セレンファーレン皇国
リュゼ・セレン・エル=フィリアザール (Ruze Selen el Phiriazar)
みんなが大好き!国家のアイドル
声 - 斉藤壮馬 / 演 - 大見拓人
誕生日 6/1
身長 166cm(アニメ設定)
好きな食べ物:冷製ポタージュ、シオカラーノ
嫌いな食べ物:サラダに入ったレーズン
一人称「私」
白金髪(薄いベージュ)に青い瞳。さらさらのボブでアホ毛がある。青を基調とした衣装でショートパンツ枠。初対面のアニが女の子かと思われるほど中性的な容姿。
初期の性格はまさにお人形であり、ほぼ全ての決定権を宰相であるクロムに委ねている。宰相リピートマシン。ただし、国民のために皇族と生きることは自分の意志として持っており国を想っていることは間違いない。自分自身さえも国のものと考えており、恋愛や婚姻などは自分だけの意思では行えない、常に国民の指標となる振る舞いをするべきだとも思っている。実際にアニからイナコの守護獣であるグリまる刺繍入りのハンカチを、他国の宗教を連想させる物を身につけることは出来ないと断っている(結局こじつけでハンカチは受け取ったが)。また極端に好きなもの、嫌いなものを示すことも民を不安にさせるという。
中盤からは自分の意思で動くことの大切さに気付き、自ら采配を振るう積極性を見せ始める。クロムからは皇となる教育を受けており、思考力や洞察力はある。
メモ:お人形と言っても、与えられることはこなしているので実質は自ら発想や行動することをしない状態である。ただしこれは日常的にチャロアの香が使われるなどクロムによる操作があったと思われる。終盤にクロムが消えた後は問題なく業務はこなしている。
育ってきた環境から他人が自分の為に察して動いてくれることを当たり前とし、むしろそうならないことを疑問に思う面もある。自分の都合の良い解釈をすることや、相手を翻弄したり強引に自分の意志に従わせる小悪魔的な部分も。終盤の本人は悪い癖だとは思っているが、あざとさは罪ではないとも言う。心境をポエミーな表現で話すことがある。
メモ:斉藤壮馬氏曰く「リュゼは会話しない」
メアとの兄弟仲は悪くなく、長年引きこもっているメアを気にかけている。メアが部屋から出てきた後も兄らしく接し唯一敬語を使わない。
戦闘力はゼロだが笑顔で人をなぎ倒していくことがままある。特にリュゼ信仰の篤いセレンファーレンでだが、アニメではミリドニアの国民たちも尊さで倒れていた。本人はよくあることなので驚かない。
- アニメ・舞台でも再現され、アニメイベントでもネタにされたスタッフ大好きエピソード、人間絨毯がある。雨上がりにアニと街にいたリュゼが、水溜まりで靴が汚れてしまうと困っていたところ居合わせた国民たちが身を挺して彼の歩く道となった。アニメではメインキャラを含めた声優陣がモブキャラを務め、斉藤氏のアドリブも採用されている。
- ナレクと同じように発光出来る(アッターミでは首から下を全て光らせて全裸状態を切り抜いた)
- 幼少時に川に落ちたことがあり流れる水や大量の水が苦手。事故のことは覚えていない。
- 揺れる乗り物(ブランコやキャラバン)が苦手で乗り物酔いをする。
- 困った時にセント=フィリアの神に祈ると、人為的ではないラッキー(超常現象レベル)が起こることもある。
- 皇族いう立場から常に人に囲まれていたが、友人は一人もいなかった。
- 薔薇と言えばリュゼ皇子。
メア・セレン・エル=フィリアザール (Mare Selen el Phiriazar)
みんな大キライ!引きこもりオタ
声 - 木村良平 / 演 - 三原大樹
誕生日 3/20
身長 173cm(アニメ設定)
好きな食べ物:キノコ、バニラエッセンス、(舞台版ではバニラアイス)
嫌いな食べ物:吸盤があるもの、キナコパウダー
一人称「オレ」
癖の強い紫の髪に所々ピンクのメッシュが入る。ピンク寄りの赤い瞳。痩せ形。衣装チェンジ後の足についているのは中二的な飾りとのこと。初期(もさメア)と中盤では髪を切って見た目が変わる。
基本的に人嫌いで根暗な性格であり、自室から長いこと出てこない引きこもり生活を送っていた。従者も姿をみることは稀で、食事も指定の場所に置かせている。部屋を出ることは生理現象や風呂の時のみである。
プリンセス・キュアランというキャラクターに依存しており、パペットと会話する。声はメアが当てているが、本人的にはキュアランが話して自分と会話しているように感じている。行動原理がほぼキュアランである。
皇族であるために権力狙いで近寄られた経験もあり(血の約を狙った女性に鋏を持って迫られたり)、他人を信じていない。ただし、腐っても皇族であり権力はリュゼに次ぐ2番目。
自分の出産が原因で母親を亡くし、父や国民達から神の子である皇妃を奪ったと陰口を聞きながら育ち、父は自分の姿を見るのも嫌がった。リュゼとも殆ど会わせて貰えず、彼はリュゼが自分を嫌っており恥ずべき存在と思っている。自分は母親を殺した忌むべき王子と思い込み、他人を恐れているのは彼の育った環境からであった。
そのため自分を絶対に否定しない架空のキュアランに依存したとも言える。メアルートでは中盤から執着の対象がアニに移動することでキュアランへの依存は弱まるが、彼にとってはのいつまでも大事な存在。
部屋から出る時は主に夜で生活が昼夜逆転しており、太陽が苦手で体力もない。メディアミックスでは何故かよく樽に入っている。
皇族として一通りの教育は受けており、一般常識やダンスなどの嗜みもある。博学で勉学も優秀だと思われる。
キュアラン関係で服飾の知識もありデザイン画も描ける。キュアラン本をはじめ本をよく読み、雑学に長ける。知識の元はほぼキュアランである。またエトリノの言葉を話せる。
ヤンデレ気質なところがあり思い込みが激しいが、冷静な時はツッコミにも回る常識人な部分もある。貴族や他国の姫・王子にもため口。アニのことは「アンタ」と呼ぶ。
リュゼのことは兄上と呼び尊敬し慕っているが、上記の理由から自分と一緒にいることでリュゼの権威が落ちることを恐れている。リュゼには逆らえないようで弟らしい素直さも見せる。
- 過去編にてクロムの部屋で見掛けたキュアラン本がきっかけで執着するようになる。
- 攻略対象キャラの中では1番人気である。
- グッズも一部はもさメアと髪を切った後のメアの2種類があったり、大型ポスターに起用されたりしている。
- メアの部屋にトイレはない(風呂もない)
- 過去のトラウマにより鋏など刃物を向けられるのが苦手。
- 象徴は黒百合。
キュアラン
メアの愛読している本の主人公で架空の存在。(CV 本渡楓)
魔法の国オーキッド王国の王女。台詞を見る限り高飛車な性格でピンク髪にミントグリーンのドレスの少女。
アニメ化告知ポスターのメアが読んでいる本を見る限りは小説のようである。内容的には魔法バトル系?で悪?と戦っている。仲間の王女や王子も登場し恋愛要素もある。
世間一般に知られていないようなコアな知識を取り上げている。キュアラン本を読んでいるメア以外は誰もその知識を持っていないことも多い。
かなりの頻度で新刊が出ており、各地にご当地キュアラングッズが売られていることから世間的に知名度のある作品である。ミリドニアでも地域限定版が出ていたりもするが、登場する関係者はほぼキュアランのことを知らない。唯一知っていたのはセレンファーレン城下町の子供のポムである。
過去編にて市井の資料としてクロムが私室に所持している。かなりの長寿作品である。
『キュアラン・ミアモ』はキュアランの友達の意味。アニとテオルートでのみテオが該当する。
クロム・レム (Chrom Rem)
皇子命!妖艶宰相
声 - 竹本英史 / 演 - 汐崎アイル
誕生日 9/9
身長 189cm(アニメ設定)
好きな食べ物:ノーマン風エスカロープ、ショコラ
嫌いな食べ物:ライスボール
一人称「私」
長い薄紫色の髪を三つ編みにしている。ピンク〜ブルーのグラデーションの瞳。片目にモノクルをつけている。ゆったりとしたケープのような服装。腰に鞭を携帯している。
セレンファーレンの宰相を務め、リュゼを支えている。リュゼを熱烈に妄信しており度々涙を流すほど感激する。
いわゆる完璧超人でかなりの量の職務をこなしつつ、部下の指示もする立場である敏腕。したたかで計算高いが人当たりは非常に柔らかく、言葉遣いも丁寧。しかし圧が強く城内の部下から恐れらている。他国をセレンファーレンのために利用しようとする面も多く、姫であるアニに仕事を手伝わせたりしている。リュゼ以外には本音を漏れださせることが多い。
鞭が得意でも何故か亀甲縛りも出来る。失態を犯した部下に鞭で制裁を加えることもあるが、リュゼには見せないようにしている。ある程度戦えるため、戦闘力のない王子達の護衛も兼ねている。
その正体はセレンファーレンに潜入中のチャロアの一族で間諜。当時は当時の巫女姫の侍従候補だったが、彼女を逃がしたことで里の人々からは大罪人として疎まれている。償いのために里の外に出て活動しており、セレンファーレンに入り込み情報を一族に流していた。チャロアの総帥とは兄弟同様だった。
セレンファーレンの出身ではないが、宰相の位に就いているのでかなりの優秀さとリュゼへの忠誠心で信頼を得たと思われる。
メモ:リュゼの誘拐事件で犯人を捕まえたのも彼だが、取り入る為に自作自演も考えられる。
実際にクロムの指導は皇不在のセレンファーレンを守り、尽くしていることは真実だが、リュゼへの妄信した態度は演技。しかしチャロアの一族の野望の礎として、皇となるべく大切に育てている。冷酷ともいえるほど割り切った性格。
幼いリュゼを自らに傾倒させ人形とする、次に権力のあるメアを引きこもりにして無害化するなどしている。過去編の反応を見る限り、現在のセレンファーレンのようにリュゼ奉り上げて国民を異常なまでに妄信させる方針も彼の計画。事実、国は安定しているのが皮肉ではあるが……。権威をリュゼのみに集中させ、クロムルートの方法で完全崩壊を狙っていたと思われる。
故郷を追われ土地を持たないチャロアの一族にとって、祖国とは血である。
- モノクルは左右で視力に差があるためつけている。
- メアとリュゼが生まれた際に洗礼を授けた司祭の顔は知らなかったので、当時は会える立場でなかったかセレンファーレンに来ていない。
- カルボと20年ほど前に近くにいたことがある?
- 皇国新聞の編集も務めており、頻繁にリュゼ特集を載せている。→過去編で皇国新聞の創設者と判明。
- 鞭での制裁は大好き派と恐ろしい派に五分五分で分かれている。
- セレンファーレンメンバー以外を名前で呼ぶことは少ない。「イナコの姫」「姫のお付きの方」など。
- 総帥の言葉を理解出来る。
- 酒はザル。
- 巫女姫を逃がしたあと、彼女に強い眠り薬の入った飲み物を飲まされ3日間気を失った。以来飲み物の味を感じない(精神的なもの)。食べ物の味は感じる。→クロムルートエピローグでは治る。
- 過去編にてリュゼの侍従数年を経て、総務の省に異動、その後その優秀さを見込まれリュゼの教育係として戻ってくる。実際にクロムが総務に異動した半年後はリュゼの侍従の仕事が成り立たなくなった。またリュゼの誘拐事件、城内との2回リュゼを発見したのがクロムであることも考慮されて最年少宰相候補となる。
- メアルート、リュゼルート、クロムルートのいずれでも最終的にはセレンファーレンを去ることになる。
- 設定上、イナコ王妃と顔を合わせることができないため、アニメやイベントでもメインキャラなのにイナコへ訪問できなかったり、王妃が不在で一度も会わなかった。
最終更新:2022年01月27日 16:34