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ふしぎなおとしだま

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ふしぎなおとしだま ◆NIKUcB1AGw


「ん……?」

コロコロカービィは、ふと異変に気づいた。

彼は今、歩みを止めてベンチで小休止を取っているところだった。
少しの間だけ、彼は目を閉じて体を休めていた。
その間に、引き連れていた2匹のポケモンがいなくなってしまったのだ。

「どこに行ったんだ、あいつら……」

眉間に若干のしわを寄せつつ、コロコロカービィはポケモンたちを探し始める。
あまり頼りになりそうではないといっても、現在能力が封印されている彼にとっては貴重な戦力だ。
蔑ろにはできない。
探索を行うコロコロカービィの目は、真剣だった。
その甲斐あってか、ポケモンたちは程なくして見つかった。
ただし、余計なものも一緒だったが。

「ピッカー!」
「ピッピ♪」
「あけまして!」
「おめでとり~!」

そこにいたのはピカチュウとピッピ、そして放浪のはぐれモンスターであるあけまつとおめでとりであった。
4匹は意気投合しているようで、言葉を交わすその表情はいずれも和やかだ。
一瞬声をかけるのをためらったコロコロカービィであったが、このまま放っておくわけにもいかない。

「おい、ピッピ、ピカチュウ。勝手にいなくなるなよ」
「ピッ?」
「おや、お迎えですか。では、我々はこれにて失礼! また来年!」
「おめでとり~!」

コロコロカービィが声をかけると、あけまつたちはそそくさと退散してしまった。
面食らうコロコロカービィの元に、ピッピが駆け寄る。

「ピッピ!」
「お? それは……」

コロコロカービィはピッピが、何かを持っていることに気づく。
それは開始直後に出オチで死亡し、今の今まで放置されていたガイアセイバーの支給品であった。
それを偶然発見したあけまつたちが回収し、親交の証としてピッピに送ったのだが、コロコロカービィがそれを知るよしもない。

「俺にくれるのか?」
「ぴぃ!」

差し出された支給品を、コロコロカービィは素直に受け取った。

「これは……!」

手にした支給品をまじまじと見つめ、コロコロカービィの顔色が変わる。
それは「コピーのもとDX」。「星のカービィスーパーデラックス」のアイテムだ。
獲得すると対応したコピー能力を取得できる「コピーのもと」。DXはストックされ何度でも使える、その強化型である。

「…………」

コロコロカービィの心中は複雑であった。
手の中にあるのは、彼が憎むカービィ本流に由来するアイテムなのだから。
だがそれが強力なアイテムであるのは、彼もよく理解していた。

(手段を選べる立場ではないし、そんな状況でもない……。
 ありがたく使わせてもらうとしよう……)

こみ上げてくる思いを飲み込み、コロコロカービィは静かな動作でコピーのもとDXを荷物にしまった。


【C-4 街】

【コロコロカービィ】
【状態】憎しみ、転がる能力封印
【装備】モンスターボール(ピッピ)
【道具】支給品一式×2、コピーのもとDX(能力は不明)@星のカービィスーパーデラックス
     不明支給品×2、ピカチュウ
【思考】
1:殺し合いに優勝し、続編の『コロコロカービィ2』を誕生させる
2:星のカービィを倒す
3:新作や続編を作られるゲーム達が憎い
4:F-ZEROを利用する
5:ブルーファルコンを回収するつもりはない(見つけたら破壊する)
※外見は丸々とした体型の巨漢の男です。
※身体を丸めて転がることで超スピードでの移動が可能で、さらに跳ね上がることで周囲にいる者を跳ね上げて転ばせることができます。
 転がるスピードと破壊力は連続して転がり続けることにより上がっていきます
※転がる能力が一時的に封印されました。
 一定時間が経てば解けると思われます。


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