チャロアの一族
総帥
声 - 森久保祥太郎(アニメ)
チャロア族の総帥で隠れ里のリーダー。本編及びイベント、アニメ版でも本名は不明。銀髪で常に白い大蛇を連れ、仮面とマントを付けている。
時々「チュウニ病」と呼ばれる不思議な喋り方をする。一族が再び国家として復権すること、巫女姫の帰還を願っている。クロムとは旧知の仲でかつては弟のように思っていた。四十路。
黒い仮面は目の部分が開いておらず、気合いとフィーリングでなんとかしているらしい。イベントでは幼馴染みの友人と20年程大喧嘩をしていて、仲直りの仕方が分からないと話す(要約)。
クロムルートではクロムが長い年月をかけて下地を築いたセレンファーレンに城に潜入し、従者貴族、民衆やリュゼやアニを戴冠式で秘伝の香使って傀儡とし、乗っ取る。自らを新皇リュゼの宰相に指名させてセレンファーレンをチャロアの安住の地にしようとした。元々クロムとの計画ではあったが、クロムの心変わりに気付き不在を狙って強行する。
セレンファーレン宰相となったクロムの実力を高く評価し重宝していたが、かつて大罪を犯した彼を許すことは出来なかった。姉と慕った巫女姫と弟とも思ってた幼馴染みを一夜にして奪われ、彼もまた長年孤独を感じていた。
メモ:限定ストアで公開された設定画では素顔(タレ目)と名前がルシリカと設定されていた。後に公式ツイッターで公開。
サンジェ・キリア
声 - 柳田淳一(アニメ)
『チャロアの男3』または『怪しい男』。他国に潜入し間諜を務めていた。セレンファーレンに潜入したり、ミリドニアで居酒屋店員をして情報を集めている。ルートによっては民衆に紛れて騒動を煽ったり、爆弾を投げたりする過激派。アニメではブラン男爵とも通じていた。チャロア出身。
何らかの理由で里を追われており、償いの為に里の外で活動をしている。同じ立場(里の外に出された時の条件はクロムの方が悪かった)であるのに総帥から重宝されるクロムのことを憎く思っている。里の刺客の中でも手練。
エトリノ国
シャーリ・クスフマ
気だるげな雰囲気で常にシーシャを吸っている男性。黒髪に水色の瞳。その正体はエトリノ国の黒の王。月モチーフの耳飾り。
暗部と呼ばれる組織の頭で、暗殺などの汚れ仕事(裏)を担う。本人も手練であり、テオをエトリノに連れて行った本人。テオの父のことも知っていた。面倒くさがりで手っ取り早く武力行使で事を済ませたがる。それにより悪名が轟き外交を断られる場合もある。特技は温泉を掘り当てること。
何処に行くにも据え置き用のシーシャを抱えている。
メモ:テオの父とは実際に対面したことがある。
ピスカ・カシャトーヴァ
情報屋と名乗る陽気でパリピな男性。紋様の描かれた褐色の肌に銀髪、ピンクの瞳。太陽モチーフの耳飾り。その正体はエトリノ国の白の王。表(外交)担当。
もふもふしたものが好きでグリまるのことをグリちゃんと呼んで気に入っていた。アニがエトリノへ渡る手伝い(有償)や情報をくれたり(有償)その他色々手配してくれる(有償)。
対価分の仕事はしっかりしてくれるが、アニのようにお人好しで親切をする気ない。様々な問題を抱えるエトリノを守る王として非常にシビアな性格をしている。シャーリとは血が繋がっている訳ではない。
一人称「俺ぴ」。ミリドニアに潜入した際には居酒屋店長のバイトをしていた。アニのことは「姫チャン」と呼ぶ。
不明
ハル・レッテ
度々現れる不思議な男性。銀~パープルの髪にオレンジ色の瞳。両手に鎖のアクセサリーを付けて体には紋様のペイント、大きな黒い本を持っている。
ぽややんとしたおっとりした不思議な性格で占い師のようなこともしている。アニの夢?ではオ・ボーロ図書館の司書として登場。イタコ体質で色々なことに巻き込まれているらしく、ヨミーノから魂を呼び戻すことも出来るらしい。人の話を聞かずに脈絡なく話す。
エトリノ国の両王とは昔からの顔見知りである様子。
シャーリのことを黒雀ちゃんと呼び、「金魚鉢で飼っている黒雀ちゃん」という謎の台詞がある。
明言されていないが、髪・瞳の色、両手のアクセサリーで悪霊ルオーシュの媒体になっていた人間。舞台の終盤では正気に戻り、旅人だと自称したが「噂通りの面白い王子だった」と語った。
メモ:真夜中の図書館イベントでのラストでの台詞から繋がっている?
本編での謎な台詞。直前にテオと、ピスカとシャーリのことを昔からよく知っており、彼らは二人で一つだと語る。その後の鼻歌まじりの台詞が下記。
金魚鉢には燈火が一つ、住んでいるのは二つ
もう一つの燈火は、とっくの昔に暗がりへ。
今は燈火が一つ。燈火が一つ。
金魚鉢=エトリノの宮殿と考えると、燈火はシャーリのことである。もう一人の宮殿に住んでいるピスカはとっくに燈火が消えていると考えられる。燈火=生命の比喩だと思われる。
ピスカの体にはハルと似たペイントがされている=既に亡くなっているorヨミーノの関係者?
また、ネタカでピスカはハロウィンが嫌いと口にしている。何らかの方法でこの世に残っている可能性がある(ハロウィンはヨミーノと1年に1度繋がる日)
しかし、テオルートの終盤でピスカがテオに刃物を当てられた時には出血しており、シャーリも彼を失うことに動揺している。もし既にピスカがゾンビのような状態であるなら、生死には構わないと思うので何らかの事情で生きた体を持っている。
ス・パ・ダリーン
ルオーシュ
舞台オリジナルキャラクター。国として独立することになった領地ス・パ・ダリーンの王子(?)
鉱山の爆発に巻き込まれて死亡したが、ハルの体に憑りつく形で城に戻ってくる。舞台で登場するのはすべて悪霊となったルオーシュである。
毛先がパープルががった銀髪、オレンジの瞳。細身の剣を使う。両手には鎖のアクセサリーを付けている。
元々は領民思いで笑顔が素敵な人柄だった(残っている肖像画は割りといかつめ)。
完璧王子(パーフェクトガイ)を自称する。完璧にこだわり、スケジュール管理や王族としての振る舞いや料理も完璧であるらしい。
表面は優雅で上品な立ち振る舞いで社交的。しかし彼の地雷を計4回踏む(BINGO!)と態度を豹変させ、自己中心でエゴイストな性格が表面化する。
ナレクとは若干方向性の似たナルシストも入っており、自分の姿絵を入れたワインを作っているし肖像画も飾っている。
悪霊となってからは強い光や炎を苦手とし、城の全ての窓を塞ぎ薄暗い。国民のスケジュール管理などもルオーシュが行っており、自分の完璧な国の周辺国も完璧でないといけないという発想から王子たちを呼び寄せ観察する。
噂通りのダメ王子だと分かると、態度を豹変させ魔法のような能力で王子たちを攻撃した。最終的には太陽の光によって浄化され、完璧に敗北し浄化された。ちなみにアニを呼んだのは噂を聞いて嫁探しも兼ねていたらしい。
浄化された後は、依代となった人物の人格に戻り意味深な言葉を残して去って言った。劇中の従者は洗脳されていた状態だったが、洗脳が解けても慕われていた。
舞台版2作目でまさかの再登場。主にダメルートでの終盤コーナーを担当するが、これは完全にギャグだと思われる。ちなみに前作で地雷だったもさもさを克服している。
従者の名前は、ウーヌ・ドゥラ・トリット・クーバ ・クヴィン ・セス。
メモ:エスペラント語が由来みたい
- 舞台版のみのオリジナルキャラクターだが、徳山氏の熱演もあり異様な人気を博す。
- 舞台1作目完璧王子では、公演回数が進むにつれて通称『来ちゃった劇場』と呼ばれる流れが生まれる。王子たちがルオーシュを探して城内を探索している場面で、普通に舞台上に現れ王子たちとすれ違ったり付いて行ったり、声は発さないものの明らかにコミュニケーションを取ったりしていた。その場にいる王子たちは気付かない素振りをしている。ナレク役滝沢氏は初回堪えきれず一瞬笑っていた。
最終更新:2022年02月12日 11:17