1.幼女な養子
2.買い物
3.保育園
4.携帯
5.風邪
6.ガキ大将
7.天才児
8.嫁になってやるよ
9.同僚(女)
10.欲望が暴走
11.お絵かき
12.散歩
13.年相応の知識
14.はじめてのおつかい
15.プロレスごっこ
16.A姉
17.子供らしく
18.強くてニューゲーム
19.お風呂
20.どっちが幸せ?
21.おやすみ、パパ
2.買い物
3.保育園
4.携帯
5.風邪
6.ガキ大将
7.天才児
8.嫁になってやるよ
9.同僚(女)
10.欲望が暴走
11.お絵かき
12.散歩
13.年相応の知識
14.はじめてのおつかい
15.プロレスごっこ
16.A姉
17.子供らしく
18.強くてニューゲーム
19.お風呂
20.どっちが幸せ?
21.おやすみ、パパ
男「はあ、今日も残業。 明日も残業……ホントサラリーマンは地獄だぜえ……」
幼女「おい」
男「ん?お嬢ちゃんどした?」
幼女「俺だよ俺!」
男「こ、こんな幼女がオレオレ詐欺を!? 日 本 終 わ っ た な」
幼女「だから俺だって! ほら、幼馴染の友だよ!」
男「……はあ?」
幼女「あーもう、事情は後で話すから! とりあえずお前んチ泊めてくれ!」
男「ちょっwwwww」
男「生まれ変わった、ねえ」
幼女「俺もびっくりだよ」
男「有り得るのか、こんな事」
幼女「あれだけ小中高校時代のおもひでやら、お互いの個人情報やら言ったろうが」
男「天才幼女って事もありえるじゃん」
幼女「ねーよwwwwwww」
男「ん?生まれ変わったって事は何?お前死んだの?」
幼女「就職してすぐ、通勤中に撥ねられた。 記憶がそっから無いから、多分それで死んだっぽい」
男「あちゃー、ご愁傷様」
幼女「ところでものは相談なんだが」
男「なんだよ」
幼女「俺、孤児なんだよね」
男「ご愁傷様」
幼女「それはもういいから。 今、施設から脱走中なわけさ」
男「なんで逃げた」
幼女「暇 だ っ た か ら」
男「ま さ に 外 道」
幼女「でな、頼みがあるわけよ」
男「頼みと申したか」
幼女「俺、お前の娘にしてくんね?」
男「あぁ!?」
幼女「俺もびっくりだよ」
男「有り得るのか、こんな事」
幼女「あれだけ小中高校時代のおもひでやら、お互いの個人情報やら言ったろうが」
男「天才幼女って事もありえるじゃん」
幼女「ねーよwwwwwww」
男「ん?生まれ変わったって事は何?お前死んだの?」
幼女「就職してすぐ、通勤中に撥ねられた。 記憶がそっから無いから、多分それで死んだっぽい」
男「あちゃー、ご愁傷様」
幼女「ところでものは相談なんだが」
男「なんだよ」
幼女「俺、孤児なんだよね」
男「ご愁傷様」
幼女「それはもういいから。 今、施設から脱走中なわけさ」
男「なんで逃げた」
幼女「暇 だ っ た か ら」
男「ま さ に 外 道」
幼女「でな、頼みがあるわけよ」
男「頼みと申したか」
幼女「俺、お前の娘にしてくんね?」
男「あぁ!?」
幼友「いやだってさー、普通の家庭だったら年相応の振る舞いしなきゃなんねーじゃん」
男「そりゃまあなあ」
幼友「他の人に話したって、電波系と勘違いされんのがオチだし」
男「当然だわな」
幼友「健全な社会人男子やってた俺が、いきなり幼女演じなきゃならないんだぞ?」
男「ストレス急上昇だな」
幼友「そこで、偶然街中で遭遇したお前だ。 お前の娘になりゃ、少なくとも家庭内では演技しなくて済む」
男「若くして子持ちになってしまう俺の都合は? 」
幼友「犬に噛まれたと思って……」
男「ざけんな」
幼友「ふざけてねーし」
男「十分ふざけてんだろーが! 何が悲しくてコブ付きになんなきゃなんねーんだよ!」
幼友「こっちだって好きで娘にしてくれなんて頼んでねえよ!」
男「そりゃまあなあ」
幼友「他の人に話したって、電波系と勘違いされんのがオチだし」
男「当然だわな」
幼友「健全な社会人男子やってた俺が、いきなり幼女演じなきゃならないんだぞ?」
男「ストレス急上昇だな」
幼友「そこで、偶然街中で遭遇したお前だ。 お前の娘になりゃ、少なくとも家庭内では演技しなくて済む」
男「若くして子持ちになってしまう俺の都合は? 」
幼友「犬に噛まれたと思って……」
男「ざけんな」
幼友「ふざけてねーし」
男「十分ふざけてんだろーが! 何が悲しくてコブ付きになんなきゃなんねーんだよ!」
幼友「こっちだって好きで娘にしてくれなんて頼んでねえよ!」
男「アホな事言ってないでさっさと帰れ幼女が!」
幼友「…………」
男「……友?」
幼友「うっ……ひぐっ……気がついたらガキになってて……前の家族とは連絡なんてとれねーし……、ひっく、お、お前しか頼れる奴居ないのに……」
男「わ、わかった、わかったから泣くな!破壊力高いから! 」
幼友「む……娘に……えぐっ……してくれる、か? 」
男「涙目で上目遣いを可及的速やかに辞めろ。その属性は無い俺でも死にそうだ」
幼友「……すん、すん」
男「…………あー、くそ、わかったよ、手続き方法とか調べて、なるべく早めに引き取りに行ってやるから」
幼友「うし、おっけー」
男「てめー泣き真似してやがったな」
幼友「…………」
男「……友?」
幼友「うっ……ひぐっ……気がついたらガキになってて……前の家族とは連絡なんてとれねーし……、ひっく、お、お前しか頼れる奴居ないのに……」
男「わ、わかった、わかったから泣くな!破壊力高いから! 」
幼友「む……娘に……えぐっ……してくれる、か? 」
男「涙目で上目遣いを可及的速やかに辞めろ。その属性は無い俺でも死にそうだ」
幼友「……すん、すん」
男「…………あー、くそ、わかったよ、手続き方法とか調べて、なるべく早めに引き取りに行ってやるから」
幼友「うし、おっけー」
男「てめー泣き真似してやがったな」
幼友「んじゃ俺帰るから、早めに迎えにきてくれなー」
男「…………やっぱ無しd」
幼友「おまわりさーん、ココに幼女を家に連れ込んで泣かせた挙句、一夜を共にした男が」
男「やめろおおおおおおおおおお」
幼友「で、今日からお前の娘なわけだが」
男「今日からコブ付きになってしまったわけだが」
幼友「童貞なのにな」
男「どどど童貞ちゃうわ!!!!111111」
幼友「……襲うなよ」
男「その属性はねえっつってんだろボケ」
男「…………やっぱ無しd」
幼友「おまわりさーん、ココに幼女を家に連れ込んで泣かせた挙句、一夜を共にした男が」
男「やめろおおおおおおおおおお」
幼友「で、今日からお前の娘なわけだが」
男「今日からコブ付きになってしまったわけだが」
幼友「童貞なのにな」
男「どどど童貞ちゃうわ!!!!111111」
幼友「……襲うなよ」
男「その属性はねえっつってんだろボケ」
幼友「暇な件」
男「買い物でも行くか?」
幼友「れっつごー」
男「この年で子供服売り場に来るなんてな」
幼友「俺だって予想外だっつの」
男「で、何買うんだ? 」
幼友「俺もわからん。 この年頃のガキはどんなの着てんだ?」
男「他の客が何買ってるか、見てみるか」
幼友「だな」
店員A「あの親子連れ、なんか変じゃないですか? 」
店員B「さっきから他のお客さんの事舐めるように見てるわね……」
男「買い物でも行くか?」
幼友「れっつごー」
男「この年で子供服売り場に来るなんてな」
幼友「俺だって予想外だっつの」
男「で、何買うんだ? 」
幼友「俺もわからん。 この年頃のガキはどんなの着てんだ?」
男「他の客が何買ってるか、見てみるか」
幼友「だな」
店員A「あの親子連れ、なんか変じゃないですか? 」
店員B「さっきから他のお客さんの事舐めるように見てるわね……」
男「おい」
幼友「何だ」
男「さっきから周囲の視線が痛い。 早く決めろ」
幼友「んな事言ったってさあ……何着れば良いんだか。 お、そうだ」
男「なんか良いの有ったか?」
幼友「そじゃなくて。 すいませーん」
店員A「いらっしゃいませ~。 どうしたのかな?」
幼友「お勧めの奴、適当に何セットか見繕って欲しいんですけど」
店員A「……え?」
男「あ、こ、こいつTVの真似してるんですよ。結構ませてて」
店員A「そ……そうなんですか。 賢そうなお嬢さんですね」
男「ええ、まあ……」
幼友「何だ」
男「さっきから周囲の視線が痛い。 早く決めろ」
幼友「んな事言ったってさあ……何着れば良いんだか。 お、そうだ」
男「なんか良いの有ったか?」
幼友「そじゃなくて。 すいませーん」
店員A「いらっしゃいませ~。 どうしたのかな?」
幼友「お勧めの奴、適当に何セットか見繕って欲しいんですけど」
店員A「……え?」
男「あ、こ、こいつTVの真似してるんですよ。結構ませてて」
店員A「そ……そうなんですか。 賢そうなお嬢さんですね」
男「ええ、まあ……」
店員A「こういうのはどうかしら」
幼友「あの、こういうのは……なんていうか」
店員A「良く似合ってるよ? お父さんにも見てもらったら?」
幼友「え~、でも」
男「終わったかー?」
店員A「開けるよ」
幼友「あ、ちょっと」
店員「どうです?スカート、とても良くお似合いかと」
幼友「ね、ねえパパ。こんなフリル付きとか似合わないよね?」
男「……ん、いや、いいんじゃないか」
幼友「え″」
幼友「あの、こういうのは……なんていうか」
店員A「良く似合ってるよ? お父さんにも見てもらったら?」
幼友「え~、でも」
男「終わったかー?」
店員A「開けるよ」
幼友「あ、ちょっと」
店員「どうです?スカート、とても良くお似合いかと」
幼友「ね、ねえパパ。こんなフリル付きとか似合わないよね?」
男「……ん、いや、いいんじゃないか」
幼友「え″」
男「ちょっと揃えただけでン万円かよ。 子供服って高けえな」
幼友「……」
男「なにむくれてんだ」
幼友「なぁにが『いいんじゃないか』だバカ野郎!! あんなフリフリスカート履いて保育園行く俺の身になってみろ!!」
男「いいだろ、見た目相応で」
幼友「ぐう……」
男「あの、後男物の服だって買ってやったわけだし」
幼友「くそ、覚えてろよ」
男「ほんと似合ってたぞw」
幼友「うるさいっ///!」
幼友「……」
男「なにむくれてんだ」
幼友「なぁにが『いいんじゃないか』だバカ野郎!! あんなフリフリスカート履いて保育園行く俺の身になってみろ!!」
男「いいだろ、見た目相応で」
幼友「ぐう……」
男「あの、後男物の服だって買ってやったわけだし」
幼友「くそ、覚えてろよ」
男「ほんと似合ってたぞw」
幼友「うるさいっ///!」
保母「友ちゃーん、お父さん迎えに来ましたよー」
男「すいませんね、遅くなっちゃって。 残業が有ったもので」」
保母「お仕事ご苦労様です」
男「そちらこそ、友の世話で大変だったでしょう」
保母「いえいえ、手の掛からない良い子ですから、凄く楽ですよ」
男「良い子?」
保母「ええ、すごく『大人びてる』感じで。 お父さんの教育の賜物ですね」
男「ビクッ」
保母「……どうかしましたか?」
男「いえいえ何も!!!111」
保母「す、凄い汗ですよ」
男「すいませんね、遅くなっちゃって。 残業が有ったもので」」
保母「お仕事ご苦労様です」
男「そちらこそ、友の世話で大変だったでしょう」
保母「いえいえ、手の掛からない良い子ですから、凄く楽ですよ」
男「良い子?」
保母「ええ、すごく『大人びてる』感じで。 お父さんの教育の賜物ですね」
男「ビクッ」
保母「……どうかしましたか?」
男「いえいえ何も!!!111」
保母「す、凄い汗ですよ」
幼友「あっ、パパだー♪」
男「む、迎えに来たぞ」
幼友「もう、パパ遅いよお!」
男「ご……ごめんな」
保母「あらあら、凄いはしゃぎっぷりですねえ」
幼友「ねえねえパパッ、早く帰ろう?」
男「ああ……、ありがとうございました」
幼友「せんせー、また明日ー」
保母「はい、また明日ね」
男「む、迎えに来たぞ」
幼友「もう、パパ遅いよお!」
男「ご……ごめんな」
保母「あらあら、凄いはしゃぎっぷりですねえ」
幼友「ねえねえパパッ、早く帰ろう?」
男「ああ……、ありがとうございました」
幼友「せんせー、また明日ー」
保母「はい、また明日ね」
幼友「あー保育園つまんね」
男「つーかお前『あ、パパだ~』って、猫被りすぎだろw」
幼友「あ? 『おせーんだよ親父』の方が良かったか?」
男「そんなやさぐれたガキもどうかと……」
幼友「美人だったろ」
男「誰が」
幼友「保母さんだよ」
男「まあ、な」
幼友「今、彼氏居ないってさ」
男「おま、どっから聞いたn」
幼友「顔真っ赤!うひゃひゃひゃひゃwww」
男「つーかお前『あ、パパだ~』って、猫被りすぎだろw」
幼友「あ? 『おせーんだよ親父』の方が良かったか?」
男「そんなやさぐれたガキもどうかと……」
幼友「美人だったろ」
男「誰が」
幼友「保母さんだよ」
男「まあ、な」
幼友「今、彼氏居ないってさ」
男「おま、どっから聞いたn」
幼友「顔真っ赤!うひゃひゃひゃひゃwww」
幼友「パパ、あれ買って」
男「携帯?」
幼友「うん」
男「誰とメールすんだよ。 園児で携帯持ってる奴なんて居るのか?」
幼友「あ……そっか……」
男「携帯?」
幼友「うん」
男「誰とメールすんだよ。 園児で携帯持ってる奴なんて居るのか?」
幼友「あ……そっか……」
幼友「風邪引いたー」
男「熱は?」
幼友「ちょっとある」
男「病院行くか?」
幼友「だいじょぶだろ。 気にしないで仕事行ってこい」
男「……本当に大丈夫かぁ?」
幼友「平気平気」
男「なんかあったら携帯に連絡しろよ」
幼友「把握した~」
男「熱は?」
幼友「ちょっとある」
男「病院行くか?」
幼友「だいじょぶだろ。 気にしないで仕事行ってこい」
男「……本当に大丈夫かぁ?」
幼友「平気平気」
男「なんかあったら携帯に連絡しろよ」
幼友「把握した~」
幼友「はあ……はあ……」
幼友「やっべ……洒落になんねえ……」
幼友「電話すっかな?……いや、仕事中断させんのもわりいしな……薬飲んで我慢しねーと……」
幼友「うう……寒気が……」
幼友「誰か……助け……」
男「おーい、帰ったぞー」
幼友「……うう…………お……おせえよ馬鹿……」
男「っ!?」
小児科医「あと少し遅れていたら、危なかった所ですよ」
男「……」
小児科医「子供は些細な風邪でも危険な状態になる事が多々有るんです。 親御さんがしっかり管理してあげないと……」
男「……すいません」
幼友「やっべ……洒落になんねえ……」
幼友「電話すっかな?……いや、仕事中断させんのもわりいしな……薬飲んで我慢しねーと……」
幼友「うう……寒気が……」
幼友「誰か……助け……」
男「おーい、帰ったぞー」
幼友「……うう…………お……おせえよ馬鹿……」
男「っ!?」
小児科医「あと少し遅れていたら、危なかった所ですよ」
男「……」
小児科医「子供は些細な風邪でも危険な状態になる事が多々有るんです。 親御さんがしっかり管理してあげないと……」
男「……すいません」
幼友「……おいっす」
男「だから電話しろっつったろ」
幼友「途中で仕事切り上げさせんのも、悪いと思ったからさー」
男「……馬鹿野郎っ!」
幼友「いって! 病人に拳骨とかありえねー!」
男「お前はまだ子供なんだから、変に気回さなくていいんだよ」
幼友「……はーい」
男「よし、良い子だ」
幼友「頭撫でんな死ね」
男「だから電話しろっつったろ」
幼友「途中で仕事切り上げさせんのも、悪いと思ったからさー」
男「……馬鹿野郎っ!」
幼友「いって! 病人に拳骨とかありえねー!」
男「お前はまだ子供なんだから、変に気回さなくていいんだよ」
幼友「……はーい」
男「よし、良い子だ」
幼友「頭撫でんな死ね」
園児A「びええええええん!!」
幼友「Aちゃん、どうしたの?」
園児A「ひっく、B君がね、ひっく、私に意地悪するの」
幼友「ふうん」
園児A「やめてっていつも言ってるのにね、ひっく、聞いてくれないの」
幼友「……はあ」
園児B「おーれはBさーん♪がーき大将♪」
幼友「あれがB君ねえ。まーた馬鹿そうな面したガキだなあ」
園児B「あー?なあに見てんだお前!泣かすぞ!」
幼友「そんな怖いこと言わないでよお」
園児B「泣かして欲しくなかったら、俺様の子分になれ!」
幼友「うん、いいよ」
園児B「え?」
幼友「子分になったげる」
園児「へ、変な奴だな。 まあいいか」
幼友「その代わりにね」
園児「何だよ」
幼友「B君に内緒のお話が有るから、ちょっとあそこの陰で話そう?」
園児「おう」
幼友「Aちゃん、どうしたの?」
園児A「ひっく、B君がね、ひっく、私に意地悪するの」
幼友「ふうん」
園児A「やめてっていつも言ってるのにね、ひっく、聞いてくれないの」
幼友「……はあ」
園児B「おーれはBさーん♪がーき大将♪」
幼友「あれがB君ねえ。まーた馬鹿そうな面したガキだなあ」
園児B「あー?なあに見てんだお前!泣かすぞ!」
幼友「そんな怖いこと言わないでよお」
園児B「泣かして欲しくなかったら、俺様の子分になれ!」
幼友「うん、いいよ」
園児B「え?」
幼友「子分になったげる」
園児「へ、変な奴だな。 まあいいか」
幼友「その代わりにね」
園児「何だよ」
幼友「B君に内緒のお話が有るから、ちょっとあそこの陰で話そう?」
園児「おう」
園児B「で、内緒の話って……」
幼友「お い コ ラ」
園児B「ひっ!?」
幼友「ガキが調子乗ってんじゃねえぞ?ああ?誰が誰の子分になるって?」
園児B「な、なんだよお前ぇ」
幼友「いいから聞け。 A泣かしたのお前か?」
園児「だったら何だよ!女の癖に生意気だぞ!
幼友「ほお?いい度胸してんな」
SLASH!!
幼友「今度やったら埋めんぞ?糞餓鬼」
園児「ご……ごめんなさい……ひっく……うぐ……うえっ……」
幼友「Aちゃーん」
園児A「友ちゃん、どうしたの?傷だらけだよ?」
幼友「あ、これ? 転んじゃったの」
園児A「せんせーに診てもらわないと……」
幼友「ああ良いって良いって!それよりさ、B君が話有るから来てって言ってたよ?」
園児「び、B君が?」
幼友「Aちゃんに謝りたいんだって。 どうしたんだろうね?」
幼友「人助けって気持ちいいな」
男「なんだ唐突に」
幼友「お い コ ラ」
園児B「ひっ!?」
幼友「ガキが調子乗ってんじゃねえぞ?ああ?誰が誰の子分になるって?」
園児B「な、なんだよお前ぇ」
幼友「いいから聞け。 A泣かしたのお前か?」
園児「だったら何だよ!女の癖に生意気だぞ!
幼友「ほお?いい度胸してんな」
SLASH!!
幼友「今度やったら埋めんぞ?糞餓鬼」
園児「ご……ごめんなさい……ひっく……うぐ……うえっ……」
幼友「Aちゃーん」
園児A「友ちゃん、どうしたの?傷だらけだよ?」
幼友「あ、これ? 転んじゃったの」
園児A「せんせーに診てもらわないと……」
幼友「ああ良いって良いって!それよりさ、B君が話有るから来てって言ってたよ?」
園児「び、B君が?」
幼友「Aちゃんに謝りたいんだって。 どうしたんだろうね?」
幼友「人助けって気持ちいいな」
男「なんだ唐突に」
男「友ー、帰るぞー」
保母「友ちゃん、パパが来たよー」
男「……来ませんね」
保母「忘れ物か何かしたのかな?」
男「あ、あの」
保母「はい?」
男「あの、その……あいつ、良い子にしてますか?」
保母「ええ、それはもう。 良い子どころか、天才児かもしれませんねえ」
男「天才? 」
保母「何をやらせても他の子達とは次元が違うって言うか……まるで中身が大人みたいな」
男「ビクッ!!11」
保母「……?」
保母「友ちゃん、パパが来たよー」
男「……来ませんね」
保母「忘れ物か何かしたのかな?」
男「あ、あの」
保母「はい?」
男「あの、その……あいつ、良い子にしてますか?」
保母「ええ、それはもう。 良い子どころか、天才児かもしれませんねえ」
男「天才? 」
保母「何をやらせても他の子達とは次元が違うって言うか……まるで中身が大人みたいな」
男「ビクッ!!11」
保母「……?」
幼友「なあ」
男「なんだよ」
幼友「どうだった? 飯食いに誘ったんだろ?」
男「緊張して……言えなかった」
幼友「ああ!? せっかく人が遅ーく出て行ったのに、何やってんのお前」
男「うっせ」
幼友「だから童貞なんだよ」
男「童貞じゃねっつの。 それよりお前、天才児扱いらしいな」
幼友「うっそマジで? 結構目立たないように過ごしてるつもりなんだけどなあ」
男「大人にとっちゃ当然でも、ガキの尺度じゃ神なんだろ」
幼友「職員室の新聞読んだりしてんのが拙かったか?」
男「んな事してっからだ1!」
男「なんだよ」
幼友「どうだった? 飯食いに誘ったんだろ?」
男「緊張して……言えなかった」
幼友「ああ!? せっかく人が遅ーく出て行ったのに、何やってんのお前」
男「うっせ」
幼友「だから童貞なんだよ」
男「童貞じゃねっつの。 それよりお前、天才児扱いらしいな」
幼友「うっそマジで? 結構目立たないように過ごしてるつもりなんだけどなあ」
男「大人にとっちゃ当然でも、ガキの尺度じゃ神なんだろ」
幼友「職員室の新聞読んだりしてんのが拙かったか?」
男「んな事してっからだ1!」
幼友「ただいまー」
男「遅かったな」
幼友「ああ、ちょっと友達と遊んでた」
男「気をつけろよ、最近この辺で痴漢出るっていうし」
幼友「はいはい気をつけます気をつけます、あんま子煩悩だと女も逃がしちまうぞー。あの保母さんみたいによ」
男「それを言うな……」
幼友「結局、あのあと進展無いままか」
男「あれ以来出会いも無し、だしな」
幼女「お気の毒……ま、俺が高校出てもお前が独身だったら、責任取って嫁になってやるよ」
男「mjd?」
幼友「きんもー。 本気にしてんじゃねえ」
男「本気じゃないから安心しろ、俺そもそも年下好きじゃないから」
幼友「そっか。 ふーん……」
男「なにテンション落してんだ」
幼友「ば、バッカじゃねえの///」
男「遅かったな」
幼友「ああ、ちょっと友達と遊んでた」
男「気をつけろよ、最近この辺で痴漢出るっていうし」
幼友「はいはい気をつけます気をつけます、あんま子煩悩だと女も逃がしちまうぞー。あの保母さんみたいによ」
男「それを言うな……」
幼友「結局、あのあと進展無いままか」
男「あれ以来出会いも無し、だしな」
幼女「お気の毒……ま、俺が高校出てもお前が独身だったら、責任取って嫁になってやるよ」
男「mjd?」
幼友「きんもー。 本気にしてんじゃねえ」
男「本気じゃないから安心しろ、俺そもそも年下好きじゃないから」
幼友「そっか。 ふーん……」
男「なにテンション落してんだ」
幼友「ば、バッカじゃねえの///」
男「帰ったぞー」
幼友「おかえりー……って」
同僚(女)「わー!可愛い!ほんとに子供居るんだ!」
男「あ、うん。 とりあえず上がって」
同僚(女)「おじゃましまーす」
幼友「はじめまして、友です!」
同僚(女)「はい、はじめまして。 ●●って言います。よろしくね友ちゃん」
幼友「で、どしたんだあのコ」
男「会社の同僚。 なんか子供好きらしくてさ、遊びに来たいって言うから……」
同僚(女)「友ちゃーん、おいでー」
幼友「はーい」
男「上手く対応してくれるといいんだが……」
幼友「おかえりー……って」
同僚(女)「わー!可愛い!ほんとに子供居るんだ!」
男「あ、うん。 とりあえず上がって」
同僚(女)「おじゃましまーす」
幼友「はじめまして、友です!」
同僚(女)「はい、はじめまして。 ●●って言います。よろしくね友ちゃん」
幼友「で、どしたんだあのコ」
男「会社の同僚。 なんか子供好きらしくてさ、遊びに来たいって言うから……」
同僚(女)「友ちゃーん、おいでー」
幼友「はーい」
男「上手く対応してくれるといいんだが……」
同僚(女)「ねえ、友ちゃんは普段、どんな事して遊んでるの?」
幼友「え、うーん、サッカーとかドッヂボール、かな」
同僚(女)「ふうん、男の子みたいな遊びしてるんだねえ」
幼友「そうかなあ?(そりゃ元男だからな)」
同僚(女)「ままごととかお絵かきはしないの?」
幼友「あんまり好きじゃないの。あ、パパの持ってる知恵の輪とか、たまにやるよ」
同僚(女)「ち、知恵の輪?」
幼友「あとはパソコンとか?」
同僚(女)「おっ、お利口さんなのね……」
幼友「えへへ、そうかな?(やっべ、子供っぽく振舞わないと)」
同僚(女)「TVはどんな物見てるのかな?」
幼友「PRIDEとか好きだよ!」
同僚(女)「へー……」
幼友「……(やっちまったー!!!!1111)」
幼友「え、うーん、サッカーとかドッヂボール、かな」
同僚(女)「ふうん、男の子みたいな遊びしてるんだねえ」
幼友「そうかなあ?(そりゃ元男だからな)」
同僚(女)「ままごととかお絵かきはしないの?」
幼友「あんまり好きじゃないの。あ、パパの持ってる知恵の輪とか、たまにやるよ」
同僚(女)「ち、知恵の輪?」
幼友「あとはパソコンとか?」
同僚(女)「おっ、お利口さんなのね……」
幼友「えへへ、そうかな?(やっべ、子供っぽく振舞わないと)」
同僚(女)「TVはどんな物見てるのかな?」
幼友「PRIDEとか好きだよ!」
同僚(女)「へー……」
幼友「……(やっちまったー!!!!1111)」
男「コーヒー入れたけど、飲む?」
同僚(女)「ありがと。 砂糖とミルク多めでお願いできる?」
幼友「飲む!ブラックで!」
同僚(女)「え?」
男「……お、大人ぶりたいんだよ、多分」
同僚(女)「ちょっと個性的で、可愛い子だね」
男「ちょっとね……」
同僚(女)「いつも友ちゃんがお留守番してるの?」
男「いや、普段は保育園に預けてるんだけど、今日は休みだったから」
同僚(女)「ご飯とかは?男君が作ってるの?」
男「うん」
同僚(女)「そっか……」
幼友「それじゃパパ、先にご飯食べてるね」
男「ああ」
同僚(女)「あ、良いよ友ちゃん。 私そろそろ帰るから」
幼友「そうなの?バイバーイ」
男「(……ちょっ!?)」
同僚(女)「ありがと。 砂糖とミルク多めでお願いできる?」
幼友「飲む!ブラックで!」
同僚(女)「え?」
男「……お、大人ぶりたいんだよ、多分」
同僚(女)「ちょっと個性的で、可愛い子だね」
男「ちょっとね……」
同僚(女)「いつも友ちゃんがお留守番してるの?」
男「いや、普段は保育園に預けてるんだけど、今日は休みだったから」
同僚(女)「ご飯とかは?男君が作ってるの?」
男「うん」
同僚(女)「そっか……」
幼友「それじゃパパ、先にご飯食べてるね」
男「ああ」
同僚(女)「あ、良いよ友ちゃん。 私そろそろ帰るから」
幼友「そうなの?バイバーイ」
男「(……ちょっ!?)」
同僚(女)「それじゃ、男君、また明日会社でね」
男「う、うん。それじゃ」
同僚(女)「あ、ねえねえ」
男「ん?忘れ物?」
同僚(女)「ううん、また、遊びに来てもいいかな?」
男「勿論!!111」
幼友「おねーちゃん待ってー」
同僚(女)「友ちゃん、どうしたの?」
幼友「パパに内緒のお話だから、耳、貸して」
同僚(女)「ん、いいよ」
幼友「(あのね、パパお料理下手でね、おいしくないの。 おねーちゃん、お料理出来る?)」
同僚(女)「(出来るよ?)」
幼友「(じゃあ、今度おうちに遊びに来たときにね、教えて欲しいなあって)」
同僚(女)「(……うん!お姉ちゃんが作って、教えてあげる!)」
幼友「(やったあ!おねーちゃん大好き!)」
同僚(女)「それじゃあ、男くん、友ちゃん、またね!」
男「それじゃ」
幼友「またね~!」
男「お前はなに話してたんだ?」
幼友「後で教えてやるよw」
男「う、うん。それじゃ」
同僚(女)「あ、ねえねえ」
男「ん?忘れ物?」
同僚(女)「ううん、また、遊びに来てもいいかな?」
男「勿論!!111」
幼友「おねーちゃん待ってー」
同僚(女)「友ちゃん、どうしたの?」
幼友「パパに内緒のお話だから、耳、貸して」
同僚(女)「ん、いいよ」
幼友「(あのね、パパお料理下手でね、おいしくないの。 おねーちゃん、お料理出来る?)」
同僚(女)「(出来るよ?)」
幼友「(じゃあ、今度おうちに遊びに来たときにね、教えて欲しいなあって)」
同僚(女)「(……うん!お姉ちゃんが作って、教えてあげる!)」
幼友「(やったあ!おねーちゃん大好き!)」
同僚(女)「それじゃあ、男くん、友ちゃん、またね!」
男「それじゃ」
幼友「またね~!」
男「お前はなに話してたんだ?」
幼友「後で教えてやるよw」
男「なるほど、そういうことか」
幼友「感謝しろよ。 あのコが当分の間は飯作ってくれんだから」
男「だんだん小悪魔じみてきたな、お前」
幼友「俺のような参謀が居ないと、お前は一生童貞だろうからな」
男「だから何故童貞だと」
幼友「なんとなく?」
男「にしても、お前さあ」
幼友「んだよ」
男「なんでいきなり『バイバーイ』なわけ?」
幼友「あのまま居ても気まずい空気になりそうだったからな」
男「そうかあ? 俺はそんな気しなかったけどな」
幼友「空気読めない奴だな。 俺がそう感じたんならそうなんだよ」
幼友「(男にはああ言ったけど……なんで俺、あの時バイバイとか言っちゃったんだろ?うーん……わからん)」
幼友「感謝しろよ。 あのコが当分の間は飯作ってくれんだから」
男「だんだん小悪魔じみてきたな、お前」
幼友「俺のような参謀が居ないと、お前は一生童貞だろうからな」
男「だから何故童貞だと」
幼友「なんとなく?」
男「にしても、お前さあ」
幼友「んだよ」
男「なんでいきなり『バイバーイ』なわけ?」
幼友「あのまま居ても気まずい空気になりそうだったからな」
男「そうかあ? 俺はそんな気しなかったけどな」
幼友「空気読めない奴だな。 俺がそう感じたんならそうなんだよ」
幼友「(男にはああ言ったけど……なんで俺、あの時バイバイとか言っちゃったんだろ?うーん……わからん)」
同僚(女)「友ちゃんって男の子っぽい服好きだよね?」
幼女「へっ?! あ、で、でも可愛い服も好きだよ♪」
同僚(女)「本当? じゃ、お姉ちゃんが見繕ってあげるっ!」
幼女「(なんで持ってんだよ? ……当然の来訪の理由はこれかっ!!)」
同僚(女)「じゃ、まずはー……このワンピなんてどう?」
幼女「(あ、普通じゃん)わぁ、可愛い♪ 着てみてもいいの?」
同僚(女)「勿論!」
同僚(女)「友ちゃんっ! 次っ! 次はコレ着てみてっ」
幼女「わ、わーい。可愛い服だなぁ……(なんだよ、これ……フリルだらけじゃねぇか。どっから頭突っ込むんだ?)」
同僚(女)「可愛い~♪ それじゃ次はぁ……」
幼女「お、お姉ちゃん……なんで家の中なのに水着着なきゃいけないの?(滝汗」
同僚(女)「やっぱ紺より白よねぇ! えっと、次はぁ……」
幼女「ね、ネコさんだぁ! 友、ネコだいすき~(ぜーぜー……」
同僚(女)「それでねそれでねっ! 次はこれなのっ!!」
幼女「……め、メイドさん?」
同僚(女)「よく知ってるわねぇ~♪ さ、着替えて着替えて! ネコミミは外さなくていいからね」
男「ただい……」
幼女「……何かいえよ(ぶす」
男「ネコミミとメイドエプロンに白スク水か……もはや何を目指していたのかわからんな」
同僚(女)「よ、欲望が暴走しちゃいまして……」
幼女「へっ?! あ、で、でも可愛い服も好きだよ♪」
同僚(女)「本当? じゃ、お姉ちゃんが見繕ってあげるっ!」
幼女「(なんで持ってんだよ? ……当然の来訪の理由はこれかっ!!)」
同僚(女)「じゃ、まずはー……このワンピなんてどう?」
幼女「(あ、普通じゃん)わぁ、可愛い♪ 着てみてもいいの?」
同僚(女)「勿論!」
同僚(女)「友ちゃんっ! 次っ! 次はコレ着てみてっ」
幼女「わ、わーい。可愛い服だなぁ……(なんだよ、これ……フリルだらけじゃねぇか。どっから頭突っ込むんだ?)」
同僚(女)「可愛い~♪ それじゃ次はぁ……」
幼女「お、お姉ちゃん……なんで家の中なのに水着着なきゃいけないの?(滝汗」
同僚(女)「やっぱ紺より白よねぇ! えっと、次はぁ……」
幼女「ね、ネコさんだぁ! 友、ネコだいすき~(ぜーぜー……」
同僚(女)「それでねそれでねっ! 次はこれなのっ!!」
幼女「……め、メイドさん?」
同僚(女)「よく知ってるわねぇ~♪ さ、着替えて着替えて! ネコミミは外さなくていいからね」
男「ただい……」
幼女「……何かいえよ(ぶす」
男「ネコミミとメイドエプロンに白スク水か……もはや何を目指していたのかわからんな」
同僚(女)「よ、欲望が暴走しちゃいまして……」
保母「はーい、今日はお外でお絵かきをしてみましょう」
園児C「……難しいよ」
園児D「こらアリ! 動くな! 」
園児A「友ちゃん、何描いてるの? 」
幼友「紫陽花だよ」
園児A「わあ……すごい上手だね」
幼友「ううん、タッチがイマイチなの」
園児A「たっち?何それ?」
幼友「あ、それは……その……」
園児B「おい」
園児A「び、B君だ」
幼友「なーに?」
園児B「お前、青と紫ばっか使ってるから、無くなりそうだろ。俺使わないから、や、やるよ」
幼友「……ほんとだ。ありがとう、B君」
園児B「Bでいいよ、じゃーな」
園児A「B君、友ちゃんには優しいんだよね。 なんでなんだろう」
幼友「(ガキにもててもなあ……)」
園児C「……難しいよ」
園児D「こらアリ! 動くな! 」
園児A「友ちゃん、何描いてるの? 」
幼友「紫陽花だよ」
園児A「わあ……すごい上手だね」
幼友「ううん、タッチがイマイチなの」
園児A「たっち?何それ?」
幼友「あ、それは……その……」
園児B「おい」
園児A「び、B君だ」
幼友「なーに?」
園児B「お前、青と紫ばっか使ってるから、無くなりそうだろ。俺使わないから、や、やるよ」
幼友「……ほんとだ。ありがとう、B君」
園児B「Bでいいよ、じゃーな」
園児A「B君、友ちゃんには優しいんだよね。 なんでなんだろう」
幼友「(ガキにもててもなあ……)」
幼友「散歩行ってくるわ」
男「付いてかなくて大丈夫か? 」
幼友「付いてきたいのか?」
男「いや、それはないわ」
幼友「いってきまーす」
男「いってらー、暗くなる前に帰って来いよー」
幼友「おい」
男「どした」
幼友「保護者なんだから付いてくるだろ、常識的に考えて……」
男「はいはい」
男「付いてかなくて大丈夫か? 」
幼友「付いてきたいのか?」
男「いや、それはないわ」
幼友「いってきまーす」
男「いってらー、暗くなる前に帰って来いよー」
幼友「おい」
男「どした」
幼友「保護者なんだから付いてくるだろ、常識的に考えて……」
男「はいはい」
男「しっかしなあ、寺とか回って何が楽しいんだ?」
幼友「一度死んだ身としてはな、そういう物への興味っつーのが有るんだよ」
男「へー」
幼友「次はここだ」
男「森林公園? お前、なんつーかジジ臭いな」
幼友「ほっとけ」
男「悪い、ちょっとトイレ行ってくるわ」
幼友「おう」
男「動くなよ。迷子になったら危ないからな」
幼友「なんねーよ馬鹿」
変質者「ょ ぅ じ ょ ハ ア ハ ア」
幼友「なんだ?悪寒が……また風邪引いたかな」
幼友「一度死んだ身としてはな、そういう物への興味っつーのが有るんだよ」
男「へー」
幼友「次はここだ」
男「森林公園? お前、なんつーかジジ臭いな」
幼友「ほっとけ」
男「悪い、ちょっとトイレ行ってくるわ」
幼友「おう」
男「動くなよ。迷子になったら危ないからな」
幼友「なんねーよ馬鹿」
変質者「ょ ぅ じ ょ ハ ア ハ ア」
幼友「なんだ?悪寒が……また風邪引いたかな」
変質者「ちょっと、そこのお嬢ちゃん」
幼友「はい?私ですか?」
変質者「そうそう。 君のお父さんから伝言なんだけどね」
幼友「パパから?」
変質者「急用が出来たから、先に帰っててくれって言ってたよ?」
幼友「パパはトイレに行っただけですよ(見え透いた嘘ついてんじゃねーよ)」
変質者「それがだね、なんでも大事な用事が出来たそうで、おじさんが君を送っていくように頼まれたんだよ」
幼友「パパは私を置いていったりなんてしないもん! (言い繕うの下手な奴w必死だなw)」
変質者「まあまあ、おじさんと一緒に来ればわかるから」
幼友「えっ、ちょっ(な、なんかヤバくねーか?)」
変質者「いいからおじさんと来なさい!ほら!」
幼友「やっ、やだ、やめろってコラ!!」
変質者「暴れんじゃねえ、このガキ!じっとしてりゃすぐ済むんだよ!!」
幼友「やめ、やだってば!」
変質者「黙ってろ!」
幼友「むぐ!? んー!!(男、早く来てくれよお……)」
幼友「はい?私ですか?」
変質者「そうそう。 君のお父さんから伝言なんだけどね」
幼友「パパから?」
変質者「急用が出来たから、先に帰っててくれって言ってたよ?」
幼友「パパはトイレに行っただけですよ(見え透いた嘘ついてんじゃねーよ)」
変質者「それがだね、なんでも大事な用事が出来たそうで、おじさんが君を送っていくように頼まれたんだよ」
幼友「パパは私を置いていったりなんてしないもん! (言い繕うの下手な奴w必死だなw)」
変質者「まあまあ、おじさんと一緒に来ればわかるから」
幼友「えっ、ちょっ(な、なんかヤバくねーか?)」
変質者「いいからおじさんと来なさい!ほら!」
幼友「やっ、やだ、やめろってコラ!!」
変質者「暴れんじゃねえ、このガキ!じっとしてりゃすぐ済むんだよ!!」
幼友「やめ、やだってば!」
変質者「黙ってろ!」
幼友「むぐ!? んー!!(男、早く来てくれよお……)」
変質者「ふひひひひひ!! ょ ぅ じ ょ 祭りじゃあ!!ひゃあもう我慢できn」
男「お い な に や っ て ん だ ? 」
変質者「はひいっ!!」
男「ウチの!」
変質者「へぶっ!!」
男「娘に!」
変質者「あべしっ!!」
男「何をしてんだ!」
変質者「ひでぶっ!!」
男「この糞野郎がぁぁぁーーーー!!!」
変質者「うわらばっ!!」
男「友っ!」
友「お、男ぉ……」
男「大丈夫か!?あいつに何かされてないか!?」
友「腹パンされただけだけど……お前、もっと早く来てくれよ!!」
男「俺が悪かったな、ごめんな」
友「もう少しで……されるとこだったんだぞ!!」
男「ごめん、ほんとごめんな」
友「ちくしょ……怖かったんだぞ馬鹿野郎ぉ……ひぐっ、う、うわぁぁぁぁぁぁん!」
男「よしよし……」
男「お い な に や っ て ん だ ? 」
変質者「はひいっ!!」
男「ウチの!」
変質者「へぶっ!!」
男「娘に!」
変質者「あべしっ!!」
男「何をしてんだ!」
変質者「ひでぶっ!!」
男「この糞野郎がぁぁぁーーーー!!!」
変質者「うわらばっ!!」
男「友っ!」
友「お、男ぉ……」
男「大丈夫か!?あいつに何かされてないか!?」
友「腹パンされただけだけど……お前、もっと早く来てくれよ!!」
男「俺が悪かったな、ごめんな」
友「もう少しで……されるとこだったんだぞ!!」
男「ごめん、ほんとごめんな」
友「ちくしょ……怖かったんだぞ馬鹿野郎ぉ……ひぐっ、う、うわぁぁぁぁぁぁん!」
男「よしよし……」
幼友「ああ……びびった……」
男「あの糞ボケ、常習犯だってよ」
幼友「うわ、マジかよ。 あー思い出したら寒気してきた」
男「まだ、震え止まんないのか」
幼友「ああ。 つーかお前が体験してみろ。 マジガクブルもんだぞ」
ギュッ
幼友「あ……?」
男「中身は友でも、お前まだガキなんだもんな? 父親失格だな……くそっ」
幼友「いや、気にすんなって。 俺も気をつけるからさ」
男「……マジでごめん……」
幼友「ん……」
幼友「ちょっ、そろそろ苦しいんだけど」
男「あ、わ、悪い」
幼友「白昼堂々、幼女に抱擁かましてると、お前が逮捕されかねないぞw」
男「だ、だよな」
幼友「帰るか」
男「そだな」
幼友「手」
男「ん?」
幼友「だから、手だよ。まだ手足の震え止まらないから、繋いでてくれ」
男「……ああ」
男「(……あれ?別に震えてなくないか?……まいっか)」
男「あの糞ボケ、常習犯だってよ」
幼友「うわ、マジかよ。 あー思い出したら寒気してきた」
男「まだ、震え止まんないのか」
幼友「ああ。 つーかお前が体験してみろ。 マジガクブルもんだぞ」
ギュッ
幼友「あ……?」
男「中身は友でも、お前まだガキなんだもんな? 父親失格だな……くそっ」
幼友「いや、気にすんなって。 俺も気をつけるからさ」
男「……マジでごめん……」
幼友「ん……」
幼友「ちょっ、そろそろ苦しいんだけど」
男「あ、わ、悪い」
幼友「白昼堂々、幼女に抱擁かましてると、お前が逮捕されかねないぞw」
男「だ、だよな」
幼友「帰るか」
男「そだな」
幼友「手」
男「ん?」
幼友「だから、手だよ。まだ手足の震え止まらないから、繋いでてくれ」
男「……ああ」
男「(……あれ?別に震えてなくないか?……まいっか)」
幼女「やっぱり年相応の知識って必要だよなあ・・・」
男「例えば?」
幼女「アニメとか全然わかんなくて困ることが多々あるんだよ」
男「そういやそうだな・・・プリキュアとか見ればいいんじゃね?」
幼女「そうだな・・・一応見ておくか・・・・面倒くさいが」
数週間後
幼女、男「ふたりは、プリキュアーーーーー!!!!11ひやっほぉいwwwww!!!」
男「例えば?」
幼女「アニメとか全然わかんなくて困ることが多々あるんだよ」
男「そういやそうだな・・・プリキュアとか見ればいいんじゃね?」
幼女「そうだな・・・一応見ておくか・・・・面倒くさいが」
数週間後
幼女、男「ふたりは、プリキュアーーーーー!!!!11ひやっほぉいwwwww!!!」
男「ほい、おみやげ」
幼女「おー、なんだなんだ? って、なんだよコレっ!」
男「なんかの魔法少女の変身セット」
幼女「お前なぁ……確かに俺は幼女だが……」
男「いいから着てみろって」
幼女「んー……(ごそごそ) こっちみんなよっ!」
男「? 何照れてんだよ」
幼女「一人でプリキュアーーーー!」
男「ノリノリじゃねーか」
幼女「おー、なんだなんだ? って、なんだよコレっ!」
男「なんかの魔法少女の変身セット」
幼女「お前なぁ……確かに俺は幼女だが……」
男「いいから着てみろって」
幼女「んー……(ごそごそ) こっちみんなよっ!」
男「? 何照れてんだよ」
幼女「一人でプリキュアーーーー!」
男「ノリノリじゃねーか」
幼女「えーと、ニンジン買った。ジャガイモ買った。タマネギもOK。糸コンニャクと牛肉がまだだったな……」
同僚(女)「ハラハラドキドキ……」
男「なんつーかさ。今の俺等のカッコヤバクね?」
同僚(女)「何言ってるんですか! 友ちゃんの初めてのおつかいですよっ!」
男「だからって変装する意味あんの?」
同僚(女)「一人で出来たって思わせることが大切なんですっ!」
男「はぁ……」
30分前
幼女「お姉ちゃん、今日肉じゃが作ってくれるのっ?
じゃぁ、わたしがおつかいいってくるっ。
先生が「家のお手伝いをがんばりなさい」っていってたの!
パパと二人で仲良く待っててね!
(アイコンタクト※上手くやれよ男。吉報を楽しみに待つ)」
現在
男「……はぁ」
同僚(女)「さぁ、後はレジでお金を払うだけよーっ」
男「……策士、策に溺れるってな」
同僚(女)「ハラハラドキドキ……」
男「なんつーかさ。今の俺等のカッコヤバクね?」
同僚(女)「何言ってるんですか! 友ちゃんの初めてのおつかいですよっ!」
男「だからって変装する意味あんの?」
同僚(女)「一人で出来たって思わせることが大切なんですっ!」
男「はぁ……」
30分前
幼女「お姉ちゃん、今日肉じゃが作ってくれるのっ?
じゃぁ、わたしがおつかいいってくるっ。
先生が「家のお手伝いをがんばりなさい」っていってたの!
パパと二人で仲良く待っててね!
(アイコンタクト※上手くやれよ男。吉報を楽しみに待つ)」
現在
男「……はぁ」
同僚(女)「さぁ、後はレジでお金を払うだけよーっ」
男「……策士、策に溺れるってな」
男(つーか、あいつの中身は20超えてんだからおつかい位余裕なんだよな)
同僚(女)「う?」
男「どーしましたー?」
同僚(女)「なんか友ちゃん。立ち止まっちゃいました」
男「へ?」
幼女(こ、これはプリキャラマックスヒートのエメラルダス:クィーンVer。もう新シリーズのオモチャが販売されてるから諦めてたのにっ。
くっ、どうする。お金は肉じゃがの材料分で使い切っちまう。あぁ、でもっ……)
同僚(女)「あ、お菓子をかごにいれましたっ」
男(なんだって?!)
同僚(女)「やっぱり子供なんですねぇ、ウフフ」
男(アイツ、何してんだ?)
同僚(女)「なんか野菜売り場に戻っていきますよ?」
男「へ?」
同僚(女)「ジャガイモを売り場に戻してますね。あ、別のジャガイモの山をとりました」
男「あ、肉コーナーに向かった」
同僚(女)「……お肉も取り替えてますね」
男「あぁ……」
同僚(女)「まさか」
男「あぁ、安い方に変えたな」
二人『…………』
チーン―……
幼女「この肉ジャガおいしいねぇっ!」
男「あ、あぁ(ぷっくくっ)」
同僚(女)「やだぁ、照れますよぉ(プククッ、クフッ)」
幼女「パパ? お姉ちゃん?(汗)」
同僚(女)「う?」
男「どーしましたー?」
同僚(女)「なんか友ちゃん。立ち止まっちゃいました」
男「へ?」
幼女(こ、これはプリキャラマックスヒートのエメラルダス:クィーンVer。もう新シリーズのオモチャが販売されてるから諦めてたのにっ。
くっ、どうする。お金は肉じゃがの材料分で使い切っちまう。あぁ、でもっ……)
同僚(女)「あ、お菓子をかごにいれましたっ」
男(なんだって?!)
同僚(女)「やっぱり子供なんですねぇ、ウフフ」
男(アイツ、何してんだ?)
同僚(女)「なんか野菜売り場に戻っていきますよ?」
男「へ?」
同僚(女)「ジャガイモを売り場に戻してますね。あ、別のジャガイモの山をとりました」
男「あ、肉コーナーに向かった」
同僚(女)「……お肉も取り替えてますね」
男「あぁ……」
同僚(女)「まさか」
男「あぁ、安い方に変えたな」
二人『…………』
チーン―……
幼女「この肉ジャガおいしいねぇっ!」
男「あ、あぁ(ぷっくくっ)」
同僚(女)「やだぁ、照れますよぉ(プククッ、クフッ)」
幼女「パパ? お姉ちゃん?(汗)」
幼友「プロレスごっこしようぜ」
男「はあ?」
幼友「暇なんだよ。 ふたりじゃサッカーとか出来ないし」
男「同級生とやってこいよ」
幼友「怪我させたら洒落にならんだろ」
男「はあ……」
幼友「どうだ、コブラツイスト!!111」
男「いや全然極まってないし。 手足短すぎだし」
幼友「腕ひしぎ逆十字!!11」
男「体重と力足りてない」
幼友「チョ、チョークスリーパー!11」
男「なんかもうタダの肩車だろコレ」
幼友「…………」
男「…………」
幼友「なんなんだよお前!1111」
男「いや、キレられても」
幼友「そうだ、コークスクリューブロー!111」
男「はぐおっ!?」
幼友「いえー、あいむチャンピオーン」
男「金的は……らめぇ……!!」
男「はあ?」
幼友「暇なんだよ。 ふたりじゃサッカーとか出来ないし」
男「同級生とやってこいよ」
幼友「怪我させたら洒落にならんだろ」
男「はあ……」
幼友「どうだ、コブラツイスト!!111」
男「いや全然極まってないし。 手足短すぎだし」
幼友「腕ひしぎ逆十字!!11」
男「体重と力足りてない」
幼友「チョ、チョークスリーパー!11」
男「なんかもうタダの肩車だろコレ」
幼友「…………」
男「…………」
幼友「なんなんだよお前!1111」
男「いや、キレられても」
幼友「そうだ、コークスクリューブロー!111」
男「はぐおっ!?」
幼友「いえー、あいむチャンピオーン」
男「金的は……らめぇ……!!」
園児A「ねえねえ、友ちゃんはお家にいる時、何してるの? 」
幼友「家にいる時? そうだなあ……本読んだりしてるかな」
園児A「うちのお姉ちゃんも本好きなんだ!ね、今度ウチに遊びに来てよ!」
幼友「え」
園児A「……嫌、だった?」
幼友「ううん、そんな事無いよ!」
園児A[それじゃ、今週の日曜なんかどうかな? 」
幼友「あ、うん。 いいよー」
幼友「つーわけでちょっくら出かけてくるわ」
男「待て、この間の件もあるから、車で送ってってやる」
幼友「気が利くねえ」
男「遊びに行く相手って、女の子だよな?」
幼友「うん」
男「珍しいな、お前にしちゃ」
幼友「人付き合いってのがあるんだよ」
幼友「家にいる時? そうだなあ……本読んだりしてるかな」
園児A「うちのお姉ちゃんも本好きなんだ!ね、今度ウチに遊びに来てよ!」
幼友「え」
園児A「……嫌、だった?」
幼友「ううん、そんな事無いよ!」
園児A[それじゃ、今週の日曜なんかどうかな? 」
幼友「あ、うん。 いいよー」
幼友「つーわけでちょっくら出かけてくるわ」
男「待て、この間の件もあるから、車で送ってってやる」
幼友「気が利くねえ」
男「遊びに行く相手って、女の子だよな?」
幼友「うん」
男「珍しいな、お前にしちゃ」
幼友「人付き合いってのがあるんだよ」
園児A「いらっしゃーい」
幼友「お邪魔します」
園児A「今お菓子とか持ってくから、先に二階行ってて」
幼友「あ、いいよ、手伝うよ」
園児A「ありがと。 友ちゃんは優しーね!」
幼友「はは……(大の男が、がきんちょ使うわけにもいかんだろ)」
園児Aの姉「あら、君が友ちゃん?」
幼友「はい、はじめまして」
園児A「ね、ウチのお姉ちゃん、一杯本持ってるでしょ?」
幼友「うん……すごいね(マジですげえな。 ほぼ書斎じゃねーか)」
姉「読みたかったら読んでいいよ? 理解できれば、だけど」
園児A「いくら友ちゃんでも無理だよー。お姉ちゃんの本、むずかしーもん」
幼友「ちょっと、見ていいですか?」
姉「どうぞ」
幼友「う~ん……(オカルト関係が多いな……お、これは)」
姉「ねえ、友ちゃん」
幼友「はい? 」
友「君、Aから聞いたんだけど、凄く大人っぽいんだって?」
園児A「うん、せんせー達も言ってるよ!『あのコは天才だ』とか『普通じゃない』って」
幼友「ええ~そんな事ないよ~(ちょっと目立ちすぎたか。 自重しないとな)」
姉「君が今取り出した本」
幼友「え? 」
姉「私がわざと目立つところに入れたんだけど」
姉「『輪廻』……君、本当にただの天才なの? 」
幼友「お邪魔します」
園児A「今お菓子とか持ってくから、先に二階行ってて」
幼友「あ、いいよ、手伝うよ」
園児A「ありがと。 友ちゃんは優しーね!」
幼友「はは……(大の男が、がきんちょ使うわけにもいかんだろ)」
園児Aの姉「あら、君が友ちゃん?」
幼友「はい、はじめまして」
園児A「ね、ウチのお姉ちゃん、一杯本持ってるでしょ?」
幼友「うん……すごいね(マジですげえな。 ほぼ書斎じゃねーか)」
姉「読みたかったら読んでいいよ? 理解できれば、だけど」
園児A「いくら友ちゃんでも無理だよー。お姉ちゃんの本、むずかしーもん」
幼友「ちょっと、見ていいですか?」
姉「どうぞ」
幼友「う~ん……(オカルト関係が多いな……お、これは)」
姉「ねえ、友ちゃん」
幼友「はい? 」
友「君、Aから聞いたんだけど、凄く大人っぽいんだって?」
園児A「うん、せんせー達も言ってるよ!『あのコは天才だ』とか『普通じゃない』って」
幼友「ええ~そんな事ないよ~(ちょっと目立ちすぎたか。 自重しないとな)」
姉「君が今取り出した本」
幼友「え? 」
姉「私がわざと目立つところに入れたんだけど」
姉「『輪廻』……君、本当にただの天才なの? 」
幼友「『りんね』って読むんですか? これ」
姉「?……ええ」
幼友「難しい字だったから、何て読むのか、お姉さんに聞いてみようと思って」
園児A「さすがお姉ちゃんだね! 私なんか全然わかんない」
幼友「すごいねー」
姉「……(思い違いかしら)」
姉「新聞が読めるって聞いたんだけど」
幼友「読めないですよ。パパが『眺めてるだけでも賢そうに見えるからそうしろ』って、言ってたから」
園児A「そうなの? 」
幼友「うん、はずかしーから内緒だよ?」
園児A「うん、内緒内緒♪」
姉「……」
幼友「ね、お絵かきしよ」
園児「いいよー、クレヨンと画用紙持ってくるね」
姉「ねえ」
幼友「はい」
姉「年いくつ?」
幼友「二じゅ……」
姉「二十? 」
幼友「っ!?」
姉「?……ええ」
幼友「難しい字だったから、何て読むのか、お姉さんに聞いてみようと思って」
園児A「さすがお姉ちゃんだね! 私なんか全然わかんない」
幼友「すごいねー」
姉「……(思い違いかしら)」
姉「新聞が読めるって聞いたんだけど」
幼友「読めないですよ。パパが『眺めてるだけでも賢そうに見えるからそうしろ』って、言ってたから」
園児A「そうなの? 」
幼友「うん、はずかしーから内緒だよ?」
園児A「うん、内緒内緒♪」
姉「……」
幼友「ね、お絵かきしよ」
園児「いいよー、クレヨンと画用紙持ってくるね」
姉「ねえ」
幼友「はい」
姉「年いくつ?」
幼友「二じゅ……」
姉「二十? 」
幼友「っ!?」
幼友「ぱ、パパの年ですよね?」
姉「いえ、あなたの年を訊いたんだけど」
幼友「じゃあ、Aちゃんと同じですよ」
姉「ずいぶん若いお父さんね」
幼友「あ、はい」
姉「お父さんのこと、好き?」
幼友「パパ? うん、好き、かも」
姉「どうして顔を赤くするの?」
幼友「し、してませんよ」
姉「干支は?」
幼友「っ……(やっべ、引っかかるとこだった!111)」
姉「今、何か言いそうになったでしょ」
幼友「干支ってなんですか? 」
姉「何年生まれかって事」
幼友「覚えてないです」
姉「そう」
姉「昭和生まれは人間のクズね。 死んで当然のゴミだわ」
幼友「ああっ!?」
姉「やっと出た」
幼友「う……」
姉「いえ、あなたの年を訊いたんだけど」
幼友「じゃあ、Aちゃんと同じですよ」
姉「ずいぶん若いお父さんね」
幼友「あ、はい」
姉「お父さんのこと、好き?」
幼友「パパ? うん、好き、かも」
姉「どうして顔を赤くするの?」
幼友「し、してませんよ」
姉「干支は?」
幼友「っ……(やっべ、引っかかるとこだった!111)」
姉「今、何か言いそうになったでしょ」
幼友「干支ってなんですか? 」
姉「何年生まれかって事」
幼友「覚えてないです」
姉「そう」
姉「昭和生まれは人間のクズね。 死んで当然のゴミだわ」
幼友「ああっ!?」
姉「やっと出た」
幼友「う……」
姉「(さて、次はどんな言い訳が来るのかしら?) 」
幼友「……パパを馬鹿にするなっ! 」
姉「あら、ごめんなさいね。 冗談よ冗談(そうきたか。 しかし、また『パパ』ねえ)」
園児A「と、友ちゃん、どうしたの?」
姉「気にしなくていいわ。 ただの御芝居だから」
幼友「そうそう」
園児A「そうなの? 」
幼友「そうだよ~」
姉「ふざけた『芝居』もほどほどにしておかないとね? 友ちゃん? 」
幼友「そ、そうですねー」
幼友「そろそろパパが迎えにくるから」
園児A「楽しかったね~」
幼友「ね~」
姉「友ちゃん、ちょっといいかしら」
幼友「は、はい」
姉「(確信したわ、あなたはただの子供じゃない)」
幼友「(なにをいt)」
姉「(秘密にしておくから安心して。 色々興味が沸いたから、また遊びにいらっしゃいな)」
幼友「(……)」
幼友「……パパを馬鹿にするなっ! 」
姉「あら、ごめんなさいね。 冗談よ冗談(そうきたか。 しかし、また『パパ』ねえ)」
園児A「と、友ちゃん、どうしたの?」
姉「気にしなくていいわ。 ただの御芝居だから」
幼友「そうそう」
園児A「そうなの? 」
幼友「そうだよ~」
姉「ふざけた『芝居』もほどほどにしておかないとね? 友ちゃん? 」
幼友「そ、そうですねー」
幼友「そろそろパパが迎えにくるから」
園児A「楽しかったね~」
幼友「ね~」
姉「友ちゃん、ちょっといいかしら」
幼友「は、はい」
姉「(確信したわ、あなたはただの子供じゃない)」
幼友「(なにをいt)」
姉「(秘密にしておくから安心して。 色々興味が沸いたから、また遊びにいらっしゃいな)」
幼友「(……)」
幼友「(あの女……一体なんだっつーんだ)」
男「どうした? 顔色悪いぞ ?」
幼友「別に」
男「……?」
幼友「俺ってさ、なんで生まれ変わったんだろうな」
男「さあ?」
幼友「なんか意味でもあんのかな」
男「さあ?」
幼友「……当てになんねー父親だなお前は」
男「そういう事言うなら、さっき買ってきたヤンジャンとヤンマが見せてやんねー」
幼友「ちょっ」
男「お前は童話の絵本でも読んでろ」
幼友「卑怯だぞテメー! 」
男「あの手の雑誌は、園児には刺激が強すぎるからな。 自粛しないと」
幼友「喧嘩商売とか湾岸ミッドナイトとか見てえんだよ!11」
男「だめー」
幼友「ぱ、パパァ……いぢわるしないでよぉ……」
男「ブリブリすぎだろ、それは」
幼友「はいはいパパかっこいいかっこいい」
男「わかればよろしい」
幼友「晩飯なにさ」
男「あの人がハンバーグ作って届けてくれたから、それ」
幼友「よっしゃ、素晴らしい同僚を持ったな」
男「未来の嫁だからな」
幼友「それはどうかなw」
男「幼女がニヒルな笑いするんじゃありません!」
男「どうした? 顔色悪いぞ ?」
幼友「別に」
男「……?」
幼友「俺ってさ、なんで生まれ変わったんだろうな」
男「さあ?」
幼友「なんか意味でもあんのかな」
男「さあ?」
幼友「……当てになんねー父親だなお前は」
男「そういう事言うなら、さっき買ってきたヤンジャンとヤンマが見せてやんねー」
幼友「ちょっ」
男「お前は童話の絵本でも読んでろ」
幼友「卑怯だぞテメー! 」
男「あの手の雑誌は、園児には刺激が強すぎるからな。 自粛しないと」
幼友「喧嘩商売とか湾岸ミッドナイトとか見てえんだよ!11」
男「だめー」
幼友「ぱ、パパァ……いぢわるしないでよぉ……」
男「ブリブリすぎだろ、それは」
幼友「はいはいパパかっこいいかっこいい」
男「わかればよろしい」
幼友「晩飯なにさ」
男「あの人がハンバーグ作って届けてくれたから、それ」
幼友「よっしゃ、素晴らしい同僚を持ったな」
男「未来の嫁だからな」
幼友「それはどうかなw」
男「幼女がニヒルな笑いするんじゃありません!」
幼友「よし、子供らしく、子供らしくだ」
園児E「うわあああああん!!」
幼友「どうしたの?」
園児E「そこの段差で足ひねっちゃったの!」
幼友「スペランカーかお前は」
園児E「え?」
幼友「ううん、なんでもないよ。せんせーに診てもらおうね」
幼友「痛っ!!」
園児A「友ちゃん、だいじょーぶ?」
幼友「うん、ちょっと痛いけど、だいじょぶだよ(いってえええ、ロッカーの上からなんか落ちてきやがった)」
園児A「なんだろこれ」
園児C「タライだね」
園児B「お?タライ?」
保母「幼友ちゃん大丈夫!? タライ当たった時、もの凄い音したけど!?」
幼友「ど……」
園児A「ど?」
幼友「ドリフかよ!!!1111111」
保母「あら懐かしい」
園児達「?????」
園児E「うわあああああん!!」
幼友「どうしたの?」
園児E「そこの段差で足ひねっちゃったの!」
幼友「スペランカーかお前は」
園児E「え?」
幼友「ううん、なんでもないよ。せんせーに診てもらおうね」
幼友「痛っ!!」
園児A「友ちゃん、だいじょーぶ?」
幼友「うん、ちょっと痛いけど、だいじょぶだよ(いってえええ、ロッカーの上からなんか落ちてきやがった)」
園児A「なんだろこれ」
園児C「タライだね」
園児B「お?タライ?」
保母「幼友ちゃん大丈夫!? タライ当たった時、もの凄い音したけど!?」
幼友「ど……」
園児A「ど?」
幼友「ドリフかよ!!!1111111」
保母「あら懐かしい」
園児達「?????」
幼友「子供らしく、そう、子供らしくだ。素数を数えるんだ」
園児G「FF12すげー面白かった!」
園児H「いいなー。ボクも欲しいなあ」
園児G「絵がすっごくきれいでさ、なんか『し-じ-』が凄いんだって」
幼友「CGなんて邪道だよ」
園児H「え? 」
幼友「やっぱりFFはスーファミ時代が一番。 4、5、6。 これだね」
園児G「友ちゃん、うちの兄ちゃんみたいな事言うね」
幼友「……って、パパが言ってた!」
園児A「なんて言ってたんだって」
姉「ふーん(明らかにスーファミ世代ね。 平成生まれではないわ)」
園児G「FF12すげー面白かった!」
園児H「いいなー。ボクも欲しいなあ」
園児G「絵がすっごくきれいでさ、なんか『し-じ-』が凄いんだって」
幼友「CGなんて邪道だよ」
園児H「え? 」
幼友「やっぱりFFはスーファミ時代が一番。 4、5、6。 これだね」
園児G「友ちゃん、うちの兄ちゃんみたいな事言うね」
幼友「……って、パパが言ってた!」
園児A「なんて言ってたんだって」
姉「ふーん(明らかにスーファミ世代ね。 平成生まれではないわ)」
男「………………」
B「………………」
男「おい、小僧」
B「なんだよ、オッサン」
男「なんで窓にぶら下がってるのか説明してみろ」
B「オッサンに言うひつよーがあるのかよ?」
男「考えてみればないな。じゃーな」
B「ま、まて。……わかった。話をしよう。そのかわり……」
男「そのかわり?」
B「ここから降ろして」
男「ふむふむ。つまりお前は友に会いにきたと?」
B「お、おう」
男「なんでだ?」
B「あ、あいつにケンカで負けたまんまじゃ俺のプライスがゆるせねーんだよっ」
男「プライドな。プライド(にしてもコイツ顔真っ赤だな……ははぁ」
B「な、なんだよ?」
男「友なら今出かけてるぞ。友達んとこ遊びにいってる」
B「え?」
男「坊主。男なら好きな女を虐めるより、守る方がかっこいいぜ?」
B「な、なにいってんだよオッサン?」
男「大人の話だ(グシャグシャ」
B「………………」
男「おい、小僧」
B「なんだよ、オッサン」
男「なんで窓にぶら下がってるのか説明してみろ」
B「オッサンに言うひつよーがあるのかよ?」
男「考えてみればないな。じゃーな」
B「ま、まて。……わかった。話をしよう。そのかわり……」
男「そのかわり?」
B「ここから降ろして」
男「ふむふむ。つまりお前は友に会いにきたと?」
B「お、おう」
男「なんでだ?」
B「あ、あいつにケンカで負けたまんまじゃ俺のプライスがゆるせねーんだよっ」
男「プライドな。プライド(にしてもコイツ顔真っ赤だな……ははぁ」
B「な、なんだよ?」
男「友なら今出かけてるぞ。友達んとこ遊びにいってる」
B「え?」
男「坊主。男なら好きな女を虐めるより、守る方がかっこいいぜ?」
B「な、なにいってんだよオッサン?」
男「大人の話だ(グシャグシャ」
姉「いらっしゃい」
幼友「お邪魔します。 あれ、Aちゃんは?」
姉「あの子なら出かけてるわ。 今日は君と個人的に話がしたくて呼んだの」
幼友「……え」
姉「まあ、座りなさい」
幼友「はい……」
姉「単刀直入に言うわ、あなた、どうやって『記憶を持ったまま』生まれ変わったの?」
幼友「は? 」
姉「他には誰もいないし、録音も録画も中継もしてないから、演技はしなくていいわ」
幼友「何を言ってるの、お姉ちゃん?」
姉「あくまでとぼけるのね。 ならいいわ。私が勝手に喋るから」
幼友「…………」
姉「私の目的はね、ずばり『強くてニューゲーム』なの」
幼友「何言ってるのか全然わかんない」
姉「黙って聞きなさいな。 何度でも出来る強くてニューゲーム。
確実に記憶を持ち越して、確実に生まれ変わる方法。
それがわかれば、どんな環境に生まれたって、ほぼ確実に成功した人生を送れるわ。
人種、国籍、環境、性別、染色体、遺伝子、年齢……etc。 気に入らなくても変えるのが困難、または変えようの無い物でも、死ねば簡単にリセットできる。
時間だって無限にあるわ。 人類がいる限りね。
幾つもの人生、幾つもの命、幾つもの姿。
常人は一つきりの物が、その方法さえ見つかれば、幾つにもなるの。
ねえ? 素晴らしいと思わない? 」
幼友「お邪魔します。 あれ、Aちゃんは?」
姉「あの子なら出かけてるわ。 今日は君と個人的に話がしたくて呼んだの」
幼友「……え」
姉「まあ、座りなさい」
幼友「はい……」
姉「単刀直入に言うわ、あなた、どうやって『記憶を持ったまま』生まれ変わったの?」
幼友「は? 」
姉「他には誰もいないし、録音も録画も中継もしてないから、演技はしなくていいわ」
幼友「何を言ってるの、お姉ちゃん?」
姉「あくまでとぼけるのね。 ならいいわ。私が勝手に喋るから」
幼友「…………」
姉「私の目的はね、ずばり『強くてニューゲーム』なの」
幼友「何言ってるのか全然わかんない」
姉「黙って聞きなさいな。 何度でも出来る強くてニューゲーム。
確実に記憶を持ち越して、確実に生まれ変わる方法。
それがわかれば、どんな環境に生まれたって、ほぼ確実に成功した人生を送れるわ。
人種、国籍、環境、性別、染色体、遺伝子、年齢……etc。 気に入らなくても変えるのが困難、または変えようの無い物でも、死ねば簡単にリセットできる。
時間だって無限にあるわ。 人類がいる限りね。
幾つもの人生、幾つもの命、幾つもの姿。
常人は一つきりの物が、その方法さえ見つかれば、幾つにもなるの。
ねえ? 素晴らしいと思わない? 」
幼友「…………」
姉「あなたの協力が必要なの。
貴方の体験をヒントにして、条件を少しでも見定める。
それが私のやり方。
仮に貴方無しでも、科学技術の進歩がそれを可能にするかもしれない。
でも、それは何百年後? 何千年後? そもそも実現するの?
どっちにしたって私、死んでるじゃない。
未来の誰かが気まぐれに、私の遺伝子でクローンを作ったって、それに宿る精神は私ではないわ。
それじゃあ全然意味が無いのよ。 私の私による私の為の精神と輪廻。
それが、私の望み」
幼友「……おかしいよ、あんた」
姉「おかしくて結構。 先駆者は異常と見られるのが世の常だからね。
ところで、あなたは今の生活よりも『死』の方に魅力を感じる?
生まれ変わるくらいなら死んでた方が良かった……って思う?」
幼友「いんや。 今の人生、まあまあ楽しいよ」
姉「でしょう?
私の推測では、貴方の前世は二十代の男。
そして、現在はいわゆる幼女。
そんな正反対の人生でも、いいえ、そんな『正反対』を楽しんでいる。
違うかしら? 」
幼友「…………」
姉「あなたの協力が必要なの。
貴方の体験をヒントにして、条件を少しでも見定める。
それが私のやり方。
仮に貴方無しでも、科学技術の進歩がそれを可能にするかもしれない。
でも、それは何百年後? 何千年後? そもそも実現するの?
どっちにしたって私、死んでるじゃない。
未来の誰かが気まぐれに、私の遺伝子でクローンを作ったって、それに宿る精神は私ではないわ。
それじゃあ全然意味が無いのよ。 私の私による私の為の精神と輪廻。
それが、私の望み」
幼友「……おかしいよ、あんた」
姉「おかしくて結構。 先駆者は異常と見られるのが世の常だからね。
ところで、あなたは今の生活よりも『死』の方に魅力を感じる?
生まれ変わるくらいなら死んでた方が良かった……って思う?」
幼友「いんや。 今の人生、まあまあ楽しいよ」
姉「でしょう?
私の推測では、貴方の前世は二十代の男。
そして、現在はいわゆる幼女。
そんな正反対の人生でも、いいえ、そんな『正反対』を楽しんでいる。
違うかしら? 」
幼友「…………」
姉「ふふ、反論しないのね。
そういう事よ。記憶をそっくり持ち越すという事は、精神の相続に等しいわ。
極端に悪い環境に生まれ変わったならともかく、今の貴方は幸福な方でしょう?
僅か数歳にして大人の精神と知識と経験を持ち、肉体は若く可愛らしい女の子。
環境も、日本に生まれた時点で世界的に見れば幸運だわ。
リセットが出来る。強くてコンティニューが出来る。
人が持つあらゆる願望を、この方法で叶えられる。
生まれ変わる事が出来るというのは、そういう事。
わかる? それを体現してるあなたは、とっても希少な存在なの。
胸を張っていいくらいよ。 歴史上の偉人だって目じゃないわ。
そして、私もそれを味わいたい。
だから、それに触れる為のヒントが欲しいの」
幼友「…………」
姉「聞かせて頂戴?前のあなたと今のあなた。
二人分の人生の全て」
幼友「……ふーん……んじゃ、教えてやる」
そういう事よ。記憶をそっくり持ち越すという事は、精神の相続に等しいわ。
極端に悪い環境に生まれ変わったならともかく、今の貴方は幸福な方でしょう?
僅か数歳にして大人の精神と知識と経験を持ち、肉体は若く可愛らしい女の子。
環境も、日本に生まれた時点で世界的に見れば幸運だわ。
リセットが出来る。強くてコンティニューが出来る。
人が持つあらゆる願望を、この方法で叶えられる。
生まれ変わる事が出来るというのは、そういう事。
わかる? それを体現してるあなたは、とっても希少な存在なの。
胸を張っていいくらいよ。 歴史上の偉人だって目じゃないわ。
そして、私もそれを味わいたい。
だから、それに触れる為のヒントが欲しいの」
幼友「…………」
姉「聞かせて頂戴?前のあなたと今のあなた。
二人分の人生の全て」
幼友「……ふーん……んじゃ、教えてやる」
幼友「まず前世からだ、よく聴いとけよ」
姉「ええ」
幼友「普通に成長して進学して就職したら、車に撥ねられて普通に死んだ」
姉「……えぇ?」
幼友「次、今の人生行くぞー」
姉「うん」
幼友「孤児で気が付いたら施設に入ってて、ある日脱走した時、今の親に出会った。
んで、引き取られて、今は二人暮らしで、保育園に通ってる」
姉「それ……だけ?」
幼友「いえーす。 満足かい、お嬢ちゃん」
姉「何か不思議な体験は? 死後の世界を見てきたとか、お告げが有ったとか」
幼友「無いな」
姉「特殊な体験や前兆は無し……か」
姉「ところで、君の『今のパパ』は、それ知ってるの? 」
幼友「うん。 なんせ学生時代のダチだからな。 赤の他人どころか、実の親より気楽かも」
姉「そう。 それは楽しそうね」
姉「ええ」
幼友「普通に成長して進学して就職したら、車に撥ねられて普通に死んだ」
姉「……えぇ?」
幼友「次、今の人生行くぞー」
姉「うん」
幼友「孤児で気が付いたら施設に入ってて、ある日脱走した時、今の親に出会った。
んで、引き取られて、今は二人暮らしで、保育園に通ってる」
姉「それ……だけ?」
幼友「いえーす。 満足かい、お嬢ちゃん」
姉「何か不思議な体験は? 死後の世界を見てきたとか、お告げが有ったとか」
幼友「無いな」
姉「特殊な体験や前兆は無し……か」
姉「ところで、君の『今のパパ』は、それ知ってるの? 」
幼友「うん。 なんせ学生時代のダチだからな。 赤の他人どころか、実の親より気楽かも」
姉「そう。 それは楽しそうね」
幼友「ところで、仮にその条件とやらが見つかったら、あんたどうするつもりだった? 」
姉「死ぬわ」
幼友「ダメ、ゼッタイ」
姉「馬鹿ね、なるべく長生きして、有益な知識と経験を満載してからよ。
じゃなきゃ、今より悪い環境に生まれた時点でまた死ななきゃならないわ」
幼友「死ぬ死ぬって簡単に言うけどな、痛いし辛いし苦しいし、何より、すっごく怖いぞ、死って」
姉「そこら辺は覚悟してるわ。 未曾有の幸福を手にする為の代償だもの」
幼友「お前が死んだら悲しむぞ、Aとか」
姉「そこら辺は、こんな姉を持った運が悪かった、と思って諦めてもらうしかないわね」
幼友「あんたなー……」
姉「まあ良いじゃないの。人の人生はそれぞれよ。
それに、貴方から得た情報が大して役に立たなかった以上、この体での人生は、まだまだ続くわ」
幼友「へーへー、そうですか。 ま、せいぜい長生きしてくれ。俺は疲れたから帰るわ」
姉「あらそう。 また来てね」
幼友「絶対死ぬなよ、俺の事もバラすなよ」
姉「ええ勿論。 また、ね」
姉「なるほど……世界的に見て、前世の記憶があるらしい人間は、殺人や事故死で前の人生を終えている事が多いわ。
あのコもそう。 前世で天寿を全うした人間は少ないわね。
不慮の死。不本意な死。 未練かしら? まだまだ研究の余地が、必要がある。
科学が期待出来ない以上、この体が死ぬ前に、私なりの方法で見つけ出さないと。
ふふふ、ふふふふふ」
園児A「おねーちゃん、ただいまー」
姉「おかえりー」
姉「死ぬわ」
幼友「ダメ、ゼッタイ」
姉「馬鹿ね、なるべく長生きして、有益な知識と経験を満載してからよ。
じゃなきゃ、今より悪い環境に生まれた時点でまた死ななきゃならないわ」
幼友「死ぬ死ぬって簡単に言うけどな、痛いし辛いし苦しいし、何より、すっごく怖いぞ、死って」
姉「そこら辺は覚悟してるわ。 未曾有の幸福を手にする為の代償だもの」
幼友「お前が死んだら悲しむぞ、Aとか」
姉「そこら辺は、こんな姉を持った運が悪かった、と思って諦めてもらうしかないわね」
幼友「あんたなー……」
姉「まあ良いじゃないの。人の人生はそれぞれよ。
それに、貴方から得た情報が大して役に立たなかった以上、この体での人生は、まだまだ続くわ」
幼友「へーへー、そうですか。 ま、せいぜい長生きしてくれ。俺は疲れたから帰るわ」
姉「あらそう。 また来てね」
幼友「絶対死ぬなよ、俺の事もバラすなよ」
姉「ええ勿論。 また、ね」
姉「なるほど……世界的に見て、前世の記憶があるらしい人間は、殺人や事故死で前の人生を終えている事が多いわ。
あのコもそう。 前世で天寿を全うした人間は少ないわね。
不慮の死。不本意な死。 未練かしら? まだまだ研究の余地が、必要がある。
科学が期待出来ない以上、この体が死ぬ前に、私なりの方法で見つけ出さないと。
ふふふ、ふふふふふ」
園児A「おねーちゃん、ただいまー」
姉「おかえりー」
幼友「ただいまー」
男「おかえりー、またえらく疲れた顔してんな」
幼友「まあ、色々あってな」
男「風呂沸いてっから、飯の前に入っとけよ」
幼友「うん。 なあなあ」
男「どした。 腹減ってんのか? 」
幼友「や、違う……その、さ」
男「男らしくはっきり言え」
幼友「体は幼女だw」
男「見ればわかる」
幼友「……いっしょに、入んね?」
男「ふう…………珍しい事もあるもんだなあ」
幼友「色々あったからな、たまに気まぐれも起こしたくなるんだよ」
男「色々って何だよ」
幼友「色々は色々だよバーロー」
男「なんか、有ったんだろ」
幼友「だから、色々だってば」
男「Aちゃんと喧嘩でもしたか? 」
幼友「全然ちげーw」
男「おかえりー、またえらく疲れた顔してんな」
幼友「まあ、色々あってな」
男「風呂沸いてっから、飯の前に入っとけよ」
幼友「うん。 なあなあ」
男「どした。 腹減ってんのか? 」
幼友「や、違う……その、さ」
男「男らしくはっきり言え」
幼友「体は幼女だw」
男「見ればわかる」
幼友「……いっしょに、入んね?」
男「ふう…………珍しい事もあるもんだなあ」
幼友「色々あったからな、たまに気まぐれも起こしたくなるんだよ」
男「色々って何だよ」
幼友「色々は色々だよバーロー」
男「なんか、有ったんだろ」
幼友「だから、色々だってば」
男「Aちゃんと喧嘩でもしたか? 」
幼友「全然ちげーw」
男「なんだよ、B君のことか」
幼友「それも違う……って、Bの事知ってんの? 」
男「あれだろ、お前に喧嘩で負けたってガキ」
幼友「あれ、俺言ったっけ」
男「いいや。 なんかお前が出かけてる間に、家に来てた」
幼友「なんの用だ、あいつ」
男「さあなw」
幼友「……お前、なんか知ってるだろ」
男「自分の平らな胸に手を当てて、よーく考えてみるんだなw」
幼友「うっぜえw」
男「ふー……」
幼友「ふう~……」
男「上がるか」
幼友「だな。 飯だ飯」
幼友「それも違う……って、Bの事知ってんの? 」
男「あれだろ、お前に喧嘩で負けたってガキ」
幼友「あれ、俺言ったっけ」
男「いいや。 なんかお前が出かけてる間に、家に来てた」
幼友「なんの用だ、あいつ」
男「さあなw」
幼友「……お前、なんか知ってるだろ」
男「自分の平らな胸に手を当てて、よーく考えてみるんだなw」
幼友「うっぜえw」
男「ふー……」
幼友「ふう~……」
男「上がるか」
幼友「だな。 飯だ飯」
男「いただきまーす」
幼友「いただきまーす」
男「で、色々って何だよ」
幼友「ひみつー」
幼友「あのさ」
男「ん? 」
幼友「俺が来る前と、来てから、どっちが幸せ? 」
男「なんだ急に」
幼友「いいから、正直に」
男「そうだな。 お前が来てからというもの、生活費は倍増するわ、心配ごとは増えるわ」
幼友「えっ……」
男「残業出来ないから上司に冷たい目で見られるわ、部屋は狭くなるわ、一人の時間は削られるわ、迂闊にヌク事もできなくなるわ」
幼友「(俺……負担掛けてんだな)
幼友「いただきまーす」
男「で、色々って何だよ」
幼友「ひみつー」
幼友「あのさ」
男「ん? 」
幼友「俺が来る前と、来てから、どっちが幸せ? 」
男「なんだ急に」
幼友「いいから、正直に」
男「そうだな。 お前が来てからというもの、生活費は倍増するわ、心配ごとは増えるわ」
幼友「えっ……」
男「残業出来ないから上司に冷たい目で見られるわ、部屋は狭くなるわ、一人の時間は削られるわ、迂闊にヌク事もできなくなるわ」
幼友「(俺……負担掛けてんだな)
男「おい、ちゃんと聴いてんのか」
幼友「……うん……」
男「無駄にスペース余った静かな部屋でげんなりする事もなくなるわ、独りで寂しい食卓
に就く事もなくなるわ、朝起こしてくれる奴はいるわ、やさぐれても心配してくれる奴はいるわ」
幼友「え?」
男「そいつのおかげで出会いはあるわ、結婚もしてないのに可愛い一人娘兼ダチが出来るわ、父親の気分が味わえるわ、
そんなわけで、お前が来てから毎日が幸せだな、割と」
幼友「そ……そっか……」
男「そうだ。泣いてんのかw? 」
幼友「……お前が……ぐすっ……紛らわしい……ひっく、言い方するからだろ……馬鹿親父……」
男「よーしよし、泣き止んだら飯再開な」
幼友「うん……」
幼友「……うん……」
男「無駄にスペース余った静かな部屋でげんなりする事もなくなるわ、独りで寂しい食卓
に就く事もなくなるわ、朝起こしてくれる奴はいるわ、やさぐれても心配してくれる奴はいるわ」
幼友「え?」
男「そいつのおかげで出会いはあるわ、結婚もしてないのに可愛い一人娘兼ダチが出来るわ、父親の気分が味わえるわ、
そんなわけで、お前が来てから毎日が幸せだな、割と」
幼友「そ……そっか……」
男「そうだ。泣いてんのかw? 」
幼友「……お前が……ぐすっ……紛らわしい……ひっく、言い方するからだろ……馬鹿親父……」
男「よーしよし、泣き止んだら飯再開な」
幼友「うん……」
男「ふいー、飯も食ったし」
幼友「風呂も入ったし」
男「明日仕事だし」
幼友「保育園あるし」
男&幼友「寝るか!」
男「で、なんで抱きついてんだ」
幼友「なんだ、可愛い一人娘と添い寝すんのが嫌か」
男「お前、寝相悪いんだよw」
幼友「修学旅行で、布団放り出してベッドから落ちてた奴に言われたかねーなw」
男「覚えてんのかよw」
幼友「前世パワーだw」
男「んじゃ、電気消すぞー」
幼友「おう」
幼友「風呂も入ったし」
男「明日仕事だし」
幼友「保育園あるし」
男&幼友「寝るか!」
男「で、なんで抱きついてんだ」
幼友「なんだ、可愛い一人娘と添い寝すんのが嫌か」
男「お前、寝相悪いんだよw」
幼友「修学旅行で、布団放り出してベッドから落ちてた奴に言われたかねーなw」
男「覚えてんのかよw」
幼友「前世パワーだw」
男「んじゃ、電気消すぞー」
幼友「おう」
男「娘よ、お前くっつきすぎじゃね? 」
幼友「パパ、偶にはいいんじゃね? 」
男「まあいいんじゃね」
幼友「だろー」
男「お前はさ」
幼友「おう」
男「俺のとこの来て、幸せか? 」
幼友「もち。 こんな面白い生活と、こんな良い父親兼ダチ、他じゃそうそうねーな」
男「もっと、こう、サプライズは無いのか」
幼友「俺は引っ掛けとかしないからなw」
男「あのコとさ、このまま付き合ってな」
幼友「同僚のか」
男「おう。 結婚とかって話になったらさ」
幼友「うん? 」
男「しても、いいか? 」
幼友「いーんじゃね」
男「そっか」
幼友「応援するぜ」
男「やっぱお前、最高の娘だわ」
幼友「兼ダチな」
男「おう、ダチだ」
幼友「あ、でもなー」
男「なんだ」
幼友「パパ、偶にはいいんじゃね? 」
男「まあいいんじゃね」
幼友「だろー」
男「お前はさ」
幼友「おう」
男「俺のとこの来て、幸せか? 」
幼友「もち。 こんな面白い生活と、こんな良い父親兼ダチ、他じゃそうそうねーな」
男「もっと、こう、サプライズは無いのか」
幼友「俺は引っ掛けとかしないからなw」
男「あのコとさ、このまま付き合ってな」
幼友「同僚のか」
男「おう。 結婚とかって話になったらさ」
幼友「うん? 」
男「しても、いいか? 」
幼友「いーんじゃね」
男「そっか」
幼友「応援するぜ」
男「やっぱお前、最高の娘だわ」
幼友「兼ダチな」
男「おう、ダチだ」
幼友「あ、でもなー」
男「なんだ」
幼友「もうちょっと様子見てからの方が……」
男「様子って? 」
幼友「ほら、あのコ、可愛いし良い子なんだけどさー、ちょっと変わってるじゃん」
男「お前にコスプレさせたりなw」
幼友「猫耳メイドエプロンスク水だぞ? どこの豪華バイキングだよ」
男「バイキングっつーか闇鍋に近かったなw」
幼友「恥ずかしいのなんのって……」
男「ま、結婚は当分先の話だ。 娘ほったらかしで恋愛は父親失格だからなw」
幼友「……当分、先、か」
幼友「もしもさ」
男「…………zzz」
幼友「何だよ、寝たのか」
幼友「俺が高校出ても、お前が独身だったらさ」
男「…………zzz」
幼友「……あーダメだ、言うの恥ずかしいわ」
男「…………zzz」
幼友「唇にはしないからな。 娘だからな」
男「……ん………」
幼友「おやすみ、パパ……///」
男「様子って? 」
幼友「ほら、あのコ、可愛いし良い子なんだけどさー、ちょっと変わってるじゃん」
男「お前にコスプレさせたりなw」
幼友「猫耳メイドエプロンスク水だぞ? どこの豪華バイキングだよ」
男「バイキングっつーか闇鍋に近かったなw」
幼友「恥ずかしいのなんのって……」
男「ま、結婚は当分先の話だ。 娘ほったらかしで恋愛は父親失格だからなw」
幼友「……当分、先、か」
幼友「もしもさ」
男「…………zzz」
幼友「何だよ、寝たのか」
幼友「俺が高校出ても、お前が独身だったらさ」
男「…………zzz」
幼友「……あーダメだ、言うの恥ずかしいわ」
男「…………zzz」
幼友「唇にはしないからな。 娘だからな」
男「……ん………」
幼友「おやすみ、パパ……///」
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