
よぉし…月が見えた!
新地球連邦軍がアイムザット・カートラル主導の下にゾンダーエプタで開発したサテライトシステム搭載型汎用モビルスーツ。ガンダムXの強化発展型で、MS単体としては究極的な攻撃力を持つ。Gファルコンとの合体機構も備えられており、サテリコンのGファルコンとの合体もサテリコンとの接触後可能になった。
スペック
分類 | サテライトシステム搭載型モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | GX-9901-DX |
全高 | 17.0m |
重量 | 7.8t |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
開発 | 新地球連邦軍 |
所属 | 新地球連邦軍→フリーデン |
主なパイロット | ガロード・ラン、ティファ・アディール |
初登場作品 | 機動新世紀ガンダムX 第24話「ダブルエックス起動!」(1996年9月13日放送) |
パイロットプロフィール
- ガロード・ラン
第7次宇宙戦争で両親を失った戦災孤児で、バルチャーの少年。年齢17歳。ガンダムエックスのパイロットで、後にガンダムダブルエックスに搭乗する。自称「炎のMS乗り」。名前の由来は「我(=ガ)が道(=ロード)を行く(=ラン)」から。父がメカニックであった影響かメカの扱いに長け、MSの操縦もこなす。そういった経緯もあり元々はメカ屋になるのが夢であったが、ある日、流れのMS乗りに住んでいた町を襲われる。本人は奇跡的に助かるが、その時に本人曰く一度死んで「何か」が吹っ切れ、その後は荒廃した世界の中で、MSハントやジャンク屋、MS回収等アウトローな事業を生業として生きてきた。ティファ・アディールに出会って一目惚れし、彼女を守る為に行動するようになる。
身長161cm、体重53kg
CV:高木渉
身長161cm、体重53kg
CV:高木渉
武装
- ヘッドバルカン
頭部に2門内蔵しているバルカン砲。
- ブレストランチャー
胸部下に2門内蔵している三砲身ガトリング砲。
- マシンキャノン
両肩に2門内蔵している。
- ツインサテライトキャノン
背部に2門装備された戦略級兵器サテライトキャノンの強化型。
- ハイパービームソード
新型サテライトシステムによりGXの大型ビームソードの更に数倍以上の出力を持つ強力なビームソード。
- DX専用バスターライフル
専用の高出力ビームライフル。
- ディフェンスプレート
実体盾。正規軍以外の装備する各武装では傷一つ付ける事の出来ない強度を持つ。
名台詞
- 「いわゆる、ホールドアップってヤツ?」
第1話での最初の台詞。金と食糧を求めジェニスで暴れるバルチャーを咄嗟の機転で、コクピットハッチを開け銃を突きつけて。この「ホールドアップ」は制作会社と監督とメインライターが同じ『勇者警察ジェイデッカー』では主役ロボのデッカードの決め台詞となっているのだが、この時銃を向けられたバルチャー役の声優はデッカード役の古澤徹(現・古澤融)氏である。
- 「これで動いたら俺は神様信じる!」
- 「どうだっ!」
同上。放棄されていた基地にあったGXに乗り込むも、操縦桿が無いことから動かすことができずに万事休すとなりかけるが、攻撃を受けた衝撃で懐から転げ落ちたGコンを一か八かで装着して起動に成功する。
- 「ガンダム、売るよ!」
第7話タイトル。船出(家出)したガロードがガンダムXを売りに出そうとした時の啖呵。
- 「よぉし…月が見えた!」
第34話タイトル。ゲームではツインサテライトキャノン使用時の台詞に使われている。
- 「過ちは繰り返させない!」
第39話にて、あくまで戦乱を望むフロスト兄弟に対して。この後ツインサテライトキャノンとサテライトランチャーの撃ち合いとなり、双方の機体は大破する。
余談
- メカデザインの大河原氏は本機のデザインについて直接のコメントは残していないが、ガンダムエックスについては「デザインモチーフは、長刀を背負った佐々木小次郎です」とのコメントを残している。そのため、2本のサテライトキャノンを背負ったダブルエックスについては「二刀流の宮本武蔵をモチーフにしたのでは」とされている。
添付ファイル