疾病と薬物治療Ⅳ

  • 消化器系の機能
①摂取した食物を消化液と混和しながら機械的に細分し、口側から肛門側からへと移動させる機能
②消化酵素、電解質溶液及び溶液を含む消化液の分泌
③高分子化合物を加水分解する化学的消化機能
④腸粘膜における吸収上皮細胞での物質輸送

  • 呑酸=すっぱい液体が胃から口中にこみ上げること

  • 胃食道逆流症(GERD)=食道と胃のつなぎ目(噴門)にある食道下部括約筋が弱くなり、胃の中身が出てる症状

  • 神経性食思不振症=拒食症みたいなやつ

  • 回盲=回腸と盲腸の間

  • 吐血=消化管からの出血。色は赤黒(コーヒーの残ったやつみたいな色。遺産と交わる時間が長いため)
  • 喀血=肺から出血。色は鮮赤色。気泡を含む

  • 裏急後重=しぶり腹(残便感があり、繰り返し腹痛を伴い便意をもよおす。テネスムス)

  • 下血の位置と色=上部から…黒色タール状便
         下部から…赤色便

  • 腹痛の種類=内臓痛、体性痛、関連痛

  • 内臓痛=漠然とこのあたりが痛いと表現することが多い。

  • 関連痛=内臓の痛みを伝える内臓神経求心路と、皮膚の痛みを伝える脳脊髄神経求心路が脊髄の同じ高さの分節にあるので、皮膚の痛みと内臓の痛みを勘違いする

  • 水の出入り…+ 経口摂取水分2L 唾液1L(口腔) 胃液2L(胃) 胆汁分泌1L 膵液2L
        (胆のう、膵臓) 小腸液1L (小腸)  計 9L
       - 水分再吸収 7~8L(小腸) 1,3~1,5L(大腸) 計 8,3~9,5L
        差し引き 約0,1~0,2L 糞便中に排出される

  • 下痢=一日の排便量>200~250g

  • 下痢の病態生理学的分類
①浸透圧性下痢…浸透圧を上げる物質(塩類下剤、ソルビトールなど)がある→腸管内浸透圧↑→細胞内から水分の流入が起こる→腸管内浸透圧が保持されて起こる
②分泌性下痢…腸管からの分泌亢進or吸収の抑制(コレラ、大腸菌毒素、プロスタグランジンetc)③滲出性下痢…粘膜の吸収↓by炎症、壊死、腸粘膜の脱落etc→滲出液が排出(by細菌感染、潰瘍性大腸炎、クローン病)
④腸管運動異常性下痢…腸管運動が亢進し、腸管内容物が急速に通過することにより内容物と吸収細胞との接触時間の短縮。(過敏性腸症候群)
まとめると
入+→①、② 吸-→②、③、④

  • 乳糖不耐症=先天的に乳糖を分解できない(酵素がない)病

  • 下痢のときはむやみに下剤を使用しない(生体防御機構のため)

  • 下痢により脱水することがあるので、水分は多くとったほうがいい。

  • 便秘=便が大腸内に長時間とどまり 、排便が順調に行われていない(明確な定義はない)

  •  器質性…その場所に炎症などの異常がみられる
 機能性…見た目では異常がないが、ちゃんと機能していない
 器質性便秘では一過性と常習性があるが、常習性のほうが多い

  • 便秘が起きた時は、無理の抑制しない。食事は食物繊維を多くとり、水分を十分に摂取する。

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最終更新:2009年07月01日 15:53
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