ミリドニアの王族
ミリドニア王
声 - 宇垣秀成(アニメ)
ミリドニアの王。ナレクの父。癖のある赤味がかった茶色の長髪に緑の瞳、額に王冠?を付けている。
戦争で国土を広げることのみを考えており、国内の情勢には口を出さず官僚に任せている。ほぼずっと国外に遠征に出ている。20年ほど前からミリドニアの国土を広げることだけを信念として侵攻を続けている。亡くなった王妃を今も愛しており、国土を広げ続けるのは彼女との約束の証明である。王妃はレクシア一人のようである。
完全なる弱肉強食主義で自国の人間にさえ戦狂いと言われる。臣下にも強さを求め、忠誠に疑いのある者は誰であっても切り捨てる。
妻とナレクの自由をけっして奪わず、愛情を持って育てることを約束してそれを守っている。年を取ってから生まれた一人息子を可愛がり、甘やかしてきた。ナレクに王の素質がなければそれでいいとも思っている(その場合は周りが支えればいいだけ)。
ヴィーノの父である前皇太子は異母兄。
レクシア
ストーリー開始時に故人で名前のみの登場。ミリドニア王妃でナレクの母。政略結婚で嫁いで来た他国の姫。
王とはかなり年が離れており美女と野獣と呼ばれていた。王の寵愛が深く、他の者の目に入ることすら許されず殆ど城内の王妃の間で過ごし生涯を終えたと言われている。長い間王の愛を拒み続けたが、やがてそれを受け入れた。亡くなった現在も王妃の間に続く廊下から先は王の命で普段は掃除のために立ち入ることも許されない。王妃の間に飾られている肖像画では、ナレクと同じ感じの外ハネの赤髪。
本来は前皇太子と結婚するはずだったが、現王に一目で見初められ奪う形で結婚する。ただし前皇太子は既に決まった女性がいたため、レクシアの扱いに異存はなかった。
ミリドニアの貴族
ミハルト・フォン・シュッツ
声 - 白井悠介(アニメ)
ミリドニアの第二騎士団の団長。明るい癖のある金髪で碧眼。騎士にしては細身に見える。
他国からは白き閃光と恐れられている。普段は第二騎士団を率いて王都を離れている。騎士団随一の剣技の腕を持ち、細い剣で対格差のある相手とも渡り合える。戦歴もほぼ連戦連勝で騎士としても優秀な人物だが、リオットに勝つことにこだわり手袋を投げて決闘を挑む。リオットとは準騎士時代の同期。貴族出身で3団長の中では1番家柄が良く育ちも良い。
女性とは良い所まで行くが交際には至らず恋人はいない。部下曰く、『女心に疎く、少しデリカシーがない』。
騎士団の伝書鳩によく懐かれる。ちょっと強引なミロスラヴァ(ミラ姉)という姉の他数人の姉がいる。
実家は侯爵家。リオットとは同い年だがミハルトの方が数日誕生日が早い。=1月生まれ。
カルボ・アンデクス
声 - 坪田智浩(アニメ)
ミリドニアの第三騎士団の団長。センターパートの黒髪で金茶の瞳、髭を生やしている。
他国からはミリドニアの黒豹と恐れられている。リオット・ミハルトより年上で先輩。自由な後輩たちに振り回されつつも面倒見が良く普段は兄貴肌で気さくなゆるい人柄。騎士としての冷酷とも言える判断をする面も持ち、特に戦略を立てるのが上手い。離婚歴があるが別れた元妻を諦めていない。
- クロムに20年ほど見掛けた?その者は片目を負傷していた。
ブラン・モゼル
声 - 青山穣(アニメ)
ミリドニアの男爵。ヴィーノ公爵の母親の弟で叔父で後見人。甥であるヴィーノ公爵を利用するために官僚達と裏で手を組んでいる。今は王都で前皇太子邸に住んでいるが、実際は辺境の小規模領地の貴族。
外面は甥を心配する叔父だが、実際は利己的な性格で反国王派を煽動しヴィーノを王に即位させ実権を握るつもりだった。
ティグ
ミリドニアの副将軍。ミリドニア王に忠誠を誓った騎士団の統率者のひとりで普段は王の傍についている。苛烈な性格で、王の為であれば他国の姫を傷つけることも厭わない。
ナレクとヴィーノとは幼い頃からの付き合いで『ティグ爺』とも呼ばれている。
ガットウ・モリアーティ/モットウ/サトウ/フットウ
第一騎士団の騎士たち。本編では順に騎士1/2/3/4とされる。ガットウはグレーがかった茶髪のツーブロック、モットウはネイビー?髪のショートボブ、フットウは金色の短髪である。
王都では交代でナレクやアニなど要人の護衛や見回り、訓練や書類仕事をしている。リオットのことは全員が慕って憧れており、体を張ってバーニングを戻す。
自国の王子がアレなのでアニのことも「団長の心配事が増えたらどうしよう」と思っていたが、謙虚で真面目な姫だと喜んでいる。任務や訓練の毎日で女性とは接点があまりないらしい。
リオットに比べるとノリが軽いがみんな優秀で真面目な騎士である。騎士3だけは何故かアニのいる時は間が悪く登場しない(夏期訓練イベでは真夏に甲冑を被った状態で登場し倒れてアニに介抱される)。
前皇太子
ミリドニアの前皇太子でヴィーノの父。穏やかな人だったが、現王に即位を譲り廃嫡となる。現王即位の直後は未だ強い影響力を持っており、国王派の刺客に追い詰められて亡くなる。暗殺だったとも事故だったとも言われる。(ヴィーノは刺客に追い詰められなければ起こらなかった事故と表現している)
妻とは政略結婚だったが、愛のある結婚をした。現王は異母弟。アニメの肖像画では金髪。
前皇太子の妻
ミリドニアの前皇太子の妻でヴィーノの母、ブラン男爵の姉。生まれは地方領主の娘。素直な人柄で仲睦まじい夫婦だった。夫と共に亡くなった。アニメの肖像画ではダークブラウンの髪に紫色の瞳。
ミリドニアの国民
ナレク親衛隊など階級不明のものも含める。
エイミル
声 - 梶原岳人(アニメ)/ 演 - 野見山拳太
ナレク親衛隊1。光担当。明るい茶髪でグレーの瞳、そばかすがある。作中でも一度もナレクを裏切らず、忠誠心は本物だと思われる。
ハディ
声 - 坂泰斗(アニメ)/ 演 - 馬庭良介
ナレク親衛隊2。風担当。センターパートのグレーがかった茶髪でグリーン~イエローの瞳。通常時はエイミルと同じノリだが、内心ではダメ王子だと思っている。高給であることと出世のために親衛隊に所属していたが、ナレクルートではエイミルとサンバンに説得されナレクの手助けをする。ケチ臭い倹約家。
サンバン
声 - 土田玲央(アニメ)/ 演 - 坂下陽春
ナレク親衛隊3。紙吹雪担当。明るい茶髪でグレーの瞳。ナレクと先輩達に付いていけず、度々転職を希望している(転属願いも出しているがなかなか受理されない)。たまたま配属が親衛隊だったがすでに3年目。ダメ王子に呆れているが、ナレクに悪意はないことは理解している。意欲はないが親衛隊でいる間は真面目に仕事をこなす律儀な性格。
侍女1
黒髪をセンターパートにした黄色い瞳の女性。眼鏡を掛けている。ヴィーノの屋敷(引っ越し後のグルカオン城でも)でアニの身の周りの世話をする。何でも自分でやりたがるアニに驚きながらもその人柄に好感を持つ。
侍女2
癖のある金髪に碧眼、そばかすのある女性。少し幼い話し方をする。ヴィーノの屋敷で家事を担当する(引っ越し後のグルカオン城ではアニの身の周りの世話をしていると思われる)何でも自分でやりたがるアニに驚きながらもその人柄に好感を持つ。
紅茶屋店主
グルカオンで紅茶屋をしているマスター。品のある男性で、店内もシックな雰囲気。以前は王家に仕えており、元皇太子やその家族のこともよく知っていた。
アニはグリまるの魔法でこの店に辿り着き、前皇太子がいたこと、夫妻に子供がいたことを知る。
占い師
グルカオンで占い師をしている老齢の男性。以前は前皇太子お抱えの星詠みだった。その正体は優秀な情報屋でヴィーノとは長い付き合い。王家に仕えていた頃とは姿を変えているらしい。貴族たちには占いと祈祷をしてもらうとその願いが叶うと評判。普通の相性占いなどもしているようで店は繁盛している。
乳母
ヴィーノの乳母だった老女。訪ねたアニにヴィーノが落とし穴にはまった昔話を34回もしてくれた。たぶんちょっと呆けてる。
べレク
舞台オリジナルキャラクター。20年ほど前に侵攻を受け属領となったセモーニノ国出身。ナレクのそっくりさんとして芝居小屋シルク・ド・ミリドレイユ(ミリドレイユ楽団)にて座長を務めている。喫煙者。
母親から自分はミリドニアの国王の血を引くと教えられていたようである。当時の王は大怪我で生死を彷徨っていたため、真実ではなかった。国と母親を亡くした復讐として、自分が正当な王位継承社であることを認めさせることが目的だった(ナレクと入れ替わり自分が王子、やがては王になることも?)。
劇団員たちとは良好な関係。
劇団員たちは出自がはっきりしない。
ニア(メアの扮装)・パインセ・セパイン・ハイコー・ネンチョー・ネンショー・コーハーイ・リイダの8名が登場。
ちなみにメアの姿(しかもアフター)は関係者以外に殆ど知られていないので、何処でほぼ正確に知ったのか謎である。
最終更新:2022年02月12日 10:18