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«資本主義と社会主義»
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資本主義は大暴落だけで終わったりしない。大暴落で激安になった資本を労働者が買わなければ、資本家側で勝者の交代が起こるだけです。
比較的小さい会社では従業員による会社買収が起こることもあります。最近の日本の事例では、中国の企業に買収されたMSKの大牟田工場を従業員が買い戻すことで、2007年にYOCASOLという会社が設立されています。
しかしながら、大会社に勤めていて、懐に余裕のある従業員たちは動かない。従業員たちが立ち上がるのは、たいてい、小さな会社が本当に衰退してしまった後です。
それゆえ、人類の経済の近未来について、現実的な見通しは、引き続き資本主義が主役であり、社会主義はその補完役となるだろうということです。
資本主義は資本を集約し、格差を拡大することで、経済全体を機敏に操舵しますが、これだけでは時として経済は空転してどこにも進めなくなります。そういう際に社会主義によって格差を制限されると、経済は再び走りだせるようになります。