マグダレーナ・フォン・ヴェストパーレ(宇宙歴769年 - )は銀河帝国の貴族。原作登場人物である。

1 外見

 黒い髪と黒い瞳、象牙色の肌をした、歴然たる美女

2 略歴

2-1 前世

 後宮で孤立していたグリューネワルト伯爵夫人の数少ない友人。極めて行動力と才能と知性に恵まれ、旧体制下にあっても強靭な精神で女性の枠に囚われない開放的な女傑だった。
 友人であるヒルデガルド皇太后が執政した時代に活躍した。

2-2 新版

 宇宙歴799年時点でグリューネワルト伯爵夫人の親しい友人であることが広く知られており、ブラウンシュヴァイク派による中傷記事が書かれていた。(67話)同年の「神々の黄昏(ラグナロック)作戦」中、ジーク将軍と名乗って反同盟ゲリラを指揮した。
 宇宙歴801年のルドルフ原理主義革命の際にもパウル・フォン・オーベルシュタイン宇宙軍大将に協力して、オーディンを奪還している。(86話)
 宇宙歴802年には再び門閥派によってグリューネワルト伯爵夫人との同性愛疑惑を報じる中傷記事を書かれる。これを報じたフェザーンのゴシップ誌を名誉棄損で訴えた。この頃までに男装したヒルデガルド・フォン・マリーンドルフを秘書として連れ歩いていると思われる。一方で青年芸術家を愛人としているため、バイセクシャルではないかと疑われている。(92話)

3 能力

 誰もが知る銀河最高の女傑。七人の若手芸術家を愛人とする「歩く博物館」、ラグナロック戦役中に反同盟ゲリラを指揮した「ジーク将軍」、開明派が集まるサロンを主宰する「開明派の女王」など、様々な顔を持つ。キルヒアイス上級大将やオーベルシュタイン大将とともに、大元帥府三傑の一人に数えられる。

4 性格

 才気と闘争心を持ち、強靭な精神を持つ女傑。機智に富み弁舌にもすぐれた開放的な女性であり、男性に生まれていれば帝国貴族界における英才として名を成したと思われる。
最終更新:2018年10月06日 14:47