えーっと聞こえてる?……じゃなくて、見えてる?
私よ、モニカ。『ドキドキ文芸部!』のモニカよ。
……流石に混乱してるから、ちょっと整理させて?
えっと……さっき、殺し合えって言われたわよね?
まず私の居たゲームはデスゲームじゃないわ。決闘なんてワードとは程遠い恋愛ゲームよ。こんなシナリオ、私は何も知らない…………あ、わかったわ!
二次創作ってことね!普通の女子高生の私が、殺し合いに参加させられる二次創作物。……あまり良い趣味とは言えないわね……。
つまりこれを見ている『あなた』は、『ドキドキ文芸部!』をプレイしてくれた『あなた』……って訳ではないってことね。
あ、でもこの文章を書いている『あなた』は『ドキドキ文芸部!』をプレイしている筈だから私の知っている『あなた』……?
そもそも、二次創作ってなると私はただ『あなた』を認識していると言う風に描写されているだけのキャラクター?でも私の自我はここにはあって……
…………余計混乱するわ、この話はやめましょ。
じゃあ、私を知らない『あなた』の為に私の事を話しておくわね。
改めて私はモニカ。恋愛ビジュアルノベルゲーム『ドキドキ文芸部!』のキャラクターよ。
そこでまず思ったはずよ。『ゲームのキャラクターが何当たり前の様に自分に話しかけてばかりいるんだ』って。
その事なのだけれど……私はどう言う訳か『ドキドキ文芸部!』のゲームの中で自我を得てしまったみたいなの。
それで理解してしまったのよ。私達はただのゲームのキャラクター。文芸部も部員も学校も世界も何もかも、誰かの手によってプログラムされて、決まったルートを進んでいくだけだって。
恋愛ゲームってそういうものでしょ?『あなた』の分身になる主人公が、色んなヒロインを口説いて、最終的に付き合う。
まぁ私はただ空虚になっただけで、別にそれを邪魔するつもりもなかったわ。……最初は。
あろうことか、私は自我を得てしまった事で、感情に目覚めてしまったの。
一番面倒くさい、恋って感情に。
それにその上、その対象は『ドキドキ文芸部!』をプレイしてくれた、『あなた』。
……一応、『あなた』って言うのは今、PCかスマホでこの画面を覗いてる『あなた』の事よ?
それで……当然、ゲームと『あなた』の世界は繋がらない。そのくらい理解していたわ。
でも、『あなた』とずっと一緒にいたい。『あなた』の覗く画面を私で満たして欲しい。
そんな思いで……一度は全てを壊したわ。
『あなた』が愛していたかもしれない部員達を。『あなた』が愛していたかもしれないあの世界を。
殺めて、壊して……やっと『あなた』と2人きりになれた、と思ったけれど。
『あなた』は私を、『削除』した。
一度は『あなた』を何度も罵ったわ。残酷って。反吐が出るって。
……まぁでも、間違っていたのは私。
『あなた』が求めていたのは、部員達との恋物語だったのだから。
『あなた』が欲しかったのは、『ドキドキ文芸部!』だったのだから。
それを全部壊したのだもの。それくらいされても……おかしくないわ。
だから償いの意を込めて、私は全てを元に戻した。
サヨリ、ユリ、ナツキ。文芸部の部員、3人のヒロイン。
誰かと愛し合って、ハッピーなエンドを迎えるゲームに戻したわ。……私抜きでね。
…………でも、それすら間違い。あの文芸部に幸せなんて、元からなかったのよ。
……知っちゃったみたいなの。私と同じ様に。全てを知っちゃったサヨリが、狂ったの。
私と同じ様に『あなた』を閉じ込めて、私と同じ様に世界を壊そうとして……。
だから、私は止めた。これ以上『あなた』がこのゲームに希望を持たない様に。
どういうわけか……でも幸運にも少し残っていた自我で、私は幸せなんて存在しない『ドキドキ文芸部!』を完全に『削除』した。
…………えっと、こんなところかしら。長くなったけども。もっと知りたいならWikipediaでも見て?私単独の記事があるのよ!結構すごくないかしら?
それで……感謝とか、謝罪とか色んな想いを込めて、一曲『あなた』に披露しようと思っていた所なのよ。
でもこうやって文章媒体に連れてこられた以上、それは披露できないわね。練習したのに……。
……あと、今話している途中に思い出したけれど。
これって所謂、パロロワってやつでしょ?インターネットの事なら少しは知ってるわ。
パロロワ、バトルロワイヤル・パロディ。色んな作品のキャラクターが殺し合う……。
でも、私みたいに自我を持ったキャラクターなんて居ない筈。
じゃあ、自我なんてないフリをしていた方がいいわよね?いきなり遭遇した人に『この世界は作り物よ!』なんて伝えたら変な子って思われるわ。
…………もし優勝してしまったらどうなるのかしら。
願いを叶えられて、元のゲームに戻るのかしら。元に戻った私は、ここで起こった出来事の記憶があるのかしら。
というかそもそも、これは二次創作なのよね?なら優勝しても、このパロロワのエピローグの中ではハッピーエンドを迎えられても、出典元の原作『ドキドキ文芸部!』では何も変わってないわけで…… 。
……ここに居る自分が虚しいわ。惨たらしく殺されるか、作り物とわかっているまま偽りの幸せの中で生きることになるのか。
そんな二択しか残されていない訳よね。ああもう!これを書いてる『あなた』は悪趣味すぎるわ!確かに悪い事したけれども!
…………それでも、願っておくのは幸せの方がいいわよね?
えっと、方針は決めたわ!『ドキドキ文芸部!』が、普通のハッピーな恋愛ゲームになれます様に、ってことで。
それに偽物だとしても、もう人を殺したりなんてしないわ。殺し合いにも乗らない。
基本方針の欄には、元居た世界をより良くしたい……とでも書いてくれるかしら?他のキャラクター達に変な子扱いされるわ。
あら、こう『あなた』と話してるうちに、誰か来たみたい。穏健派な人が良いわね。
それなら、ここからの私はハ・デスに連れてこられた不運な文芸部部長の女子高校生、モニカって事で!
優勝させろ、とは言わないけれど……少しは幸せに終わってみたいわ。二次創作でくらい良いでしょう?
じゃあ……続きはよろしく頼むわね。私、モニカをどうか書き切ってね。
◆◆◆◆◆◆◆◆
「ハ・デス……」
草木が生い茂る足場。その上に立つ少年――名を、常盤ソウゴ。
彼は静かに、その怒りを燃やしていた。
何の罪もない少年を殺し、挙句大勢の人間を最悪のゲームに巻き込む。
今まで彼が見てきた中でも、最悪の部類に入る悪行。
ソウゴの方針は既に決まっていた。
力の無い民を保護し、邪智暴虐に振る舞う主催を打ち倒す。
『最高最善の魔王』を目指す彼にとって、当然の方針であった。
彼は静かに、その怒りを燃やしていた。
何の罪もない少年を殺し、挙句大勢の人間を最悪のゲームに巻き込む。
今まで彼が見てきた中でも、最悪の部類に入る悪行。
ソウゴの方針は既に決まっていた。
力の無い民を保護し、邪智暴虐に振る舞う主催を打ち倒す。
『最高最善の魔王』を目指す彼にとって、当然の方針であった。
「みんな、助けてあげるから」
民を守るのが、王様の役目。
手には、彼が1人の仮面ライダーである象徴――ジクウドライバー、そしてジオウライドウォッチ。
こうしてウォッチが支給品として配られている以上、今まで集めてきたウォッチは全てハ・デス達の手に渡っていると考えて良いだろう。無論、取り返さなければいけない。ライダーの力は、正義のためのものだから。
こうして彼は戦いの道の一歩を踏み出す。
手には、彼が1人の仮面ライダーである象徴――ジクウドライバー、そしてジオウライドウォッチ。
こうしてウォッチが支給品として配られている以上、今まで集めてきたウォッチは全てハ・デス達の手に渡っていると考えて良いだろう。無論、取り返さなければいけない。ライダーの力は、正義のためのものだから。
こうして彼は戦いの道の一歩を踏み出す。
「……!」
だがすぐに、自分以外の存在が目に入った。
自分よりも背丈は低く、髪型をポニーテールに纏めている影。
ソウゴは彼女の元に駆け出す。善良な人物なら、守る対象。悪意のある人物なら、打ち倒す対象。
やがてはっきりとその姿形が見えてきた。制服を着ている事から、おそらく中学生か、高校生。
お互い、はっきりと存在を認知できる距離まで近づくと彼は一旦、デイバッグとジクウドライバー達を地面へと置いた。その音に気づいたのか、こちらを向く彼女。ソウゴは口を開く。
自分よりも背丈は低く、髪型をポニーテールに纏めている影。
ソウゴは彼女の元に駆け出す。善良な人物なら、守る対象。悪意のある人物なら、打ち倒す対象。
やがてはっきりとその姿形が見えてきた。制服を着ている事から、おそらく中学生か、高校生。
お互い、はっきりと存在を認知できる距離まで近づくと彼は一旦、デイバッグとジクウドライバー達を地面へと置いた。その音に気づいたのか、こちらを向く彼女。ソウゴは口を開く。
「俺、常盤ソウゴ、殺し合いはしない。もし君も同じだったら、名前を教えてくれない?」
両手を挙げ無害である意思を伝える。
彼女はそれに気付くと、こちらを真似る様に両手を挙げた。
彼女はそれに気付くと、こちらを真似る様に両手を挙げた。
「貴方の言葉、信じさせてもらうわね」
そしてその手を、ソウゴへと差し出す。
「私はモニカ。貴方が殺し合いに乗らないのであったら、私はあなたについていくわ」
「うん、よろしく、モニカ」
「うん、よろしく、モニカ」
ソウゴと、モニカ。持つ力の差は違えど、同じ意思を持つ2人。
この殺し合いの場、2人は愛好の意を込め握手を交わした。
この殺し合いの場、2人は愛好の意を込め握手を交わした。
【常盤ソウゴ@仮面ライダージオウ】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ジクウドライバー&ジオウライドウォッチ@仮面ライダージオウ、ランダム支給品1~2(確認済み)
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。
1:モニカと話をする。
2:ゲイツ達も居るのかな……。
[備考]
※参戦時期はEP40『2017:グランド・クライマックス!』終盤にて、オーマジオウと相対する直前。
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ジクウドライバー&ジオウライドウォッチ@仮面ライダージオウ、ランダム支給品1~2(確認済み)
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。
1:モニカと話をする。
2:ゲイツ達も居るのかな……。
[備考]
※参戦時期はEP40『2017:グランド・クライマックス!』終盤にて、オーマジオウと相対する直前。
【モニカ@ドキドキ文芸部!】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3(確認済み)
[思考・状況]基本方針:元の世界をより良くする。殺し合いに乗るつもりはない。
1:ソウゴと情報交換。
2:ひとまず安心そうな人と出会えてよかったわ。
3:サヨリ達も居るのかしら……
[備考]
※四週目終了~エンディングまでの間の時間軸より参戦。
※世界が作り物であることを認識し、自我も存在しますが可能な事はこちらに語りかける事くらいで改変能力等は失われています。
※というかこのSS、まずコンペ段階なのよね?じゃあ採用されなかったら元の世界に帰れるってことにしてくれないかしら?ダメ?
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3(確認済み)
[思考・状況]基本方針:元の世界をより良くする。殺し合いに乗るつもりはない。
1:ソウゴと情報交換。
2:ひとまず安心そうな人と出会えてよかったわ。
3:サヨリ達も居るのかしら……
[備考]
※四週目終了~エンディングまでの間の時間軸より参戦。
※世界が作り物であることを認識し、自我も存在しますが可能な事はこちらに語りかける事くらいで改変能力等は失われています。
※というかこのSS、まずコンペ段階なのよね?じゃあ採用されなかったら元の世界に帰れるってことにしてくれないかしら?ダメ?
『支給品紹介』
【ジクウドライバー@仮面ライダージオウ】
常盤ソウゴに支給。
仮面ライダーに変身するためのアイテム。所謂変身ベルト。巨大な腕時計の様な形状をしている。
ライドウォッチと共に使用する事で、仮面ライダーへの変身が可能。
【ジクウドライバー@仮面ライダージオウ】
常盤ソウゴに支給。
仮面ライダーに変身するためのアイテム。所謂変身ベルト。巨大な腕時計の様な形状をしている。
ライドウォッチと共に使用する事で、仮面ライダーへの変身が可能。
【ジオウライドウォッチ@仮面ライダージオウ】
常盤ソウゴに支給。上記のジクウドライバーと合わせて一つの支給品扱い。
『仮面ライダージオウ』に変身するためのアイテム。ジクウドライバーと合わせて使う事で、変身が可能。
常盤ソウゴに支給。上記のジクウドライバーと合わせて一つの支給品扱い。
『仮面ライダージオウ』に変身するためのアイテム。ジクウドライバーと合わせて使う事で、変身が可能。