ボディーラインを浮かび上がらせる、扇情的な衣装を身に纏う。
腿を、二の腕を、背を、頬を。
剥き出しにした肌を寒風が撫でるも、燻り続ける魂の熱はまるで冷めない。
腿を、二の腕を、背を、頬を。
剥き出しにした肌を寒風が撫でるも、燻り続ける魂の熱はまるで冷めない。
当然の如く感情を宿し生まれた以上、一度たりとも負の念を宿さなかったと言うつもりはない。
怒りを感じ、不快さを味わい、苛立ちに顔を顰め、呆れを言葉に出す。
生きた願望器と言えど、情緒を育む環境に身を置いて来たとあらば。
朔月美遊もまた、年相応の感情を面に出すのは何もおかしな事ではなかった。
怒りを感じ、不快さを味わい、苛立ちに顔を顰め、呆れを言葉に出す。
生きた願望器と言えど、情緒を育む環境に身を置いて来たとあらば。
朔月美遊もまた、年相応の感情を面に出すのは何もおかしな事ではなかった。
だが、二十にも満たぬ生なれど。
生まれてこの方、これ程までに憎悪を抱いたことは。
殺してやりたいと、心の底から復讐心が芽生えたのは初めてだった。
生まれてこの方、これ程までに憎悪を抱いたことは。
殺してやりたいと、心の底から復讐心が芽生えたのは初めてだった。
思考を回す最中、常に頭へ根を張るのは己が目に飛び込んだ忌まわしき現実。
最愛の兄が刺し殺され、息絶える悪夢同然の光景。
螺子が外れた玩具のように、糸の切れた人形のように。
ピクリとも動かぬ兄を見下ろす、元勇者。
変えられぬ一つの過去として、美遊の魂へ亀裂を生んだ衛宮士郎の死。
最愛の兄が刺し殺され、息絶える悪夢同然の光景。
螺子が外れた玩具のように、糸の切れた人形のように。
ピクリとも動かぬ兄を見下ろす、元勇者。
変えられぬ一つの過去として、美遊の魂へ亀裂を生んだ衛宮士郎の死。
下手人たる少女へ怨嗟を叫ぼうと、届かない。
殺意を籠めた刃を振るおうとも、届かない。
人質という立場は美遊を優勝者以外の手から守護する城壁であり、同時に参加者への干渉を封じる牢獄。
幽閉されたお姫様はただ、狭い部屋でデスゲームの行く末を見届ける以外に何も出来ない。
殺意を籠めた刃を振るおうとも、届かない。
人質という立場は美遊を優勝者以外の手から守護する城壁であり、同時に参加者への干渉を封じる牢獄。
幽閉されたお姫様はただ、狭い部屋でデスゲームの行く末を見届ける以外に何も出来ない。
その筈だった、ほんの数分前までは。
勝者の願望成就を果たす装置、そこには新たに創世の神を据えて。
お役御免となった美遊は、会場に解き放たれた。
争奪戦の報酬に指定されてしまい、今や全てのプレイヤーに狙われる立場なれど。
勝ち残り願いを叶える権利の獲得は、果たせている。
兄を奪われた少女を憐れみ、僅かばかりの慈悲でチャンスをくれてやった。
といった理由が含まれる筈がなく、どこまで突き詰めても遊びの一環でしかない。
お役御免となった美遊は、会場に解き放たれた。
争奪戦の報酬に指定されてしまい、今や全てのプレイヤーに狙われる立場なれど。
勝ち残り願いを叶える権利の獲得は、果たせている。
兄を奪われた少女を憐れみ、僅かばかりの慈悲でチャンスをくれてやった。
といった理由が含まれる筈がなく、どこまで突き詰めても遊びの一環でしかない。
さりとて、構うものか。
参加者と同じ立場に降ろされた、同じ場所までやって来れた。
憎き元勇者へ、憤怒を籠めた刃を突き立てる機会を得た。
揺るぎない一点が、殺意を一層研ぎ澄ます。
参加者と同じ立場に降ろされた、同じ場所までやって来れた。
憎き元勇者へ、憤怒を籠めた刃を突き立てる機会を得た。
揺るぎない一点が、殺意を一層研ぎ澄ます。
「――――いた」
静寂を小蝿の羽音で破られるように、思考の端を掠めるノイズ。
付近一帯へ広げた“網”に引っ掛かる気配は、記憶にあるどれとも一致せず。
元勇者ではないことへ、落胆を味わい。
親友ではないことへ、安堵を抱いてしまい。
猛烈な自己嫌悪が苦みとなり、口いっぱいに広まる。
付近一帯へ広げた“網”に引っ掛かる気配は、記憶にあるどれとも一致せず。
元勇者ではないことへ、落胆を味わい。
親友ではないことへ、安堵を抱いてしまい。
猛烈な自己嫌悪が苦みとなり、口いっぱいに広まる。
愛すべき友が、自分を助ける為に奔走し続けたと知っていて尚。
再会に急ぐではなく、彼女が望まぬ暴挙に出ようとする己自身が。
踏み潰してやりたいくらい、醜悪に思えてならない。
再会に急ぐではなく、彼女が望まぬ暴挙に出ようとする己自身が。
踏み潰してやりたいくらい、醜悪に思えてならない。
「……っ」
覚悟が揺らぎ、亀裂が生じる。
傍らにいなくとも、親友を思えば思う程に意思は脆くなるばかり。
崩れかけた決意はしかし、喪失の苦痛が鉄線となり縛り上げ形を保つ。
兄の最期を、兄の命を奪った少女を今一度脳裏へ焼き付ける。
傍らにいなくとも、親友を思えば思う程に意思は脆くなるばかり。
崩れかけた決意はしかし、喪失の苦痛が鉄線となり縛り上げ形を保つ。
兄の最期を、兄の命を奪った少女を今一度脳裏へ焼き付ける。
奪われたならば、取り戻さねばならない。
どんな方法に縋ろうとも、誰を敵に回そうとも。
自分がやるしかない、呪詛の如く言い聞かせる。
どんな方法に縋ろうとも、誰を敵に回そうとも。
自分がやるしかない、呪詛の如く言い聞かせる。
「――変身」
『Evolution』
迷いを断ち切るように、或いは迷いから目を逸らすように。
握り締めたカードを振り下ろし、魔法少女(カレイドライナー)と異なる力を解放。
全身をくまなく覆うボディスーツは、鮮血よりも尚濃い赤。
黄金の装甲が各部に装着、重厚感とスマートさを兼ね備えた戦士が現る。
握り締めたカードを振り下ろし、魔法少女(カレイドライナー)と異なる力を解放。
全身をくまなく覆うボディスーツは、鮮血よりも尚濃い赤。
黄金の装甲が各部に装着、重厚感とスマートさを兼ね備えた戦士が現る。
仮面ライダーワイルドカリスの、正史における誕生経緯も。
切札(にんげん)と鬼札(ジョーカー)の友情も、何一つ知らない美遊にとって。
望まず得たライダーの力は、嫌悪の対象でしかなかった。
ゲームを盛り上げるイベントボスに、相応しい強さを与える。
ただそれだけの理由で肉体を弄ばれたのだ、喜べる筈があるものか。
切札(にんげん)と鬼札(ジョーカー)の友情も、何一つ知らない美遊にとって。
望まず得たライダーの力は、嫌悪の対象でしかなかった。
ゲームを盛り上げるイベントボスに、相応しい強さを与える。
ただそれだけの理由で肉体を弄ばれたのだ、喜べる筈があるものか。
ああ、だけど。
今の自分には却って、お似合いなのかもしれない。
親友と肩を並べ、ゲームマスターに抗う道に背き。
穢れた殺戮者に堕ちようとするのだから。
クラスカード回収に始まり、共に駆け抜けて来た相棒じゃなく。
悪しき神に齎された凶器を振るう方が、余程相応しいだろう。
今の自分には却って、お似合いなのかもしれない。
親友と肩を並べ、ゲームマスターに抗う道に背き。
穢れた殺戮者に堕ちようとするのだから。
クラスカード回収に始まり、共に駆け抜けて来た相棒じゃなく。
悪しき神に齎された凶器を振るう方が、余程相応しいだろう。
戸惑いを噛み砕き、闘争へと身を投げ出す。
後戻り出来なくなる未来を、救われる為の手を差し出されなくなる末路を。
覚悟を固められる自分自身に、期待を抱いて。
後戻り出来なくなる未来を、救われる為の手を差し出されなくなる末路を。
覚悟を固められる自分自身に、期待を抱いて。
されど、忘れるなかれ。
遊戯盤の駒に選ばれし者達は決して、狩られるだけの贄に非ず。
魔法少女の刃が向かう先には、真紅の魔王が待ち構える。
遊戯盤の駒に選ばれし者達は決して、狩られるだけの贄に非ず。
魔法少女の刃が向かう先には、真紅の魔王が待ち構える。
○
来る。
細胞を刺し貫く殺気が、思考を警戒一色に染め上げる威圧感が。
黄金の果実を巡る戦いで磨き抜いた、戦士の本能がそう告げる。
細胞を刺し貫く殺気が、思考を警戒一色に染め上げる威圧感が。
黄金の果実を巡る戦いで磨き抜いた、戦士の本能がそう告げる。
戦闘が起きているだろう白い建造物へと、速めていた足を止める。
顔も名前も、そもそも本当にいるかどうかさえ不確かな参加者の元へ向かう。
頭に置いた方針は、目前へと迫る脅威によって遥か彼方へ追いやられた。
戒斗の予感は外れる事なく、鎧の戦士が姿を見せる。
沢芽市のどのアーマードライダーとも一致しない、未知の存在。
腹部へ付けたバックルも、戦極凌馬が開発したドライバーと完全に別物。
顔も名前も、そもそも本当にいるかどうかさえ不確かな参加者の元へ向かう。
頭に置いた方針は、目前へと迫る脅威によって遥か彼方へ追いやられた。
戒斗の予感は外れる事なく、鎧の戦士が姿を見せる。
沢芽市のどのアーマードライダーとも一致しない、未知の存在。
腹部へ付けたバックルも、戦極凌馬が開発したドライバーと完全に別物。
しかし知っている。
眼前の戦士が何者かは戒斗に限らず、全ての参加者が正体を知らされた。
眼前の戦士が何者かは戒斗に限らず、全ての参加者が正体を知らされた。
「……そうか」
何故、ライダーに変身し自分の元へ現れたのか。
目的が何かを、あえて尋ねはしない。
可能性としては、十分にあり得た事態だ。
一時の怒りに身を任せ、思慮深さの放棄に出たが故か。
それとも、考え抜いた上で選び抜いた道か。
どちらが正解であろうと、重要ではない。
目的が何かを、あえて尋ねはしない。
可能性としては、十分にあり得た事態だ。
一時の怒りに身を任せ、思慮深さの放棄に出たが故か。
それとも、考え抜いた上で選び抜いた道か。
どちらが正解であろうと、重要ではない。
「生憎だが、貴様の願いの礎になる気はない」
葛葉絋汰なら、言葉を重ね考え直すよう訴えたろう。
生憎と、自分にそういった反応を期待するだけ無意味だ。
動機が何であれ、敵に回った以上は容赦しない。
ゲームマスターの甘言に屈し、願いの為に血を浴びる道を彼女自身が決めたとあらば。
力で以てねじ伏せるまでのこと。
生憎と、自分にそういった反応を期待するだけ無意味だ。
動機が何であれ、敵に回った以上は容赦しない。
ゲームマスターの甘言に屈し、願いの為に血を浴びる道を彼女自身が決めたとあらば。
力で以てねじ伏せるまでのこと。
「俺を仕留める気でノコノコ顔を出したなら……大きな間違いと知れ!!」
コートを翻し、己に宿る力を解き放つ。
体内から突き出る無数の植物は、嘗て戒斗を理性無き獣へ堕とさんとした異星からの侵略者。
強靭な精神によって支配下に置き、今や意思一つで操れるに至った。
肉体は鎧を思わせる分厚い外殻に覆われ、四肢の太さも倍へ。
捻じくれた角を生やす様は正に悪魔、否、魔王と呼ぶに相応しい。
体内から突き出る無数の植物は、嘗て戒斗を理性無き獣へ堕とさんとした異星からの侵略者。
強靭な精神によって支配下に置き、今や意思一つで操れるに至った。
肉体は鎧を思わせる分厚い外殻に覆われ、四肢の太さも倍へ。
捻じくれた角を生やす様は正に悪魔、否、魔王と呼ぶに相応しい。
「――――っ」
超越者(オーバーロード)たる王を前に、対峙する少女も無反応ではいられない。
枷を付けられ力を抑制されているも、絶大なプレッシャーを間近で浴び。
知らず知らずの内に、音を立てて生唾を飲み込む。
意思を持たないクラスカードの英霊とは、文字通り次元が違う。
旧き世界を滅ぼし、強き者だけが生存を許された新世界の創造を果たさんとした男の。
ロード・バロンの強さを、刃を交えるまでもなく理解する。
枷を付けられ力を抑制されているも、絶大なプレッシャーを間近で浴び。
知らず知らずの内に、音を立てて生唾を飲み込む。
意思を持たないクラスカードの英霊とは、文字通り次元が違う。
旧き世界を滅ぼし、強き者だけが生存を許された新世界の創造を果たさんとした男の。
ロード・バロンの強さを、刃を交えるまでもなく理解する。
骨が折れるどころの話じゃない、本当だったら自分一人で勝ちを狙いに行くのが間違い。
とはいえ、だ。
死ぬ気も負ける気も、勝利を譲る気だって皆無。
自分は既に踏み出してしまった、今更白旗を挙げるなんてそれこそあり得ない。
弱気になり掛けた内心を叱咤、得物を引き抜き標的の殺害に意識を沈ませる。
とはいえ、だ。
死ぬ気も負ける気も、勝利を譲る気だって皆無。
自分は既に踏み出してしまった、今更白旗を挙げるなんてそれこそあり得ない。
弱気になり掛けた内心を叱咤、得物を引き抜き標的の殺害に意識を沈ませる。
保護すべき被害者ではなく、明確な敵と見なした事実を体現するかのように。
先手を切るはロード・バロン、瞬く間に距離を詰めるや振り下ろされる腕。
本来操る得物に非ず、黒の剣士の愛剣が頭上より襲来。
アンダーワールド随一の硬度を誇る巨木を素材とする夜空の剣に、オーバーロードの膂力を乗せた一撃だ。
頭部を覆い尽くす仮面諸共、叩き割り早期決着へ持って行く。
先手を切るはロード・バロン、瞬く間に距離を詰めるや振り下ろされる腕。
本来操る得物に非ず、黒の剣士の愛剣が頭上より襲来。
アンダーワールド随一の硬度を誇る巨木を素材とする夜空の剣に、オーバーロードの膂力を乗せた一撃だ。
頭部を覆い尽くす仮面諸共、叩き割り早期決着へ持って行く。
ただ力強いだけじゃない、常人の限界を優に追い越す速さも加わった剣はしかし。
ロード・バロン同様、人外の域へ鎮座する双刃に阻まれる。
鎌状の専用装備、ワイルドスラッシャーを交差し防御。
小癪な抵抗を叩き潰すべく、互いに力を籠めるも根を張ったように後退せず拮抗。
刀身同士がキリキリと擦れる音が、鼓膜へ不快な響きを届けた。
ロード・バロン同様、人外の域へ鎮座する双刃に阻まれる。
鎌状の専用装備、ワイルドスラッシャーを交差し防御。
小癪な抵抗を叩き潰すべく、互いに力を籠めるも根を張ったように後退せず拮抗。
刀身同士がキリキリと擦れる音が、鼓膜へ不快な響きを届けた。
膠着状態の維持はどちらも望まず、次撃へ移ったのはワイルドカリス。
夜空の剣を力任せに受け流し、体勢を僅かばかり崩しに掛かる。
即座に持ち直されるとは承知の上だ、すかさずロード・バロンの胸板を蹴り付け後退。
距離が開くや、今度は自分の番とばかりに急接近。
双刃を操る両腕が掻き消え、踊り狂うかの攻めを繰り出す。
馬鹿正直に斬撃を浴びるつもりはない、ロード・バロンも長剣を手に対処へ動く。
夜空の剣を力任せに受け流し、体勢を僅かばかり崩しに掛かる。
即座に持ち直されるとは承知の上だ、すかさずロード・バロンの胸板を蹴り付け後退。
距離が開くや、今度は自分の番とばかりに急接近。
双刃を操る両腕が掻き消え、踊り狂うかの攻めを繰り出す。
馬鹿正直に斬撃を浴びるつもりはない、ロード・バロンも長剣を手に対処へ動く。
一撃を防ぎ、それから次も対処に移る。
などと悠長な動きで凌ぎ切れる、チャンバラごっこじゃあない。
ワイルドカリスが腕を振るう度に、あらゆる方向より不可視の刃が襲来。
敵の得物は両手の二本のみ、そう視界で得られる情報だけで思い込むのは大間違いだ。
などと悠長な動きで凌ぎ切れる、チャンバラごっこじゃあない。
ワイルドカリスが腕を振るう度に、あらゆる方向より不可視の刃が襲来。
敵の得物は両手の二本のみ、そう視界で得られる情報だけで思い込むのは大間違いだ。
頭部に備わったV字型のアンテナと、襟元の鋭利な装甲部。
上記二つのパーツは高速振動を起こし、斬撃波を放つ機能を持つ。
両手の鎌で斬り付けるのに合わせ、常時広範囲に刃を拡散していると言っても過言ではない。
迂闊に近寄らば裁断は免れず、慌てて逃げても無意味。
上記二つのパーツは高速振動を起こし、斬撃波を放つ機能を持つ。
両手の鎌で斬り付けるのに合わせ、常時広範囲に刃を拡散していると言っても過言ではない。
迂闊に近寄らば裁断は免れず、慌てて逃げても無意味。
攻防一体の敵を前に、ロード・バロンに後退の二文字は無し。
恐れを知らぬと踏み込み、夜空の剣を豪快に振り回す。
膂力に物を言わせ刀身を叩き付け、斬撃波を真っ向から粉砕。
打ち漏らした分が外殻を引っ掻くも、知った事かと全て捨て置く。
どれもこれもが致命傷には程遠い、オーバーロードの肉体は下手な装甲を凌駕する硬度だ。
恐れを知らぬと踏み込み、夜空の剣を豪快に振り回す。
膂力に物を言わせ刀身を叩き付け、斬撃波を真っ向から粉砕。
打ち漏らした分が外殻を引っ掻くも、知った事かと全て捨て置く。
どれもこれもが致命傷には程遠い、オーバーロードの肉体は下手な装甲を凌駕する硬度だ。
手数で勝るワイルドカリス相手に、不利を一切感じさせぬ速度で渡り合う。
急所を、四肢を、あらゆる箇所を狙い両方の鎌を突き刺すも。
どれもこれもが届かず、弾き返される。
数段階速さを上げれば当然の如く敵も並び、追い越せる気配がまるで訪れない。
急所を、四肢を、あらゆる箇所を狙い両方の鎌を突き刺すも。
どれもこれもが届かず、弾き返される。
数段階速さを上げれば当然の如く敵も並び、追い越せる気配がまるで訪れない。
「っ!」
とはいっても、馬鹿正直に得物をぶつけ合うだけが能じゃない。
不意を突くように、ワイルドカリスの腕部から伸びる触手。
植物の蔦を思わせる形状の鞭が、夜空の剣に巻き付く。
引き千切るのは難しくない、しかしほんの僅かでも隙が生まれたのは事実。
腹部へ鎌を走らせるも、標的を切り裂いた手応えはない。
ヒュンと乾いた音は、空振りを嫌でも伝えて来る。
フェムシンムのデェムシュと同じ、全身の気体化で物理攻撃を無効化。
反対にロード・バロンが接触すればダメージとなり、一方的な戦況を可能にする。
不意を突くように、ワイルドカリスの腕部から伸びる触手。
植物の蔦を思わせる形状の鞭が、夜空の剣に巻き付く。
引き千切るのは難しくない、しかしほんの僅かでも隙が生まれたのは事実。
腹部へ鎌を走らせるも、標的を切り裂いた手応えはない。
ヒュンと乾いた音は、空振りを嫌でも伝えて来る。
フェムシンムのデェムシュと同じ、全身の気体化で物理攻撃を無効化。
反対にロード・バロンが接触すればダメージとなり、一方的な戦況を可能にする。
尤も、対抗策がないと言った覚えも無し。
「なに……っ!?」
浮遊したワイルドカリスが宙で回転し、自身を基点に竜巻を発生。
先の斬り合い同様、各部位の振動も加わり刃が周囲へ撒き散らされる。
気体故に何度斬られても問題無いが、勢いを増す暴風は別だ。
六眼の剣鬼との闘争にて、デェムシュが同様の戦法で打ち破られた光景の焼き直し同然に。
物理無効の代償で重量を失ったロード・バロンは、あっという間に遥か彼方へ吹き飛ばされていく。
先の斬り合い同様、各部位の振動も加わり刃が周囲へ撒き散らされる。
気体故に何度斬られても問題無いが、勢いを増す暴風は別だ。
六眼の剣鬼との闘争にて、デェムシュが同様の戦法で打ち破られた光景の焼き直し同然に。
物理無効の代償で重量を失ったロード・バロンは、あっという間に遥か彼方へ吹き飛ばされていく。
「チィ……ッ!」
行き先不明の空の旅など、誰も頼んじゃあいない。
実体化し、安定しない視界のまま大地を踏みしめる。
敵がどうなったかを、焦って探さずとも接近する気配を感知。
高速回転を維持したワイルドカリスが、自身へ蹴りを放つのが見えた。
実体化し、安定しない視界のまま大地を踏みしめる。
敵がどうなったかを、焦って探さずとも接近する気配を感知。
高速回転を維持したワイルドカリスが、自身へ蹴りを放つのが見えた。
夜空の剣を翳し防御の構えを取った直後、刀身の振動が腕まで走り痺れを覚える。
黒の剣士の得物に救われた、そう言うべきか。
直撃を受けて尚も亀裂はおろか、軋み一つ上げない。
だが衝撃そのものまでは殺し切れず、ロード・バロンの体勢がグラつく。
今の蹴りで仕留められると、ワイルドカリスも最初から期待はしてないない。
弓型装備、カリスアローと鎌を組み合わせ高威力の技を発動可能に。
黒の剣士の得物に救われた、そう言うべきか。
直撃を受けて尚も亀裂はおろか、軋み一つ上げない。
だが衝撃そのものまでは殺し切れず、ロード・バロンの体勢がグラつく。
今の蹴りで仕留められると、ワイルドカリスも最初から期待はしてないない。
弓型装備、カリスアローと鎌を組み合わせ高威力の技を発動可能に。
『WILD』
読み込ませたのは、アンデットを封じ込めた通常のラウズカードとは別物。
♥スートのカード、13枚全てを融合させた切札。
番えた光矢に宿るエネルギーの密度たるや、仮面ライダーブレイドのキングフォームをも超える。
照準を合わせ発射、矢は巨大な光の帯と化し戦場を熱く照らす。
♥スートのカード、13枚全てを融合させた切札。
番えた光矢に宿るエネルギーの密度たるや、仮面ライダーブレイドのキングフォームをも超える。
照準を合わせ発射、矢は巨大な光の帯と化し戦場を熱く照らす。
浄滅する輝きの直撃を、甘んじて受け入れる魔王に非ず。
構えるは黒き刀身の長剣以外に、もう一本。
ロード・バロン本来の得物、大剣グロンバリャムを片手に生成。
殺し合いでは夜空の剣という上等な武器があった為、必要な場面も無かったが。
此度の敵は、ゲームマスター直々にチューンアップを施しただけのことはある。
双剣を重ね合わせ、体内に宿るオーバーロードのエネルギーを付与。
極アームズの鎧武を追い詰めた程の、莫大な力で以て迎え撃つ。
構えるは黒き刀身の長剣以外に、もう一本。
ロード・バロン本来の得物、大剣グロンバリャムを片手に生成。
殺し合いでは夜空の剣という上等な武器があった為、必要な場面も無かったが。
此度の敵は、ゲームマスター直々にチューンアップを施しただけのことはある。
双剣を重ね合わせ、体内に宿るオーバーロードのエネルギーを付与。
極アームズの鎧武を追い詰めた程の、莫大な力で以て迎え撃つ。
願いを籠めた矢に射抜かれるか、真の強者たる王の剣が無に還すか。
譲る気の無い両者の激突を受け、周囲一帯にまで拡散。
エリア内が焼き払われる中、一手早いのはロード・バロン。
叩き付ける衝撃で退避を余儀なくされる前に、気体化し敵の懐に潜り込む。
譲る気の無い両者の激突を受け、周囲一帯にまで拡散。
エリア内が焼き払われる中、一手早いのはロード・バロン。
叩き付ける衝撃で退避を余儀なくされる前に、気体化し敵の懐に潜り込む。
「っあ……!」
対処に出ようと動き掛けるも、既に遅い。
装甲の上に一文字を描かれ、間髪入れずに魔王の大剣が咆える。
反撃などさせない、加減を宿らせない双剣の連撃でダメージがあっという間に蓄積。
交差させるように擦り抜いた刃が、一際大量の火花を散らす。
短く悲鳴を上げ、地面を転がれば変身状態の維持にも限界が来た。
幼い肢体が晒され顔は苦悶委歪むも、せめてもの抵抗に睨み付ける。
眼前へ突き付けられた切っ先が、下手な真似に出るのを許さない。
装甲の上に一文字を描かれ、間髪入れずに魔王の大剣が咆える。
反撃などさせない、加減を宿らせない双剣の連撃でダメージがあっという間に蓄積。
交差させるように擦り抜いた刃が、一際大量の火花を散らす。
短く悲鳴を上げ、地面を転がれば変身状態の維持にも限界が来た。
幼い肢体が晒され顔は苦悶委歪むも、せめてもの抵抗に睨み付ける。
眼前へ突き付けられた切っ先が、下手な真似に出るのを許さない。
『――――美遊様っ!』
「なっ……」
生奪殺与を相手に握られ、迂闊に動けないと思いきや。
デイパックから飛び出た奇妙なステッキが、膠着状態を続かせない。
予想外の乱入者へ、ロード・バロンの意識が割かれた瞬間。
跳ね上げた片腕がステッキを掴み、魔法少女(カレイドライナー)へ転身。
レオタードにも似た衣装を纏い、魔力弾をばら撒いて一気に距離を取る。
あくまで牽制目的の弾幕だ、ダメージに期待はしていない。
デイパックから飛び出た奇妙なステッキが、膠着状態を続かせない。
予想外の乱入者へ、ロード・バロンの意識が割かれた瞬間。
跳ね上げた片腕がステッキを掴み、魔法少女(カレイドライナー)へ転身。
レオタードにも似た衣装を纏い、魔力弾をばら撒いて一気に距離を取る。
あくまで牽制目的の弾幕だ、ダメージに期待はしていない。
『美遊様、ここは……』
「うん、分かってる」
「うん、分かってる」
相棒たる魔術礼装、サファイアへ頷き返し次なる一手を打つ。
取り出したカードは、アンデットを封印するのとは全く別物。
運営側に弄り回され得た力じゃない、美遊本来の戦い方に出る。
取り出したカードは、アンデットを封印するのとは全く別物。
運営側に弄り回され得た力じゃない、美遊本来の戦い方に出る。
「夢幻召喚(インストール)――――アサシン」
七騎の英霊の一体、暗殺者のクラスに宛がわれし者の力を降ろす。
髑髏を模した仮面を被り、腹部や背部を大胆に晒す衣装に変化。
肌を褐色に染め上げ、裸足で地を軽やかに駆ける。
髑髏を模した仮面を被り、腹部や背部を大胆に晒す衣装に変化。
肌を褐色に染め上げ、裸足で地を軽やかに駆ける。
疾走る速度を緩めぬまま、短刀を抜き放つや投擲。
所詮は少女の細腕と侮るなかれ、飛来する速度は銃弾のソレに匹敵する。
腕に覚えのある人間程度では、急所を的確に貫かれ絶命は免れない。
所詮は少女の細腕と侮るなかれ、飛来する速度は銃弾のソレに匹敵する。
腕に覚えのある人間程度では、急所を的確に貫かれ絶命は免れない。
「今更小細工か……!」
生憎と、ロード・バロンを死に追いやるには余りにも程遠い。
殺意を籠めた刃の群れも、精々が鬱陶しい綿埃。
夜空の剣の一振りで、呆気なく薙ぎ払われる。
無論、こっちから攻めに移らないと言った覚えもない。
グロンバリャムが紅く発光、鮮血を落としたかの色の刃が飛来。
殺意を籠めた刃の群れも、精々が鬱陶しい綿埃。
夜空の剣の一振りで、呆気なく薙ぎ払われる。
無論、こっちから攻めに移らないと言った覚えもない。
グロンバリャムが紅く発光、鮮血を落としたかの色の刃が飛来。
「くっ……!」
細い体躯を捩り、紙一重で躱す。
一安心と息を吐くには早い、美遊の視界には既に二撃三撃と刃が飛ぶのが見えた。
動きを止めれば死ぬと己に言い聞かせ、四肢に力を籠める。
狩人の追跡を躱す獣のように、全身の筋肉を余す事なく使って回避へ集中。
常時肉体を動かさねばならず、緊張も相俟って褐色の素肌に玉のような汗が浮かぶ。
薄く色付いた唇が漏らす吐息にも熱が籠り、戦場へ吹く風が少女の発する熱さを運び、
一安心と息を吐くには早い、美遊の視界には既に二撃三撃と刃が飛ぶのが見えた。
動きを止めれば死ぬと己に言い聞かせ、四肢に力を籠める。
狩人の追跡を躱す獣のように、全身の筋肉を余す事なく使って回避へ集中。
常時肉体を動かさねばならず、緊張も相俟って褐色の素肌に玉のような汗が浮かぶ。
薄く色付いた唇が漏らす吐息にも熱が籠り、戦場へ吹く風が少女の発する熱さを運び、
「な、ん……だ……!?」
突如自身を襲った異変に、ロード・バロンが気付いた時にはもう遅い。
得物を握る腕から力が抜ける、大地を踏みしめた両足が覚束ない。
安定の二文字を取っ払った視界は、まるで酩酊状態。
ふらつく体に困惑を隠せない有様へ、目論見の成功を確信する。
得物を握る腕から力が抜ける、大地を踏みしめた両足が覚束ない。
安定の二文字を取っ払った視界は、まるで酩酊状態。
ふらつく体に困惑を隠せない有様へ、目論見の成功を確信する。
ハサン・サッバーハ、或いは静謐のハサン。
暗殺者(アサシン)のクラスカード使用時に、美遊と繋がった歴代の山の翁の一人。
毒の娘の名に違わず爪も肌も、吐息さえも猛毒。
汗から揮発した毒を風に乗せて、ロード・バロンへと浴びせた。
装甲を纏ったアーマードライダーと違い、オーバーロードは肉体を異形へ変えた生物。
強固な外殻があろうと宝具の域にまで昇華された猛毒相手では、流石に完全無効化は叶わない。
暗殺者(アサシン)のクラスカード使用時に、美遊と繋がった歴代の山の翁の一人。
毒の娘の名に違わず爪も肌も、吐息さえも猛毒。
汗から揮発した毒を風に乗せて、ロード・バロンへと浴びせた。
装甲を纏ったアーマードライダーと違い、オーバーロードは肉体を異形へ変えた生物。
強固な外殻があろうと宝具の域にまで昇華された猛毒相手では、流石に完全無効化は叶わない。
(だけど、これでもまだ動きを鈍らせるのが限界……!)
狂戦士のクラスカードを使った、間桐桜とは違い。
より純粋に、強靭な生命力で毒の即死を免れている。
個としての強さへ戦慄が湧き上がるも、作り出したチャンスを逃す気はない。
夢幻召喚を解除し、再びカレイドライナーへ。
高出力の魔力を直接叩き付ける、謂わばごり押しで片を付けるまで。
より純粋に、強靭な生命力で毒の即死を免れている。
個としての強さへ戦慄が湧き上がるも、作り出したチャンスを逃す気はない。
夢幻召喚を解除し、再びカレイドライナーへ。
高出力の魔力を直接叩き付ける、謂わばごり押しで片を付けるまで。
「極大斬撃(マクスィマール・シュナイデン)!!」
イリヤも得意とする魔力の斬撃だが、美遊の場合はそれをも超える。
範囲と威力、その両方が倍だ。
魔王を滅ぼす滅殺の刃で、此度の闘争へ幕を下ろす。
範囲と威力、その両方が倍だ。
魔王を滅ぼす滅殺の刃で、此度の闘争へ幕を下ろす。
「この程度で勝利を確信するなど、生温い……!!」
「――っ!?」
「――っ!?」
魔法少女が異形を討つ、使い古された結末を否定すべく片手を翳す。
得物を手放し無手となり、真紅のエネルギー波を放射。
滅ぼさんと迫りくる刃を蹴散らし、小癪にも王手を掛けた気になっている少女へ魔手が伸びる。
咄嗟の判断で物理・魔力耐性を強化、防御を取るも直撃。
歯を食い縛り踏み止まるが、抵抗虚しく春風に遊ばれる綿毛さながらに吹き飛ぶ。
自身を蝕む毒を振り払う勢いで放射を続け、標的が完全に視界から消え失せようやっと手を下ろした。
得物を手放し無手となり、真紅のエネルギー波を放射。
滅ぼさんと迫りくる刃を蹴散らし、小癪にも王手を掛けた気になっている少女へ魔手が伸びる。
咄嗟の判断で物理・魔力耐性を強化、防御を取るも直撃。
歯を食い縛り踏み止まるが、抵抗虚しく春風に遊ばれる綿毛さながらに吹き飛ぶ。
自身を蝕む毒を振り払う勢いで放射を続け、標的が完全に視界から消え失せようやっと手を下ろした。
ロード・バロンの変身を解き、駆紋戒斗との姿に戻る。
毒は残留し蝕んでいるが、行動不能に陥るレベルではない。
まだ人間だった頃、ヘルヘイムの侵食に苦しんだ時に比べれば遥かにマシ。
オーバーロードの生命力が健在な以上、除去は難しくない。
毒は残留し蝕んでいるが、行動不能に陥るレベルではない。
まだ人間だった頃、ヘルヘイムの侵食に苦しんだ時に比べれば遥かにマシ。
オーバーロードの生命力が健在な以上、除去は難しくない。
「とんだ遠回りを強いられたか……」
当初向かう筈だった白い建造物は、周囲を見回しても存在しない。
戒斗の意志に反し、D-6エリアからは離れてしまった。
これでは全速力で目的地を目指したとて、とっくに戦闘は終わり無人となってもおかしくない。
非常に不本意だが、こうなっては諦める他ないだろう。
戒斗の意志に反し、D-6エリアからは離れてしまった。
これでは全速力で目的地を目指したとて、とっくに戦闘は終わり無人となってもおかしくない。
非常に不本意だが、こうなっては諦める他ないだろう。
方針変更せざるを得なくなったのなら、長々と引き摺っても仕方あるまい。
気を取り直し現在地を確認後、改めて参加者の捜索に動く。
気を取り直し現在地を確認後、改めて参加者の捜索に動く。
争奪戦の生きた景品扱いの少女が、危惧した通り殺し合いに乗ったという。
誰にとっても、嬉しくない事実を頭の片隅に置いて。
誰にとっても、嬉しくない事実を頭の片隅に置いて。
【???/一日目/日中】
【駆紋戒斗@仮面ライダー鎧武】
[状態]:ダメージ(中)、疲労(中)、全身に毒が残留(時間経過で回復)
[装備]:夜空の剣@ソードアート・オンライン
[道具]:基本支給品一式、強制退出装置@遊戯王OCG(3時間30分使用不可)、首輪(やちよ)、ランダム支給品×0~1(確認済み)
[思考・状況]基本:殺し合いを力で叩き潰す。
0:白い建物(聖都大学附属病院)に向かうつもりだったが……。
1:殺し合いに乗っている参加者は潰す。
2:首輪を外せる参加者を見つける。
3:真月は後回し。あいつなら大丈夫だろ。
4:デェムシュは要警戒。
5:大我、遊星、遊戯、海馬かその知人、或いは会った参加者の接触。必要なら知り合いを装う。
6:追加の参加者は安全と分かるまで簡単に信用しない。
7:あの僧侶(リンボ)は絶対に許さん。この俺が叩き潰す。
8:美遊・エーデルフェルト、お前はその道を行くか。
[備考]
※参戦時期は死亡後です。
※クラックを開き、インベスを呼び出すことは禁止されています。
※Lの考察については半信半疑です。
※攻撃の消滅、反射に制限がかかっています。
どの程度の制限かは後続にお任せします。
[状態]:ダメージ(中)、疲労(中)、全身に毒が残留(時間経過で回復)
[装備]:夜空の剣@ソードアート・オンライン
[道具]:基本支給品一式、強制退出装置@遊戯王OCG(3時間30分使用不可)、首輪(やちよ)、ランダム支給品×0~1(確認済み)
[思考・状況]基本:殺し合いを力で叩き潰す。
0:白い建物(聖都大学附属病院)に向かうつもりだったが……。
1:殺し合いに乗っている参加者は潰す。
2:首輪を外せる参加者を見つける。
3:真月は後回し。あいつなら大丈夫だろ。
4:デェムシュは要警戒。
5:大我、遊星、遊戯、海馬かその知人、或いは会った参加者の接触。必要なら知り合いを装う。
6:追加の参加者は安全と分かるまで簡単に信用しない。
7:あの僧侶(リンボ)は絶対に許さん。この俺が叩き潰す。
8:美遊・エーデルフェルト、お前はその道を行くか。
[備考]
※参戦時期は死亡後です。
※クラックを開き、インベスを呼び出すことは禁止されています。
※Lの考察については半信半疑です。
※攻撃の消滅、反射に制限がかかっています。
どの程度の制限かは後続にお任せします。
◆◆◆
『ご無事ですか?美遊様』
「うん、どうにか」
「うん、どうにか」
楽しさの欠片も無い、絶叫マシンを味わった気分だった。
何処まで吹き飛ぶかも分からない、空の旅を延々続けるつもりはなく。
危うい体勢ながらも、宙でどうにか急停止。
地面への激突は回避し、降り立った先で一人と一本が無事を確かめ合った。
何処まで吹き飛ぶかも分からない、空の旅を延々続けるつもりはなく。
危うい体勢ながらも、宙でどうにか急停止。
地面への激突は回避し、降り立った先で一人と一本が無事を確かめ合った。
クラスカードを使ったエインズワースの人形にも匹敵、むしろ未だ底の見えなさを思えば超えるやも知れぬ。
そんな強敵相手に生き延びたのだ、対策なりを考えつつ信頼出来る仲間を増やす。
これがデスゲームではない、イリヤ達と共に巻き込まれた魔術絡みの事件だったら。
きっと、そう動くのが正しい。
そんな強敵相手に生き延びたのだ、対策なりを考えつつ信頼出来る仲間を増やす。
これがデスゲームではない、イリヤ達と共に巻き込まれた魔術絡みの事件だったら。
きっと、そう動くのが正しい。
『……美遊様。私はやはり、イリヤ様をお探しになられるべきかと――』
「サファイア」
「サファイア」
人ならざる礼装ながら、主(マスター)を案じる声色であると。
察しつつも、最後まで言わせない。
可能な限り無表情を取り繕って、首を横に振るも。
僅かに潤んだ瞳に宿る感情だけは、誤魔化せない。
察しつつも、最後まで言わせない。
可能な限り無表情を取り繕って、首を横に振るも。
僅かに潤んだ瞳に宿る感情だけは、誤魔化せない。
外面は冷静を装うも、内心は断ち切れぬ迷いで溢れ返りそうだ。
イリヤに会いたい、一刻も早く親友に自分の無事を知らせて再会の喜びを分かち合いたい。
一方で士郎の死を覆せるチャンスに、揺さぶられる己も確かにいる。
イリヤに会いたい、一刻も早く親友に自分の無事を知らせて再会の喜びを分かち合いたい。
一方で士郎の死を覆せるチャンスに、揺さぶられる己も確かにいる。
イリヤを殺すなど出来る筈がない、だけど士郎の死に納得も出来ない。
優勝の選択をチラ付かせた運営側に、猛烈な嫌悪を抱きつつも。
願いを叶えられる可能性を捨て切れず、その矢先に見付けたのが戒斗。
完全に覚悟が決まっていないまま、逃避にも似た衝動に背を押され仕掛けるも結果は見ての通り。
優勝の選択をチラ付かせた運営側に、猛烈な嫌悪を抱きつつも。
願いを叶えられる可能性を捨て切れず、その矢先に見付けたのが戒斗。
完全に覚悟が決まっていないまま、逃避にも似た衝動に背を押され仕掛けるも結果は見ての通り。
加えて、イリヤとの再会に躊躇が生じる理由は一つじゃない。
(イリヤはきっと、あの人のことも救おうとする……)
士郎を裏切って殺し、あろうことか死後も利用する少女。
許し難き憎悪を向ける犬吠崎風に、イリヤが会ったらどうなるか。
怒りをぶつけるだろう、戦闘だって避けられはしない。
だけど、風が殺し合いに乗ってまで叶えようとする願いを汲み取り。
何度だって、救う為に手を伸ばすと分かってしまう。
許し難き憎悪を向ける犬吠崎風に、イリヤが会ったらどうなるか。
怒りをぶつけるだろう、戦闘だって避けられはしない。
だけど、風が殺し合いに乗ってまで叶えようとする願いを汲み取り。
何度だって、救う為に手を伸ばすと分かってしまう。
イリヤらしいと、素直に思う。
甘いとか間違ってるとか、否定をぶつけるつもりはない。
ただ、自分はそのやり方を受け入れられない。
風にだって譲れない願いがあると、理解しても尚。
士郎の命を奪った彼女が、今ものうのうと生きている事実が許せない。
絶対に殺してやると湧き上がる復讐心を、止められそうになかった。
甘いとか間違ってるとか、否定をぶつけるつもりはない。
ただ、自分はそのやり方を受け入れられない。
風にだって譲れない願いがあると、理解しても尚。
士郎の命を奪った彼女が、今ものうのうと生きている事実が許せない。
絶対に殺してやると湧き上がる復讐心を、止められそうになかった。
(もし、私があの人を殺しても――)
イリヤはまだ、自分のことを友達と思ってくれるんだろうか。
なんて、馬鹿げた問いに小さく自嘲を零す。
自分と世界の両方を救うと、言い切った親友ならば。
美遊が何処まで堕ちたとしても、諦める真似だけは絶対にしない。
なんて、馬鹿げた問いに小さく自嘲を零す。
自分と世界の両方を救うと、言い切った親友ならば。
美遊が何処まで堕ちたとしても、諦める真似だけは絶対にしない。
本当だったら頼もしさと、誇らしさを覚える親友の強さが。
今はどうしても、目を背けたくなる眩しさに感じられてならなかった。
今はどうしても、目を背けたくなる眩しさに感じられてならなかった。
【???/一日目/日中】
【美遊・エーデルフェルト@Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ】
[状態]:疲労(中)、ジョーカー化
[装備]:カリスラウザー&♡のラウズカード一式@仮面ライダー剣、マジカルサファイア@Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ
[道具]:基本支給品、クラスカード『アサシン』(2時間使用不可)@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、ランダム支給品×2
[思考・状況]基本:私は……
1:もしもイリヤに会ったら……
2:あの人(風)は絶対に許さない
[備考]
[状態]:疲労(中)、ジョーカー化
[装備]:カリスラウザー&♡のラウズカード一式@仮面ライダー剣、マジカルサファイア@Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ
[道具]:基本支給品、クラスカード『アサシン』(2時間使用不可)@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ、ランダム支給品×2
[思考・状況]基本:私は……
1:もしもイリヤに会ったら……
2:あの人(風)は絶対に許さない
[備考]
※戒斗と美遊はそれぞれD-6以外のエリアに吹き飛ばされました。詳細な現在位置は後続の書き手に任せます。
『支給品解説』
【クラスカード『アサシン』@Fate/Kaleid Liner プリズマ☆イリヤ】
魔術礼装の一種、正式名称はサーヴァントカード。
夢幻召喚で歴代のハサン・サッバーハの能力を会得可能。
イリヤが使用時は百貌のハサン、美遊が使用時は静謐のハサンといったように使用者によって繋がる対象(ハサン)は異なる。
魔術礼装の一種、正式名称はサーヴァントカード。
夢幻召喚で歴代のハサン・サッバーハの能力を会得可能。
イリヤが使用時は百貌のハサン、美遊が使用時は静謐のハサンといったように使用者によって繋がる対象(ハサン)は異なる。
| 155:三位一択 | 投下順 | 157:ライフユース |
| 時系列順 | ||
| 154:The Edge | 駆紋戒斗 | |
| 141:第二回放送 ーJOKER争奪戦ー | 美遊・エーデルフェルト |