概要


「Magic Power」あるいは「Magic Point」の略称。
多くのRPGで使われる概念で、DQでは前者を用いる。
言葉にする場合は「エムピー」などと言い回される場合が多い。


一般的には魔法や超能力など、(その世界観内において)特殊な能力を使うために示される数値を指す。
DQ本編ではDQ8辺りまでは主に呪文や一部の超強力な特技を使う際に消費されていたが、
DQ9辺りからはほとんどの物理攻撃系の特技にも消費MPが設定されるようになり、MPの重要性は増してきたとも言える。
また、DQ5までは基本的に呪文を扱えないキャラは最大MPが0に設定されていたが、
転職が可能になり、誰もが呪文を扱えるようになってからは、
ほぼ全てのパーティメンバーが最大MPが伸びるように設定されるようになり、
(ふしぎな木の実を使わずに)最大MP0の味方メンバーはDQ7のキーファを最後に登場していない。

ちなみにDQ4まではかしこさのパラメータに比例して最大MPが伸びるという仕組みになっていた。

DQX

ほとんどの呪文や特技を使う際に消費される数値。
MPが0になってしまうと呪文はおろかほとんどの特技も使えなくなるので、
攻守何をするにしてもMPが重要となっている。

最大MPはレベルアップで成長していくが、基本的に魔法使い等の後衛職は伸びがよく、
戦士などの前衛職は伸びが悪い。
特に【賢者】は成長がよく、【バトルマスター】【武闘家】は伸びが悪く、
ほとんど【パッシブスキル】と装備頼りになりやすい。

その他では【まほう】【両手杖スキル】等のパッシブスキルや錬金効果で頭装備に最大MP+をつけたり、
装備のセット効果、【カムシカせんべえ】【食事効果】で伸ばす事が出来る。
なお、装備を変更した場合は最大MPが増えるだけで現MPはそのままになり、
【宿屋】なり【まほうの小ビン】であらかじめ回復しておかないと意味がないので注意。

ただし今作は過去DQ作品に比べてMPの回復手段が豊富なので、
パッシブスキルにせよ頭につける錬金効果にせよ優先度が低くなりがちである。
特に【がぶ飲み機能】が追加された昨今となっては、
場合によっては大量のまほうの小ビンやせいすいを用意して強引に狩りを続けるパーティも散見されるようになってきた。

最大MPを伸ばすという意味では特に最大HPよりは優先順位は低くなりがちだが、
戦闘中においては前述の通りMPがないとほぼ【こうげき】しかできなくなってしまい、回復もままならなくなるので、
特に戦闘が長引きやすい強敵相手では余裕のあるうちにMP回復アイテム、または特技を使って
自身のMPを管理していく事が非常に重要となってくる。
特にまほうの小ビンやまほうのせいすいなどは他のパーティメンバーにも使う事が出来るので、
MPがなくなりそうな僧侶や賢者等の回復役を見かけたら、小ビンを使ってあげると喜ばれる事だろう。

なお、中には【MPブレイク】?【ふしぎなおどり】等、MPに直接ダメージを与える方法もある。
敵にもMPが設定されており、呪文や一部特技を使う際には決められた値が消費されるようになっている。
もっとも、高レベルになってくるとほとんどの敵がMP999=無限に設定される事が増えてくる。
とはいえ【ネクロバルサ】【しにがみのきし】といった強雑魚から
【闇夜の巨人】?【凶鳥フレス】等といったボス敵でも意外と無限になってなかったりするので、
MPブレイクやマホトラでMPダメージを与えていく戦法が有効になる事もある。
なお、消費MPが足りなくてもその行動(→MP不足により不発)するかどうかは、
過去作におけるモンスター毎に設定されている判断力によって決まっているようだ。


MPを即座に回復する手段



MPを徐々に回復する手段


その他、MPを回復する手段

【マホキテ】(攻撃・弱体呪文を受けると回復)
【賢者の証】(攻撃・弱体呪文を受けるとたまにマホキテ効果)
【マホトラのころも】(被ダメージの10分の1をMPとして回復)

関連項目


最終更新:2014年04月22日 05:29