概要
Ⅲから登場した呪文。
パーティ全員のHPを約80以上回復する。
ⅢとⅣでは
【ベホイミ】の全員版、Ⅴ以降は一人あたりの回復量も若干高めとなっている。
僧侶などの神に仕える職業の者が習得できる場合が多い。
また、上位呪文に
【ベホマズン】がある。
ベホマズンとは異なり、パーティメンバー4人にベホイミを1回ずつ使用するよりも燃費が良い上、
何より味方全員の回復を1人の行動で行えるという点が戦略面で非常に有効となる。
単体完全回復の
【ベホマ】と上手く使い分ければ、強力な全体攻撃手段などを持つ敵との戦いもかなり楽になる。
初登場のⅢの頃から
【けんじゃのいし】というライバルが存在し、
その後の作品でも有用度にはバラつきがあるが、それでも全体回復が行えるという利点はやはり大きい。
また、「けんじゃのいし」や
【ハッスルダンス】とは異なり移動中に使用できるのも利点の一つと言える。
DQⅢ
消費MPは18。
回復量は75~94。FC版のみ、移動中に使用した場合は回復量が44~55になる。
僧侶と賢者がLv34で習得する。
終盤にて同性能の「賢者の石」が手に入るものの、それまでは貴重な全体回復手段として重宝する。
入手した後でも、ベホマラー習得者と別に持たせれば全体回復を2人で行うこともできるのでやはり便利。
リメイク版では、移動中に使用する場合でもベホイミを4回使う(消費MP5×4=20)よりは燃費も良い。
DQⅣ
消費MPはFC版では18、リメイク版では10。
回復量は75~95。有効範囲は馬車外の味方のみ。
クリフトがLv30で習得する他、リメイク版ではピサロが最初から習得している。
今回も終盤にて「賢者の石」が手に入るが、こちらは若干ベホマラーよりも性能が低くなっている。
また、本編中の使用者がクリフトただ一人ということもあり、中盤~終盤にかけては便利な呪文。
リメイク版では消費MPもかなり下がり、使い勝手も良くなった。
DQⅤ
消費MPは18。
回復量は100~120。有効範囲は馬車内も含んだ味方全員。ただしSFC版では戦闘中にしか使えない。
今回から回復量が「賢者の石」(50~60)の2倍になり、
【やまびこのぼうし】があればさらに2倍と使い勝手が良くなった。
また、馬車内の味方にも有効になったため、HPの減った味方を馬車内に退避させ、馬車外からベホマラーで回復するといった戦略を取ることもできるようになった。
ただし、リメイク版では「山彦の帽子」は削除されてしまっている。
DQⅥ
消費MPは18。
回復量は100~120。有効範囲は馬車内も含んだ味方全員。
今作ではその気になれば誰でも習得可能となったが、上位職の賢者になる必要があり覚えるまでの道のりはそこそこ長い。
人間キャラの中に自然習得できる
キャラクターは居ないため、2人くらいは賢者を目指すと終盤が安定する。
ただ、今作から無消費の特技として
【ハッスルダンス】が登場しており、平時の使い勝手には劣る。
とはいえ回復量自体はベホマラーの方が高く、移動中に使用できる点もハッスルダンスにはない利点。
「山彦の帽子」を用いた2倍回復も健在なため、ラスボスや裏ボス戦ではベホマラーの有用度はやはり高いと言える。
DQⅦ
消費MPは10。
回復量は100~120。
戦士系・魔法系・果てはモンスター職、どの道に進んでもどこかで習得可能となっている点はありがたい。
ただ、プラチナキングで習得するのは少々骨が折れる。
逆にホイミスライムとヘルバトラーはモンスターの心があればこのためだけに転職するのもありだろう。
また、今作では「ハッスルダンス」を習得できる
【スーパースター】への転職難易度が若干上がった他、
賢者からさらに上位職の
【天地雷鳴士】を目指すこともできるため、相対的に立場が上がったとも言える。
消費MPが10に減り、ベホマラー自体の使い勝手が向上したのも魅力の一つだろう。
3DS版
ゴッドハンドが★5になった以外はPS版で覚えることができた職業はそのまま、それ以外に
【パラディン】★4、
【勇者】★4でも覚えることができるようになった。
人間の上級職で覚えた特技はほかの職業に転職すると忘れてしまう仕様の為、他の職業で使いたければ魔物職で覚えさせる必要がある。
特に
【天地雷鳴士】はなぜかベホマラーを覚えないのでホイミスライムあたりでベホマラーを覚えておかないと使いにくいことこの上ない。
DQⅧ
消費MPは10。
回復量は100~120が基本値。
ククールがLv30で習得する。
今作ではテンションを上げることで回復量を増やせるようになったため、さらに使えるように進化した。
ただ、主人公が使用するベホマズンが実質27もしくは18と少ないMPで使用することができる他、
誰でも使用可能な「賢者の石」の回復量も、この呪文と同等の100~120にまで上がっている。
そのため「賢者の石」を中盤で入手するなど、状況によっては使用頻度は下がることになるかもしれない。
また、チームモンスターたちが放つ必殺技の一つにもなっている。
【ホイミン】・
【メタぞう】・
【ベホップ】のうち2体で使用可能になる。
消費MPは0で、主人公たちを含めた味方全員のHPを100~120回復させる。
なお、バトルロード格闘場で主人公たちとの対戦中に使用した場合は、回復量が70~100になる。
DQⅨ
消費MPは16。
回復量は下記参照。
僧侶がLv38、賢者がLv24で習得する。
回復魔力 |
200 |
400 |
600 |
800 |
999 |
回復量 |
100~120 |
153~173 |
205~225 |
258~278 |
310~330 |
最終的には基本値の3倍近くまで回復量が上がるため、「ハッスルダンス」とは比較にならないほど強力になった。
今作は「賢者の石」の性能が再び下がっていることもあり、この呪文の有用度はかなり上がったと言える。
主にゲーム終盤で扱えるようになるが、本領を発揮するのは宝の地図からだろう。
Ⅸではクリア後の敵の攻撃が非常に強烈なため、ベホマラーでも回復が間に合わないこともある。ベホイムと使い分けると良い。
魔王戦では高レベルになると、ベホマラーでは追いつかなくなり、ベホマズンに役割を奪われてしまいがち。
ただし
【やまびこのさとり】を併用してのベホマラー×2なら、ベホマズンに近い回復力を得ることが出来る。
それでもまだ回復量が足らないこともあるが、MPに不安があるなら節約目的に組み合わせて使ってみるのも良いだろう。
DQM1、2、CH
消費MPは18。回復量は90~120。
これらの作品では同系統の特技はレベルアップによって派生するが、
ホイミ→ベホイミ→ベホマ
ベホマラー→ベホマズン
という体系となっており、ホイミから派生する単体回復呪文とは別系統の特技として扱われる。
ホイミと同じく重要呪文ゆえに
【しにがみきぞく】、
【ライオネック】など多くのモンスターが習得できる。
また、習得者のレベルとステータスが上がると、この呪文がベホマズンへと進化する。
つまりベホマズンの習得に必須となるため、そう言う意味で重要度が格段に上がったとも言える。
DQMJ
消費MPは12。
回復量は84~96を最低値として、賢さの値に応じて高くなる。
賢さ206以上から回復量増加し、最終的には314~326にまで上昇する。
【ぜんたいかいふく】、
【ゆうき】などといった
スキルで習得することができる。
DQMJ2
消費MPは9。
回復量は90を最低値として、賢さの値に応じて高くなる。
効果上限は580。
習得できるスキルはジョーカー1とほぼ同じ。
テリワン3D
消費MPは60。
回復量は賢さの値に応じて高くなる。
効果上限は660。
習得できるスキルはジョーカーシリーズとほぼ同じ。
トルネコ3
仲間モンスターの場合、視界内に味方のゾンビ系モンスター以外でHPが減っているキャラクターが居る時のみ使用可能。
操作キャラクターが変身中はいつでも使用することができる。
少年ヤンガス
仲間モンスターは部屋内にHPが減っている仲間が居る場合にのみ使用する。
ヤンガスと合体中はいつでも使用することができる。
いたストSP
スフィアの一種として登場。入手できる職業は商人、賢者。
これが発動すると、指定したエリアのお店価格が全部10%上昇する。
株を貯めたエリアを指定するとよい儲けとなるだろう。
増資しきった店舗も更に上昇するので、この系統のスフィアがあればお店がどこまでも大きくなっていく。
最終更新:2013年09月12日 07:14