コンペロワイヤル、第63話!!
前回(第44話)のあらすじ!!
夜の森へ入ろうとしたマリオ一行、そこにパワーというツノスーツの姉ちゃんが襲い掛かった。
そして彼女と熾烈な戦いを繰り広げ、その中でカズマが彼女の持つ剣『アヌビス神』を盗み出すことで
見事マリオたちは勝利を収めるのだった。
前回(第44話)のあらすじ!!
夜の森へ入ろうとしたマリオ一行、そこにパワーというツノスーツの姉ちゃんが襲い掛かった。
そして彼女と熾烈な戦いを繰り広げ、その中でカズマが彼女の持つ剣『アヌビス神』を盗み出すことで
見事マリオたちは勝利を収めるのだった。
そんなこんなでさっきパワーから盗んだアヌビス神を使って、適当に進む道を決めていたマリオ一行はというと……
「マリやっこどすえ〜」
「ヨシノザウルスどす〜」
「ヨシノザウルスどす〜」
……
舞妓になっていた。
舞妓になっていた。
「……ってオイ!舞妓じゃなくて、迷子だろ!というかボケてる場合か!?」
『というより、いつ着替えたんだよコイツら!?』
『というより、いつ着替えたんだよコイツら!?』
そして、のっけからボケをかましてくるマリオとヨッシーに対して、カズマとアヌビス神がツッコミを入れていた。
そう、カズマがマリオたちにツッコミを入れたとおり、彼らは森の中で迷子になっているのだ。
「そうだよ、迷子になってんだよおれ達は!一体誰のせいでこうなったんだ!?」
するとさっきまでボケをかましていたマリオが普段通りの格好に戻って、誰が原因で迷子になったのかと怒っていた。
そうすると……
「マリオさん」「アンタだよ」『お前のせいだよ』
その場に居合わせた全員が、一斉にマリオのせいだと答えた。
「そうか、おれのせいか!そうかそうか……っておれのせい!?」
「だって……進む方向を決めたのはマリオさんでしょ?」
「そうそう」『そうそう』
「だって……進む方向を決めたのはマリオさんでしょ?」
「そうそう」『そうそう』
そんなわけで彼らが言い争いをしていると、突如として木々の間から紫色の胞子のようなものが飛んできたのだ。
「おおっと!」「危ねっ!」
それらをヨッシーとカズマは難なくかわし、マリオはというと……
「ぬあぁぁぁ〜〜っ!」
がっつり命中しまくっていた。
『少しはかわせよ……』
相手の攻撃を一切かわせず、そのすべてが直撃したことについてアヌビス神がツッコミを入れた。
「くっしょ〜〜!何者だ!姿を見せやがれ――っ!!」
そして、全身がボロボロになったマリオが悔しそうにこう叫んだ。
それとともに木々の間から、草や枝が揺れる音とともに彼らを攻撃したものが現れた。
そこに現れたのは……
『うふふふふっ……』
―― それは ただのキノコと言うには あまりにも美しすぎた
―― 大きく 重く ハリがあり そして いやらしすぎた
―― それは 正に パイオツカイデーな全裸のチャンネーだった
―― 大きく 重く ハリがあり そして いやらしすぎた
―― それは 正に パイオツカイデーな全裸のチャンネーだった
そんな衝撃的な存在が現れたことについて……
「ちょっと待て作者ぁ――っ!どちらかというとコイツは、コロコロじゃなくてボ〇ボ〇とかの奴だろ!」
「マリオさん、別の出版社の雑誌名出すのは流石にまずいと思いますよ」
「マリオさん、別の出版社の雑誌名出すのは流石にまずいと思いますよ」
マリオとヨッシーは作者に対し「雑誌が違うだろうが!」と言った感じのツッコミをした。
それに対し作者はというと……
┌───────(・∀・)──────┐
│ │
│ ゴメンごめ〜ん♪ めんゴメ〜ン♪ │
│ うっふんあっはんすっぽんぽ〜ん♪ │
│ │
└────────つ□⊂───────┘
│ │
│ ゴメンごめ〜ん♪ めんゴメ〜ン♪ │
│ うっふんあっはんすっぽんぽ〜ん♪ │
│ │
└────────つ□⊂───────┘
「でんぢゃ〇すじーさんのネタをすな――っ!!」
「というか随分と懐かしいネタですね!?」
「というか随分と懐かしいネタですね!?」
今なおコロコロで連載中の、別の漫画のネタをかますのだった。
そうやって彼らがボケとツッコミをしていたが、
『受けなさい!たあぁぁっ!』
キノコ頭の女性が、カズマめがけてカカト落としを仕掛けてきたのだ。
「いかん!かわせ!かわすんだカズマ――っ!!」
マリオが急いでそう叫ぶが、それに対しカズマは一切その場から動こうとはしなかった。
何故ならば……
「……カズマさん、たったまま気絶してますよ……」
カズマは鼻血を吹き出し、たったまま気絶をしていたからだ。
そりゃそうである、今カズマの目の前にはどのような光景が広がっているのか、それを考えればこうなるのも必然だった。
「仕方ありません!私が何とかします!」
ヨッシーはそう言うと自分の舌でカズマを引き寄せて彼のピンチを救うのだった。
そして先ほどマリオを助けた時と同じように口の中に入れかけて……
そして先ほどマリオを助けた時と同じように口の中に入れかけて……
「すな――っ!!」
マリオにどつかれるのだった。
そうするとキノコ頭の女性は、再び彼らめがけて胞子を飛ばしてきた。
「二度も三度も同じ攻撃を食らってたまるかよ!今度はこっちの番だ!!」
それに対しマリオはそのすべてをかわし、ハンマーを手に女性に戦いを挑むのであった……。
そして数分後……
「運がよかったな、今回はこれくらいにしといてやらぁ!」
マリオが、全身ボロボロの状態で彼女にそう言った。
一方彼女の方はというと、一切ダメージを負った様子もなく空中にたたずんでいるのだった。
「負けてるときに言うセリフじゃないでしょそれ!」
その光景に対し、ヨッシーが全力でツッコミを入れるのであった。
「くそう、アイツ結構すばしっこい上に空中に逃げるから全然攻撃が当たらない……カズマはさっきからあんな感じだし、何かないか……?」
そして、いつの間にかまた元の姿に戻っているマリオがそう独り言をつぶやいていた。
直ぐに自分の攻撃が届かないところに逃げる上に、その状態で攻撃を仕掛けてくる彼女をどう倒すかという事に悩んでいるのだ。
「私の舌なら普通に届きますけど」
『きゃあっ!』
『きゃあっ!』
その独り言に答えるようにヨッシーがそう言うと、彼は自分の舌を伸ばして彼女の身体を絡め取った。
そして……
「いただきま〜〜す!!」
『はぁんっ! あうっ! いやっ! はぁぁんっ!あああぁ〜〜〜っ!』
『はぁんっ! あうっ! いやっ! はぁぁんっ!あああぁ〜〜〜っ!』
そのまま彼女を口の中に引き寄せて、一気に飲み込んでしまったのだ。
「……いつもながら、スゴイやつだ……」
『……ひどい絵面だ……』
『……ひどい絵面だ……』
その光景に対しマリオは、そう独り言をつぶやくのだった。
「……ハッ!俺は一体何をしていたんだ……?」
それとともにカズマもやっと正気を取り戻し、目を覚まし始めた。
そうやって彼らが危機を乗り越えると、今度は森の奥から何かが聞こえてきた。
<<ギェ〜〜ッ!>>
それはとても大きな悲鳴だった。
そして、それを聞いたマリオたちは声の聞こえたほうへと向かって状況を確認しに行くことにした。
そこでマリオたちが目にしたものとは……?
「……なあマリオ?俺さっき、何かとってもイイモノを見た気がするんだけど……?」
「……それは忘れとけ……!」
「……それは忘れとけ……!」