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«VIII — 記号の時代と政府の始まり»
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(この一連の法螺話は、ところん唯物論から遠ざかり、"一者"、"ワンネス"、"虚無"といった時空間を超越した何かから出発して、今の我々と宇宙をなるべく無矛盾に説明しようとする趣味的な試案の産物です。)
情動の時代に戦争犯罪人を収容するために刑務所が作られたのは、現在の地球の時間を尺度にすると、おおよそ6京年ほど前のことです。
この刑務所内で囚人たちを弱体化させるために使われた手法は、夥しい数の物体を記号として使い、魂の心に刻まれていた低いレベルの感情を刺激し、魂が使っていた心の中に本人が見えない部分を作り出すことでした。これが潜在意識の始まりです。
囚人たちは記号を恐れ、心の一部を封印するために自らの力を常に使い続けなければならなくなりました。
心の一部を封印しておけば、記号はそれほど危険なものではなくなったため、やがて、記号として使われる物体を組み合わせて使う複雑な文明があらわれました。
この文明では、魂は通常は肉体から離れて生活をしており、会合の際にのみ肉体をまといました。
この刑務所の歴史のほとんどにおいて、統治委員会が存在していました。これが政府という組織の始まりでもあります。
統治委員会はしばしば転覆されたり、構成員が入れ替えられました。統治委員会が実質的に統治できた領域は小さく、刑務所の大部分は無政府状態でした。
人々は心の中に見えない領域をもっていましたので、しばしば物事の原因について悩むようになっていました。また、この原因について 偽りの情報を植え込むという洗脳手法が生み出されました。
刑務所から出ることがあまりに難しかったため、4京6000兆年くらい前に刑務所の外は過疎化し、その後、4000兆年ほどの期間に渡って、情動の時代の勝利者による刑務所への侵略が行われました。
ここでは記号の時代で起こった不幸な出来事を中心に書いてみましたが、実際には素晴らしいこともたくさんありました。記号の時代での経験の9割は、我々がこの物質宇宙のこの地球上で経験したどんなことよりもすばらしいものだったのです。