ユリアン・ミンツ(Julian Mintz、宇宙暦782年3月25日 - )は自由惑星同盟の軍人。原作主人公である。男性。

1 外見

 宇宙暦799年の時点で176cm。イゼルローン総軍一の美青年。さらさらの亜麻色の髪、繊細で儚げな美貌、柔らかい笑顔には、男性を恋愛対象とする者すべてを惹きつける魅力がある。

2 略歴

2-1 前世

 戦争孤児で、「軍人子女福祉戦時特例法(通称:トラバース法)」によりヤンの被保護者となる。ヤンの死後、イゼルローン革命政府軍司令官に就任。バーラト自治政府発足後は政治の世界から身を引き、ヤンの功績を後世へ伝えるべく著述家として活動した。「ヤン・ウェンリーの思想的後継者」とされる。

2-2 新版

 宇宙歴801年時点でヤン・ウェンリー宇宙軍大将の非公式なボディーガードとして知られている。復員支援軍司令部副官付で宇宙軍准尉。(76話)
 宇宙歴802年にイゼルローン総軍第一辺境総軍の合同演習の一環として陸戦隊と地上軍の合同格闘大会が行われると、イゼルローン総軍司令部チームのエースとして活躍し、優勝に貢献した。(101話)同年にヤン・ウェンリー宇宙軍元帥がハイネセンに召喚され、第一辺境総軍司令部メンバーがイゼルローン総軍司令部メンバーと顔を合わせた際には敵意を隠さなかった。スカーレット・ジャスパー宇宙軍大将と仲が悪い。(102話)同年の第九次イゼルローン要塞攻防戦時、要塞空戦隊の一員として活躍した。四日間でワルキューレ八機を単独撃墜、駆逐艦一隻を撃沈という名だたるエースにも劣らない戦果を挙げた。その後、褒めようとしたエリヤ・フィリップス上級大将を冷ややかに無視した。(111話)
 宇宙歴804年3月、叔父スティーヴン・ミンツが政党「新しい船出」から上院選に出馬し、当選する。このことにより、フィリップス提督がヤン提督から昇進という形で彼を引き離すべく陰謀を巡らせる(120話)
 同年7月、将校への昇進に備えて、惑星シャンプール第七幹部候補生養成所に入所した。なお、同惑星は第一辺境総軍の本拠地であり、司令官フィリップス提督がユリアンを人質に取った格好となった。(121話)

3 能力

 やる気も才能もある。自分で学ぶべき課題を見つけ、必要なものを余すことなく吸収し、血肉にすることができる。誰の下にいても伸びるタイプである。善人の下にいれば優秀な善人になるだろうし、悪人の下にいれば優秀な悪人になる。
最終更新:2025年03月20日 16:24