私は、会場に転移されてから放送を見ていた。
その内容は悪趣味極まりない、ハッキリ言って誰が見てもムカつきそうなもの。
明らかに倫理観がまるで感じられない内容に、檀黎斗の悪辣さを否が応でも再認識させられるわ。
その内容は悪趣味極まりない、ハッキリ言って誰が見てもムカつきそうなもの。
明らかに倫理観がまるで感じられない内容に、檀黎斗の悪辣さを否が応でも再認識させられるわ。
そしてなにより——
「やっぱりマヤちゃんは、洗脳されてるのね……!」
マヤちゃんが洗脳されているなら、それを解いてあげるしかないわ!
だってマヤちゃんは本当は優しくて明るく、元気な子だから。あの天真爛漫な笑顔を取り戻すために、なんとしても洗脳を解いてみせる!——それしかないですよね?リゼ先輩!
それにみんなもマヤちゃんを助けるために動くはずよ。千夜が居たら、きっと千夜もそうしていたに違いないわ!
だってマヤちゃんは本当は優しくて明るく、元気な子だから。あの天真爛漫な笑顔を取り戻すために、なんとしても洗脳を解いてみせる!——それしかないですよね?リゼ先輩!
それにみんなもマヤちゃんを助けるために動くはずよ。千夜が居たら、きっと千夜もそうしていたに違いないわ!
「——千夜。リゼせ——」
「シャロちゃーん!ちょっとここ、開けてくれないかしら?」
「ふぇ!?千夜の声!?でも、どこから!?どこにいるのよ、千夜〜!」
「ここよ、ここ!デイパックの中よ!」
「何をわけのわからないこと言ってるの?デイパックの中に人が入るわけないでしょ!」
「それが本当なのよ〜。何故かヒースクリフさんにデイパックに入るように言われて」
「ヒースクリフって誰よ。こんな時まで冗談言うなんて、本当に千夜はしょうがないわねぇ」
ヒースクリフが誰か知らないけど、こんな時までいつもみたいにボケてくる千夜の声に少し安心感を覚える。
千夜がどうなってるか不安だったけど完全みたいだし、それにやっぱり聞き慣れた声が耳に入ると落ち着くわ。
だから、仕方ないから千夜のボケに付き合ってあげる。私はデイパックを開けて——
千夜がどうなってるか不安だったけど完全みたいだし、それにやっぱり聞き慣れた声が耳に入ると落ち着くわ。
だから、仕方ないから千夜のボケに付き合ってあげる。私はデイパックを開けて——
——がばっ!
「やっとデイパックから出られたわ〜!ありがとう、シャロちゃん」
えっ!?
何か本当に千夜がデイパックから飛び出して、いきなり私に抱きついてきた!?
何か本当に千夜がデイパックから飛び出して、いきなり私に抱きついてきた!?

「な、なななな——」
あまりにも想定外の事態に、思わず声が震える。開いた口が塞がらないってこういうことを言うのね!
「何がどうなってるの〜〜!?」
「何って、さっき言った通りよ。デイパックから開けてくれてありがとう、シャロちゃん。愛してるわ♡」
——ちゅ♡
——!?!?!?
ち、千夜がいきなり私のほっぺたにキスをしてきた!?
ち、千夜がいきなり私のほっぺたにキスをしてきた!?
「い、いきなりどうしたのよ!?私と千夜はそんな関係じゃないはずよ!?」
「ちょっとした挨拶よ。でも“この世界の”シャロちゃんには刺激が強すぎたみたいね」
うふふ——そんなふうに千夜は何の悪びれもなく笑う。
その様子は千夜らしいといえば千夜らしいけど、いきなりほっぺたにキスをしたり“この世界の私”って言ってきたり何か妙に違和感があるわ。
そもそもいくら千夜でも“ちょっとした挨拶”くらいで私のほっぺたにキスするわけないし……恋人でもない、幼馴染なんだから……。
その様子は千夜らしいといえば千夜らしいけど、いきなりほっぺたにキスをしたり“この世界の私”って言ってきたり何か妙に違和感があるわ。
そもそもいくら千夜でも“ちょっとした挨拶”くらいで私のほっぺたにキスするわけないし……恋人でもない、幼馴染なんだから……。
「何か私の知ってる千夜と微妙にズレてるけど、何があったのよ?この世界の私って何?」
「そのままの意味よ。ハデスも言ってたでしょ?世界は無数に存在するって——」
——たしかにハデスはそんなことを言ってた。
実際、殺し合いでもココアが2人居たり、チノちゃんが参加してるのにもう一人チノちゃんが放送で増えたり……よくわからない現象が起こってるわ。
実際、殺し合いでもココアが2人居たり、チノちゃんが参加してるのにもう一人チノちゃんが放送で増えたり……よくわからない現象が起こってるわ。
「たしかにそうね。ハデスの言葉を説得力も感じられた。でもそれが千夜と何が関係あるのよ」
「わからない?私はこの世界のシャロちゃんとは別世界から、やってきたの」
千夜の言葉に、冗談は感じられなかった。
からかってるわけじゃなくて、本気で言ってることはよく伝わってくる。
でも、だからってそんなこと言われても——
からかってるわけじゃなくて、本気で言ってることはよく伝わってくる。
でも、だからってそんなこと言われても——
「そんなこと言われても……どんな反応をしたらいいのかわからないわ。つまりあなたは、私のよく知ってる千夜とは別人ということ?」
「たしかに別人と言ってもいいかもしれないかもしれないけど……根本的な部分はかなり似てると思うわよ」
「つまり……どういうこと……?」
余計に、わからなくなる。
「大きな違いをあげるとするなら、私の世界では私とシャロちゃんは付き合っていて、シャロちゃんの世界ではそうじゃないということかしら」
——え!?
私と千夜がつつつ、付き合ってる!?
私と千夜がつつつ、付き合ってる!?
「な、何を言ってるのよ?私たち女の子同士なのに、そんなこと有り得ないじゃない」
「それが有り得るかも。世の中は広いものよ、シャロちゃん。女の子同士で付き合ってるカップルだって、少しくらいいるわ。
たしかに“普通”じゃないかもしれないけど、私の世界のシャロちゃんと私はそういう関係だった。だから愛してるってキスしたのよ」
たしかに“普通”じゃないかもしれないけど、私の世界のシャロちゃんと私はそういう関係だった。だから愛してるってキスしたのよ」
そ、そういう恋愛もあるのね……。
百歩譲ってそれはわかるとしても、納得出来ない部分があるわ。
百歩譲ってそれはわかるとしても、納得出来ない部分があるわ。
「私と千夜の世界の私は別人なんでしょ?それなのに私に向かって愛してる、なんてキスをするのは浮気じゃない」
「そこは難しい問題ね。別人とも言えるし、そうじゃないとも言えるから」
???
「どういうこと?」
「この世界は私の世界から枝分かれした世界——略して“枝世界”とでも言おうかしら。そういう世界なのよ」
枝世界?
また急によくわからない話が出てきたわね……。
また急によくわからない話が出てきたわね……。
「難しくてよくわからないって顔してるわね、シャロちゃん」
「うん。だってよくわからないから……」
必死に色々と考えるけど、よくわからない。
ていうか頭がついていかない。
ていうか頭がついていかない。
「文字通りの意味よ。私とシャロちゃんは、途中まで共通の道を進んでいた。それがある日、別のことが起こってそれぞれの道——ルートが出来上がって“可能性の世界”……いわゆる並行世界(パラレルワールド)みたいになったの。それを私は枝世界と呼んでいるわ。
一つの枝が伸びて、そこから先が分かれるように——枝世界はいくつも存在すると思うのよ」
一つの枝が伸びて、そこから先が分かれるように——枝世界はいくつも存在すると思うのよ」
また千夜が、そんな哲学的なことを言い出す。
見た目や口調、性格こそ私のよく知ってる千夜だけど——やっぱり何か違う。そう思わずにいられない、言葉の数々ね。
……千夜の世界の私はわからないけど、私は特に哲学に詳しくないからよくわからないけど……。
見た目や口調、性格こそ私のよく知ってる千夜だけど——やっぱり何か違う。そう思わずにいられない、言葉の数々ね。
……千夜の世界の私はわからないけど、私は特に哲学に詳しくないからよくわからないけど……。
「千夜の言ってることはあまりわからないけど、あなたが私の知ってる千夜じゃないことはわかったわ」
「……あまりそう言われると、少し寂しいわね。私はシャロちゃんのことを知ってるのに……」
ボソリ、と。
しょげたように。悲しそうな表情を千夜がしてるのが、見えた。
こんな千夜の表情を見るのも、珍しい気がするわ。
でもその言葉は小さすぎて、あまり聞き取れなかった。
しょげたように。悲しそうな表情を千夜がしてるのが、見えた。
こんな千夜の表情を見るのも、珍しい気がするわ。
でもその言葉は小さすぎて、あまり聞き取れなかった。
「ごめん、千夜。上手く聞き取れなかったからもう一度——」
「いいのよ。これは私の独り言だから」
千夜はぎこちなく笑う。
その笑みが、どことなく痛々しくてチクリと胸が苦しんだ。
その笑みが、どことなく痛々しくてチクリと胸が苦しんだ。
「……もし千夜が教えても良いと思ったらその時は私に教えて。これでもあんたの幼馴染なんだから……こんな時くらい、頼りなさいよ」
「ありがとう、シャロちゃん。シャロちゃんはやっぱりいい子ね〜」
——むぎゅっ!なで、なで。
千夜に抱きつかれて頭を撫でられた。
あまり事情はわからない。わからないけど、この千夜は別世界の私と付き合っていて……こんなことに巻き込まれたから、心細くてスキンシップが多いのかもしれないわね。
だから……これで少しでも千夜が落ち着くなら、これくらいどうということないわ。千夜は私の大切な幼馴染だから。
千夜に抱きつかれて頭を撫でられた。
あまり事情はわからない。わからないけど、この千夜は別世界の私と付き合っていて……こんなことに巻き込まれたから、心細くてスキンシップが多いのかもしれないわね。
だから……これで少しでも千夜が落ち着くなら、これくらいどうということないわ。千夜は私の大切な幼馴染だから。
「シャロちゃん。殺し合いは険しいと思うけど、無茶しちゃダメよ」
「うん。もちろん、なるべく無茶はしないようにするわ。……それに私が出来ることなんて限られてるし」
「そんなことないわよ。シャロちゃんは無限の可能性を秘めてるわ。だからこそ、無茶してほしくないのよ。シャロちゃんには、生きてほしいの」
・
私には?
それって……
私には?
それって……
「それ、まるで千夜が死んでるような言い方で、あまり良い言い方じゃないわよ?」
「それはごめんなさい。私は生きてるわよ。生きて、主催の本拠地に拉致されてるわ」
「へ?でも千夜はここに——」
「それはこの会場が仮想空間だからこそ出来てることらしいわよ。ヒースクリフさんが言ってたわ。だから、この私はシャロちゃんを見守るだけのただのアバターよ」
「そうなの……?じゃあ私には生きてほしいっていうのは、リゼ先輩のこと?」
「そうね。リゼちゃんは、死んでしまったわ。マヤちゃんも……」
「マヤちゃんなら私が洗脳を解いてあげるから、任せなさい!」
「……世の中、そんなに上手くいかないものよ。そういうところもシャロちゃんのいいことだけど……」
千夜の表情が曇る。
その目は少し潤ってた。
その目は少し潤ってた。
「シャロちゃんは生きて。私はまたシャロちゃんが死ぬ姿を——」
そこまで言い掛けて、千夜がハッとしたように口を閉じる。
また私が死ぬ姿……?私は生きてるのに、どういうこと……?
また私が死ぬ姿……?私は生きてるのに、どういうこと……?
「千夜が何を言ってるのかわからないけど、私はまだ生きてるわよ。殺し合いで錯乱してるのかもしれないけど、落ち着きなさい」
「シャロちゃん……」
千夜が私を見つめてくる。
不安そうな瞳で、私の瞳を見つめてくる。
不安そうな瞳で、私の瞳を見つめてくる。
「……私がついてるから、安心して。事情はわからないけど、私はまだ生きてるから」
「……そうね。シャロちゃんはまだ生きてる。だから……私はシャロちゃんを信じてみるわ」
千夜はようやく私の言葉に納得したように、深く頷いた。
……いつもは千夜のお世話になってることも多いけど、これで少しくらい借りを返せたわよね。
……いつもは千夜のお世話になってることも多いけど、これで少しくらい借りを返せたわよね。
「それでいいのよ。マヤちゃんのことも、みんなのことも、私に任せなさい!」
「まるでココアちゃんみたいね。立派よ、シャロちゃん」
「……あんたがいるから、こうして多少は前向きに考えられるのよ。もしも千夜がいなければ、色々と不安になってたかもしれないわ。だから、その……ありがとう」
「どういたしまして。……もしかしたら今度こそ書き換えられるかもしれないわね。最悪のシナリオを」
???
書き換える?最悪のシナリオ?
書き換える?最悪のシナリオ?
「最悪のシナリオを書き換えるって、どういうこと?」
「ごめんなさい、シャロちゃん。あまり詳しく説明することはまだ禁止されてるの。……でも、時期がきたらいずれわかると思うわ」
時期がきたら、いずれわかる。
そんなふうに語る千夜の顔は、真剣そのものだった。
よくわからないけど、千夜には必ず何かある。そういう確信を持つには、十分過ぎるくらいに。
主催に拉致されてると言ってたことからも、何か重要な存在なのか……そういう情報を持っているのかもしれないわ。
千夜はきっとその背中にとてつもなく重いものを、背負ってる。
そんなふうに語る千夜の顔は、真剣そのものだった。
よくわからないけど、千夜には必ず何かある。そういう確信を持つには、十分過ぎるくらいに。
主催に拉致されてると言ってたことからも、何か重要な存在なのか……そういう情報を持っているのかもしれないわ。
千夜はきっとその背中にとてつもなく重いものを、背負ってる。
だから——。
「わかったわ。でもその時が来たら、千夜が背負ってるもの……私にも分けなさいよ」
「え?」
「私たちは友達でしょ。幼馴染でしょ。だから今は無理でも、その時が来たら私にも支えさせなさいって言ってるのよ!」
「ありがとう。……ふふ、やっぱりシャロちゃんはシャロちゃんね」
「当たり前じゃない。私は私よ。……枝世界の私のことは知らないけど、これが私なの!」
「シャロちゃんのそういうところ、私は好きよ。
ところでシャロちゃん、名簿を見せてくれないかしら?」
ところでシャロちゃん、名簿を見せてくれないかしら?」
「いいわよ。そういえば私もまだ見てなかったわね……」
名簿にはココアやチノちゃんの名前が2つあった。何故かチノちゃんはフルネームとカタカナで“チノ”って書かれてる形だけど……何か理由があるのかしら?
そして千夜の名前も探してみたけど、なかった。
そして千夜の名前も探してみたけど、なかった。
「やっぱり私の名前はないわね。支給品扱いだから当然だけど。あとは蓮くん、ユージオくん、アリスちゃん、深雪ちゃんの名前もないのねぇ」
???
聞いたことのない名前に私は首を傾げる。
私の知らない友達にもこの千夜にはいるのかしら?
聞いたことのない名前に私は首を傾げる。
私の知らない友達にもこの千夜にはいるのかしら?
「誰それ?」
とりあえず素直に聞いてみる。
「藤井蓮くんっていう男の子と、ユージオくんっていう男の子と、アリス・シンセシス・サーティっていう女の子と司波深雪ちゃんっていう女の子よ。私とはちょっとした知り合いなの」
「どんな知り合い?」
「それはまだ明かせないの。ごめんね、シャロちゃん」
「まあ、明かせないことを無理に言えとは言わないわ。千夜は主催に拉致られてる時点でそんなことしたらどうなるかわからないし……」
「話が早くて助かるわ。まあ……もしかしたらこの四人にもいつか会えるかもしれないわね。わからないけど……」
「名簿に載ってないのに?」
「私がアバターとして支給品にいる時点でそんな常識に囚われない方がいいわよ?」
「それは、そうかもしれないけど……」
名簿に載ってない人をわざわざ支給品として参加させる理由がよくわからない。
もしかしたらこれには何か理由があるのかもしれないけど……
もしかしたらこれには何か理由があるのかもしれないけど……
「いい?シャロちゃん。檀黎斗を相手に常識で色々と考えたら負けよ。ヒースクリフさんとは違うんだから……」
「だから、そのヒースクリフさんって誰なのよ」
さっきもヒースクリフさんの名前を出してたけど、それが誰なのか私にはわからないわ。
檀黎斗が頭おかしいのはわかるけど……。
檀黎斗が頭おかしいのはわかるけど……。
「それは——」
千夜が口を開くと同時に。
「その話、俺も混ぜてもらっていいかな」
緑と白の服を着た、黒髪の男の人が声を掛けてきた。
年齢は……私たちと同じくらいかしら。それにしてもすごく背が高いわね。
年齢は……私たちと同じくらいかしら。それにしてもすごく背が高いわね。
「あら。深雪ちゃんと同じ服装ね。名簿に“司波達也”って書いてあったけど、あなたが噂のお兄さん……いや、お兄様なのかしら?」
いきなり現れた人に千夜は「ふふ」と笑いながら対応する。
噂のお兄さん?お兄様?なによそれ。
噂のお兄さん?お兄様?なによそれ。
「えっと、二人は知り合いなの?」
「いや、俺は知らない。だが深雪はたしかに俺の妹だ。呼び方もお兄様、と呼ばれている」
「私も深雪ちゃんから聞いた情報しか知らないわ。でも服装が同じだから、もしかしたら——ってね」
「なるほど。ヒースクリフさんのことを知ってる件といい、君はどうやら何か訳アリのようだな」
「そうね。まだあまり詳しく言えないけど、そう思ってくれたら嬉しいわ」
「わかった。それなら俺もこれ以上の詮索はやめよう」
——え!?
いきなり来た男の人——達也があっさりと引き下がって思わず動揺しちゃった。
私は千夜を信じてるけど、達也と千夜は初対面のはずよね?どうしてそんなにあっさり信じるの?
いきなり来た男の人——達也があっさりと引き下がって思わず動揺しちゃった。
私は千夜を信じてるけど、達也と千夜は初対面のはずよね?どうしてそんなにあっさり信じるの?
そんな私の顔色に気付いたのか、達也は『俺達は主催者に監視されている。だから俺は危害を加えないために詮索はしないよ』と筆談してきた。
『主催者に監視されてるかもしれないから筆談ってこと?』
『されてるかもしれないじゃなくて、されてるんだ。俺はさっき参加者の一人——ヒースクリフに会った。死亡したのに生き返ったのも彼のおかげだ。だから間違いなく、監視されてる』
——えっ!?
千夜がさっきから名前を出してたヒースクリフさんって主催者だったの!?それに主催者が殺し合いに積極的そうでもない参加者を生き返らせた……?いったい、どうなってるのよ!?
ヒースクリフは何を企んでるの!?
千夜がさっきから名前を出してたヒースクリフさんって主催者だったの!?それに主催者が殺し合いに積極的そうでもない参加者を生き返らせた……?いったい、どうなってるのよ!?
ヒースクリフは何を企んでるの!?
『千夜、あんたのいうヒースクリフって主催者なの?』
一応、確認してみる。
『ええ、そうよ。あの人は主催者。だから私をこうして意図的にシャロちゃんに送り込ませたんだと思うわ』
『わけがわからないわ……。主催者って檀黎斗と同じでしょ?何を考えてるの……!?』
『いや、それがヒースクリフは明らかに檀黎斗とは違うように見えた。俺はまだあまり詳しく知らないけど……』
『そうね。ヒースクリフさんは檀黎斗とは全然違うわ。それは、いずれわかるはずよ。あの人には、あの人の行動原理があるの』
『……私だけ蚊帳の外みたいになってるけど、わかったわ。二人を信じてみる』
私はヒースクリフを知らないけど、千夜を疑う気もないから。
それに達也までヒースクリフと檀黎斗は違うと言ってる。二人も言ってるなら、その可能性が高いわ
それに達也までヒースクリフと檀黎斗は違うと言ってる。二人も言ってるなら、その可能性が高いわ
「ところで千夜、キミがヒースクリフさんの言っていた“鍛えてほしい存在”なのかな」
「“枝世界”ではそうだったわね。でも私は参加者じゃないから、違うわ」
「そうか。鍛えてほしい女性の近くにワープされると言われたが……」
達也が顎に手を当てながら、私をジッっと見てくる。
え、話の流れ的にこれってまさか——。
え、話の流れ的にこれってまさか——。
「シャロ。キミは放送で追加参加者だと言われていたな。そしてこの場には俺たち以外、いない。……ヒースクリフが鍛えてほしいと言ってたのは、キミらしいな」
「えぇ!?私を鍛えても何もないわよ!?今まで普通に日常を送ってただけだし……」
「そういう存在でも戦えるようにこの世界——いや、会場は作られてるのよ、シャロちゃん。だからココアちゃん達も戦ってるはずよ」
「それは、そうだけど……」
言いたいことはわかるけど、本当に私なんかが力になれるのかしら。
みんなが頑張ってるのはわかるけど……。
みんなが頑張ってるのはわかるけど……。
「お願い、シャロちゃん。私はシャロちゃんに無茶してほしくないけど、生き残るには強くなるしかないの。だから達也くんに鍛えてもらってほしいわ。そして今度こそこの恐怖劇(グランギニョル)を——書き換えましょう」
『千夜。もしもまた次があったら、お前はどうする?私はまたこのメンバーで抗いたい。深雪も、ユージオも……それだけじゃない。シュヴィや蓮も、全員で』
『同感よ。やり直したいわ。そして次こそ上手くやってみせる……』
千夜が、真剣な眼差しを私に向けてくる。
まったく、恐怖劇とか悲劇のシナリオを書き換えるってなんなのよ。
私には全く意味がわからないわ。でも、千夜がそんな表情をして私に頼み込むなら——。
まったく、恐怖劇とか悲劇のシナリオを書き換えるってなんなのよ。
私には全く意味がわからないわ。でも、千夜がそんな表情をして私に頼み込むなら——。
「わかった、達也に鍛えてもらうわ。そしてその恐怖劇(グランギニョル)とかいうやつを書き換えればいいんでしょ?」
「そうね、シャロちゃん。私たちで——リライトするのよ」
「うん。がんばってみせるわ」
それが千夜の頼みなら、頑張るしかないじゃない!
「千夜。キミはもしかして——そういう存在なのか?」
「そうよ。深雪ちゃんから聞いてた通り、達也くんはすごく賢くて助かるわ」
「???」
千夜と達也がよくわからない会話をしてる。
でもこんな会話をするあたり、主催者に聞かれたらダメなのよね。普通に筆談したらいい気もするけど、それすらリスクがあるのかしら?
でもこんな会話をするあたり、主催者に聞かれたらダメなのよね。普通に筆談したらいい気もするけど、それすらリスクがあるのかしら?
「そうか。それなら一つ聞きたいんだけど……」
「答えられる範囲なら、答えるわよ」
「——宝生永夢のことを知っているか?」
「知ってるわよ。檀黎斗を倒す鍵になる人だけど……もう死んじゃってるのよね。ハイパームテキが悪用されてなければいいけど……」
「ハイパームテキ?なによそれ」
「その名前通り、何も攻撃が効かなくなる仮面ライダーよ」
「……完全に反則じゃない」
「そうだな。もしそんな仮面ライダーがいるなら、ベルト破壊でも狙うしかなさそうだ。……それが通じるかもわからないけど」
「まあ、きっと大丈夫よ。大丈夫だと、思いたいわ……」
「とりあえず檀黎斗撃破の鍵になる宝生永夢が死んでるのは、まずいな。宝生永夢抜きでも檀黎斗を倒せる手段を探るしかない」
「そうね」
『それと達也さんはヒースクリフさんに会ったなら、黄金の獣っていう単語は聞いたかしら?』
『いや、その言葉は初耳だな』
『わかったわ』
千夜は頷くと、筆談をやめた。
これも筆談すらまずい情報なのかしら……?
流石に筆談を監視——なんて出来ないと思うけど、よっぽどの情報なのね。
これも筆談すらまずい情報なのかしら……?
流石に筆談を監視——なんて出来ないと思うけど、よっぽどの情報なのね。
「とりあえず今すぐにでもシャロを鍛えたいけど……近くに病院が見える。まずはそこで情報を集めないか?」
「そうね。たしかに情報収集は大事よ。シャロちゃんもそれでいい?」
それでいい?って言われてもいきなり殺し合いに巻き込まれて、何が正しいかなんてわからないわよ。
「二人がそう言うなら、それでいいと思うわよ」
それから私たちは、病院に歩き始めた
【D-6 /一日目/昼】
【桐間紗路@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:健康
[装備]: シャロ専用フラスコ@きららファンタジア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1、宇治松千夜(枝世界)@ご注文はうさぎですか?+決闘ロワオリジナル
[思考・状況]基本方針:リゼ先輩やチノちゃんのおじいちゃんの犠牲は無駄にしない……!みんなで悲劇のシナリオを書き換えてみせるわ。……でも書き換えるってなんなのかしら?
1:まさか千夜がこんなことになってるなんて……。それにしてもどうしてこんなに詳しいの?
2:とりあえずみんな(二人のココア、二人のチノ、メグ、マヤ)を探したいわ。リゼ先輩の師匠の橘さんも気になる……
3:マヤちゃんの洗脳をなんとかしたいわね……
4:こんな時に限って……いつもはうざったいアイツ(ワイルドギース)も心配だわ
5:ティッピーがチノちゃんのおじいちゃんっていうことは……みんなに伝えるべきかしら……
6:達也に鍛えてもらうわよ!
7:病院に向かって情報を集めるわよ
8:枝世界……私と千夜が付き合ってたなんて、不思議なものね
[備考]
※参戦時期は少なくとも旅行編以降
【桐間紗路@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:健康
[装備]: シャロ専用フラスコ@きららファンタジア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1、宇治松千夜(枝世界)@ご注文はうさぎですか?+決闘ロワオリジナル
[思考・状況]基本方針:リゼ先輩やチノちゃんのおじいちゃんの犠牲は無駄にしない……!みんなで悲劇のシナリオを書き換えてみせるわ。……でも書き換えるってなんなのかしら?
1:まさか千夜がこんなことになってるなんて……。それにしてもどうしてこんなに詳しいの?
2:とりあえずみんな(二人のココア、二人のチノ、メグ、マヤ)を探したいわ。リゼ先輩の師匠の橘さんも気になる……
3:マヤちゃんの洗脳をなんとかしたいわね……
4:こんな時に限って……いつもはうざったいアイツ(ワイルドギース)も心配だわ
5:ティッピーがチノちゃんのおじいちゃんっていうことは……みんなに伝えるべきかしら……
6:達也に鍛えてもらうわよ!
7:病院に向かって情報を集めるわよ
8:枝世界……私と千夜が付き合ってたなんて、不思議なものね
[備考]
※参戦時期は少なくとも旅行編以降
【宇治松千夜(枝世界)@ご注文はうさぎですか?+決闘ロワオリジナル】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]基本方針:やり直すわよ。そして今度こそうまくやるわ
1:シャロちゃん……色々と背負わせてごめんなさい
2:達也くんにシャロちゃんを鍛えてもらいたいわね
3:枝世界のみんなは、どうなってるのかしら……。私みたいになってる子もいる……?
4:とりあえず病院で情報収集ね
5:まだ“黄金の獣”について触れない方が良さそうね。今回は何も関わらなければいいけど……
6:シャロちゃん……今度こそ生きてね……
[備考]
※他のごちうさ勢とは別の世界線の千夜です。元の世界線ではシャロと付き合ってたようです
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]基本方針:やり直すわよ。そして今度こそうまくやるわ
1:シャロちゃん……色々と背負わせてごめんなさい
2:達也くんにシャロちゃんを鍛えてもらいたいわね
3:枝世界のみんなは、どうなってるのかしら……。私みたいになってる子もいる……?
4:とりあえず病院で情報収集ね
5:まだ“黄金の獣”について触れない方が良さそうね。今回は何も関わらなければいいけど……
6:シャロちゃん……今度こそ生きてね……
[備考]
※他のごちうさ勢とは別の世界線の千夜です。元の世界線ではシャロと付き合ってたようです
【司波達也@魔法科高校の劣等生(アニメ版)】
[状態]:健康、首輪解除
[装備]:シルバー・ホーン・カスタム・トライデント@魔法科高校の劣等生(アニメ版)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:まずは首輪を解除して、その後ハ・デスと檀黎斗に挑む
1:シャロを鍛えつつ、遊星を探す
2:俺はヒースクリフにどんな役割を期待されているんだ?
3:武藤遊戯や様々な世界の参加者と接触するべきか……? 特に檀黎斗や仮面ライダーについて知っている者と接触したい。宝生永夢はやはり重要な存在だったようだな…
4:何らかの手段でサンプルの首輪を手に入れたい。
5:主催者は一枚岩ではないようだな。特に檀黎斗とヒースクリフの関係性は何か訳アリ臭い
6:キリトにも出会った方がいいだろうな
7:ヒースクリフが規格外の参加者を集めてる理由は……?
8:千夜はそういう存在、か。しかしどうしてそんな存在が……?
9:この殺し合いはメンバーを入れ替えて以前にも行われている?だが深雪が突如消えたということはなかった。どういうことだ?
10:病院に向かって情報を収集する
[備考]
※元々使えた魔法や技術が制限で弱体化、又は一部封印されています。ただしこの決闘で得た魔法や技術は使用可能です。体術は一切衰えていません
※ヒースクリフの介入により感情を取り戻しました
※次に死ねば再生されません。これは本人も把握しています
[状態]:健康、首輪解除
[装備]:シルバー・ホーン・カスタム・トライデント@魔法科高校の劣等生(アニメ版)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:まずは首輪を解除して、その後ハ・デスと檀黎斗に挑む
1:シャロを鍛えつつ、遊星を探す
2:俺はヒースクリフにどんな役割を期待されているんだ?
3:武藤遊戯や様々な世界の参加者と接触するべきか……? 特に檀黎斗や仮面ライダーについて知っている者と接触したい。宝生永夢はやはり重要な存在だったようだな…
4:何らかの手段でサンプルの首輪を手に入れたい。
5:主催者は一枚岩ではないようだな。特に檀黎斗とヒースクリフの関係性は何か訳アリ臭い
6:キリトにも出会った方がいいだろうな
7:ヒースクリフが規格外の参加者を集めてる理由は……?
8:千夜はそういう存在、か。しかしどうしてそんな存在が……?
9:この殺し合いはメンバーを入れ替えて以前にも行われている?だが深雪が突如消えたということはなかった。どういうことだ?
10:病院に向かって情報を収集する
[備考]
※元々使えた魔法や技術が制限で弱体化、又は一部封印されています。ただしこの決闘で得た魔法や技術は使用可能です。体術は一切衰えていません
※ヒースクリフの介入により感情を取り戻しました
※次に死ねば再生されません。これは本人も把握しています
