー シ ッ゛ シ ッ゛ シ ッ゛ シ ッ゛! ! !  この俺様を本気にさせやがって…テメェらァッ!!だがもう止められんぞォァ…ッ!!!影の真骨頂を見せてやるゥ!!! 」

シーヴァ中将「デカくなりおったか・・・・・!!じゃが・・・!!ゾンビ共の力を取り込んだところで、貴様の鍛錬にはならんぞデカらっきょ!!! 」

ゲッコー・モリア(ナイトメア)「シャ゛ラ゛くせえ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛え゛え゛え゛ーーーッ゛!!最後に勝ってりゃなんだっていいんだろうがァッ!!! ォ゛ ォ゛ ォ゛ ォ゛ ォ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ ッ゛ ! ! ! ! (ここで目一杯体内に空気を吸い込むと共に前進をのけぞらせ、両腕を振り上げる)――――― 砕゛ け ろ゛ ォ゛ ァ゛ ア゛ ッ゛ ! ! ! (その態勢から、圧倒的巨大な両腕によるダブルスレッジハンマーを炸裂させた) 」


――――――― ズ ッ゛ ッ゛ ッ゛ ッ゛ ッ゛ ッ゛ ッ゛ ッ゛ ッ゛  ガ  ァ゛ ァ゛  ァ゛ ア゛  ア゛  ア゛  ア゛  ア゛  ア゛ ン゛  ッ゛  !  !  !  !  !  (巨大化したモリアの盛大な一撃により、彼らを守るために前線に乗り出したマリオネット・ファンタズマンの大群がその餌食となり、悉く粉砕。その衝撃の余波が空間全体に迸り、陥没した結晶空間に破片が勢いくよく飛散し、彼らを吹き飛ばしていく)


シルダッタ「――――― ッ゛ !  ?  (迸る破壊の一撃の余波が突風の如く襲い掛かり、吹き飛ばされてしまう) ザグンッ――――ズギャギャギャギャァッ!! (しかし咄嗟に態勢を空中で整えるように回転させるとブレードを逆手に持ち替え地面に突き刺し、抉らせながら反動を押し殺すことで持ちこたえる)……巨大化しただけのことはある、なんてパワーだ。だが…――――― 」

覚醒ノア「……!( カ ツ ゥ ン ッ ――――― ボ ゴ ォ オ ン ッ ! ! )(ヒールを強く踏み鳴らし、周囲にいる仲間たちの前方に大木の壁を発生させて衝撃の反動を抑えようと試みる) 」

マーク「……ああ、そうだな… 大概こういう時の相場は決まってる…―――― デカくなったら負けフラグだってなァ!?(ノアが生み出してくれた壁の内側にて、迸る衝撃に抗うように不敵な笑みで突き返す) 」

シーヴァ中将「ぬわぁはっはっはっはっはあああ!!!!効かんなあ・・・・・"シヴァ"だからあ!?( ド ン ッ ! ! ! )(迸る衝撃を前に、仁王立ちのみで微塵も吹き飛ばされず佇んでいた!!)ならば・・・・!ここからぼちぼち反撃してみよう・・・・!!んぶううううううううううううううううううう(自分の右腕に噛みつくように口を含み息を思いきり吹き込んでいく) 筋肉風船!!!!!!! (ボゴオオオオンッ!!!)(すると!驚いたことに!息を吹き込んだことで腕をはじめ、全身が一回り肥大化する!さらに武装色の覇気によって全身が硬化していき・・・・・) 」

シーヴァ中将(シヴァ"4")「 シヴァ"4"(フォース)ッ!!! 犬笛男(ドーベルマン)ッ!!!! (ゴインッ!ゴインッ!ゴインッ!ゴインッ!)(圧倒的筋肉質を誇る、以前よりも超絶ムキムキボディな漢が爆誕する!!!) 」

圧倒的問題児男子高校生「もう100%合格するしかねえええええええええええぜえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!ほわっ、ほわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!(雨にも風にも雪にも夏の暑さにも現役大学生からの痛い視線にもまけず、必死に食らいつく様に耐え抜きながら地面に突っ伏して模擬試験の答案用紙に回答を書き殴っている) 」

霞「ズザッッ―――(強烈な一撃を刃で受け止め、大きく後退る)……力は大したものだね、褒めてあげる。でもやっぱり―――"他人任せの力"、技も華もない。それにね……(再び直進、からの眼前で直角に曲がり真後ろへスライドターン)"失うからこそ大切にする"んだよ。(幻影色のアンビジョンを纏ったまま、その醜く膨れ上がった影の体躯を素早く切り取ってゆく!) 」

森ノ宮「うおっ………!!(ノアの発生させた大木の陰で身を屈め、なんとか衝撃で吹き飛ばない様に堪え)……助かったな、危うく吹っ飛ぶところだった。だが、そうだな……デカいが……結局、人型のままだし小器用にも見えない。そうだなぁ……軸足から潰していってやるか? 」

シルダッタ「……生きてるから失う、か……(立ち上がる最中、脳裏に過るのは数々の戦友。家族のように当たり前の日々を送り、ずっと続くと思っていた何気ない日常。突如突き付けられた現実の非情さによってその当たり前が瞬く間に崩壊した記憶。何度も、何度も、失った。生きていく限り続く呪いのように。それでも――――) 」

シルダッタ「―――― 失った分だけ、振り向きたくなる度に支えてくれるものがある。だから俺は倒れない。いつだって背後(うしろ)には『仲間たち』がいてくれるからだ。(灰色の灯火を胸に灯し、二対のブレードを手に突進。チェーンソーの如き激しい乱回転を加えた疾風怒濤の斬撃を、霞の挙動に合わせるように刻み込んでで行く) 」

シーヴァ中将(シヴァ"4")「 お前を倒すには・・・・この筋肉と弾力が必要だった・・・・!!!お前はもう・・・・・ワシにはついてこれなくなるぞッ・・・・・!!!(ゴイン・・・ゴイン・・・・ゴイン・・・・・―――― ド シ ュ ゥ ン ッ ! ! ! ! ! )(膨張によって風船のように跳ね続ける屈強な体から放たれた爆発的な驀進。瞬く間に距離を詰めていくと・・・) シヴァシヴァのぉぉ~~~~~!!!!犬疾(ドッグラン)ッッッッッ!!!!!!!( ┣¨   グ    オ゛    ア゛     ァ゛    ン゛    ッ゛  !  !  ! )(そのどてっ腹に、渾身の一撃を炸裂させるッ!!!!) 」

李劉冥「こう言っては顰蹙を買うかもしれんが、儂にとって貴様はどうも憎めぬ相手だった。歳をとると多少の悪意も、どこか懐かしみすら覚える。────楽しかったぞ。さぁ、死者は土に還れ。儂もじきに『征く』(宙を舞い、拳による渾身の一撃を見舞う) 」

ゲッコー・モリア(ナイトメア)「 ん゛ ぎ い゛ い゛  い゛  い゛  い゛  い゛ ぃ゛ ぃ゛ ッ゛ ! ! ? (霞とシルダッタのコンビネーションによる連続斬りが体表を覆い尽くす様に刻まれ、斬痕から吸収した分の影が抜けていく)  ど ぶ ぅ゛ ッ゛ !  !  ?  (怯んだところに李劉冥の両者による絶大な一撃を膨れ上がった腹部に叩き込まれ、思わず吐きだしかけた影を巨大な手で口元を覆うことで堰き止めようと必死になる)ぎ、ぎッ……貴゛様゛ら゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ゛!!!(その巨椀を振りかぶり、再びパンチを繰り出そうと迫るが―――) 」

覚醒ノア「失う怖さがあるからこそ、人は救いを求める。それは恥ずべきことなんかじゃない。 私たちの誰もがそうだったように――――(かつて冒険を繰り広げた幻影の巨塔での日々を…そこにいたかけがえのない仲間たちと、エリノラの微笑む横顔がちらついた―――)……その恐怖を受け止めて進むと決めた。だから、私たちはもう一度向き合うために戻ってきたの。  "アークジャッジメント"  ( カ ツ ゥ ン ―――――― ッ ! ) (ヒールを踏み鳴らし、何かを呼び出す―――) 」


――――― ボ ッ グ ゥ ォ オ オ オ ン ッ ! ! ! (結晶の壁を突き破って現れた巨大な方舟。それが影を統べる巨人に真っ向から突撃し――)――――― ┣¨  グ   ゥ゛   ァ゛   ア゛   ン゛    ッ゛   !  !  !  (攻撃を繰り出す寸前のモリアへと盛大に衝突した)


森ノ宮「ははあ、成程……生きてるから喪う、ってのはそういう事か……気持ちは分かるが、残念ながら……失くしちゃいない物と、残った物が山ほどあるんだ。それも無くなっちまうと、今のお前みたいに……体制が崩れたまま暴れる事になるみたいだが(モリアの巨腕から繰り出されるパンチを、紙一重で避けると共に……)―――東雲流、『天城』(瞬間的に赤い『気』を全身に纏い、伸びた腕目掛けて神速の正拳突きを放つ。突きの直接的な威力に加え、打突部で『気』の爆発を叩き込む事で、その腕の内部と外部を同時に破壊を狙う―――)―――――ゴ ア ァ ッ ! 」

ゲッコー・モリア(ナイトメア)「   ぬ゛  う゛  ぅ゛   ッ゛   ッ゛  !  !  ?  (突如として現れた巨大な方舟。それを全身に受けて思わず受け止めようとするも勢いを殺すことはできず、受け止めきれなかった衝撃によって咥内から影が噴き出しかけていく) 」

マーク「失うことが怖えなら懐に大事にしまっときな。俺はそうやって思い出を"マーク"してきたんだからよ。(森ノ宮と共に飛び出すと右腕に高密度の気を纏い、緑色に発光した拳で巨腕に向かって殴り抜けた) 」

ゲッコー・モリア(ナイトメア)「 う゛ ぎ い゛ い゛ い゛ い゛ ぃ゛ ぃ゛ ぃ゛  ッ゛ !  !  !  (森ノ宮とマークより繰り出された痛烈な打撃から迸る衝動が、自身の巨大な腕の皮膚から内部へと伝わり…血管が爆ぜるような激痛が走る。あらぬ方向に曲がり、痙攣したその腕はもはや使い物にならず、攻撃に転じることもできなければ口から溢れ出す影を抑えることさえ不可能になっていた) 」

圧倒的問題児男子高校生「よっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ合格ううううううううううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!1(模擬試験の答案用紙と正解を見比べ、ギリ合格圏内に入ったので実質勝ちです。勝ちと言ったら勝ちなのだ!) 」

侶梟「俺から特に説いてやる言の葉はない。ただ老い先短い死に損ないとして、一つ介錯をくれてやろう。 そう急くな、直ぐ会えようさ。 今は痛みを抱いて、逝け (地を踏み砕く。靴底が床へ降ろされるに従い、モリア周辺の空間がドーム状に凝固して歪み、重くのしかかることで身動きを封じ圧迫する) 」

βB「うじうじと固まってでっかくなってみっともなーい★虫さんは虫さんらしく小さくなーれっ★(水を得た魚のように今日一番の笑みを浮かべ、モリア自身の影を"踏みつけ") ズ  ッ  (影から本体への逆干渉を行い、巨大な童女の影が、モリアの頭部を踏み抜きにかかる) 」

ケビン「俺からすりゃぜーたくな悩みだ。生憎失って怖えものってのが"あっち"の俺と違ってないんでな……だからまぁ(歯を覗かせて不敵に笑み、手元で弄んでいた鉄竿に"黄金長方形の回転"を纏わせ、モリアの喉笛目掛け到底する) やっかみをくれてやる、羨ましいこったッ!! 」

ゲッコー・モリア(ナイトメア)「 ぎ ッ゛ ッ゛ ――――― ぃ゛ ぃ゛ ぃ゛ い゛ い゛ い゛ い゛ ッ゛ ! ! ! (巨体に突如としてのしかかる重力。それに抗うかのように上半身を起こそうとするも、追撃するように踏み抜いてきた少女の姿を象る大きな影によって完全に身動きを封じられてしまう)  ご ッ゛ ッ゛ ッ゛  う゛   !  !  ? (そこにケビンから繰り出された絶大な衝撃を喉のど真ん中に受け、ついに耐え切れなかった影が、がぱっと開かれた口から一斉に溢れ出していく) 」

ゲッコー・モリア(ナイトメア)「 ぉ゛……ぉ゛お゛ッ゛……!!ぎ、ざ、ま゛……ら゛ ァ゛ ア゛ ッ゛ !  !  !  (憎悪を孕んだ赤い双眸をかッと開かせ激昂するも、その瞳には既にある人影を捉えていた――――) 」

霞「……さて、長々と講釈垂れるのも悪いから宣言通り"蹂躙"させて貰うよ。(中空、幻影のような影がそのぶくぶくと膨れ上がった肉体へ突き刺さってくる)ブンッ ズ ッ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダダダッ!!!!(二対の刃を、袈裟、逆袈裟、水平、唐竹、あらゆる方向より徹底的に押し寄せる"死"の乱撃として見舞い―――)生き死には光と影。影だけの世界に光は無いし、光だけの世界に影もない。だから私達は進むんだよ、光の方へ。(一文字、横一閃にて終いにした) 」

ゲッコー・モリア(ナイトメア)「   ぎ ッ゛ し い゛ い゛ い゛ い゛ い゛ い゛ ぃ゛ ぃ゛ ぃ゛ ぃ゛ ぁ゛ ぁ゛ ぁ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ ャ゛  ッ゛  ッ゛  ッ゛ !  !  !  ?  ?   (全身という全身を深く、鋭く斬り刻まれていく。幻影すらも細切れにしていく、殺意だけを込めた苛烈な斬撃によって全身から黒い瘴気…取り込んだ分の影が一気に放出され、血飛沫のように上がっていく。そして、最後の一閃によって事切れたように首がポキリと俺、生命活動停止寸前へと追いやられた――――) 」



ゲッコー・モリア(ナイトメア)「……ゼェ……ゼェ……ッ゛…!!!……いい……だろう……ッ…!ならば行ってみるといい…この先の世界に……ッ!!本当の悪夢は…その先の未来に……―――――― パ キ ャ ア ァ ン ッ (恨み言を呟く影の巨人が、その自我と体諸共黒い結晶破片となって砕け、跡形もなく霧散したのだった―――――) 」

シルダッタ「 ス ス ス … ―――― ス チ ャ ン ッ (影が砕けるその最期を見届けるとブレードを立体起動装置に納刀した)……さて…障害は切り拓いた。このまま先を急ぐか――――ん?(そう言いかけて踵を返すが、ふと何かを感じ取ったかのように頭上を見上げた) 」


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ … ッ … ――――――――――――  ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! ! (なんと不運なことに、結晶で構成された天井や壁が一斉に瓦解したではないか。よく見ると各所には断裂された痕が残っており…霞が最後に繰り出した異次元の斬撃の衝動によって空間が崩壊していたことを物語っていたのだった。地響きと共に崩壊を始めた空間、その残骸が雪崩の如く彼らに向かって押し寄せていく――――!)


マーク「どアホーーーーーーーーーーー!!!やりすぎだーーーーーーーーーー!!!!!(押し寄せてくる瓦礫の波から逃げ出す)逃げるぞ逃げるぞ!!生き埋めは御免だね俺は!!! 」

シーヴァ中将「ぶわっはっはっはっ!!!やんちゃし過ぎたようじゃのう!!!こりゃあ敵わんわい!ぬわっはっはっはっはっは!!!(面白おかしく豪快に笑いながら撤退するように来た道へ戻るように駆け出す) 」

森ノ宮「オイオイ………オイオイオイ!!このままじゃ全員潰れるぞ!!はし、走れ!!!(マークを追い掛けるように猛ダッシュ) 」

シルダッタ「 は、ははは……同感だね!!(血相を変えて踵を返すとランニングするような姿勢で撤退しはじめる) 」

霞「―――ごめーんね♡(茶目っ気全開、ウインクで誤魔化しながら全力ダッシュ)うーん、やっぱりちょっとムカついてたのかも……だめだなーこういう時の私、反省反省。 」

圧倒的問題児男子高校生「もう逃げ切るしかねえぜええええええええええええ!!!ほわっ、ほわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!(号泣飛ばしながら全速力で逃走) 」

覚醒ノア「 ク ス ッ … ♪ (一大事ではあるものの、何処か面白おかしそうにほくそ笑んでしまう。5年前のあの日からどれだけ月日が経とうとも、結局あの頃と変わっていないものもあるんだなと実感しながら…)……きっと大丈夫、『 エリノラ 』なら。今は信じて走りましょう。 」

李劉冥「……(巨大な崩壊の波が押し寄せる中、ひとりそれを見上げたまま平静を保つ。恐れはなかった。誰もが脅威と感じるそれが、なぜか友のように見えてならなかった。ふと、背後にて未来に駆ける若人たちを見る)……うむ、逃げろ逃げろ。時間は待ってはくれぬ。儂は……(その場に座り)ふぅ、ここでひと休みするとしよう。十分に生きた、お主たちがいつかそう思えた日に儂が出迎えよう。ひと時の出会いであったが……楽しかったぞ。酒、持ってくればよかったな(老拳士は瞑想に入る。耳介に響く崩落の音色は、やがて澄んだ無音へと変わり、彼もろとも消えた────) 」

ケビン「信じるも信じね―もどうにかなんないとマジで終わるんだが?いや俺等が奴らを終わらせる方に移ったほうが早いか?(βB入のテレビを担ぎながらデフォジト目で)てかお前さっき余裕で歩いてたろ出来て走れよ 」

βB「生"憎"こ"っち"(TV)がメ"イ"ン"ス"ト"レ"ージ(本体)なん"です"ーーー!! 」

侶梟「誰も彼もが先に逝ってくれるものだ。なるほど、先のらっきょのような物の嘆きもわからんでもない。(李劉冥の"残り火"が消え入りるのを、彼もまたその一線を越えるに近い齢故なのか唯一感じ取り、一行の最後尾を進み) ガッッ (降りかかる瓦礫を率先して裏拳で弾いてゆく) 」

霞「でも、だから生きてるんでしょ?大丈夫、みーんな死んでも私は覚えといてあげるから、ずっとね。(憂う侶梟を笑い飛ばし、ぶんぶんと飛び散る瓦礫を叩き落としてただ進む。その足取りは、弾むように軽かった)……しっかし、こうなると私達は最終決戦には向かえそうにないかぁ。残念だけど―――なら、今の"攻略組<わたしたち>"託すだけだね。 」



― 幻影の巨城・魔の幻廊 ―




―――― チュボンッ!!チュドォオンッ!!ジュガアァァンッ!!!(一方その頃、他の回廊では既に熾烈な衝突戦が繰り広げられていた。真っ黒な結晶が覆い尽くす空間に光弾が入り混じり、素通りした光が壁や天井へと無作為に直撃し、爆ぜた衝撃に空間が振動する―――)




ガーリックJr.「―――フゥハハハハハッ!!無駄な足掻きを!その程度のスピードでこの私に追いつけると思うかァッ!?(重力を感じさせない水平移動から邪悪な気弾をその両手に生み出し、対峙する者たちへ次々と投擲していく) 」

ビリー「チィッ…―――――バンバンバンバァンッ!!(側転回避を加えたステップを踏みつつ、二丁拳銃での応戦。気弾一つに対し銃弾を数発与えていくことで辛うじて相殺に徹し、遠距離戦の熱を上げていく) 」

日野下花帆「ちっこくてすばしっこい…!こうなったら…フラワー!!(ガーリックJr.に向けて掌を突きつけると地面から無数の蔦を発生させ、拘束しようと意思をもって襲い掛かっていく) 」

ガーリックJr.「フゥンッ…!それしきの奇術で私を捕らえられるものか!(跳躍を二度,三度加えながらの跳躍によって押し寄せる蔦から免れていく) 」

乙宗梢「 フッ ―――――かかったわね?(だが、花帆の操る蔦に意識を取られたガーリックJr.の死角、その至近距離に差し迫っていた。敵を屠るための闘志のオーラを纏った両手を握りしめて拳を作りだす) はぁッ!! (――― シ ュ ド オ ォ ゥ ン ッ ! ! )(強烈な掌底をガーリックJr.へと叩き込む。しかしそれだけでは終わらない!) 千変万華ッ!!! ( ド ド ド ド ド ド ッ ! ! ! )(纏ったオーラを今度は両脚に移し、怒涛の連続蹴りを炸裂させた) 」

ガーリックJr.「――――ぬわぁにィッ!?(ふと振り返った先に待ち構えていた梢の姿にハッと目を大きく見開き…) ゴッ!? ガッ!? の゛ッ゛!? お゛ぅ゛ッ゛!? ぶッッッふォァ…ッ!!? (怒涛の連続攻撃をその小柄な体に受けたことで、全身場ボコボコに凹むかのような衝撃に思わず咽ぶ)ご…ぁ゛……ッ!?(ば、馬鹿なッ……人間の…それもただの小娘とは思えぬ一撃…ッ!!おまけに…この私にダメージを与えるなど…まさか……対策を取ってきたとでもいうのかァッ…!?)(受けた部位を摩りながら後退する) 」

百生吟子「……!あの気迫…やっぱりすごい…!流石、乙宗先輩…!(ガーリックJr.に痛手を与えた大先輩の快進撃に感嘆する) 」

ニコ「わおっ♪向こうの娘たち、かなりやるじゃん♪せっかく隙を狙おうと構えていたけど…必要なかったかもしれないわね。(とにかくこれで勝負がつきそうだと確信するとガーリックJr.の方へ視線を向ける) そこのおチビちゃん?これ以上こわ~いお姉さんを怒らせたくなかったら…大人しく土下座して降参したほうが身のためよ~?(メスガキ感満載の煽るような黄色い声音を放つ) 」



ガーリックJr.「ゼェ…ゼェ……!降参だと……?人間風情が…魔族の王であるこの私を下に見るか……?許せぬ……許さんぞォァアッ!!!( ド ォ ゥ ッ ! ! )(その身を起こすように全身から膨大な気を放出させる)……おめでたい奴らだ…!この私の"真の姿"を見てもそんな余裕をこいていられるか?いいだろう…地に這い蹲るべきなのはどちらなのか…―――――― その身をもって教えてやるッッッ!!!(全身に稲妻が迸り、体表の輪郭に可視化され膨大な気が激しい光を帯びていく) 」

ガーリックJr.「 ぅ゛ ぅ゛ ぅ゛ ぅ゛ ぅ゛ ぉ゛ ぉ゛ ぉ゛ ぉ゛ ぉ゛ ぉ゛ ぉ゛ お゛ お゛ お゛ お゛ お゛ お゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ ッ゛ ッ゛ ッ゛ … … ――――――――――― フゥヌアアアァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!(その身に蓄えた尋常ではない気を、爆発させた―――――) 」

乙宗梢「―――!花帆、吟子さん!下がって!!(ガーリックJr.より迸る膨大な邪気の波動を察知し、二人を自身の背後に回らせて衝撃に耐える) 」


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ … ――――――― ッ ! ! ! (暴発によって立ち込める硝煙。激戦によって束の間の沈黙を得た空間に不気味な空気が漂う。徐々に晴れ渡る煙の果てに、人の姿を超越した様な巨大な影が潜んでいるのが分かった)


ククク…ッ……目にもの見せてやろう…!これこそが私の"真の姿"……!そしてここからが……―――――――




ガーリックJr. → スーパーガーリックJr.「―――――――― 本当の地獄だァッ!!!! (硝煙の果てにいたのは、あの小柄な魔族に非ず。筋骨隆々の肉体を得た案力色の肌を持つ巨漢の魔王。その声こそは先程までと完全に一致しているが、もはや別人とも言える変貌ぶりに、相対する者を戦慄させた―――) 」




――― Vs. 【 ゴライアス 】 "魔の王" スーパーガーリックJr. ―――



日野下花帆「ひッ……!?な、なななっ……なんか……さっきと全然違くないっ!?!?!(あまりの豹変ぶりに驚愕を通り越して恐怖する) 」

ニコ「………(大きな変貌を遂げたガーリックJr.を前にして、さっきまで勝気を誇っていた表情が一気に青褪めながら吊り上がった口元がぴくぴくと痙攣し、滝のような汗まで流れ始める) ビリー!チェンジ!! (そして相棒と無理矢理入れ替わるように後退する) 」

ビリー「うおおおいっ!?マジかよ親分!?(ぐいぐいと背中を押されながら無理矢理前線へと押し出される)……しっかしこりゃあ…とんでもねえことになったみたいだな…… もはやさっきと別モンだぜこりゃあ!いかにも魔王って感じができてきたなッ…!(警戒心を剥きだしいつでも発砲できるように身構える) 」

乙宗梢「……気を付けて、二人とも。見た目もそうだけど……中身の"気"の流れも変わったわ。(迸る邪悪なオーラを前に、自身でさえ冷や汗がじわりと滲みだしていた) 」

芹沢あさひ「すごい、すごい!!見て見て、ほら!!冬優子ちゃん!!変身したっすよ、変身!!(ガーリックJrを指差しながら跳ねまわり) 」

Dr.ドライドル「ほぉ、どでかい気の力よ……魔族の王を名乗るだきゃーあるな。だが俺様の魔法にどこまでついてこれっかのう(印を結び、小さな魔法陣をいくつか出す。エネルギーが収束し、ジリジリと音をたてドライドルの周囲を衛星的な軌道で回り、かためる) 」

黛冬優子「(芹沢あさひの耳元で)ふゆたちはまともな肉弾戦じゃ分が悪すぎるでしょ…! 」

スーパーガーリックJr.「クハハハ…!!今更怖気づいても遅いぞ?この姿になってしまったからにはさっきまでの私と思ってくれるな。人間如きでは到底及びもしない魔族の究極の力…たっぷりとその恐怖を刻み込んでやる―――――― シ ュ ド ォ オ ン ッ ! ! (それは宛ら砲弾の如し。圧倒的物量を誇る影が一陣の風のように彼らを瞬時に横切っただけで突風にも近い衝撃が走りだした) 」

スーパーガーリックJr.「―――まずは貴様からだァッ!!(ガシッ――――ズガガガガガガガアァッ!!!)(その魔手が掴んだのは機械人間のビリーの頭部。鷲掴んだ彼を顔面から壁に叩きつけてそのままガリガリと結晶壁を削るように強く擦り付けながら投げ飛ばした) この私をやれるかァッ!? (カッ―――バギュゥゥゥゥンッ!!!)(目から怪光線を放ち、Dr.ドライドル、あさひ、冬優子の三人を追撃する) 貴様等に逃げ場などないぞォッ!! (ドヒュゥンッ、ドヒュゥゥウンッ!!)(蓮の三人に向けて魔弾を次々と投げ放っていく) 」

百生吟子「―――――!?(えっ、速ッ――――)ひゃんッ!?(爆速で駆け抜ける巨漢の影に吹き飛ばされかける)……!?(しまった――――!?)(衝撃に耐えたのも束の間、放たれた魔弾が眼前まで差し迫ってきていた―――) 」

ビリー「んなッ―――――どああああぁぁぁぁぁあああッ!!!?(ズガガガガガガッ!!!)(掴まれた顔面を思いきり壁に叩きつけられた挙句こすり付けられ、吐血のように火花を散らしながら投げ飛ばされて横転する) 」

乙宗梢「ッ――――!?(このスピード…やはりただ者じゃないッ!?)(肌身で咄嗟に感じた危機感を頼りに疾走の余波をサイドステップで避ける)……!吟子さんッ!!(抜け目ない柵的能力で吟子のもとへ疾走し、彼女に被弾しようとしていた魔弾を手刀で弾き返した) 」

百生吟子「―――!(咄嗟のところで梢に窮地を救われる)はっ…あ……!乙宗先輩…ありがとうございます……! 」

ニコ「ちょッ…ビリーッ!!(余りにも突然の事態に理解が追い付けなかったが、投げ飛ばされた仲間の姿に初めて感情が高ぶってしまう)……アンタねぇ…!ウチの大事な従業員に手を出して……全身打撲だけじゃすまさない!!慰謝料ねこそぎふんだくってやるんだから覚悟なさいッ!!( ガ チ ャ コ ォ ン ッ ――― ! )(アタッシュケースを武装形態へ移行。中身から銃砲が顔を出し、受講口にエーテルエネルギーを集束させていく) くらいなさいッ!! (―――― ド ギ ュ ゥ ウ ン ッ ! ! )(球形状のエーテル弾をガーリックJr.へ発射した) 」

日野下花帆「わっ、あっ……!?早すぎて何も見えなかった…!だ、だったら……フラワー!(もう一度蔦を発生させてガーリックJr.の拘束を狙う) 」

Dr.ドライドル「ほう、このドライドル様に光で勝負とは……────なめるな!!(怪光線を魔法陣で弾き)ガガガガガッ!(空間をルービックキューブのようにいじくると、その隙間から生じた次元波を用い)ハァーーーーー!!(そこに光の力をまとわせ、焼き尽くす次元斬撃と化す。それをガーリックJr.の軌道上に幾重にも拡散させて、広範囲斬撃を見舞う) 」

黛冬優子「―――――ッ!!こうなったら……!!(斬魄刀を抜き放ち、怪光線をなんとか遮断し)……死人扱いされるのが嫌だったから、こんなもの使いたくは無かったけど…! 」



スーパーガーリックJr.「……フゥンッ!!(シュルリと前進に纏わりつく花帆の蔦をブチィッといとも容易く引き千切った)もうその手には乗らんぞ?フゥハハハ…―――――!?(ドライドルが構築した広域斬撃を全身に受け、追い打ちと言わんばりににこのエーテル弾が真正面から被弾した)シュゥゥゥゥゥ……ッ……!ホゥ……なかなか効くが……所詮はこの程度か……?真の力を解放したこの私の身体に、貴様等人間の技で殺せると思うな! イリジオン体である以前から…神龍の願いによってこの私は"不死身"なのだァッ!!!(誇張するように両腕をを広げ、盛大に嗤い出す) 」

スーパーガーリックJr.「さあ、さっきのお礼をたっぷり返すとしようかッ!!(今度は狙いを来ず音に切り替え、彼女に向かって俊足の速さで飛び出していく)食らうがいいッ!!(シュドドドドドドォッ!!!)(剛腕を拘束に何度も振り抜き怒涛のラッシュを叩き込んでいく) 」

芹沢あさひ「目からは出し方がわかんないっすけど……こんな感じですかね(ガーリックJrに指先を向け……相手と同質の怪光線を発射し、相殺する) 」

乙宗梢「…不死身ですって……!?ッ――――!!(ドッガガガッ、ドッ、ガッ!!)(押し寄せてきたガーリックJr.に対し得意の体術ひとつでいなしていく) はぁぁぁぁあッ…――――眩耀夜行ッ!!!( ド ッ グ ゥ ァ ア ア ン ッ ! ! )(迸る闘気を纏った回し蹴りをその首筋に繰り出す) 」

スーパーガーリックJr.「 ド グ シ ッ ――― ! ! (梢による渾身の回し蹴りが首筋にクリーンヒットし、硬直する。だがしかし――――)―――フン、効かんと言っただろう?(ガシッッ―――ズガァァァアンッ!!)(そんな彼女の右脚を掴み、頭上でぶん回してから足元の地面へ盛大に叩きつける) 」

ビリー「いっでぇぇ~~~~……!チッキショ…あの野郎よくもやりやがったなぁ~……ッ!(恨めしそうに顔面部を手で押さえつけながら立ち上がる) そのマッチョボディに鉛玉とことんぶちこんでやらぁーッ!!!(バンバンバンバンッ!!)(エーテルコーディングされた銃弾を連続射撃によって放ち続ける) 」

ニコ「不死身ですって…っはん!ハッタリもいいところね!現にあんたはあんなに痛がってたじゃない! 」

乙宗梢「――――きゃふッ゛……!?(――― ド グ ゥ ァ ァ ア ア ン ッ ! ! )(背中から地面へ盛大に叩きつけられ、口の端から微かに流血が巻き上がる) 」

日野下花帆「そんな…!まったく効いてないよ…!?あっ…梢先輩ッ!! 」

百生吟子「(―――!?)―――乙宗先輩ッ!!?(銃撃を受けたように叩きつけられた彼女の姿に居たたまれなくなり、咄嗟に身を乗り出す)よくも…ッ!!はぁぁぁあああーーーーッ!!(最強装備のメガホン型鈍器を両手に振り回し、豪快なスイングからの一撃をガーリックJr.の腹部に叩き込む) 」

Dr.ドライドル「な、なにぃ……!?(不死身だとぉ。幻影の王も大したモンだ。不死身をおけばこちらは長期戦しかなくなる。だが……)不死身を相手にしたところで俺に得るものはねえってな。……ならば、死に至ることがないゆえの苦痛を与えてやろう(宙に浮きながら胡坐をかき背後に魔法陣を展開。さながらそれは神聖なる曼荼羅模様)永遠を言うのなら、永遠に閉じ込めてやる────。 」



スーパーガーリックJr.「(ビリーの銃撃を受けながらもぴんぴんしている)フゥハハハハッ!!ハッタリでも強がりでもない!!確かに貴様等の狙い通り…イリジオン体である我々は高濃度のエーテルに弱いのは事実である!しかし…私は『 王 』によって生前の姿を緻密に再現された『ゴライアス』…!以前の私が生み出されたということは、"不死身の身体"も継承されているのだァッ!!痛覚こそは感じるが、それで死滅することは決してないのだアッ!!ドブッ……!?(話の途中、吟子が振り回すハンマーの一撃を受け呻き声こそ上げるが…)……ニィッ…!無駄なことをォッ!!(彼女に掴みかかろうと、その魔の手を伸ばす) 」

乙宗梢「(不味いわっ――――)――――吟子さん!!(鞭打つように自身の体を無理矢理起こしだし、咄嗟的に吟子を突き飛ばして代わりにその手に掴まれてしまう) 」

黛冬優子「――――― 純潔に咲け 『紅華』ァ!!(不定形の三本の刃へと斬魄刀を変化させ、梢を掴むガーリックJrの腕を叩き切りに掛かる)―――アイドルに軽々しく触れるなんて、良くないんですよ? 」

スーパーガーリックJr.「……フン…仲間を庇ったつもりだろうが…まずは貴様から死にたいということだなァ!?(掴んだ梢をそのまま屈強な剛腕で抱き締め上げる。骨身を砕く程の圧力を加え、じわじわと彼女に苦痛を与えていく)ぐッ……?余計なことを…―――――するなァッ!!(腕に突き刺さるような痛みを受けるもそれでは決定打にならず、あろうことか同じアイドルである冬優子の頬を裏拳で薙ぎ払った) 」

乙宗梢「くッ……ぁ゛……?!は…ぐぅ……ッ゛……!ぃ゛……ぃッ………!(万力に挟まれていくかのような力強い圧力を全身に受け続ける。両腕を完全に拘束されてしまっている以上、抵抗は出来ない。ただ無様に両足をばたつかせながら抱き上げられ、苦悶の表情を浮かべるように歯を食いしばっていた) 」

百生吟子「きゃっ――――――!!?(乙宗先輩…っ……!?)(自身を庇うために突き飛ばした梢が、その犠牲を強いられる姿に絶句する。先輩に守られてばかりで無力に打ちひしがれ、徐々に瞳からハイライトが失うように戦慄していく――――) 」

スーパーガーリックJr.「フゥハハハハハハハッ!!!足掻け!藻掻け!!苦しめェッ!!!どれだけ攻撃してもいいのだぞぉ…!?どうせ私は死なんのだからなァッ!!死んでいくのは貴様等だけだァッ!!!ナァハハハハハハハッ!!!!(梢を締め上げながら愉悦に嗤い、彼女の死期を縮めようとしていく) 」

黛冬優子「―――ッ!!(両手で防御態勢を取るが、裏拳の威力に吹き飛ばされ)……ちょ、ちょっと!!あさひちゃん!! 」

百生吟子「…ぁ……ぁ゛…っ……―――――(わ、わたしの……せいで……乙宗先輩が…―――――)(徐々に抵抗感を失っていく彼女の姿を、ただ茫然と見上げることしかできない。どれだけ攻撃を加えても倒せぬ相手と分かった以上、そんな相手に掴まってしまった彼女をどう助ければいい?絶望感に打ちのめされ、戦意を失いかけるが―――――) 」




日野下花帆「――――――吟子ちゃんッ!!!(―――そんな彼女に、一つ上の先輩である彼女が珍しくシリアスなトーンで大声を張り上げた)…諦めちゃ……諦めちゃ、ダメだよっ……!たとえ…どんなにダメだって、ムリだって思っても……思ってしまったら"そうなっちゃう"んだよ…っ…!だから…「そんなことない!」って…前を向いて!やれるよ吟子ちゃんなら… だって…私なんかよりも立ち直るのが早い吟子ちゃんなら…絶対…!! 」

芹沢あさひ「ほら!!ファイト、ファイトっす!!!これから力を出して、逆転っす!!(あろう事か、スーパーガーリックJrの目の前で百生に向けて激励) 」

Dr.ドライドル「皆!皆静かにしよう!(無理)おー、皆まだ生きとるようだな(安堵)ええか、これから俺様がビシッとバシッとキメたる! だが邪魔されるわけにはいかん。不死身の相手にはおあつらえ向きの封印術を披露したるでな。よぉ見てるんだど! 諸君らにはそれまで殿(しんがり)を申し付ける。終わったら回復さしてやるで一生懸命しっかりやるんだぞオメェ!(封印術式の展開。まるで歯車を操作するように隣り合う・向かい合う魔法陣を組み合わせ、ひとつの術式にしていく) 」

百生吟子「……花帆…先輩……!(その言葉にはっと思い出される。以前の『逃走中』で初めて痛感した敗北感、その悔しさをバネに頼れる仲間たちと死に物狂いで切磋琢磨し、憧れの先輩たちと肩を並べられるようになった現在までの出来事を―――)…………そうやね… ごめん……そしてありがとう、花帆先輩。(静かにうつむいたまま、しかしその内側で微かに口角を吊り上げて立ち上がる) 」

百生吟子「…そうだ…これが初めてなんかじゃない… 何度だって、打ちのめされて…それでも懸命に努力してみんなと一緒に進み続けてきた……!みんなと紡いだ伝統を守りたいから……かけがえのない大切な思い出を守りたいから…っ……!だから、私はッ――――――(低い姿勢を取るとグゥォンッ、と鈍器を目一杯振り上げる) ガションッ――――ギュォォォォオオンッ!!!(鈍器の先端にあるメガホンを逆方向に展開すると、その内側から蒼い火がバーニアの様に噴き出し始める) 」

スーパーガーリックJr.「何をするつもりかは知らんが無駄なことだと何度言えばわかる!?焦らずとも…すぐにこの女を殺したら次は貴様等の番だッ!!フゥハハハハハ!!!(悠長に、愉快気に、何らかの行動に出ようとする吟子を盛大に嘲笑するが―――) 」

百生吟子「 ぎ ッ ―――――――――――  ┣¨    グ    オ゛  ァ゛     ン゛ ッ゛ !  !  !  (憧れた先輩である梢にも似た揺るぎない闘志をその瞳に灯し、ブーストをかけた鈍器を最高速度の遠心力を付けてガーリックJr.に叩き込む。どれだけ勢いをつけてもその不死身の身体には通用しない。しかし痛覚は走る。ならば狙うべき箇所は一点―――――その急所である股間部である) 」

スーパーガーリックJr.「  う゛      ぎ      ィ゛       ッ゛    !  !  !  ?  ?  (吟子により下された一撃が、予期せぬ急所へ狙い撃ちされたことで全身に稲妻のような激痛が一気に迸る。絶命してしまうかのような激しい衝動が全身に迸り、拘束していた梢を想わず解放してよろよろと股間部を押さえつけながら退いていく) 」

うちはミハリ「(キショノックエクササイズで足をバタバタさせる動きで現れ……)剃!(多分六式ではなくただ早く移動してるだけ)(ジャンプして参戦)早よ立て反撃行くぞー(拘束されてる梢に) 」

乙宗梢「  あ っ … ――――― (魔の手から解放されて、その身体がふわりと地に落ちていくが―――) 」

百生吟子「  ギ  ュ  ッ  (落下しかける梢の身体を、真正面から優しく抱きしめるように受け止めた)……乙宗先輩……遅れてしまって…ごめんなさいっ…… 」

乙宗梢「…はぁ……はぁ……―――――― いいえ、よく頑張ったわね、吟子さん……♪(荒い呼吸を繰り返す中で、しっかりと吟子に微笑みを送った) 」

日野下花帆「やったね…吟子ちゃん…♪(あの態勢から見事反撃を成功させた彼女の勇姿に思わず笑顔を振りまいた) 」

芹沢あさひ「ほら、やっぱりちゃんと脱出できたっすよ、冬優子ちゃん 」

ビリー「……いいもんだな…美女たちの熱い友情ってのも…(蓮の三人の行く末を見届けていたが、事が上手く行ったことで頷いた)……んっ…?封印だと…!?で、できんのかそんなことが…!?だったら…それ以外の選択肢はなさそうだよなあ!?(ドライドルの提案を聞きつけてリロードを行う) 」

黛冬優子「い、今のはそういうのを……(いや、結果的に……結果的に結果オーライだったけれど……でも……!!)そ、そうだね、あさひちゃん……! 」

ニコ「死んでも死にきれない奴にはそれしか方法はなさそうね…いいわ!そのプランに乗ってあげるわっ♪(ドライドルにウインクを飛ばしつつ前線へと乗り出す) 」

うちはミハリ「話は聞かせてもらったわ。殿なら任せときや(ポーチを構える) 」

乙宗梢「……先生、遅刻も遅刻、大遅刻ですよ。罰として後でPPP50本切りですからね。それが嫌ならあの敵を倒すのを手伝ってください。上手くいったら半分にして差し上げますので(うそだろぉ~?)(相変わらずミハリに対しての鬼畜の所業)……ええ、そうね……!なら、やりましょう!ここにいるみなさんで…あの者を封印するわ! 」

スーパーガーリックJr.「ゼェ……ゼェ……封印だと…ッ!?過去二度に渡り、自慢の無間地獄"デッドゾーン"で自爆したこの私に対して…なんと皮肉なァッ!!やらせん…絶対にやらせんぞォァッ!!!(再び態勢を整え、彼・彼女たちに向かって飛びかかっていく) 」




うちはミハリ「(えっ?)(それでも半分かい)(梢の鬼畜プランを聞いて) 」

ビリー「――――― ガ ッ ギ ィ ィ イ イ ン ッ ! ! (拳を突き出しながら飛びかかってきたガーリックJr.の一撃を二丁拳銃の銃身で滑らせるように弾きつつ、微かに後退する) だったらよ……こっからは連係プレーと行くかァッ!!頼むぜ、アイドルさんたちよ!!(バンバンバンバンッ!!)(我武者羅に発砲するのではなく、ガーリックJr.を包囲するように弧を描きながら絶え間なく銃撃し続ける) 」

ニコ「こうなったらぁ~~~…!特大級をサービスしてあげちゃうんだからっ!(―――― ギ ュ ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ ッ ! ! )(アタッシュケースの銃砲に収束するエーテルエネルギー。しかし、通常よりもさらに肥大化を帯び始めていく―――) 」

日野下花帆「はいっ!!(梢の合図を受け、飛びかかってくるガーリックJr.を受け止めたビリーを横切るように突撃していく)―――― "シュガーメルト"!!(咄嗟に地面に突き出した掌を起点に、ガーリックJr.の周囲に大量の草花が咲き乱れ、彼を更に強く拘束しようと襲い掛かっていく) 」

スーパーガーリックJr.「うぐぅぅぅぅッ……小癪なァッ!!(ビリーの銃撃を四方八方から受け続ける最中、花帆の繰り出した草花の強い拘束を受ける。纏わりつく植物を剛腕によって引き千切っていこうと抵抗するが―――) 」

芹沢あさひ「ほいっ――――っと!!(草花を振りほどこうとするガーリックJrの腕目掛け、正確にドロップキックを放ち……そのまま反動を利用し、後方へ大ジャンプ) 」

乙宗梢「行きますよ…―――― "白眼"ッ!! ( カ ッ ! ! )(特殊な白い目を開眼し、ガーリックJr.の全身を透視。魔力のエネルギーの道筋を看破し、点穴を見定める)月ッ、火ッ、水ッ、木ッ、金ッ、土ッ、日ッ!!!( ド  ドドッ   ドッ  ド  ズドドドッ ! ! )(一気に距離を詰めるとガーリックJr.の身体の節々にある活殺点を手刀で次々と射貫いていく。これにより、一時的ではあるが筋肉を硬直させて身動きを封じようとしている) 」

うちはミハリ「ほんじゃ先生も………(バットを構える)行くぞおおおお!!!(キショノックを繰り出す………がそのボールは螺旋丸の如く巨大化してガーリックjr.に向けて飛んでいく) 」

スーパーガーリックJr.「ぬぐぁッ……!?(あさひのドロップキックを側面から受けて大きく怯んだところに、梢の接近を許してしまう)うごおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおおッ!!!??(なんだ…ッ…!?か、身体が……動かんッ……!?)(体の節々に次々と打ち込まれる刺突連撃。激痛こそは感じないが、弱点である秘所を突かれたことの弊害でびきびきと痙攣する) 」

ニコ「 バイバイッ ――――― また来世でねッ、おバカさん♪ (―――― ド ギ ュ ゥ ォ オ ア ッ ! ! )(最大限までチャージした膨大なエーテル弾をガーリックJr.に向けて勢いよく発射する。それはただの攻撃にあらず、球形のエーテル弾はガーリックJr.を閉じ込めるバリアのように彼を閉じ込めてしまう) 」

スーパーガーリックJr.「ふぐぅぉあッ!?(そこに、ミハリが放った螺旋を描くボールが胸部に直撃。文字通り螺旋描きながら吹き飛ばされていくと、ニコの放った特大級のエーテル弾に見事囚われてしまった)ぬがぁぁぁぁああああああああッ……!!!これ、しき、のォ……ことでェェェエエエエエエエッ!!!!人間どもがァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ ! ! ! (エーテルの檻から強引に抜けだそうと、その身を乗り出そうとするも―――) 」

Dr.ドライドル「諸君、待たせたなぁ。では、始めようかのう。この俺様の偉大なる魔法を────。(彼の背後にあった魔法陣はすでに輝きが失せ、皆既日食のように黒ずんでいる。そしてドライドルのかざす手には真っ暗な水のような球がプカプカ浮いていた) 」

日野下花帆「お願い、これで…決まってッ!!(事の結末を祈るように、その瞬間を見届けようとする) 」

ビリー「正義のヒーローとヒロインがいる限り、悪は決して栄えねえんだ…―――― っしゃあッ!!ぶちかましてやりなァッ!!! 」


其は暗黒次元の鍵、あるいは特異点と収束の果て。光はくべられ、闇は縮む。
磔刑の丘はなく、円環の理もなく、御業により大いなる母に一点の座標が寿ぐ。
生まれ出づる虚無よ。どうかかの地で啼いとくれ。(詠唱は奏でられ、応えるように現実は侵食していく。)


ゴポゴポ、ゴポ(水槽に大量の墨汁をゆっくり注ぐように、ガーリックの足元から湧き出て空間ごと沈んでいく。ガーリックには水の音以外すべての音は聞こえない。だが水のような黒きそれに冷感はなく、空気のように柔らかく澄んでいた。やがて、ガーリックの全身を埋め尽くしていく。


百生吟子「 ガ シ ャ ァ ン ――――― ッ ! ! (再びメガホン部を地面に突きつけ、バーニアに見立てた放射口から蒼炎のバーナーが噴き出す。ジェット起動音のような轟音を掻き立てながら最大火力を帯びた鈍器をしっかり掴んだ両腕で固定し、その瞬間が来るのを冷静に待つ―――) 」

黛冬優子「い、いけーっ!!吟子ちゃん!!! 」


ンf;お吸いhふぃお;宇いhふぉぱshづオhjbkb佐生;sfjvじぇあghしヴぉjsAF+UDIGcsおphfづおchzxljbzぽせkふお;vhxjsl;dんbvcyhんcljkshv!!!!!!!!!!!!!!(やがてガーリックの肉体をもてあそぶかのように、無数の声とともに濁流となって彼を遥か暗黒の彼方までもっていく。赤子の声のようで、女の悲鳴のようで、男の断末魔のような。すべてが入り混じったような次元の軋み音。ガーリックの悲鳴すらかき消すように存在そのものを飲み込んでいった。)


スーパーガーリックJr.「なァ…ッ゛……!!?よせッ!!やめろォァアッ!!!この私がこれしきの摩訶不思議な術で封印できると思っているのかァッ!!?一条の光も差さず、身も心も凍る地獄に…死ぬまで閉じ込められるのか、この私が…ッ!!?やめろお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ーーーーーーッ゛!!!!!(底なし沼の如く足元を掬う深淵の渦に呑み込まれる最中、決死の形相で藻掻きあがろうと抵抗するが―――) 」

百生吟子「――――― "恋景色「昭和浪漫」" (―――― ド ギ ュ オ ア ァ ッ ! ! )(そして、ついにそのタイミングを見張らい、発進。ブーストをかけたメガホン鈍器の加速を利用した勢いの最中、遠心力を付けて獲物を振り回しながら大跳躍。そして――――) 」

百生吟子「―――――― は ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ ー ー ー ー ー ー ッ !  !  !( ┣¨   グ   オ゛   ァ゛    ン゛   ッ゛ !  !  !  ) (――― その一撃を、深淵の渦から這い上がろうと抗うガーリックJr.の脳天へと盛大に炸裂させ、底なしの奈落へ叩き落とした) 」

スーパーガーリックJr.「 な゛ ッ゛ ―――――― ゥ゛ ッ゛ ッ゛ッ゛ ッ゛ ツ゛ ツ゛ ツ゛ ツ゛ ! ! ! ! (最期に見たのは、大槌を振りかざすおかっぱの少女。勇ましく振りあげられた彼女の鈍器による一撃が、魔王の顔面へと盛大にめり込むように炸裂。その巨体はついに抵抗感を失い、深い深い奈落の底へと沈んでいく) 私は死なない…!!永遠の力を手にするまでッ!!!フゥハハハハハッ!!フハーーーハハハハッ!!!ウワアアアアアアアアァァァァァァァァァ……――――――(断末魔のように発せられた嗤い声が、初めから存在しなかったかのように存在諸共掻き消されたのだった―――――) 」

日野下花帆「………やった……?やった……んだよね……??わ、わぁ~~~~~いっ♪やったよ!やったんだよ、吟子ちゃんっ♪(敵の消滅を見届け、その最期に花を添えた吟子のもとへ駆け寄り彼女に思わず抱き着いた) 」

Dr.ドライドル「────貴様の望む永遠への片道切符だ。もう戻ることもにゃ~(緑の外套をはためかせながら、今回の結果に満足そうにせせら笑う)おお、皆よく頑張ったな。褒めてつかわすぞ。ヌハハハハ!! 」

乙宗梢「……ふふっ……♪ええ、そうね…よくがんばったわね、花帆…吟子さん……♪(遅れて彼女たちのもとへと歩み寄っていく) 」

百生吟子「…はぁ……はぁ………っ……(脱力感…否、沸き起こるのは達成感。あの不死身の身体を持つ恐怖の怪物を相手に、真っ向から立ち向かうことができたのだから)……わっ…!?ちょっ、花帆先輩…っ… あっ…乙宗…先輩……(自身を囲むに寄ってきた二人に、思わず笑顔が零れだした) 」

ビリー「……や、やりやがった……いや、やってやったぜ…!!FOOOOOOOOOOーーーーーーッ!!!(ロックンローラーみたいなポーズと叫びをあげる)しっかしアンタの封印術…アレすごかったなぁ~!なあなあっ、俺にもできっかな? あいたっ!? (ドライドルに詰めようとして背後からニコに殴られる) 」

ニコ「はいはい、バカなこと言わないのー。………クスッ…♪ やればできんじゃない。(そんな最中、三人で集う蓮の面々を遠目に、何処か羨ましそうに微笑みながら見つめていた) 」

黛冬優子「す、すごいね……!本当に、一撃で吹っ飛ばしちゃうなんて……!!でも、これで、この関門は突破ですね! 」

うちはミハリ「はい、えーよくやりました(吟子を称賛)ほんなら回復と行きましょか〜、クライヨーマブシイヨー理論行きます(大きな黒いマントを取り出す) 」

多分ムスカとは別人の馴れーション「説明しよう!ミハリはこのクライヨーマブシイヨー理論で暗闇を作ることで脳に寝たと勘違いさせ、再び光を浴びることで脳に起きたと勘違いさせる。これを繰り返して回復速度を上げるつもりなんDA☆ 」

乙宗梢「吟子さん、さっきのはとても誇らしかったわよ。貴女なら、きっと「蓮」の名を後世に繋いでいくことができる…今回の戦いでそう確信したわ。ありがとう。これからも、よろしくね…♪(吟子に微笑む)……さて、それはそれとして先生は罰としてPPP"250本"です(一桁増えているような気がしますが気のせいです) 」

うちはミハリ「(えっ?)(だる)(なんか増えてない?) 」

百生吟子「わ、わたしはっ……!……あの時、花帆先輩が…私を呼び覚ましてくれたから… だから、きっと……立ち上がれたんだと思います。お二人がいてくれたから…これからどんなに怖いことが起きても、前を向いていける気がします。 」

日野下花帆「え~っ?そうかなぁ~…?えへへぇ~……♪(照れくさそうに笑う) 」

Dr.ドライドル「しかし、恐ろしい敵でもあったな。あれを従える幻影の王とは、一体────(彼が見てきた数多の未来分岐。そのどれもに幻影の王との戦いは見られなかった。戦う前に暗転し見えなくなる未来。そこにはまだ未知なる力が眠っている。今か今かと、我々を待ち焦がれている……そう思うと仮面の下が汗で濡れていくのを感じた) 」

乙宗梢「……そう…(頼れる後輩二人に、3年生である自分は満足気にほくそ笑んだ)……さあ!戦いはまだ終わっていないわ!先へ向かった蓮のみんなや攻略チームもいる。急いで合流しましょう!(先導するように先へと続く階段へと駆け上がっていく) 」

日野下花帆「あっ…そうだったあ…!さやかちゃんや瑠璃乃ちゃんたちが心配だ…!はいっ、行きましょう! 」

うちはミハリ「ほいほいほい〜(階段をナルト走りで駆け上がる) 」

百生吟子「……!はいっ…!(そう、戦いはまだ終わったわけじゃない。真の戦いはこれからである。気持ちを切り替えて毅然とした表情を浮かべ、結晶の階段を上がっていくのだった――) 」

ニコ「さあ、ビリー!私たちも行くわよ!上でアンビーが待ってるわ! 」

ビリー「っしゃ!待ってろアンビ~~~~!!今行くぞ~~~~! 」



― 幻影の巨城・骸の幻廊 ―




ヒ ュ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ン … ―――――― ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ア ァ ァ ア ン ッ ! ! ! (餓者髑髏の成れの果てのような歪んだ結晶空間。歪な遺物を更に歪めてしまう魚雷の雨が瞬く間に周囲一帯を焦土に変えていく。次々と湧き上がる火柱に、地盤が激しく振動する――――)


リラ「 グルンッ、グルンッ、グルンッ―――― ヒュバァッ!(次々と降り注いでは火の海を齎す鉄の雨に対して、蝶のように舞う鮮やかなバク転によって退いていく) ギリリリッ ――――― ヒ ュ ド ァ ッ ! (態勢を直すとともに弦に指引き、光の一矢を遥か先に佇む敵に向けて放った) 」

空母ヲ級「 ピ ―――――― ッ゛ (背面より絶え間なく魚雷を撃ち尽くす最中、遠方より放たれたリラの光矢を目視でその軌道を看破し、頬を掠める。流血はあらず、しかしエーテルを纏った矢により掠り傷は痣として残り続ける)……ヲ… ヲ…… ヲ゛ッ……――――― ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ! ! (それは蒼空より襲い来る、美しくも冷酷な海の魔女。左目に宿した蒼炎の輝きが強く輝き、相対する敵影を殲滅せんと眼光を照らした) 」




――― Vs. 【 ゴライアス 】 "骸の王" 空母ヲ級 ―――


藤島慈「―――― こんにゃろーッ!出鱈目にミサイルばっか撃つなー!!(立ち込める爆炎の中から勇猛に飛び出し、新武装のガントレットを振り上げて殴りかかっていく) 」

大沢瑠璃乃「メグちゃんに続けぇ~~~ッ!(絶え間なく降り注ぐ魚雷の雨を掻い潜るように蛇行しながら駆け抜けていく) "ジョーショーキリュー"! (ガァンッ――――ボッガアァァァアアンッ!!)(こちらへ迫る魚雷の一基をアッパーカットで打ち上げ、頭上で爆散させた) 」

安養寺姫芽「はいぃ~~~❤お二人に何処までもついていきますぅ~~~~♪(率先して駆け出していく二人にメロつきながら追いかけていく)……よっ…とォ!!(スタイリッシュなバトルスーツによるものか、いつもより体が軽い。重力に左右されないふわりとした軽い身のこなしで跳躍しつつ、宙空で繰り出したサマーソルトキックで魚雷を真横へと蹴り飛ばしながら進撃する) 」

カズネ「――――"クロスレイ" (ザギィンッ――――ザギィィインッ!)(血刀の刀身に神聖な光をコーティングするように光輝を纏い、放たれた魚雷を切り拓く。相殺による爆散の衝撃を受けないために、長距離まで伸ばした光の刃で斬り払うことでその距離感を保っているのか、熱の障害を受けずに接近する) …… (攻撃が…最初の頃より、激しくなってきた…気がする… 距離を詰めて、一気に……)(目指すは敵の懐。見定めた標的へ飛び込むように疾走していく) 」

空母ヲ級「……ヲ……ヲァッ…―――――― ド プ ゥ ン ッ ! (彼女たちがこちらへ向かってくる。距離も縮まり、ついに目と鼻の先までその接近を許した直後――その身体を地面に"沈めた") ―――――― ザ パ ァ ア ッ ! ! (姿を消したと思えば異なる地点――それもかなり距離を離した箇所へ――で、海面から現れるような水音と共に顔を出した)   グ  パ  ァ  ッ  (すると、特徴的な頭部…その頭上に被られた怪物の口のような物体が上下に開かれ、その中身から黒く小さな物体を大量に吐き出した) 」

深海棲艦戦『 ゴポ、ゴポ…ッ…――――― シ ュ ド ド ド ァ ッ ! ! (空母より生み出された黒い物体の正体。それは徹甲弾のような姿形をした黒い生命体。宛ら母なる空母から産み落とされた赤子のように、産声のような怨嗟を上げて彼女たちに向かって襲い掛かる。それは意思を持つ魚雷そのものであり、直撃すれば爆撃として彼女たちの身を焦がす脅威となり得る―――)』

藤島慈「……!消えた…どこいって―――――!?(姿を消した空母の行方を捜そうと左右に見渡すが、振り返った先には既に深海棲艦戦の群れが差し迫っており―――)―――― きゃああぁッ!!?(咄嗟に身を守るように腕をクロスさせて防衛姿勢を取るが、直撃による爆破で吹き飛ばされてしまう) 」

大沢瑠璃乃「め、メグちゃ――――ひゃああぁッ!!(爆撃を受けた彼女に気を取られてしまい、自身もまた魚雷に撃ち鎮められるように吹き飛んでいく) 」

ラウ・ル・クルーゼ「(どこに消えたかなど)わからぬさ……誰にもッッッ!!!1(どうなってもいいやを流しながら踊り全方位に打撃攻撃によるカウンターをばら撒いている) 」

安養寺姫芽「――――!?メグちゃん先輩ッ!ルリちゃん先輩ッ!?(不意を突かれ、煙を上げながら吹き飛んでいく二人を唖然とした表情で見送ってしまうが―――)――――-ッ!?(その二人が先んじて攻撃を受けたことが功を奏したのか、自身は辛うじて対処に回ることができた。サイドステップで黒い魚雷を受け流し、次から次へと襲い来る個体にも前転で潜り込むように掻い潜っていく)……この動き…ひょっとして――――(空母の動きに違和感を覚え、静かに呟き始める) 」

ヒロ「…………?(何かに気づいた姫芽を見て)何か気づいたことでもあるのかい? 」

リラ「……気づいたようですね。(飛来する魚雷の動きを冷静に見抜き、その中心点に向けて矢を射ぬことで相殺爆破を齎しつつ姫芽の傍に歩み寄る)……彼女(空母)は常に私たちと一定の距離を保っている。詰めれば退き、得意とする遠距離武装の応酬を撃ち込んでいく。距離感があれば、敵が何処にいてどのように行動するのか…そういう戦場の動きを一望できる。相手は常にその優位性を保っていると思われるのです。私も射手(アーチャー)だからこそ、理解できるのです。 」

尾刃カンナ「(突然偵察車両に乗って現れ、車載の機銃で空母ヲ級、そして現れる魚雷たちへと掃射を放つ)……聞こえるか!!奴らは別の生体ユニットを生産する!!出てきた傍から撃ち抜け!! 」

カズネ「そういう…こと……あっ!(飛来する魚雷を咄嗟に魔法で生み出した反射板で跳ね返し、あらぬ方向へと誘爆させた)…潜って移動するの…早かった… 地道に距離を詰めるだけじゃ、こっちが消耗するだけ…… 陽動を仕掛けるしか、無い… 」

藤島慈「いったたぁ~……あ、あれ…?生きて、る……?うそ、信じらんない……!もしかして…このスーツのお陰だったり……?(吹き飛んだ先で上半身を起こし、爆撃を受けた自分の身体がいまだ健在なことに驚いている) 」

ラウ・ル・クルーゼ「知れば誰もが思うだろう!!『GO』と!!もはや我々を止める術などないッッッ!!私にはあるのだよ、GOする権利がッッッッッッ!!!!(水上を上院議員走りし、魚雷を誘導するように立ち回る) 」

大沢瑠璃乃「きっとそうだよメグちゃん!あの山野博士も言ってたもん!今回のために用意してくれた武装って…攻撃だけじゃなく、防御面での耐性も考慮して作られてるって…!でも、あんまり受け続けるとまずいかも……あっ…!?見てみて!援軍が来たよ!(偵察者を手繰るカンナを指差しながら) 」

ピンGOO👍なのです「闇雲にGOするのはノットGOO👍なのです!!(クルーゼの背中にへばりついている!) 」

空母ヲ級「 ヲ、ヲ…ヲォ……ッ!! (―――― ジ ュ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ァ ッ ! ! ! )(頭部から次々と吐き出される小規模戦艦の群れが、今も尚彼女たちに向かって特攻撃を繰り返す。さらに追い打ちをかけるかの如く、本隊である彼女自身もまた背面より対空ミサイルを一斉発射。広範囲に及ぶ怒涛の核兵器が雪崩のように押し寄せる) 」

ウェルド「とはいえ、アレ相手に撃ち合いを延々と続けるのも少し難しいですがね……!!(偵察車を運転している)空母というより駆逐艦ですね、あれじゃ。地面を潜航する魚雷を出すという一点ですが 」

ラウ・ル・クルーゼ「知らぬさ!!所詮人は自分の知ることしか知らぬ!!これが私の業……鉄塊『剛』ッッッッッッ!!!!(全身が黒船のようにガッチガチに硬くなる) 」

カズネ「っ……"フォトン"…!(高濃度に凝縮した光弾を投擲し、こちらに迫る魚雷を直線状に相殺していく) …攻撃が、もっと激しく……接近、難しくなってきた…… 」

ピンGOO👍なのです「解釈不一致な技はやめるのです!!!!!!過激派ワン〇ース考察勢がいらぬ妄想を掻き立ててしまうのです!!!!(生身でミサイルを受け続けるクルーゼを盾に、某動画サイトに蔓延る考察系動画にNOT・GOO👎ボタンを押し続ける) 」

尾刃カンナ「魚雷だけで済むはずなないだろう!!くっ、何とか撃ち落し切れればいいが……!!おい!!何とか接近戦に持ち込むぞ!!(ヲ級が発射する兵器を次々に機銃で撃ち落としつつ) 」

リラ「接近戦を持ちかけてもダメならば、相手と同じ土俵に立てばいいのです。(そう告げると、ミサイル群が降り注ぐ戦場の中で悠然と矢を射抜く姿勢を取り始める)―――――"蒼雨(ルミナ)" (――― ヒ ュ バ ァ ッ ! ! )(蒼光たる粒子を纏った光矢を一直線に放つ。矢は光陰を駆け抜けて道中の魚雷やミサイルを一気に貫き、空母本体に差し迫った) 」

ラウ・ル・クルーゼ「これだけの業……重ねてきたのは誰だァー!!(被弾し続け一気にボロボロ) だが私にはあるのだよ、君達がGO!!する秘策がァー!!(その時!ぐわしとピンGOOなのですを掴み) ピンGO!!『ダイビング』だ!!GO!!(ピンGOOをウッウのように!!地面へ、地下のヲ級へ、投げる!!) 」

ピンGOO👍なのです「光あれ!!!!!!!!!!!なのです!!!!!!!!!!(クルーゼに投擲され、空母ヲ級の至近距離で大爆発!!!!!!!!!) 」



空母ヲ級「 ズ ビ ッ ―――――― ズ ガ ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! (リラより放たれた光矢に射貫かれ、クルーゼが投擲したペンギンの爆破に呑まれる…その直前、母を守るように幾つもの深海棲艦戦が束を作り、彼女を守る盾として身代わりとなるように矢を受け、爆散した)…………ヲ…ォ………――――― ヲ ォ ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ ッ ! ! ! (愛する子に救われてしまった怒りの矜持か、儚い悲壮か、負の感情を込めた怨恨を張り上げる。その意思に呼応して左目の蒼炎が激しく滾りだしていく) 」

安養寺姫芽「いよっしッッッッ……って、あれ……!?っちゃ~~~~…!あとちょっとのところだったのにガードされちゃったあ…!?(健在な空母の姿に両手で頭をワシワシと捏ねる)……?あれ…ちょっと待って……何か、様子が変……(怒り狂うように激しい眼光を開かせる空母に、嫌な予感が過ったように口辺を引きつらせる) 」

空母ヲ級「   ヲ゛  ォ゛   ッ゛  !  !  !  (魔女が両腕を高らかに広げた、次の瞬間―――――) 」


ズ  ド  ァ゛  ア゛  ッ゛ ―――――――― ┣¨  ┣¨  ┣¨  ┣¨  ┣¨  ┣¨  ┣¨  ┣¨  !  !  !   !   (何もない空間に突如として発生した荒波。そこから巻き起こされた巨大な"津波"が結晶空間を瞬く間に水圧で満たし、彼女たちをも一気に呑み込んでいくのだった――――)


大沢瑠璃乃「す、すぎょい…ッ!!水の無いところでこのレベルの水遁を発動できるなんて…!!信じられないかもッ!!!わっ、ああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ~~~~~~ッ!!!!???(驚愕したのも束の間、一気に津波に呑み込まれてしまう) 」

ヒロ「何…だって!?(巨大な津波を見て)避け………きれない!! 」


藤島慈「ちょッ…感心してる場合じゃないってこれッ…!!災害レベルでしょこんn―――― ん ぶ ぅ ッ゛ ! ! ? (押し寄せる津波に呑み込まれていく)  」

安養寺姫芽「 ひ ッ゛ ! ? ? (それは巨大な障害がそのままこちらに向かって倒れ出すように、迫りくる津波にあっと言う間に引きずり込まれてしまう) が…ッ…… ぼぼ……ッ……―――― ! ? (激しく荒立つ水流の中に囚われ、辛うじて頬膨らませ蓄えた息を頼りに突破口を見出そうとするが…)……が…ぁ……ぽぽ……ッ……!!(その抵抗もむなしく、一気に海水が肺を満たしていく) 」

ウェルド「…………泳ぐかぁ……(ハンドルを切り、強引に波から逃れようとするが……間に合う訳も無く、偵察車ごと波にのまれる) 」

尾刃カンナ「お、おいっ!!ふざけるな、何を諦め――――――――ゴボォ!!!ゴボゴボオオオオオオ!!!(偵察車諸共、津波の中に消える) 」

リラ「(しまッ――――)――――― ッ゛ ! ? (何かが、魔女の逆鱗に触れた。その怒りにより齎された脅威の水害に巻き込まれ、令嬢のしなやかな体が津波の予測不可能な荒々しい奔流に横殴りにされていく) か……ッ……ぁ゛……! (気が付けば水圧は高くなり、地に足を付けることすらもままならず、身体は水中の中で自然上昇。しかし天井にまで届く程に尚も勢いを増していく津波により、空気口すら閉ざされてしまう) 」

カズネ「(これは……危険ッ…―――――)―――――――  ガ リ ィ゛  ッ (津波に巻き込まるその寸前、自身の右手人差し指の皮膚を噛み千切り、微かに流血させたところで荒波に呑まれてしまった―――――) 」

ラウ・ル・クルーゼ「GOボGOボGOボGOボ…… 」

ボーちゃん「助けて!かほちゃん!さやかちゃん!吟子お姉さん!こ す ずおぼぼぼぼぼぼぼぼほ!!!(溺れ死ぬ) 」




安養寺姫芽「――――――――――(意識が遠のいていく。微かに開かれた瞼の向こうで、憧れの二人が手を繋ぎ合って水中に浮かんでいる。思えばずっとこうであった。初めて画面越しに二人に出会った時から抱いた憧憬…近くて遠い場所にいる存在に近づきたかった。どんな逆行でも手を繋ぎ合って、二人三脚で進む二人の姿が眩しくて。そんな彼女たちを、ずっとずっと見守りたかったと。朦朧とする意識を頼りに、その影に向かってゆっくりと手を伸ばす。しかし、どれだけ伸ばしても届きはしない。いつかの現実と同じように―――) 」

リラ「―――――――――(暗くて冷たい海の中を、少女は揺蕩う。まるで幼き日に経験した忌まわしき過去に回帰するように沈みゆく体。次第に凍え、鼓動が止み、生命線が停まるような感覚と共に、過去の記憶が水泡と共に蘇っては弾けて消えていく。命の危機に晒されることが多かった日々…まるで世界が自分を殺したがっているかのように、平穏な日常が長く訪れることがなかった。今も、こうして、死に直面しているのだから―――) 」

安養寺姫芽&リラ『 ツ ゥ ―――――――――― (涙が、溢れそうになった。だがその涙も海の中に儚く消えていく。これから死にゆく自分の最期を見届けてくれる者はいない。結局自分はただの凡人なんだと。生きるに値しない能無しなのだと思い知らされる。ならばこのまま暗い海の底へ、落ちるところまで落ちていこう。そこで「骸」になって、魚の餌にでもなれば…少しでも生きた価値があるのかもしれないと思いながら―――)』


―――――――― 違う 


ガ シ ッ ――――― (誰かが、二人の少女の沈みかけた手を、掴んだ。生きることを、憧れた何かを諦めるなと伝えるように。凍える水の中で微かに感じた温かさに、少女たちはゆっくりと瞳を開く。逆光に照らされたその「手」の先にいたのは―――――)


藤島慈&大沢瑠璃乃『――――――― ! ! (姫芽にとって、憧れである二人の少女。先の津波に呑まれてしまったはずだが、辛うじて蓄えた息を頼りに、「仲間」である姫芽の手を引くように二人同じ手で掴み上げていたのだった)』

蒼瞳の青年「――――――――(一方、リラの手を掴むのは…そこにいるはずのない何者か。海水の中で黒い髪を揺らしながら、海よりも青い、生気に満ち溢れた瞳をただ彼女に向けていた。少女にとっては、見ず知らず垢の他人のようで…しかしそれでもどこかで会ったことがあるような気がした。新鮮な邂逅の中に、懐古の果てにある再会の念が込められたような、そんな不思議な出会いを齎してくれる一人の青年が―――) 」

安養寺姫芽&リラ『   ! !   (―――― ああ、そうだ。忘れるはずのない"憧憬"が、いつだってそこにいた。どれだけ平凡で、満たされない毎日で、報われない人生だったとしても…それでも今日まで生きてこようと思えた存在に支えられていたことを思い出す。なぜ生きる?そんな重い命題への答えは、初めから知っている。それは―――――)』


――――――――― 生きようと思わせてくれた者へ、恩を報いるためだって


蒼瞳の青年 → カズネ「――――――― ! (少女たちの瞳に輝きが戻った途端、とある青年の姿を象っていた人影は幻影のように揺らめき…現実に戻されたように金髪の少女へと移ろい変わる。自身の血液…水よりも質量の重い真っ赤な血で構成した膜で酸素を確保した状態で、神々しく輝く掌を空母へと突き出した)――――― "ホーリーバースト"  」

空母ヲ級「―――――――― ! ! ? 」


――――― ズ ギ ャ ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! (幻影の巨城の外壁の一部を神の光槍が貫き、そこに開かれた大きな穴から回廊を満たしていた海水が滝のように外へと押し流されていく)


安養寺姫芽「―――― ッ カ ホ …! ッゲホ、カホッ!! (水位が下がり、ようやく酸素を確保できたことで咽び返す)ケホッ、ケホッ……!ハァー…ハーァ…はぁ…っ……!!(ずぶ濡れの身体で地面に膝を着き、徐々に呼吸を取り戻していく) 」

大沢瑠璃乃「ひめっち、ひめっち……!! 」

藤島慈「ひめっち、大丈夫っ…!?(瑠璃乃と左右から挟むように姫芽の濡れた身体に手を添え、心配そうに様子を伺う) 」

ヒロ「どうやら………意識を取り戻したようだな…!(姫芽の様子を見て) 」

安養寺姫芽「はぁ……はぁ…はぁ……… ぁ……―――――(こんな自分を気にかけてくれる。それだけじゃない。尊い二人の間に自分を挟んでくれることの喜びを、幸せを、いま改めて実感する。今の自分はこの上なく恵まれた存在なんだと、身をもって実感する。生きていて良かったと、心から思えた)……ぅ……ぁ……――――うわあああぁぁぁぁあああんっ!!!うわぁぁぁぁーーーん!!!(その幸福感に、たまらず泣いてしまった) 」

大沢瑠璃乃「わっ…?!えっ…!?どど、どうしたのひめっち!?……そっか……怖かったんだね……よしよし、ルリーが特別にチャージしてあげるからね~…♪(なきじゃくる姫芽の身体をそっと抱き寄せ頭を撫で回す) 」

藤島慈「あっ…ズルいよルリちゃん!私だって、ひめっちのことぎゅーってしてあげたいっ!(抵抗するように姫芽のことを瑠璃乃もまとめて抱きしめる) 」

安養寺姫芽「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛っ゛!!!嬉しすぎてじに゛ぞぉ゛~~~~~!!!😭😭(憧れの先輩二人に大切に抱きしめられてたまらず号泣する) 」

カズネ「………大丈夫……?(蹲るリラを心配そうに伺う) 」

ウェルド「………流石に、流石に今回ばかりは終わったと思いましたが………良いですね、尊き少女たちの活躍によって、我々は命拾いしたという事ですか……(腕を組みながら面々を眺め) 」

尾刃カンナ「……感謝はしています、良き友情というのも分かります。が……どうも、奴はまだ元気そうですよ 」

ヒロ「まだ敵は………生きている………!? 」

リラ「……ケッホ……ケホッ…… はぁ………はぁ………―――(カズネの心配を他所目に、片膝を着きながらその身を起こし始める)……あれは……夢…だったのでしょうか……?(水の滴る顔で周囲を見渡すが、ついさっきまでいたはずの、あの「青年」の姿はどこにもいないことを悟り俯きかける)……なんだか……懐かしい夢を、見ていた気がします… 遠い幼き日に見た……今でも忘れられない…そんな、「青い夢」… ああ……(濡れた胸元に手を添える。あの時に掴まれた手の温もりを感じ入るように) 」

安養寺姫芽「…ぐすっ……ズズッ……―――――― (二人の抱擁の温かさを感じながら、勇気づけられて静かに立ち上がる)………ありがとうございます、お二人方。もう…大丈夫です。アタシ……もう、迷惑はかけません。だって……こんなアタシを尊い「みらぱ」に迎え入れてくれたんですから…!だから…アタシも二人の様に輝きたい…!生きててよかったって、心から胸を張って言えるくらいに!(最強装備の大鎌を再びその手に顕現し、かの敵と向かい合う) 」

カズネ「……きっと、良い夢を見ていたんだと思う。でも、夢はいつか醒めちゃう… 醒めちゃうから、生きてる現実(いま)の中で、夢みたいなことがあるのを…願っている。だから…私も毎日を懸命に生きたいと思っている… 貴女は……どう…? 」

リラ「………そんなの……答えるまでもないのです。(呼吸を整え直した令嬢が立ち上がった時にいは、既にその両手に光弓を携えていた) いつかそんな「夢」が叶う日を願いながら、生き続けるだけなのです。諦めなければ、いつか必ず手が届く。"Endless Possibility"……"無限の可能性"を……『あの方』から教えていただいたのですから……! 」



空母ヲ級「…ヲォ…ギィイ…ギ…ッ……――――― ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ヲ゛ ッ゛  !  !  !  (魔女は狂気に怒りの眼光を露わにする。彼女の感情に呼び覚まされた無数の魚雷群が頭部から一斉に放出され、再び彼女たちへと襲撃を仕掛けていく) 」




ラウ・ル・クルーゼ「GO!!!!大人達は言う……世界は、夢のように優しくないと!!だからどうした!!君たちを囲う望みの渦、最早止める術はない!!GO!!それだけの夢、重ねてきたのは君だ!!そして叶う!!夢は、叶うべくしてな!!!!いけーーーーーーー!!夢へGO!!!! 」

ヒロ「行くぞ!(バットを構え、ビームソードで魚雷を薙ぎ払っていく) 」

安養寺姫芽「―――― 安養寺姫芽、ご機嫌に勝ちに行きます!!対戦…よろしくお願いしますッ!!(――- ダ ァ ン ッ ! ! )(大鎌を背に乗せた前傾姿勢で突撃。次々と押し寄せる魚雷を右往左往へと受けなgすように回避し――)――――ぃえあッ!!(グルルルルンッ―――ザギィィィイイインッ!!)(片手のみで鮮やかに回転させた大鎌による一閃で密集する魚雷群を一掃殲滅し、突破口を開く) 」

ピンGOO👍なのです「そうなのです!!!!!なのですったらそうなのです!!!!GOOOoooooooooooooーーーーーー!!!!👍(クルーゼの背中からにょきっと生まれ帰る) 」

藤島慈「ふふっ♪それでこそひめっちだね…!さltj、私たちも行くよ、ルリちゃん!!(率先する姫芽に感化されるように飛び出していく) "マハラジキャンボリー"!! (怒涛の連続ラッシュで魚雷を真っ向から押し退け、吹き飛ばし、爆散させていく) 」

ラウ・ル・クルーゼ「誰だ!!!!!!(マジレス) 」

大沢瑠璃乃「っしゃー!負けねーからねっ!いくよ…"ド!ド!ド!"( ┣¨ ┣¨ ┣¨ ! ! ! )(轟音のような雷鳴を届かせ、帯電したガントレットで魚雷を豪快に殴り飛ばしていく) ひめっち!ナイス!! (姫芽が切り拓いてくれた突破口へ飛び込み、ついに空母本体へと距離を詰めて殴りかかる) 」

空母ヲ級「―――――― ! ! (勢いづけていく彼女たちの快進撃に圧倒され、気が付けば距離を詰められてしまう) ド ボ ォ ン ッ ――――――― ザ パ ァ ア ッ ! ! (ズドドドドドドドァッ!!)(再び結晶床に潜水し、距離を離した地点へと退避。遠距離から再び魚雷と対空ミサイルを一斉発射する) 」

藤島慈「ああっ、もうっ…!また逃げて…!しかも泳ぐスピード速すぎない…!?潜ったところを走って追いかけていくのも無理そうかも……っ…(放たれたミサイルを蹴り飛ばしつつ、どう攻めようか考えあぐねる) 」

リラ「……… ス ゥ ――――――――  ハ ァ (魚雷の処理を他の面々に任せ、自身はその場に留まり小さく深呼吸。再び射貫く姿勢を取り、瞳を閉ざして意識を集中させる) 」

ヒロ「いっそ水中で戦えればいいんだが………(慈の言葉に続くように) 」

ウェルド「お陰で足は動かしやすくなっている……感謝しますよ……!!(ミサイルの間を縫う様に、素早くヲ級へと接近を続け)……ミサイルより早く動き、魚雷は的確に超えればいい、それだけですよ…!! 」

尾刃カンナ「(拳銃を抜き、素早く外付けストックとフォアグリップ、拡張マガジンを装着。連射で対空ミサイルを次々に迎撃し)……無茶を言いますね、ですが、接近戦は不得手のようです…!! 」

安養寺姫芽「ぜってー諦めねえです! "BLAST"ッ!! (――― ド ゥ オ ン ッ ! ! ! )(スカート部分に隠されたバーニアを起動し、ジェット噴射の勢いで驀進。流星の如く飛び抜けながら魚雷群を一線のもとに斬り伏し、空母へ一気に差し迫る)――――― ぃ ゃ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ ッ ! ! ! (振りかぶった大鎌による豪快な横薙ぎと共に繰り出された苛烈な紫電の斬撃波を、空母へ放つ) 」

空母ヲ級「―――――― ッ ! ? ( ド ボ ォ ン ッ ――――)(瞳を瞬いた次の瞬間には姫芽がすぐそこまで迫っている。退避しようと再び潜水するが)――――― ザ パ ァ ア ッ ! ! ( ビ キ ィ … ッ ! ! )(地面から顔を出した時、特徴的な頭部に突如走った斬痕のような亀裂。紙一重で免れたはずの姫芽の一閃が届いていたのだ) ヲ゛…ッ……?! (頭部に感じた違和感。姫芽の斬撃によって深海棲艦戦の召喚が不可能になり、狼狽える様子が見られた) 」

空母ヲ級「…ギィギギッ……!!ヲァッ……―――― ヲ゛ ァ゛ ァ゛ ア゛ ア゛ ッ゛ !  !  ! ( ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ) (激昂する魔女が再び両腕を高らかに突き上げる。あの大洪水の津波を呼び起こし、怒涛の勢いを乗せて襲い掛かっていく―――) 」

リラ「 一心不乱、さすれば必中―――――  ヒ ュ ド  ァ   ッ   !   !    !    (空間を震わせる津波の再来を前にしても冷静さを保ち、最大限まで意識を落とし込んだ姿勢から…ついに光矢を射抜いた) 」

カズネ「(今がチャンス――――)―――――"アシスタンス"!(リラが放った矢に向けて光る掌を突き付けた) 」


令嬢が放った一矢に、カズネの魔法によって神々しい光が纏われる。宛ら"神の矢"とも呼ぶにふさわしい輝きを得たそれは、引き起こされた津波をも消し飛ばす程の高威力を得て貫通し――――――空母へと迫った


ウェルド「(一息に距離を詰め……今度は、跳躍の勢いで津波を突き抜け)……ほら、この距離なら………波も越えられるッ!(警棒を抜き放つと共に『気』を込め、ヲ級の頭部目掛けて一気にそれを振り抜く!) 」



空母ヲ級「―――――― ッ゛  ッ゛   ッ゛  ッ゛   !  !    ?   (――― チ ュ ボ ガ ア ァ ァ ッ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! )(皮肉にも、自分が引き起こした津波が死角となってしまい、その向こうから放たれた矢の出現を予測できなかった。その結果、神の矢は蒼炎を灯した左目を貫き…顔半身が爆破。黒煙を上げながら左目を手で強く押さえつけ声にならない呻き声を上げてしまい、大きな隙を晒してしまう) 」

空母ヲ級「  ヲ゛   ァ゛   ッ゛   !  !  ?   (――――  ズ  ガ  ァ  ァ  ァ  ア  ア  ア  ア  ア   ン  ッ  !  !  !  !  )(退避しなければ…その焦燥感に駆られながらよろよろと退いていくが、遅かった。すでに振り抜かれたウェルドの棒術による絶大的な一撃によって風船のように膨らんでいた頭部が大きく凹み、その衝撃が頭蓋から脳へ、脳から全身へ、やがて全身から立っている地面にまで届き、地盤が轟音を立てて大きく陥没した) 」

空母ヲ級「……ヲ゛……ォ゛……ァ゛……ッ゛……―――――――― パ リ ィ ィ ィ イ イ ン … ッ ! (激痛が全身に迸った魔女はやがて白目を剥き、絶命したように背中から大の字に倒れ込む。その白い身体が面に落下すると共に、元の結晶体として砕け散り、霧散したのだった―――――) 」

ヒロ「やった………ようだな………! 」

安養寺姫芽「…はぁ……はぁ……はぁ………――――――― 勝っちゃった………! (敵の消滅を見届け、確かな勝利を確信。胸の内からじわじわと沸き起こる昂揚感に、思わず口の端が吊り上がった) 」

藤島慈「やった~~~~っ♪やったねっ、ひめっち!さっきの突撃…すごかったじゃん!やればできるねぇ~このこのぉ~♪(憎らしげに姫芽の頬を人差し指でツンツンする) 」

ヒロ「どうやら………迷いを捨てたな、完全に…(姫芽を見て) 」

大沢瑠璃乃「ドン勝だ~~~~♪ わっしょいわっしょい♪ みらくらぱーく本日のMVPはひめっちだねー♪(姫芽に抱き着く) 」

安養寺姫芽「ぴえぇぇぇ~~~~っ!恐れ多いですぅ~~~~~~!><(恐縮に身を縮めながらも、呼応洋館は止まず頬を赤らめてしまう) 」

カズネ「………敵は…倒した… でも…まだ、最後の脅威……残ってる……(ふと見上げた頭上から感じるもの、遥か上に存在するであろう『王』の覇気を感じてぽつりと呟いた)そうだ…回復、するね…(そう言うと全員一人一人に対し得意の神聖魔法で治癒を行っていく) 」

ヒロ「……ん、ありがとうな(治癒を受けてカズネに) 」

ウェルド「何とか、美味しい所をもらえましたね…………いやぁ、皆さんありがとうございました!!お陰様で、なんとか誰も脱落せずに済みました……これが、友情パワーですね…… 」

リラ「………(砕け散る骸の死者を見届け、静かに目を伏せた)……しかし、それはそれとして……アオ様はどこなのぉぉぉぉ~~~~~~!!!!さっきいましたよねえええええぇぇぇぇ~~~~~!!!??( い つ も の )ハッ!!向こうからアオ様の気配が…!!たぶん!きっと…!おそらく?いえそんな気がする!!アオ様ぁ~~~~~❤(あろうことか、上の階層へと繋がる階段ではなく来た道へ戻っていってしまった) 」

ヒロ「は?(リラの様子を見て) 」

カズネ「あ……そっち、反対……行っちゃった……(我を忘れて飛び出したリラを呼び止める間もなく彼女を唖然と見送ってしまう) 」

尾刃カンナ「偵察車は機銃諸共スクラップ、か……服もびしょ濡れ、随分な犠牲を払う羽目になりましたが………それでも、まあ、離脱者が無く、それに………(姫芽たちを横目に)……きっと、得る物はあった。そう思いますよ 」

大沢瑠璃乃「…ハッ…!そ、そうだったね…!先に行ったさやかちゃんたちのことも心配だぁ!急いで追いかけに行くぞー! 」

藤島慈「おーーーっ♪ 」

安養寺姫芽「ひ、姫芽も…何処までもおつきあしますぅぅぅ~~~~…❤❤(メロメロになり過ぎて違う意味でへばっている) 」

ヒロ「………大丈夫か?もうちょっと休んだ方が…(姫芽の様子を見て) 」

安養寺姫芽「だ、だいひょうぶれす…!だいひょぶだいひょぶ…逝きましょ~~~~~~!(※目がラリってる) 」

ヒロ「………いつでも手助けできるようにしとこう…(姫芽の目を見て) 」




― 幻影の巨城・邪の幻廊 ―


ザギィンッ、ザギィインッ、ザギィィイインッ―――――― ド ッ グ ァ ァ ア ア ア ア ン ッ ! ! (攻略組が快進撃を繰り広げているそんな中、とある静かな回廊にて新たな動きがあった。突如として、頑丈な結晶壁に描かれた三角形の斬撃痕と共に、切り抜かれ壁が吹き飛ばされたのだった)


ヴァサゴ「 ガ ッ ――――― (蹴とばされた壁を踏み鳴らして現れたのは、略奪集団『プランダラ』のヘッドを名乗るあの凶悪な男。背後に大勢の同志たちを引き連れ、狙うべき獲物を探すように周囲をくまなく見渡していた)――― ギィハハハハハッ…!!どこだァ……何処にいるエリノラァ…ッ!!直々に迎えに来てやったぜェ…!!なァ……!?おいッ!!ギャハハハハハハッ!!! 」

ガイ「まったく…どこもかしこも結晶ばかり…似たような光景で飽き飽きするのだ…!(首元のネクタイをずらすような仕草と共に壁の向こうからのし上がってくる) 」

ジョニー・ブラック「んねえねえぇ~~!?そういえばよぉ…こういう偏属性クリスタル…?っていうの?高値で売り飛ばせたりしねえかなぁ~~~!? 」

ザザ「やめておけ、ジョニー。特にその黒いのはマジでヤバい。下手に触れば意識を持ってかれるんだとよ。 」

浅倉威「エリノラなんざどうだっていい…それより俺を楽しませてくれる奴はいねえのかァ……?(鉄パイプを引きずりながら周囲をぎらついた視線で見渡している) 」

21号「…スンスン…スン、スン……ここ……さっきまでと違って…ヤな臭いが強い…… なにかいそう……(嗅覚を頼りに周囲を伺う) 」

墨田奏斗「しっかしあの『王様』…エリノラを利用して何しようとしてんのかね?狙いは俺らと同じ『ロギア』とかいうの?まあでも、それならそれで…もうとっくに解放しちゃってんだろうしぃ…?何考えてんだか…(砕かれた結晶を乱雑に蹴り飛ばしている) 」

ウンネカーズ「ポトリヴィットさんみたいに格好良く握り潰せたら良かったんですけどねぇ、つまんないなぁ………あっ、エーテルでこう、膜みたいに触れない様にすればいいんでしたっけ?そんな器用で小難しい事したことないからなぁ………あぁ゛~~!何でもいいからぶん殴ってやりたい気分ですね……(支給されたブーツを鳴らしながら大股で歩き) 」

ジェレミィ「はっ、エリノラを捕まえてる時点で……結局、俺たちと目的は大差ねえだろうよ。ただ、あの野郎が妙な力を持ってやがるってだけの話だ… 」




ズ ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ … ――――――― ッ ! (乱雑に進行する略奪者たち。そんな彼らの頭上に、突如として赤黒い大渦が広がるように現れる。禍々しく渦巻く大穴は徐々に拡張し、開かれた天蓋の向こうから巨大な影が静かに落ちてくる。蝙蝠の如く大きな両翼でその身を包み込むように現れた影が、ゆっくりとその翼を広げ自らの正体を曝け出す―――――)


シドー「――――――― ギ ャ゛ バ ァ゛ ォ゛ ォ゛ ォ゛ オ゛ オ゛ オ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ッ゛ ! ! ! ! (それは、悪魔のような翼に四本腕、蛇の頭部を持つ尻尾からなる異形の怪物。絵に描いたような悪魔の体現者であった。放たれた咆哮は付近の黒い結晶さえも吹き飛ばす程の勢いを誇り、触れるものすべてを破壊せんとする衝動がその邪悪なオーラより駆け走った) 」


――――― "滅の王" 『 シドー 』


21号「……!ヤな臭い……かなり、強くなった。多分、「アレ」が、そう…(頭上に開かれた大穴より出でる怪物の姿に警戒心を剥きだす) 」

ヴァサゴ「っと…ぉ?(迸る咆哮の衝動に驚くような反応を示しつつ現れた怪物を前に戦慄するどころか愉快気に相対していた)…ホォー……こいつぁー…アレだな。確か、あの「幻影の王」が召喚したっつー…下僕の一体だろう。あん時の監視映像には映っていなかったが、どうやらまだ新手が潜んでいたようだなァ…? 」

ガイ「ホ~ゥ…!これはなんとも禍々しいオーラ…偉大なるGOD(機関)の改造怪人たちよりも強そうだ。こいつを生け捕りにし我らの隷属化に起きたいものだが…そう簡単にはいきそうにないな。(感心するようにその外見を見上げている) 」

墨田奏斗「いやwwwこんなキッショイ奴持って帰るとかマジムリなんだけどwwww(迸る悪意のオーラを前にしても鼻で笑っている) 」

浅倉威「おおぉ……!いるじゃねえか……強そうな奴がよォ……!(手にしていた鉄パイプをかなぐり捨てて頭上に浮かぶシドーを興味津々に見上げだす) 」

制服の少女「お~、出ましたね出ましたね~。どうします~?正社員の皆さんでやります~? あ、バイト代弾んでくれるならウチもやりますけど~。なんて、冗談ですよだ。 」

シドー「 ……わが……な……は…… はかい…の……か…み…… シ……ドー…… (宙に浮かぶ怪物が、歯切れの悪い言の葉を紡ぎながら人語を発する)  われの……もとめるは……   ハ カ イ ! !     (身を追うように屈めていた四本腕を勢い良く左右へ開き、その凶暴な顔面を全面的に曝け出したかと思えば――)――― ギ ャ゙ バ ォ゙ ォ゙ ォ゙ ォ゙ オ゙ オ゙ オ゙ オ゙ オ゙ オ゙ オ゙ オ゙ ッ゙ ! ! ! (その四本腕を大きく振りかぶり、略奪者たちを叩き潰さん勢いで振り下ろした) 」



――― Vs. 【 ゴライアス 】 "滅の王" シドー ―――



ヴァサゴ「 おわっ―――とぉッ!? (ヴァサゴをはじめ、そこにいたプランダラ一同がシドーの不意討ちから飛び退く様に回避した)ヘヘッ……破壊か……通りでテメェとは同じ匂いがしたもんだ。俺たちも…―――――破壊が大好きさァッ!!!(凶暴な刃を持つ自身の剣「友切包丁」(メイトチョッパー)をその手に手繰り寄せ突進していく)―――シャァアッ!!(ズォバァッ!!)(振り下ろされた腕の一本を切断する勢いで凶刃を振り下ろした) 」

ウンネカーズ「なんというか、芸が無くて………こう、なんとか頑張って喋ってます!って感じのは……予想外ですねえ。多分何か仕掛けがあるんでしょうけど……… ふ ん ッ ! ! (バスケットボール程もある、エーテル加工された重厚な鎖鉄球を振り翳し……シドーへと思い切り鉄球をぶん投げ……一般的な生物ならば確実に砕け散るであろう威力の攻撃で、四本腕を迎撃に掛かる) 」

ガイ → アポロガイスト「ズザザザァーッ…!(ヴァサゴと共にシドーから飛び退く)フン…いいだろう。ならば徹底的に調教してわからせてやるのだ…我ら『プランダラ』の恐ろしさというものな…! ア ポ ロ チ ェ ン ジ ―――― ( ボ ボ ボ ォ ォ オ … ッ … ! ) (悠然とした佇まいから両手を後ろに組みはじめると、全身が発火し青い焔に包み込まれる。やがてその姿がみるみると変化し、怪人態「アポロガイスト」へと変貌する) まずは小手調べなのだ! (連装銃「アポロショット」と日輪型盾「ガイストカッター」を両手に接近しはじめると散弾銃を発砲する) 」

浅倉威「いいぜぇ…相手になってやるよ… バ ッ ―――― ガ シ ャ ン ッ (ポケットより取り出した紫色のカードデッキを前方へ突きつけると、何処からともなくVバックルが出現し腰に装着される)―――――   変  身  !  ( ス チ ャ ン ッ ! )(カードデッキをVバックルへ装填) 」

ジェレミィ「いきなりッってのは……嫌いじゃあねえぜッ!!!(バックステップでシドーから距離を離し、ガトリング砲を構え……)ぶッ砕けろォ!!!!!(銃爪(ひきがね)を引き、弾丸を乱射。シドーをハチの巣にしようと掃射する) 」

浅倉威 → 仮面ライダー王蛇「 キ ュ ピ ー ン ッ ! (いくつもの鏡面が全身に張り付き、仮面ライダー「王蛇」へと変身した)ア ァ ァ … ―――― うおらぁッ!!(首を捻り回し、シドーへと跳躍接近して飛び蹴りを繰り出す) 」

ジェレミィ「いきなりッってのは……嫌いじゃあねえぜッ!!!(バックステップでシドーから距離を離し、ガトリング砲を構え……)ぶッ砕けろォ!!!!!(銃爪(ひきがね)を引き、弾丸を乱射。シドーをハチの巣にしようと掃射する) 」

浅倉威 → 仮面ライダー王蛇「 キ ュ ピ ー ン ッ ! (いくつもの鏡面が全身に張り付き、仮面ライダー「王蛇」へと変身した)ア ァ ァ … ―――― うおらぁッ!!(首を捻り回し、シドーへと跳躍接近して飛び蹴りを繰り出す) 」

イーリア「破壊。そうか、破壊か―――破壊の神を壊したら、何でも壊せるって事になるのかい?(ゆらりと、昏い眼光が睨めつける)……いい、だったら斬り壊してやる。(双刃を携え、猛然と突進。先陣をきって真正面から斬りかかる) 」

墨田奏斗「……ッハ!破壊ねえ…同感だよ。俺もそうだ…幸せそうな奴を見るとさぁ……ぶっ壊したくなるんだよねえ!! ( \ DESIRE DRIVER / )(張りぼての笑顔から瞬く間に悪意を孕む憤慨に切り替わり、デザイアドライバーを装着する)  \ SET /  (懐から取り出したマグナムバックルをドライバー右側へ装填する)――――――  変 身 (自ら首を掻き斬るような仕草と共に、バックルを起動する) 」

墨田奏斗 → 仮面ライダーダパーン「 \ MAGNUM / \ READY FIGHT / (パンダの仮面に黒スーツの素体へ変身。白の装甲が上半身に装着されることで仮面ライダー「ダパーン」・マグナムフォームへの変身が完了する) チ ャ キ リ ッ … ―――― アンタをぶっ潰したら…今度はエリノラもあいつら(攻略組)の番だ!(バキュウンバキュンッ!!)(マグナムシューター40Xをライフルモードに変形し、遠方から正確無慈悲な狙撃でシドーの四本腕の関節部を撃ち抜いていく) 」

21号「……戦闘開始…!(シドーの腕を巧みなバックステップで回避する共に、肢体を地に着けた獣のような姿勢で疾走)ヒュオバババババッ、ザギィィィイインッ!!!(装備された鉤爪による、目にも留まらぬ高速斬撃をその身に刻んでいく) 」

制服の少女→アゲハ「うわぁ、体育会系の職場だなぁ。馴染めるかなあ、心配だなあ。────でも、これくらいのほうがスリルあるかっ!(舌なめずりのあと耳元にデバイスを近づけワンタップ)────『アゲハ・ツバキ』抜錨(静かに唱えた直後、薄紫色のエフェクトに包まれ、戦闘に特化した強化ボディスーツをまとった姿を露わにする)ハイハ~イ、ピチピチJK、アゲハ・ツバキちゃんで~す。またの名を────『アウロラエ・オセロット』!(光の渦から現れた双刀を手に器用に回しながらシドーを睨む)さぁおっぱじめようかい! 」

シドー「 グギャギギャグォォォアアアァァァアアアアア~~~~~ッ!!!!! (しかし、制服の少女が動き出そうとした時…彼女の目に信じられない光景が映った。彼女が遅れて行動しようとした時には、既に血気盛んな略奪者メンバーの総攻撃によってその身体がボロくずのように朽ち果てた悪魔の姿があった。邪悪なオーラを纏い、目にする者を戦慄させるような強さを感じさせていたが、その実はあまりにも脆く…悪魔より悪魔的な略奪者たちの慈悲なき猛攻によって瀕死寸前まで追いやられていたのだった―――) 」

仮面ライダーダパーン「……あぁん?んだよ…もう死にかけじゃん。あっけな。これだったらまだゲーム上の幻影体《ファンタズマン》の方が手応えあったなー。(開始早々死にかけの体たらくを見せるシドーに幻滅するように肩をすくめる) 」

シドー「……ォ゛……オ…ォ……ッ゛……――――――(破壊を司るはずの邪神がその身体を崩しかけ、背中から倒れかけていく。呆気なく勝敗が付くと思われた、その瞬間(とき)だった―――――)…………………ベ………ホ………………マ……――――――――― 」

シドー「   ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛   (空間が、突如として弾けるように閃く。余りにも刹那的な出来事であった。何が起こったのかは不明だが、今、明確にわかることを説明すれば――――死にかけだったはずの怪物が、何事もなかったかのように再生し、健在的な体を誇らしげにむき出して宙に佇んでいることだった) 」

ジョニー・ブラック「なぁんだぁ~~~~~~~!!??あ、アイツさあ……!?さっきボロボロだったじゃんねえ~~~!?ちょっと目離した隙に……なんか立ち直ってねぇ~~~~~!? 」

ザザ「ああ、見間違いようもねえ。俺たちが動き出すよりも先にヘッドたちがけしかけた反撃で奴は瀕死寸前だったはずだ…!だが……見ろ!切り落とされた腕も元通り再生してやがる…!何が起きたんだ……!? 」

ウンネカーズ「ああ!弱っちいと思ったらそういう手品だったんですね!……好き勝手やれるのは良いんですけど、こういう手合いって飽きて来ちゃうんですよねぇ……(首を鳴らしながら悠々とシドーへと近づき) 」

イーリア「……再生魔術か。それも、"死の淵からでも即座に蘇るレベル"のだ。あの子に教わってて良かったな……破壊と再生は表裏一体とでも言うつもりか? 」

ジェレミィ「………見た目より厄介だな。どう見ても、死に際に呪文の詠唱が出来る様な状態じゃァ無かった………それがあの全快っぷりだ。少しばかり面倒そうだなぁ? 」

アゲハ「ちょ、え、まだなにも……バイト代コラ!(シドーが崩れ去りそうになって興覚めと焦燥が入り混じった顔になるも)……おっとぉ、復活したぁ。なるほど、紙装甲だけど何度でもリトライできるってわけだ。こういうタイプが一番厄介なんだよね~。だって、防御とか気にしなくていいから。ようは、いくらでも捨て身が出来る(双刀それぞれを天地に構える。ダウナーにすら見える瞳からはドス黒い殺意すら浮かび、どの剣筋を通すかを瞬時に脳内で計算していた) 」

タイガー・ジェット・シン「んなのありかよ?!(とお構いなしに凶器攻撃を仕掛ける。それはまさしく日本におけるインドの凶虎だ) 」

シドー「 グ ゥ ォ ォ ォ ア ア ア ア ア ア ア ッ ! ! ! ( ボ オ オ オ オ ア ア ア ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ッ ! ! ! )(今度はこちらの番と言わんばりに大きな口から灼熱の息吹を円を描く様に吐き散らかし、黒い結晶さえも溶かしつくす熱量をもって襲い掛かっていく) 」

ヴァサゴ「ヘヘハハッ!!いいじゃねえか…!これならこれで飽きるまで楽しめるってもんだ―――――ろッ!!(吐き出された灼熱の息吹から退くように、弧を描きながら限られた空間を疾走。地面から壁へと移りながらシドーとの距離を見定めると――)―――オラァアッ!!!(壁を強くけり上げて突進。勢いをつけた斬撃でシドーの脳天を勝ち割るかのように振り下ろした) 」

アポロガイスト「なんと!不死身の再生怪人であったか…!であればますます手中に収めたい…!奴の細胞を解剖し尽くせば、この私も真の不死身の身体を手にし…んぐあああああぁぁぁ!!!?(べらべらと語っていたところでシドーの灼熱の息吹に呑み込まれていく)…ぐ、おぉ……!なんの、これしき……!かくいうこの私も…不死身なのだ……ッ…!!(しかしッ!まともに受け続けていては身が持たんな……!!) 」

ジョニー・ブラック「んぎょえええええぇぇぇぇぇぇええ~~~~~ッ!!!!あっづ!!!あっづぇぇええええええ!!!!???逃げろや逃げろおおおおお!!!(コミカルな挙動で高熱圏内から撤退していく) 」

仮面ライダー王蛇「  \ ガードベント /  (その辺にいたワイバーンナイト・久米の遺体を盾に灼熱の息吹を防御する)ヘハハハハハッ!!愉しくなってきたぜ…ッ!!(カ シ ャ ン ッ )(牙召杖ベノバイザーにアドベントカードを一枚装填)\ ソードベント /(猛毒を秘めたドリル状の剣「ベノサーベル」を召喚し手に取る) オラァァァアーーーッ!! (勢い付けて飛び出していくと空中に浮かぶシドーの尻尾を斬り落とすように横薙ぎの斬撃を振るった) 」

アゲハ「おっほ────(思わず漏らす吐息の先に広がる灼熱の輝き)これこれ……こういうのがあるから、大好きなの♡(死への恐怖ではなく、それは生への充足。ギリギリの一線の中で彼女は目を輝かせた)もっとよく見てたいけど……こんなの見せられたら、アハ♡ キュンキュンしちゃうじゃん(二刀の斬撃は速度という概念を無視した連続性で放たれ、シドーの吐き出した炎をみじん切りにでもするようにかき消した)こっちからも、行くよ!!(彼女の周囲にある機器によってエーテルは収束し、極大の威力を以て彼女を跳ね上げる。尋常でない速度から)──── ザ ン(シドーの首筋にすれ違いざまに斬撃一閃を放った) 」

仮面ライダーダパーン「じゃあヘッショ撃ち込みまくってやるよ!!それでさっさとくたばれっての!!(ダキュン、ダキュン、ダキュゥンッ!!)(炎の息吹がギリギリ届かない遠距離圏外から狙いを定め、シドーの額部に照準を定めて何度も狙撃を行う) 」

ザザ「ジョニー!俺たちは一旦後方へ退避するぞ…!前線にいてもヘッドたちの巻き添え喰らうだけだからな…!(ジョニー・ブラックと共にシドーの攻撃から逃げるように撤退する) 」

イーリア「たかが―――炎如きがッ!!(ぐっと剣を構え直し、思い切り振り払い剣圧のみでその業火を吹き飛ばす)アタシの勢いを止められるものかッ!!!(その勢いに任せ、ただ愚直に正面からシド―を斬り伏せる) 」

21号「……!(鼻先に感じた地を焼く様な焦熱の香りからいち早く危険を察知。息吹が放たれるよりも先に俊敏な挙動でシドーの背後へと回り込み、円を描きながら吐き出された炎とうまく距離感を保ちながら直撃を免れる)ッシ――――ザギギギギィイインッ!!(そしてシドーの背面へと飛びつき、そのがら空きの背中にこれでもかと斬撃を叩き込んでいく) 」

ウンネカーズ「うっわっ、火かぁ!!火は嫌いですねぇ!!!(膂力に任せて後方へと大ジャンプし、間一髪で炎から逃れ)………嫌いだからぁ、もう一発ゥ!!(鎖鉄球を再び振りかざし、シドーの頭部を潰しに掛かる) 」

ジェレミィ「ハッハッハッハァ!!いいねぇ、こうでなきゃ面白くならねえよなぁッ!?(ガトリング砲を盾にしながら移動し、炎から何とか逃れ)……身体を焼かれた日を思い出すぜ、あの時とは違うがなァ!?『イナーシャル・キャンセラー』ッ!!(一気に速度を上げて再び距離を離し、シドーに向かってガトリング砲を掃射) 」

シドー「 …ゴッ゛……ァ゛……ォ゛……ッ……!? (反撃にこそ出たものの、やはり数の暴力であっと言う間に押されてしまい、気が付けばその巨体は先程よりも痛烈な痛手を体の節々に受けていた。腕は折れ、あるいは斬られ、尻尾も翼も切り落とされ、頭部も断裂寸前というグロテスクな変貌を遂げていた。ここまでくれば市はもはや必然である。その、はずだが…――――――)……ベ……ホ……マ……――――― 」

シドー「   ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛   (しかし、またあの異様な光景が彼らを襲う。前進から一瞬だけ放たれた点滅光と共に、瓦解寸前だった体が欠損ひとつなく元通りに再生されていたのだった)……ワ……わ………我は 創造に満ちた世界に生まれいずるずる 破壊の神…!(歯切れの悪かったはずの人の言葉を理解し始めたのか、突如として流暢なものへと進化していた) 」

シドー「破壊と再生は表裏一体。破壊の前に再生がり、再生の後には破壊が来(きた)る。我は、その流転を司りし…破壊の神…『 シドー 』! 『幻影なる王』より再生されし、世を破壊へと導く存在…!!我に仇名す者、須らく破壊し…再生されし世界に葬ってくれよう!!( ヒ ュ オ バ ァ ァ ァ ア ア ア ア ッ ! ! ! )(四本の腕を目一杯広げると、今度はその背後寄り凍てつく波動が吹雪の如く押しよせる!先程の炎の息吹による残り火さえも瞬く間に掻き消し、空間一帯を凍結させる脅威の波動が―――!) 」

仮面ライダーダパーン「は?????性懲りもなくまた再生かよ!!しかもなんかさっきよりめちゃくちゃおしゃべりになってね!?なあ!?うおッッッッッ冷たッッッッ!?(遠距離にいても迸る凍てつく波動に動揺してさらに後方へと退き始める) 」

アポロガイスト「破壊の神…シドー…!それが貴様の名か!気に入ったぞ!!貴様は何としても我らの軍門に下るべきなのd――――!?(脅威的な再生力を誇るシドーに感心するように歩み寄るが、そこに、解き放たれた凍てつく波動によって両足を一瞬で凍結させられてしまい狼狽する)ぐ…おおおぉぉッ…!?こ、これは…!今度は氷属性の攻撃…!い、いかんッ…!動けぬ…ッ!! 」

21号「――――!(再生の直後、今度は身も凍えるような波動を放つシドーに強い警戒心を剥きだし天井に張り付くように鉤爪を食い込ませて様子を冷静に伺う)……再生のスピード…上がった…?それに、言語能力も向上……再生の度に、進化している…? 」

仮面ライダー王蛇「近くにいたぁ…お前が悪い……  \ ガードベント /  (ワイバーンナイト久米(二体目)の遺体を引きずり出し代わりに凍結の波動を受けてもらう) 」

ヴァサゴ「あぁん…ッ!?(ガァンッ――――ボッグゥォオンッ!!)(破壊の力を司る怪物の語る言語に眉を潜めながらも、放たれる凍てついた波動に対し、無理矢理強く踏み抜いた地面を競り上げて壁にすることで凍結を回避する)…なんだよ…ちゃんと喋れんじゃねえか…!ッハハ!!翻訳機を使うまでもなかったか!再生の度に強くなるってんなら…どこまで高みを目指せんだテメェ?それはそれで…興味深ぇよなァッ!? 」

ジョニー・ブラック「マジかよぉぉおおおおお!!!!超こええええええええよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!(再生の度に強くなると聞いて) ていうかさあ!!!あいつもヤベエけどよお…そんなこと聞いて興奮してるヘッドたちもだいぶトチ狂ってるよねえ!!!流石だぜえ~~~!!!うおっ!さっっっっぶ!!!(遠くに避難しても寒そうに身を縮ませる) 」

ザザ「だが、冷静に考えるとかなり厄介なことになったな… ありゃあまるでAIみたいな学習機能が備わってるタイプの怪物だ。相手の攻撃で瀕死になり、死の淵から再生し、更なる対抗姿勢を強めるために身体のあらゆる機能が向上している…!奴が急に喋り出したのもそのせいか…? 」

ウンネカーズ「いやいや、だってねえ………あの最初の感じがずっと続くんじゃ、面白くなさすぎるじゃないですかぁ…?(フードから除く角がかすかに光を帯び、全身にエーテルを迸らせ)………だったらぁ!!復活したくなくなるくらいぐちゃぐちゃにしちゃわないと失礼ですよねぇ!すぅーっ…… っば あ っ ! !(大きく息を吸い込み………周囲一帯を振るわせるほどの咆哮で、凍てつく波動を相殺) 」

イーリア「んぐ―――っかあァッ!!(強烈な冷気に晒されるが、火炎魔法を纏った腕で振り払う)タネが再生魔術だってんならさあ……当然"魔力切れ"だってするんだろ?だったらやる事ぁ一つ……"切れるまで根比べ"だッ!!(狂悦、割れんばかりの笑みを浮かべその体躯の下部へと潜り込んでは天を引き裂かんとばかりに斬り上がってゆく) 」

ジェレミィ「炎の次は氷と来たか!!ただ強くなるだけじゃなく、知能が増して器用になるってこったなぁッ!?(ガトリング砲を強制的に排熱させ、放出した高熱で冷気を霧散させる)っはっはぁ!!面白くなってきたなぁ!! 」


ジジジジ……ジジジジッ!!!(耳をつんざくようなノイズと共に、その場の全員に着信が入る。通信……周波数は、その場の数人は見覚えのあるものだ)


.>> ……付けろ 気を付けろ <<(酷いノイズの中、聞き覚えがないこともないような声が響く。機械的に乱されていて、声質を判断するのは難しいが)


ジョニー・ブラック「なっ、なんだぁ~~~ぅこの声は…!?(どこからともなく聞こえる機械的な声に振り返る) 」

ザザ「どっかで聞いたことのある声な気がするが……なんだ……? 」

アポロガイスト「むぅんッ!!(パキャアャンッ!)(凍結していた両足を無理矢理振り上げて前線復帰する)なるほど…奴の力も無限ではないということか…!ならば…!(レイピア型の刀剣武装「アポロフルーレ」へ持ち替える) フゥンッ!!(イーリアと挟み込むようにシドーに対し斬撃を振り上げる) 」

シドー「ォ…ォォオ…ッ!!!(グゥンッ――――ガギギギィィインッ!!!)(四本のうち二本の腕を振るい、イーリアとアポロガイストの刃を真っ向から受け止めにかかる) シャアァッ!! (剛腕を振るって二人をそのまま投げ飛ばした) 破壊…はかい……ハカイッ!!! (――― ジ ュ バ ァ ア ア ッ ! ! ! )(大きな口の奥に溜め込まれた邪悪なエネルギーを閃光として解き放ち、周囲を薙ぎ払うように発射。着弾ヵ所に火柱を上げ、更なる被害を齎す) 」

21号「シュオンッ――フォッ――――フゥンッ――――!!(放射される破壊光線を疾走によって掻い潜り直撃を免れつつその死角に迫る) 追撃…ッ! (ザギィンッ!!)(側転に伴う回転斬りを繰り出して牽制する) 」


.>>>……つけろ ……つけ……つけて・・・・つけてくださ・・・・・・・・<<<<


アサルトアイト・久米「気をつけ・・・・・気をつけてくださあああああい!!!!!!うわあああああ!!何をするんですか!!一般人の私が危ないでええええす!!!!一般人の私が危ないということは・・・・一般人の私が危ないということなので・・・・危ないなぁと思いました!!!!!!やめてくださああああああああい!!!!!(>>聞き覚えのある声<<) 」

黒いチェンソーマン「 ┣"   ル  ン  ッ    (そんな久米の助けを呼ぶ声に応じ……  久米の上に垂直落下。肉片を撒き散らし現れたのは、舌をなびくマフラーのように首に巻き付けた悪魔、チェンソーマンであった) ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ ┣"ッ AVAVAVAVAAAAAAAAA!!!!!!(雄叫びのような駆動音を鳴らすと半狂乱のまま四足走法で駆け出し、最前線に躍り出)  ┣" ギャ ァッ  (両腕を広げ、シドーの攻撃を率先して胴体で受け止める。悪魔の半不死性を利用したタンクとでもいえようか) 」

支配の悪魔「逝けーーーーー!阿久津くん!!人の業ーーーーーーーーー!! 」


.>> でえい邪魔だ!!!!!!!!!! <<(最初に聞こえてきた通信の声が、自分の通信に割り込まれた苛立ちと共に敵が、チェンソーマンが久米の肉体を抉るより先に、通信機の機能を悪用した破壊音波で粉砕する)


.>> ……しまった。通信機一つに付き一回しか使えない切り札を無駄撃ちした……意気揚々と奴への追撃を試みているところすまないが、無駄骨を折る前に警告する <<


ヴァサゴ「おおッ!ナイスなタイミングだなぁブロ!!(敵の攻撃を受け止めにかかった黒いチェンソーマンの背面に不敵な笑みを浮かべる)あぁん…?さっきから誰だァ…?(響き渡る機械音に頭上を仰ぐ) 」

ウンネカーズ「うおーっ……かぁっこいいですねぇ!!アレが噂のチェンソーの悪魔って奴ですかぁ?(閃光によって体の所々が焼け焦げているが、意にも介さずシドーへと悠然と歩み寄り)………はてさて、別の声が聞こえますねえ。まあ、折角だし警告は聞いておいてあげましょうかね 」


.>> アレに魔力切れはない <<


ジョニーブラック「Huh????????(某猫みたいな反応) 」


.>> テクスチャや世界法則を伴わない『神』にヒトの魔術の規範は通用しない。奴にリソース管理などという概念は存在しない <<(それまでに見えていた勝機を潰すように、淡々と情報を語る声。それは「無駄骨を折るな」という忠告であり、同時に……)


.>> 消耗戦が出来ないのなら取れる手段は一つだ。再生出来ないタイミングを探すか、作り出して潰せ <<(……自分の策に乗れ、という威圧的な別案の提示でもあった)


G00GLE AI GEMINI KUME「この回答は役に立ちましたか? 👍 👎 」

仮面ライダー王蛇「ごちゃごちゃうるせえんだよ!!!!!!(個人的に役に立たなかったのでKUMEを踏み殺す) 」

ジェレミィ「却って分かり易くなったんじゃねえか?結局の所、ぶっ潰すところまでは一緒って事じゃねえかッ! 」

ヴァサゴ「……なるほどな…?クッ、ハハハハッ…!!(そういうことか、と理解したように自身の顔面に手を当てながら高笑いする)……そうだったなァ…俺たちは『 略奪者《プランダラ》 』…!欲しいもんは無理矢理にでも奪いに奪って奪い尽くす!阻む野郎が不死身だからってなんだってんだ。だったらよォ…――――"再生する余裕もできねえくらい徹底的に殺しつくせゃあいいだけ"だよなァッ!!? 」

ヴァサゴ「 殺るぞ野郎どもォ…―――――――――― 蹂 躙 だ ァ ッ ! ! !  」




ウンネカーズ「ぐっちゃぐっちゃのミンチから"一体だけ"再生してた辺り、多分ベースの、こう……核とかコアとかの部分があるんでしょうねえ、そこを……どうしましょうかねえ?私が食べちゃったら、お腹の中や出て来た糞から復活するんですかねえ? 」


.>> ……それでこそだ。『3ターン』、奴に使わせろ。あまり奴がしぶといようなら、私にこじ開ける策がある。いいか、『3ターン目の再生時』だ。そのタイミングに余力を残せ <<(ノイズが増す。何か強い力に通信が阻まれている音だ。通信の向こうで『何か』が溜まっている)


ジョニー・ブラック「ヒャアホホホォ~~~ッ!!!ヘッドがそういうなら違ぇねえ!!殺るぜ殺るぜぇ~~~~~!!!(毒を塗りたくったナイフを振り抜き、安全圏からザザと共に前線へと飛び出していく) ヒャァハハハハァァアッ!!!猛毒で苦しみなぁ~~~~!!!(猛毒のナイフを手に飛び出し、シドーの身体に徹底的に刺し尽くす) 」

黒いチェンソーマン「要するによォォォ〜〜……再生したくなくなるまで痛めつけりゃいいってことじゃねえかアアアアアア~~~!!切り刻んだこいつの肉片食ってそいつをエンジンにして切り刻むゥゥゥ!! 永久機関が完成しちまったなァァァァーーー!!ノーベル賞は俺のもんだぜえええええええ!!ゲヒャヒャヒャデエエヒャヒャヒャヒャアアアア!!!! 」

イーリア「は……そりゃそうだよな、枯渇するしない関係なく、ただ叩き潰しゃあいい―――(振り払われた勢いを殺―――さない、剣を地面に突き立ててコマのように半回転。その勢いを乗せたまま)コイツぐらい潰せなきゃあアタシの目的は果たせやしない、なら罷り通るッ!!(直球、ただ真っ直ぐにシド―へと吶喊し胴体へと一閃する) 」

支配の悪魔「説明しよう!今の阿久津くんは心臓に埋め込んだあーくまーのちーからー!で実写版デビルマンになっているのだ!!頭が残念ってことだね!! 」

ジェレミィ「ハーッハッハッハァ!!!だったら、随分とシンプルな話じゃあねえか!!潰れる一匹が相手なら、一生攻撃し続けてりゃあいいんだからなァッ!!!(ガトリング砲を起動し、シドーの全身に向けて弾丸を掃射) 」

ザザ「ヘッド以外に指図されるのは尺だがしょうがねえ…殺るか。(ジョニー・ブラックと共に飛び出し、二刀流のエストックを携えて接近。彼と挟み撃ちするようにシドーを滅多刺しにする)……で、結局のところ、「お前」は何者だ…?(声のする方角へ)  」

久米大佐「私は久米大佐だ。 」

ウンネカーズ「ま、動かなくなったミンチ肉を食べちゃえばいいかぁ………(鎖を回転させて勢いをつけ、上空へと投擲。それを―――――)―――――ふんッ!!!(衝撃波が発生する程の勢いで、伸びた鎖を振り下ろし……先端の鉄球で、シドーの身体を地面ごと砕きに掛かる) 」

シドー「 グ ギ ギ ギ ィ ィ イ イ イ ッ ! ! ? (怯むどころか更なる追撃をはじめた略奪者一行の猛攻に、悪魔の肉体が深く抉られていく)……ベ、ホ、マ……―――――― ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛ (1度目の再生魔法を発動することで肉体が元通り再生されていく) ギャオゴゴゴォォオッ!! ( ズボオオァァアアアアアッ!! )(二番煎じにも灼熱の息吹を吐きだし、再び空間を火の海に変えようとするが―――) 」


.>> …………ファンの一人だよ。 <<(少し考えた後、至極単純にそうとだけ答えた矢先に、声はより酷くなったノイズの中に呑み込まれていった)


ペニー「ハン、めんどくせーから加勢しねーと思ったら………な!!(シドーに向けて鎌を投げ込む) 」

ヴァサゴ「――――― ズ ボ ォ ァ ァ ア ア ッ ! ! (圧倒的質量を誇る凶刃を力強く振るい、たった一振りで灼熱の息吹を斬り払った) 殺して死なねえなら、その常識を叩き斬るッ!!俺たちに不可能なこたぁねえよなァッ!?ヒィィィャァァアアアッハハハハァッ!!!!(グルングルングルングルンッ―――――ズゥワギギィィィイイイインッ!!!)(身を翻しながらの回転跳躍から蚊が飛び交うような予測不能の機動力でシドーの全身を滅多斬りにしていく) 」

アポロガイスト「フン…よかろう!その手に乗ってやるのだ!!(瞬時にレイピアからショットガンに武装を切り替える) とっとと…くたばるのだッ!! (バキュン、バキュンッ!!)(シドーの胸部へ散弾銃をありったけぶち込んでいく) 」

支配の悪魔「ん……?(そういえば再生する時、詠唱した……?)うーん、詠唱が再生のトリガーなのかわからないけど試してみる価値はあるかなぁ。(スッと指銃を向け、ヴァサゴがシドーの体を損壊させると同時に……) 聞いて。『これから言葉を全部逆に話しなさい』 (混沌世界における支配の悪魔の権能。『くだらない行動を相手に強制する』。この強制力は命令内容がくだらないほど強いとされている) 」

シドー「 ゴ、ガ…ガァァァァアアアアッ……!! (腕や尾を斬り落とされ、心臓に無数の風穴が開かれるが…)……マ……ホ…ベ……―――――  ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛ (二度目の再生。支配の悪魔による悪魔の権能に従い、発する言語が反対化する。しかしそれでは決定打にならなかったようで、失われた器官のすべてが一瞬で元通り再生されてしまう)…り有生再に前の壊破…神の壊破、は我…!(だが煩わしい言語能力は更に猥雑化してしまった) 」

仮面ライダーダパーン「ぎゃはははwww聞いたかよ今の!ほんとに逆さまで喋ってらあwww(支配の悪魔の権能を受けたシドーの様子を見てゲラゲラ嗤う)はー、ウケる……けどもう流石に飽きたわ。じゃっ、死のうか。(ダキュンダキュンッダキュンダキュゥンッ!!)(遠隔からノンストップで狙撃し、シドーの急所という急所を次々と撃ち抜いていく) 」

支配の悪魔「あちゃー……うちこm……喋るのが面倒になっただけかー……あの、なんかごめんね。あと私の切り札無駄打ちしちゃったのでお役御免です……ごめぴっ⭐️ 」

仮面ライダー王蛇「ヘハハハハハハ…!!いいぜ…ぞくぞくしてきたなァ…!もっと俺を楽しませろ…!!\ ストライクベント / (僅かな間でカードを装填すると、仮面ライダーガイが使用していたガントレットが即座に右腕に装着され)――――うおらァッ!!(シドーの懐に潜り込み、突貫攻撃を見舞う) 」

ウンネカーズ「ゴ ン !! ゴ ン!! ゴ ン!!!(シドーの反撃を身体能力に任せて避けながら、相手の復活を見る事も無くひたすら鉄球を叩き付け続ける)ハイ!!ハイ!!さあ頑張って!! 」

21号「 ヒュバッ――――ズババババババッ―――――スタン…ッ! (瞬間移動によって姿を消した直後、シドーの全身を見えざる刃が次々と切り刻んだかと思えば、その背後へ華麗に降り立った) 」

シドー「 ギ ャ オ ゴ ォ ォ オ ア ァ … ッ … ! ! (激しい断末魔を上げる。そうやって何度も上げ続けてきたが。仰け反る身体が地に崩れ落ちようとした時、その大きな口が微かに動き出す――)――――……マ……ホ………(三度目の再生魔法を行おうと、逆さまの言語を発し始めようとする―――――) 」

黒いチェンソーマン「ギャアハハハハハヒィヒヒヒグギェッヘハヒャハハヒヒヒ!!!! (下卑た笑い声を発し、出鱈目な踏み込み、武の術理を伴わない、チェンソーのヤイバ一体化した腕を振り払うだけの斬撃をシドーへ叩き込み続け) ブチィッッッッッッ(シドーとのゼロ距離接近戦に入っていたためかウンネカーズの鉄球が左肩に命中、肩から先が千切れ飛ぶ) ギャハハハハハハハ!!やりやがったなあああああああ!!!!(だが切り刻まれたシドーの肉片を口から取り込み吸収、すぐに腕を再生させ攻撃を続行する) 」

ジェレミィ「ミサイルだッ!!!(ガトリング砲からエーテルで生成したミサイルを発射し、再生を行うシドーへと叩き込み)……!!はっはっは!!どうしたどうした!!しっかりしろよォ!! 」


ズ    ギュ    ゥ ーーー  ンッッッ(シドーが呪文を唱えようとした瞬間、突如遠距離より螺旋を貫くような光線が飛来。それがシドーに着弾した瞬間に……)


「 マホトーン 」(黒い光が弾けると共に、その弾丸に閉じ込められていた言霊がまろび出て、一瞬……そう、ほんの一瞬。再生を……いや、『呪文の行使』そのものを阻害する) 」

――――――       (一瞬、静寂が訪れる。あらゆる傷を一瞬にして治癒する『ベホマ』の行使が途切れた、ほんの一瞬。もう既に、この場に居る者たちは、敵味方問わず、知っているはずだ。……この場に集まった者たちにとって、『それ』はあまりに、充分すぎる猶予だということを) 」

シドー「―――――「     」   ( ! ! ? )(再生魔法を完成させる最後の一文字を口にしようとした次の瞬間、その声が遮断される。否、違う。声を逆転されても発動できる再生魔法の発動原理は"術式"である。つまり、術式そのものが何らかの外的要因によって阻害された時…初めて再生の魔法を唱えることが不可となってしまうことが、ここで暴かれてしまった。破壊神の形相に、初めて動揺の色が過ったのだから―――) 」

ヴァサゴ「 ニ ィ ッ ―――――― さあ、仕上げと行くかァッ!!ヒィャハハハハハハハアァッ!!! (何らかの妨害を受けて再生の兆しを失ったシドーの様子を見逃さなかった。ここだという好機に飛び出すとその全身が三体に別たれ、怒涛の三連斬撃を叩き込んだ) 」

ジョニー・ブラック&ザザ『おっ!?なんか知らねえけど…再生しねえぞ!? / 今がチャンスってことだろ…!殺るぞ、ジョニー!(二人同時に飛び出し、抜群のコンビネーションで次々とシドーの身体をハチの巣にするような刺突連打を炸裂させた)』 」

アゲハ「ピッ ピッ ピッ キィィ…… ン …(ブーストブレード、起動。さらに周囲に浮かぶ機器にエーテルを再収束させることで)さぁ、今度は流星にでもなってみよっかね!(お尻を天に突き出すように低く低く構える) 」

仮面ライダーダパーン「ハハッ…!あーあー…もう回復追いつてねえじゃん!チート使ってもその程度じゃ歯応えなかったわー。じゃっ…これでゲームオーバーってね  \ MAGNUM TACTICAL BLAST/ ( ズ ッ ガ ア ア ア ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! )(装填されたマグナムバックルの力を再起動、マグナムシューターの銃口より強力なエネルギー弾を解き放った) 」

仮面ライダー王蛇「 カ シ ャ ン ――― \ ファイナルベント / とぁッ!!(カードを装填すると、王蛇の後方より巨大な蛇型モンスター「ベノスネーカー」が出現)―――― おらああああぁぁぁッ!!!(疾走し、その最中にベノスネーカーが口から放つ消化液を全身に纏い、その状態でシドーに向かlッツて強烈なライダーキックーを炸裂させた) 」

アポロガイスト「実に興味深かったが…もはやここまでなのだ!ガイストカッターッ!!(太陽型の円盤盾「ガイストカッター」を投げ飛ばし、その首を切断しにかかる) 」

アゲハ「(その体勢から一気に爆速、地面すれすれを飛び、シドーの15メートル手前で一気に上空へ)ウメハラがぁ!(すれ違いざまに斬撃)捕まえてぇ!!(急ブレーキからの一瞬の空中浮遊のあと、頭部目掛けて回転気味に斬り下ろし)ウメハラがぁッ!!(直後にまたブースト加速し空中を光のエフェクトを残しながら飛び回り)キターーーーーーー!!!(分身と見まがうほどの速度で左右から同時に斬りかかり)ウメハラがああああああああああああああ!!!!!(歓喜の奇声) 」

ペニー「あの女は俺が地の果てまで尊厳を破壊してから殺す………貴様なんぞにやるかよ!(身体を鎌鼬のように回転させ、シドーの全身を切り裂く) 」

イーリア「神だ何だと言おうが……壊れないもんはないんだろ。(シドーの肉体を足蹴にし、ぐるりと両刃を上段に構え直し)それにどうやら……どうやらアタシ達は壊せないらしいなッ!!(断頭台の如く、振り下ろす) 」

21号「 ダ ン ッ ―――― ギ ュ ル ル ル ル ル ル ゥ ォ ア ッ ! ! (鉤爪を装備した両手の付け根を合わせた状態で水平に飛び出すとドリルのように高速回転を帯び、彗星が如き勢いでシドーの心臓を突貫した) 」

ウンネカーズ「あれ、巻き込んでた……まあ、こっちも治るみたいだしいいかぁ!!頑張ってくださいチェンソーマーン!! ほらほらほら、そっちももっと頑張ってくださいってぇ……!!(フードから覗く角が、一層輝きを増し………)さあ、もう一発ゥ!!!(投げ飛ばした鉄球へとジャンプで追いつき………さながらダンクシュートの様に、シドーへ向けて思い切りそれを叩き付け) 」

ジェレミィ「はっは!!そろそろ限界か、残念な事だぜ……イナーシャルキャンセラーッ!!!!(ガトリング砲の反動を無効化。そのまま弾丸をばら撒きながら接近し……シドー目掛け、零距離の連打を放つ!!) 」

シドー「 ズ ォ バ バ バ ッ バ ッ ―――――――――   パ キ ャ ア ア ア ァ ァ ァ ァ ア ア ン ッ ! ! ! (慈悲の余地など一切ない略奪者たちの徹底された殺意の衝動撃によって、ついに怪物の身体が跡形もなく細切れに斬り刻まれ…飛散する肉片のようにその身体は極小のガラス破片として完全に破裂してしまったのだった――――) 」

アゲハ「ウ  メ  ハ  ラ が あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ !! (勝利の雄叫び) 」

ヴァサゴ「ヒィハハハハァッ……!なかなか面白い玩具だったが…こんなもんじゃあ俺たちを止められやしねェッ!幻影の王だが何だが知らねえが、エリノラもこの城も俺たちのモンだ…!!行くぞ野郎どもォッ!!目的は目の前だ―――――― ん ? (生涯を斬り払い、有頂天に嗤っていたのも束の間…ふと何かを感じた矢先に愉快気だった表情が無になる) 」

ウンネカーズ「あーあー………腹ごしらえするつもりだったのに、ちっちゃいガラス片って………まあ、あの黒いのがベースだったらしょうがないんですかねえ、残念だなあ……(露骨に肩を落とし) 」


ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ッ … ――――――  ガ ラ ガ ラ ガ ラ ガ ラ ァ ア ア ア ッ ! ! ! (その時であった。巨城に突如として発生した大きな震災。その激しい揺れによって回廊がうねりをあげるように揺れ動き、天井が瓦解して残骸が次々と降り注ぎ始めたではないか)


ジョニー・ブラック「ぎょえええええええええええええええ~~~~~!?!?!?!?!?一難去ってまた一難かよぉ~~~~~!!!!んだよこの地震!?あっ!!やべえ!!!瓦礫ヤベエ!!!ヘッドッ!!こりゃあ不味いですって!!!逃げましょうぜ!!!(降りかかる瓦礫に気を配りながら逃げ腰に撤退準備を図る) 」

ザザ「なんだこの揺れは…!?とにかく、不味いな……これは退くべきか……!? 」

アポロガイスト→ガイ「ええい、次から次へと…うっとおし事この上ないのだ!ヴァサゴ!ここは一度退くぞ!!無駄な巻き添えを喰らうのは御免なのだ!(元の人間態に戻ると慌てて来た道へと引き換えしていく) 」

『ファンの一人』「…………(ルミナス・シューターGRカスタム……銃撃に呪文を込めて発射する機能は問題なく動作したが、効果の持続は一瞬が限度だったな)……まあ、今回はこれで充分過ぎたか。聞こえるか、こちらに逃げ込め!(瓦礫で建物が揺れる中、その煙に紛れるように、黒い影が彼らにそう呼びかける) 」

仮面ライダー王蛇→浅倉威「なんだァ…もう終わりかァ……?チッ……つまらねえなァ……!(悪態をつきながらも踵を返していく) 」

仮面ライダーダパーン→墨田奏斗「は……??まじ勘弁なんですけどぉ?てか、どこへいけばいいの?あっ?そっち…!?(黒い影の呼びかける方へと撤退していく) 」

G00GLE AI GEMINI KUME「このナビゲーションは役に立ちましたか? 👍 👎 」

アゲハ「ウメウメハラハラウメハラよぉぉぉおおおおおおおお!!(発狂したように叫びながらジェット機能で『ファンのひとり』のほうへと飛ぶ) 」

21号「エリノラ強奪作戦…一時中止… 撤退……する……!(降りかかる瓦礫を避けながら軽い身のこなしで退いていく) 」

ゴンさん「This way…(新たな避難口) 」

ヴァサゴ「 チ ッ …これからだってのによォ……!(どこの誰の仕業だ?そうあらぬ方向を睨みつけながらも渋々踵を返すようにローブを翻し、結晶残骸に生き埋めにされる前に駆け足で撤退していくのだった――) 」

黒いチェンソーマン「ギャハハハハハハハ!!(真上に風穴を開けて飛ぶ!どこいくねーん) 」

支配の悪魔「ちょ待って私運動神経ドb あばーーーーーーー………(降ってきた瓦礫に潰され崩れた足場とともに落下してゆく)あーーーーーれーーーーーーーー…… 」

ウンネカーズ「あーあー!!酷いなァ!!逃げないとじゃないですかぁ……!!(ヴァサゴの方向へ、猛ジャンプで撤退していく) 」

『ファンの一人』「…………さて。暴れるだけ暴れたんだ。お前たちも期待に応えてくれよ(煙の中に紛れる黒い影。それは、マントで失った左半身を隠した、見覚えのある玩具。丸ごと銃砲に換装した異形の右腕を引き摺って、赤い布を翻して彼らを先導した) 」

イーリア「腹立たしい……糞が、アタシは絶対に―――(忌々しげな舌打ちと共に、撤退してゆく) 」

ペニー「クソがよ……メスが、このままでは終わらねえからな!!!(撤退していく) 」


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最終更新:2025年09月30日 08:05