"つきにいたる"超人 モツマン (ムーンカーフ モツマン)


■色

■弱点

■属性
【深淵】【調和】

■ステータス
攻撃:7 防御:17 反応:1 呼吸色素:2

■アビリティ
《警戒》

MOTZMAN

タイミング:カウンター
効果:[自身が対面の敵にアタックされたとき]自身の弱点に青を追加する(1ターン)。〔四百四〕を設置する(1ターン)。〔四百四〕は、「[味方アクティブキャラクターが《警戒》の判定に成功したとき]対面の敵を戦闘不能にする。この効果は「タイミング:カウンター」で発動率が100%のスキルと同様に扱う」という効果を持つ。
発動率:100%

能力原理

魔人能力『MOTZMAN』は体外に超人的機能を有した無尽の臓器を顕現させる、変化の異能である。
創造される臓器は術者本来のポテンシャルは参照せず、人間の規格に収まる必要はない。
人間という種を超えた臓器間を循環する血潮はヘモグロビンの赤以外にも、青、黄、緑、紫、灰、白黒茶色…と極彩色に輝いている。
そしてそれらはまた当然のように体内へも吸収され、脆弱な人体へも並外れた活力を供給し続けることだろう。

超人モツマンは自らを狩ろうとする者が現れた時、四百四の臓器を展開してそれを撃退する。
肉の鎧を掻き分けようと、かつての弱さを見つけ出すことは誰にもできない。

キャラクター説明

「胵(わた)」。
これが本来の名前である。
禽獣のはらわたを意味する名前に違わず、彼女は剥き出しの生命を運命づけられた非常に繊細な肉体の持ち主だった。
虚弱な体は骨も筋もまっすぐには支えられず、力の抜けた腹膜はわずかな傾きにさえ負けて痛みを与えた。
歩けば頭部への揺れで鼻から血が垂れ落ち、座れば腹が捩れて胃がひっくり返る。

五臓六腑七竅が、日常のように脅かされていた。

朦朧とした意識が彼女を夢想の世界へと誘った。
強い内臓が、強い肉体が欲しいと。
全身の穴という穴から血や脳、裏返った胃袋がこぼれ出しても平気な生命力があれば、と。

人生最大の苦痛に魘された夜、バケモノが生まれた。

未確認生物、モツマン(MOTZMAN)は外骨格ならぬ外臓腑で身を覆い戦う有害生物である。
翼の如き肺を背に生やし、暴風のような呼吸を通して全身を巡る気管・血管に気血を充填する。

肺の翼は膨大な酸素を全身に供給し、呼気の圧力で空を飛ぶ。
核熱心臓パルスは接近したものを麻痺させ、各種消化器官があっという間に獲物を腐食させ、吸収する。
七副腎の分泌するホルモンが痛みと疲労を吹き飛ばす。

常として恐怖と共に存在を語られるが、目の前に降り立つソレは存外美しい。

新鮮なレバーを生のまま飲み込むのが大好きという人間らしい一面も残されている。
最終更新:2025年05月23日 19:51