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詩【Poetry】

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cp77warehouse

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詩【Poetry】

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●アメリカ: ひとつの預言

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恐怖は答えた。「我はオーク、呪われし樹に巻きつく者」。
時は終わりを迎え、影が過ぎ、朝がやって来る。
灼熱の喜び、ユリゼンはそれを歪め、十戒に用いる。
彼は夜に星明りの主人たちを率いて広大な荒野を進んだ。
あの冷酷な法を、私は踏みつぶし、宗教を外国に広める。
4つの風へ、引き裂かれた一冊の本のように、そして葉を集める者はいない。
だがそれらは砂漠で腐り、底なき深みにて朽ちる。
砂漠に花を咲かせ、深みを噴水に変えるために。
灼熱の喜びを新たにし、石の屋根を打ち砕くために。
青白き宗教のみだらさは、無垢を求め、
それを売春婦に見出すかもしれない。そして粗き誠実さの中で
汚れなき者は、夜も朝も彼女の揺りかごに夢中になる。
生きとし生ける者は神聖であるがゆえ、命は命の中に喜びを得る。
甘き喜びの魂は決して汚されないのだから。
炎が地上のすべてを包み込むが、人は燃え尽きぬ。
貪欲な炎の中を彼は歩く。その足は真ちゅうのように、
その膝と腿は銀のように、その胸と頭は金のようになる。

●「姉妹のバラッド」コンスタンティ・イルデフォンス・ガルチンスキー作

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かつて、夜と死という2人の姉妹がいた。
死は大きく、夜は小さかった。
夜は夢の美しさを持ち、一方の死は…
死は誰よりも愛らしかった――

ねえ、XXXXXXXX、XXXXXXXX!
死は誰よりも愛らしかった。

●「とある傭兵の死」作者不明

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素早さはなく
勇気も賢しさも足りず
体を締め付けん
これはワイヤーか毒蛇か
落下したのか、落とされたのか
溶ける、消える、貴方なきここで

縛られ、湧き上がる、ざわめく群衆
耳の中で響くは淡い怒り――否!

地に沈む体、バラ色の人生
のどに刺さる隠されたトゲ
燃えるような凍えのなかで
これが最後まで続くのかと思いにふける
身を寄せ合う抜け殻と震えて夜明けを待ち望み


古き若さの真実は崩れ
ねじ曲がった幹から
思い出が零れ落ちん
我々の時間は差し迫り
固き抱擁に虫唾が走り

貴方なきここで私は逝こう
終わりなき道と夢半ばの森を抜け

凍え切った欲望が
臆病にも震える砂へと飛び込まん
霧のなかで貴方の影があらわになり
再び嵐が体を奪い
乾いた草のように貴方と揺れれば
ガラスの埃が消えては舞う

●「なぜこれほど多くのろうそくが…」ボレスワフ・レシミャン作

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なぜこれほど多くのろうそくが? なぜ私の上にいくつもの顔が?
この体には、もう何の痛みも訪れやしない。

皆が立っている――私ひとりが横たわるそばで――
嘆く者、装う者。死する時に人は真の姿を見せる。

そして草葉のリースの下に埋葬され、私は横たわる――
厳かに――時を超え――孤独の中で。

死は沈黙し、再び私の頭へと押し寄せる。
だがすべての理解は、すでに失われているのだ。

この墓に慣れるのは気が進まない。
過去の自分に戻ること――それが望みのすべて。

英訳: ステファノ・サルシッチャオ

●エ・テメン・アン・キの倒壊

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エ・テメン・アン・キの倒壊
(トーテンタンツの奥で見つかった手書きの文書)

今は栄えし者どもよ
見よ、絶望せよ
かつてこの地に街ありき

遠く遥かなるシナルの地
狭き路地のあいだに

粘土で練られた神殿が築かれ
たゆたう小舟から
狂乱の預言者どもが奇声をあげ、ジッグラトの影が砂漠に落ちん

見よ、絶望せよ、かつてこの地に塔ありき
唾に濡れた舌のように強く
咽喉の足場にしがみつかん

上には漆喰のバケツが吊るされ
祈り、法典の断片、古代文字が
銅で覆われスズをまぶした石板に刻まれん

見よ、思い出せ。其は倒れたり、その名はバベル
[おお、夢のバベルよ!] しからずば我ら、地の表に散り散りにならん
トーテンタンツの先の考古学者に尋ねよ

かの街が如何に塵と化し、いくつもの言葉に分かれたのか
いかに砂漠が街を裂き、いかに時の砂が街を挽いたのか
いかに言葉が粉々に砕かれ、まき散らされたのかを

刮目せよ、夜の最後の刻限に
日輪は廃墟の上に昇り、薄明はまた溶けてゆかん
その淵源たる、都市の記憶の瓦礫から

●Les deux bouts de l’échelle, Pierre

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Je répondis: Moi, je suis le rêveur;
Je m’en vais doucement, côtoyant la double arche
De vos ponts, l’oeil baissé, car j’ai peur, quand je marche,
D’écraser un insecte ou bien quelque humble fleur.
Je butine, en passant, ou le rire ou le pleur,
  • Car la vie, ici-bas, a toujours ces deux choses

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