
ヒホウ…ワタセ…!
ガイ・ガイ・チュー!
地帝国バグナラクの戦闘兵。様々な虫の蛹の特徴を全身に有し、専用武器のガンショベルで敵を薙ぎ払ったり銃のように標的を狙い撃つ等して攻撃する。ちなみに打ち出す弾丸は超小型の同族。つまり微小サイズのサナギム。無限に増殖して「ガイ・ガイ・チュー!」と叫びながら様々な作戦に従事する。紫色の琥珀のようなエネルギーに包まれることで巨大化することも可能。ある程度大きさの調整は出来るのか、シュゴッダムの城壁を上回る体躯の個体の他数m程度の大きさの個体も確認できる。恐らく怪ジームが巨大化する「異常成虫」と呼ばれる能力の延長線上のものと思われるが詳細不明。生物のためかダメージを受けると黒い血を撒き散らし致命傷を受けると爆発四散する。有事以外では好き勝手行動しているが、その中には「お互いをガンショベルで撃ち合う」という異常なものも含まれる。
データ
所属 | 地帝国バグナラク |
初登場作品 | 王様戦隊キングオージャー 第1話「我は王なり」(2023年3月5日放送) |
ドラゴニュートの人形劇では…
Dr.ハリネズミの逆襲にて、Dr.ハリネズミJr.の配下として登場したのが初。しかし、Episode1「ビギニング」以降はバグナラク連合の主戦力として複数の個体が登場しては倒されている。映画第3作でバグナラク連合と和解した事で、多くのサナギムが味方に付いたと思われるが…?撮影にはバグナラクシリーズのソフビを使用しており、動画には合計2体のサナギムが登場している。当初は1体のみだったが、動画の撮影の為にもう1体購入、更にその後4体購入し、計6体のサナギム軍団が完成した。動画の為とは言え、買い過ぎである。
余談
- 名前の由来はそのまま「サナギ」。
- 後に明らかになったバグナラクの真実を踏まえてみると「戦乱が続く環境の中で生まれ育ち、未熟な段階から戦い、好戦的な性質を持つようになる」姿から、少年兵の要素も含まれていると思われる。
- 上記の通りバグナラクが地帝国から狭間の国に刷新して以降、平和的な個体も登場しており、戦闘員のサナギムはデズナラク8世と同じく、環境によって加害者にされてしまった被害者と評価できる。
- 武器がシャベル型の銃は微妙に思えるかもしれないが、現実の陸軍ではシャベルは隠れるための穴(塹壕)を掘るのみならず、有事には白兵戦の強力な武器にもなる等、様々な用途に使える装備品として重宝されている。そして多くの昆虫が地中でサナギになる生態を踏まえると、未熟なサナギの段階からすでに攻撃性を備えるサナギムの性質と非常にマッチした武器であろう。
- データ放送で遊べるゲームにサナギムを退治できる「サナギムをたおせ!」があるが、バグナラクと和解後の第27話以降でもプレイ出来た。
- 前述の通り、敵戦闘員というポジションはバグナラクが狭間の王国となってからもグローディにゾンビ化される形で継続している。
- 一方で第47話に行われた「対『神の怒り』避難計画」を行うためゲロウジームと協力して緊急避難所として開放しや最後の戦いでダグデドが蘇らせた怪ジームや宇蟲五道化のゾンビたちに立ち向かう(しかも指揮していたのは過去の王)などバグナラクが持っていた「助け、手を取り合う」として民たちと協力する優しい一面も見せるシーンも見せた。
- 最終的に戦隊側と争わなくなった戦闘員としては3年連続になる(正確にはドルイドン族やヨドンヘイムも和解が成立した為、直接ではないが厳密な意味では5年連続)。
添付ファイル