近衛兵総監とは銀河帝国における諸機関の一つ。

概略


 原作では宇宙歴796年3月にラムスドルフ上級大将が在任中であり、ローエングラム伯ラインハルトに対する元帥上授与式に参列している。(原作一巻)

 近衛兵の頂点に位置する地位であると推測される。ラグナロック戦役当時の銀河帝国では新無憂宮(ノイエ・サンスーシ)には近衛兵六個旅団が駐留しており(59話)、これを指揮していたと思われる。

 宇宙歴794年2月においてエリヤ・フィリップス少佐が「近衛兵総監は上級大将級の役職ではあるが、大将級の憲兵総監には実質的な実力では劣る」としている。(第23話)

 宇宙歴802年2月以前においては、門閥派であるオッペンハイマー元帥が在任していた。なお、同月のローエングラム大元帥のクーデターにおける門閥派の粛清に伴い、刑死した(93話)
 同年4月、リヒテンラーデ派であるオクセンハウゼン子爵が就任した。軍の人事権はローエングラム伯が掌握していたが、リヒテンラーデ公が詔勅による人事介入を行った結果である。(97話)同月末、政変により、帝国摂政リヒテンラーデ公が引退した。「近衛兵はラインハルト派の手に渡った」とのことなので、オクセンハウゼン子爵は近衛兵総監から退任している。(98話)恐らく後任となるラインハルト派のロイエンタール上級大将はこの時就任したと思われる。
 宇宙歴803年時点でロイエンタール上級大将が在任中である。(114話)なお、同年10月、不敬を理由に解任される。(116話)同月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)により、帝国軍副最高司令官キルヒアイス元帥が失脚する。ラインハルト派であるオーベルシュタイン上級大将が就任する。(117話)
最終更新:2024年04月05日 20:45