ヨミーノ国

死んだ魂の向かう先、あの世。悪霊の国。アニ達の現実世界には存在しない。

ハロウィンイベントの慰霊祭では、アニや王子たちに黒い手紙の招待状を送り、落とし穴を通じて強制的にヨミーノ国に移動させている。
アニたちの世界でハロウィンは一般的ではなく、メア(キュアラン本による知識)以外は知らなかった。ヨミーノのハロウィンは出店が並び、たくさんの仮装した人々が往来する賑やかなもの。
ハロウィンはこの世とヨミーノが年に一度繋がる日とされる。

モデルは黄泉の国。
黄泉の食べ物を口にしてはいけないというのは有名であり、黄泉の住人になってしまい元の世界には帰ってこれない。吸血鬼イベントでは、アニ姫達は食べ物を口にしたためヨミーノから元の世界に戻れなくなった可能性もある。

【ハロウィンイベント】

突然アニや王子たちに黒い手紙が届き、穴から落ちてヨミーノのハロウィンに強制移動される。
王子たちの『怖いもの』を出したり、『仮装の姿を現実の姿に』することが出来る。トラウマを与えて王子たちを脅したりヨミーノの住人になることを勧めるが、克服したり現実に帰る決心をしたため全員が元の世界に帰還出来る。ヨミーノからの許可がないと現実世界には帰ることが出来ない。
黒い手紙はチャイムと共にどこからか現れて、リアルタイムで会話しているような内容が書かれている。

基本的にはいつも通りのコメディ調のイベント。
ちなみに
  • ナレク『イモ虫』
  • ヴィーノ『人毛を植えられた人形』
クロム、リオット、テオはさらっと帰れている。

【浸食されし闇夜の頁】

アニが眠ろうとすると、部屋にいつの間にか黒い本が現れる。そのまま眠ってしまうと、いつの間にか別の部屋に移動しており、本が勝手に開きだす。しかも内容は会話が成り立っている。水を勧められ、飲む。
本がいうには今年は特別なお客様なので、無条件にヨミーノ国の永住権を与えるとのこと。他国に移住するつもりのないアニは断ろうとするが、気付くと本はなくなっている。人の声が聞こえるが姿は見えなく、その声もアニが呼びかけると消えてしまう。
廊下でグリまるに出会うが、初対面のような反応をされる。グリまる?は自分をヨミーノ国のグリフォンの子供だと名乗るが、グリまるという名前を気に入りお礼にヨミーノから逃げるのを手伝ってくれるという。ヨミーノから出るには正式な許可が必要らしい。グリまるは3人の王子から1人選んで逃げる方法選んで相談しろという。選んだ王子は普段と違う格好で、こちらに来てしまった。王子たちは聖職者の格好で十字架を持っている。

メモ:黄泉の国では、向こうの物を食べると現世に戻れなくなる。ヨミーノのイナコに招かれたアニが水を飲んでしまったことで達成されていると思われる。あのタイミングで意味なく水を勧めるのは不自然。しかし、前述のハロウィンイベントでは出店で食べ物を買っている描写があるがあれは特別なのかも。
メモ:今回登場する本は、黒い表紙で小口が金色に塗られている。また、本文の紙も黒色である。表紙にはジャックオランタンのイラストが見える。表紙のイラストをなくすと、ハルの持っている本と同じ装丁である。
メモ:アニは『ヨミーノ国』に聞き覚えはあるが、思い出せない。前回のハロウィンイベントは覚えていないようである。

【ナレク】
アニは勝手にいなくなったナレクを探して城外に出て、吸血鬼となっていた村人に噛まれてしまう。
吸血鬼は血を必要とし、聖なる力や十字架に弱い。普通の人間は噛まれると吸血鬼の餌となるか同族となるかの二択。変化としては目が赤くなり意識飛びはじめる。噛まれてから血を飲まないと喉の乾きや苦痛を感じるが、誰かの血を飲むと解消される。そして完全な吸血鬼となる。アニとナレクは血を飲むのは吸血鬼同士でも大丈夫な様子。
吸血鬼となると、本能的に『仲間』を増やしていくために進んで行動するようになる。本人に悲観的な意識はなく、むしろ吸血鬼となって見る新しい世界を幸せだと感じている。血以外の食事は必要なくなっており、夜目が利いたり耳が良くなったり身体能力が向上している。不死にもなっている。カプレ村にはまだ普通の人間も残っていた。

【ヴィーノ】
アニは悪霊に狙われるが、ヴィーノの除霊で難を逃れる。しかし大量の悪霊が集まり、除霊をする度にヴィーノは体調を崩していく。一旦森の中に逃げるがそこで城にあるはずの黒い本が現れ、文字で語りかけてくる。それによるとヴィーノの力はヨミーノが与えている対価として命を削っているという。姫を諦めればヴィーノは無事に元の世界に戻すというが、ヴィーノはそれを断る。アニはヴィーノの命を吸う本を松明の火で焼いてしまう。ヴィーノに命は戻ったが、しかし本がなくなってしまいヨミーノから帰るヒントは失われてしまった。
イナコから悪霊は消えず、既にヨミーノに取り込まれたイナコで二人は城で暮らしている。イナコのほぼ全員が悪霊に取り憑かれている。毎日二人っきりで静かに過ごしているが、ヴィーノは徐々に体が何かに変わって行っていること、この生活は長く続かないことに気付いている。

メモ:アニの「こんなときだって私もヴィーノも食べれば食べるほど元気になれるんだから!」という台詞はヴィーノの台詞の通りヨミーノの食べ物を食べることで段々体が馴染んでいっていることによる。

【メア】
城外に出るとイナコは既に悪霊に取り込まれており、悪霊が襲ってくるため城内に戻る。しかし木霊と呼ばれる悪霊がメアの両親の装って彼を責めるが、アニが庇い招待が分かったメアは木霊を聖水で撃退する。直後アニは悪霊に襲われ意識を失ってしまう。メアは既にヨミーノの招待を断れないこと、元のイナコではないことに気付いていたがアニに伝えずキュアランとアニの3人で暮らすつもりだった。
アニは目覚めるが、記憶はヨミーノで招待を受けたときまででありさっきまでのことを忘れている。その後アニは定期的(恐らく眠る度)に記憶をなくしてしまう。ヨミーノから招待を受けたことすら言われないと思い出せない。メアは通常の連続した記憶を持っており、一緒に過ごした時間を忘れ続けるアニ(とキュアラン)と暮らし続けることになる。

今回の招待は本来アニ一人だった様子。
ダメプリの世界観では珍しいシリアス路線でバッドエンドorメリーバッドエンドのイベントである。

【闇夜に招かれし生贄】

夜中、アニは悪夢(前回のイベント)をみていたようで自室の寝台で目覚める。喉が渇いたので水を飲みに行こうとするが、ノックとテオの声がする。その声とこの時間にテオが訪ねてくること違和感を覚え、水を飲むことを諦め布団を被ってまた眠ってしまう。少し経って再び目覚めたとき、さっき目覚めたときのことは夢だと思う。しかし今度こそ水を飲みに行こうとしたとき、同じようにノックの音がする。出ることを躊躇うが、聞き覚えがある声がしてドアを開けてしまう。

【リュゼ】
ドアを開けると不思議な衣装を来たリュゼが立っているが、倒れてしまう。彼を部屋に入れるが記憶喪失になっており、お腹が空いているか聞くと喉が乾いたというが、水ではなく血が欲しいと話す。アニは少しなら血を分けることを提案するが、リュゼは記憶が戻っていないがセレンファーレン第一皇子として他人の血は取り入れられないと却下する。
黒い本のことをリュゼに話したアニは、部屋の外に探しにいこうとするが不審な人の気配に恐怖を覚える。しかし血を欲すリュゼに追われ逃げている間に外に出て悪霊に襲われてしまう。正気に戻ったリュゼに助けられるが、一瞬正気をなくしたリュゼに噛まれてしまう。すぐに正気と全ての記憶を取り戻したリュゼは後悔するが、元に戻る手段の手掛かりとなる黒い本を探し続ける。
その後イナコは悪霊と吸血鬼の国となったが、リュゼはほぼ完全な吸血鬼として君臨し悪霊たちにはアニを襲わないように命じ、アニは代償として血を捧げている。アニは次第にリュゼと同じ吸血鬼になった方が楽なのではと考え始める。そのときまでは元の世界に戻るつもりだったが、同族になることを喜んだリュゼはアニに噛み付き吸血鬼とし、アニも望んで二人は永遠の夜を過ごす。

メモ:このストーリーでのアニはリュゼに噛まれても人間のままのようである。しかし自分の意志で同族を増やせるよう。
メモ:記憶を失わせていたのは通常のリュゼだと血の約による制限があるためである。
メモ:血は人間のものでないといけないらしい。ジビエの生食ではダメ。

【テオ】
作成中

【過去編 柱時計が刻む宵宴】


【真夜中の図書館】

喋る柱時計が登場。
『思い出の品』を餌に、そのものを『(欲しかったが手に入らなかった物、失くした物や壊してしまった物でも当時の状態で)手に入れること』や『時間をやり直すこと』が出来るとヨミーノに誘い、永遠にその時間に閉じ込めるつもりだった。
思い出の品は深層心理を探って出している様子。今回の招待の定員2名だが、招待ノルマがあるらしい。ただし、契約には本人の所持していた、物質的な品が必要。

ちなみに、
  • ナレク『父のお土産の竜の置物』父からの最初で最後の土産。ヴィーノを助ける時に投げつけて壊してしまったが今でも宝物。
  • ヴィーノ『両親の形見のオルゴール』両親の死後の急な引っ越しで行方不明になっていた。
  • リュゼ『なし』欲しかったものはすべて形のないもの、与えられたかった愛や与えたかった愛。リュゼの所持品はクロムが管理しているので失くしたことがない。
  • メア『花の図鑑』
  • リオット『戦死した友人の記章』正騎士になりたての頃に戦地で失くした物だと思われたが、自分の物ではなくかつて友人の棺に自ら入れたものだと気付いていた。過去は変えられないと拒否。
  • クロム『里を出る時の唯一の餞別の包み』森の獣に追われているうちに失くしてしまった。クロムも中身は知らなかったが、開けてみると黒地に金の模様の入った仮面だったためそのまま自分で割った。
  • テオ『どんぐり』姫から初めて貰ったどんぐり。その他たくさんの思い出の品を出してもらったが(姫に貰った物ばかり)、自分の物より姫や王、村人たちの物を出して欲しいと交渉して契約が出来なかった。

メモ:イベントなのでなんともいえないが、吸血鬼イベントは夢の中のことになっている様子。


ヨミーノとルオーシュとハル


舞台でのルオーシュ=ハルだと思われるが、悪霊ルオーシュの歌に『ヨミーノに堕ちろ』という歌詞がある。

メモ:わたしたちの世界で言う架空の国(例えば『天国』『地獄』『ネバーランド』とか?)のように、物語や伝承として一般的に知られている存在なのか?
→アニや王子たちはイベントにてヨミーノ国の存在を知らなかった。しかし唯一知っていたメアの知識の元はキュアラン本であることから、現実世界の人間が全く知らない存在ではないはず。

悪霊ルオーシュは料理の際にも従者の膝の上に立って火から距離を取ったり、城の窓を塞いでいるため火や太陽などの光は苦手。
ただし、通常の室内やキャンドルは平気のようだしヨミーノ国でも街灯のようなものが見られるので強い光でなければ大丈夫な様子。

ハルはイタコ体質で、ヨミーノから魂を呼べるとも言っている。
偶然本物ルオーシュが事故死した場面に偶然ハルが出くわし、偶然取り憑かれたとも考えられるが、正気に戻ったハルの台詞から故意に魂を呼び戻した可能性が高いと思われる。
テオルートのでの会話が舞台版の後日の話なら、取り憑かれている間の記憶は失っていないようであった。

メモ:ハルの出身国は『不明』
メモ:あとなんか見覚えのある黒い本持っている。
メモ:ヨミーノは元々アニ姫や王子たちは招待状を送られており(ただしイベントなので本編とは関係ない)、目を付けられている。
メモ:エトリノ両王とハルの関係もフラグ回収しないで配信終了はひどいよね……。

ハルとピスカ

ハルの人物紹介でも触れたが、彼らは同じ紋様を体に入れている。ハルの不穏な台詞(ポエム)からも、ピスカは既に亡くなっているとも考えられる?
最終更新:2022年01月27日 14:17