紫色のクロッカス、花言葉は『愛の後悔』
硬い何かが砕ける音と共に、鎌の刃が明後日の方向に飛んでいく。
ただの棒になった持ち手を捨てると、紫色の髪をなびかせ、ミトは即座に逃げを選んだ。
ふり返るまでもなく、奴らが追ってきているのが分かる。
ただの棒になった持ち手を捨てると、紫色の髪をなびかせ、ミトは即座に逃げを選んだ。
ふり返るまでもなく、奴らが追ってきているのが分かる。
「ミト!あいつら、どんどん仲間呼んで増えてってるよ!」
ミトの背中に掴まった支給品にして、バーチャドールのアリアが叫んだ。
「分かってる!」
なんでこうなったかと言えば、
支給品を確認していたミトが運悪く鎌の試し切りで奴らのうち一体を倒してしまったのがきっかけだ。
次から次に現れる敵、それも全員それなりに強い怪人とあって、
酷使され続ける武器の方に限界が来てしまったのだ。
支給品を確認していたミトが運悪く鎌の試し切りで奴らのうち一体を倒してしまったのがきっかけだ。
次から次に現れる敵、それも全員それなりに強い怪人とあって、
酷使され続ける武器の方に限界が来てしまったのだ。
「どうするのミト!
このまま行き止まりにでも行っちゃったらDead Endだよ!」
このまま行き止まりにでも行っちゃったらDead Endだよ!」
(……アスナも、こんな気持ちだったのかな?)
こんな時に思い出すのは、あの時見捨てた親友のことだった。
きっと痛かっただろう。きっと怖かっただろう。
体を裂かれ、骨を潰され、肉を嚙み切られ、血を啜られ最悪の最期を迎えたんだろう。
そんな彼女を、助けれたのかもしれないのに、自分は見捨てた。
きっと痛かっただろう。きっと怖かっただろう。
体を裂かれ、骨を潰され、肉を嚙み切られ、血を啜られ最悪の最期を迎えたんだろう。
そんな彼女を、助けれたのかもしれないのに、自分は見捨てた。
「ミト?ねえミト聞いてる?」
「アリア、逃げて」
「ちょ、ちょっとミト!?」
「あなた本当なら私と関係ないわ。
一緒に死ぬ必要なんてない」
一緒に死ぬ必要なんてない」
「ミトだって死んでいい訳……」
「私は!……もういいの。
きっと、罰が当たっただけだから」
きっと、罰が当たっただけだから」
その場に座り込んだミト。
彼女に飛び掛かる十字のブーメランを装備した赤い怪人、ゲルニュート達。
そしてミトが見たのは
彼女に飛び掛かる十字のブーメランを装備した赤い怪人、ゲルニュート達。
そしてミトが見たのは
「え?」
派手な火花を散らしてひっくり返るゲルニュート達だった。
背後から誰か来たのか?
そう思った次の瞬間、ミトたちの前に降り立ったのは、
腰に蛍光イエローと蛍光ピンクの装置を付け、
黄色いアロハシャツの上に白衣を羽織った男だった。
手にしたバイザー型の武器の銃口からは、自分が襲撃者だと言わんばかりに、
銃口から白い煙が上がっている。
背後から誰か来たのか?
そう思った次の瞬間、ミトたちの前に降り立ったのは、
腰に蛍光イエローと蛍光ピンクの装置を付け、
黄色いアロハシャツの上に白衣を羽織った男だった。
手にしたバイザー型の武器の銃口からは、自分が襲撃者だと言わんばかりに、
銃口から白い煙が上がっている。
「YOUは一体……」
「自分、監察医やっててさ。
君みたいな若い子の御遺体は結構くるんだよね。
ハ・デス倒した後もこの島に残んなきゃいけなくなるし、
もう一周だけ走れない?」
君みたいな若い子の御遺体は結構くるんだよね。
ハ・デス倒した後もこの島に残んなきゃいけなくなるし、
もう一周だけ走れない?」
そう言いながら監察医の男、九条貴利矢は、
白衣のポケットから黄色いグリップ付きのデータキーを取り出し、スイッチを押す。
白衣のポケットから黄色いグリップ付きのデータキーを取り出し、スイッチを押す。
<爆走バイク!>
「変身!」
ターンしながら腰の装置、ゲーマドライバーのスロットにデータキー、
爆走バイクのライダーガシャットをセット!
そして間を置かずレバーを開く!
爆走バイクのライダーガシャットをセット!
そして間を置かずレバーを開く!
<ガッシャット!ガッチャーン!レベルアップ!>
<爆走独走激走暴走!爆走バイックー!>
貴利矢の周囲を回るように現れた十数枚のパネルの中から、
正面に来た黄色い物を回転キックで選択。
光と共に、どこかアニメチックな仮面が目を引く強化スーツに包まれた。
仮面ライダーレーザーターボバイクゲーマーレベル0、変身完了。
正面に来た黄色い物を回転キックで選択。
光と共に、どこかアニメチックな仮面が目を引く強化スーツに包まれた。
仮面ライダーレーザーターボバイクゲーマーレベル0、変身完了。
「しゃあっ!ノリノリで行くぜ!」
手にした武器、ガシャコンバグバイザーⅡを、
ビームガンモードからパットモードに切り替え、
雲霞の如きゲルニュート軍団に向かっていく。
ビームガンモードからパットモードに切り替え、
雲霞の如きゲルニュート軍団に向かっていく。
「……」
「ミト!しっかり!早く立って!
あのお医者さんが戦ってくれてるんだよ!?」
あのお医者さんが戦ってくれてるんだよ!?」
「また、また前みたいに……」
どれだけでも湧いて出てくる敵の真ん中に一人。
自分はそれを外から見ている。
あの日、守ると誓った親友を置いて逃げた様に。
自分はそれを外から見ている。
あの日、守ると誓った親友を置いて逃げた様に。
「また、また……」
「ねえミト。前に何があったの?」
「アリア?」
「ミトがそんなに苦しんでる事って何?
ミトがそんなに心にため込んでる物って何?」
ミトがそんなに心にため込んでる物って何?」
「それは……」
「全部教えて!その心に溜まったドロドロした物を!」
「あんたに話して何になるのよ!
もうどうしたって取り戻せないものを!
もうどうしたって償えないことを教えて何になるのよ!」
もうどうしたって取り戻せないものを!
もうどうしたって償えないことを教えて何になるのよ!」
「これ以上後悔を重ねない為の力にしてあげる!
今あの先生を見捨てて逃げたら、前とおんなじなんじゃないの!?」
今あの先生を見捨てて逃げたら、前とおんなじなんじゃないの!?」
「そうよ!アスナを置いて逃げた時とおんなじよ!
だから、だからきっとアスナがそうなったみたいに!
私もあいつらに嬲られて死ねばよかったのに!」
だから、だからきっとアスナがそうなったみたいに!
私もあいつらに嬲られて死ねばよかったのに!」
叫びながら涙が零れて来た。もうそうなったら止まらない。
八つ当たりの様に心の膿をぶちまける様に叫び出した。
八つ当たりの様に心の膿をぶちまける様に叫び出した。
「もっと!そのアスナとは仲良かったの!?」
「友達だった!親友だった!
この髪形も、前に私がしたみたいに結ってくれた髪形!
一緒に帰ろうって約束した!
けど……けど私は、アスナを見捨てて逃げたんだ!
アスナが死ぬのを見たくなくて逃げた!
あの時勇気があれば助けれたかもしれないのに!
私は逃げたんだぁーーーっ!」
この髪形も、前に私がしたみたいに結ってくれた髪形!
一緒に帰ろうって約束した!
けど……けど私は、アスナを見捨てて逃げたんだ!
アスナが死ぬのを見たくなくて逃げた!
あの時勇気があれば助けれたかもしれないのに!
私は逃げたんだぁーーーっ!」
その叫びがキーだった。
ぐっちゃぐちゃに勢いだけに任せたそれを、
1つの形に調律する。
ぐっちゃぐちゃに勢いだけに任せたそれを、
1つの形に調律する。
「カタルシスエフェクト!Go Liiiiiiive!!」
バキっ、と、ミトの内から人体からは本来きこえないような音がした。
一拍遅れて、胸から背を貫く黒く巨大な杭が突き出た。
根元には、何故か紫色のクロッカスの花が咲いている。
それ以外にも、髪に黒いリボンが編み混まれ、
腰には鎖で頑丈に繋がれ、抜けなくなったレイピアが下げられる。
そして黒く染まった腕に握られるのは、彼女の得意武器の大鎌だ。
一拍遅れて、胸から背を貫く黒く巨大な杭が突き出た。
根元には、何故か紫色のクロッカスの花が咲いている。
それ以外にも、髪に黒いリボンが編み混まれ、
腰には鎖で頑丈に繋がれ、抜けなくなったレイピアが下げられる。
そして黒く染まった腕に握られるのは、彼女の得意武器の大鎌だ。
「うわぁああああ!い、痛、、イタイ……なに、これ!?」
「それはカタルシスエフェクト!YOUの心のドロドロを調律したものだよ!
それで思い切り暴れちゃって!YOUがもう後悔しないように!」
それで思い切り暴れちゃって!YOUがもう後悔しないように!」
「……ありがとうアリア。やぁあああああ!」
大ぶりの斬撃が、ゲルニュート達の頭をはね飛ばす。
思わぬ援軍に一瞬驚くレーザーターボだが、
思わぬ援軍に一瞬驚くレーザーターボだが、
「ようやくエンジンかかって来たかんじ?」
ミトの背中に背を向けながら武器を構えて軽口をたたいた。
「はい!ここを切り抜けましょう!」
「よっしゃ!ノリにノって来たぜ!」
死から蘇ったバイク乗りと、生きるために友を見殺しにした鎌使い。
対照的な経緯の二人は、互いの背中を守り合い、ゲルニュート達を駆逐していった。
対照的な経緯の二人は、互いの背中を守り合い、ゲルニュート達を駆逐していった。
【ミト@ソードアート・オンライン】
[状態]:健康、カタルシスエフェクトを発動。
[装備]:アリア@Caligula Overdose-カリギュラオーバードーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:絶対に生きて罪を償う。
1:ごめんねアスナ。今だけは許して。
2:監察医の先生とこの場を切り抜ける。
[備考]
※第一層のボス討伐に出発する前からの参戦です。
※支給品のミトの鎌@ソードアート・オンラインは壊れたため放置しました。
※カタルシスエフェクトの制限や詳細については、後の書き手様にお任せします。
[状態]:健康、カタルシスエフェクトを発動。
[装備]:アリア@Caligula Overdose-カリギュラオーバードーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:絶対に生きて罪を償う。
1:ごめんねアスナ。今だけは許して。
2:監察医の先生とこの場を切り抜ける。
[備考]
※第一層のボス討伐に出発する前からの参戦です。
※支給品のミトの鎌@ソードアート・オンラインは壊れたため放置しました。
※カタルシスエフェクトの制限や詳細については、後の書き手様にお任せします。
【九条貴利矢@仮面ライダーエグゼイド】
[状態]:正常、仮面ライダーレーザーターボに変身。
[装備]:ゲーマドライバー@仮面ライダーエグゼイド
爆走バイクガシャット(レベル0)@仮面ライダーエグゼイド
ガシャコンバグバイザーⅡ@仮面ライダーエグゼイド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:このゲームを攻略する。
1:まずはこのお嬢ちゃん達とこの場を切り抜ける。
2:名人や大先生たちも呼ばれてんのかね?
[備考]
※小説仮面ライダーエグゼイドの冒頭からの参戦です。
※ライダーシステムの制限などは後の書き手様にお任せします。
[状態]:正常、仮面ライダーレーザーターボに変身。
[装備]:ゲーマドライバー@仮面ライダーエグゼイド
爆走バイクガシャット(レベル0)@仮面ライダーエグゼイド
ガシャコンバグバイザーⅡ@仮面ライダーエグゼイド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:このゲームを攻略する。
1:まずはこのお嬢ちゃん達とこの場を切り抜ける。
2:名人や大先生たちも呼ばれてんのかね?
[備考]
※小説仮面ライダーエグゼイドの冒頭からの参戦です。
※ライダーシステムの制限などは後の書き手様にお任せします。
支給品解説
【ミトの鎌@ソードアート・オンライン】
ミトがSAOにおいて、第一層のボス戦で使用していた武器。
【ミトの鎌@ソードアート・オンライン】
ミトがSAOにおいて、第一層のボス戦で使用していた武器。
【アリア@Caligula Overdose-カリギュラオーバードーズ】
電脳世界メビウスを構築したバーチャドールの一体。
現在は本来の力と姿を失っており、二頭身の妖精のような姿になっている。
残っている力も人の心のどす黒い物を調律し、カタルシスエフェクトとして発動させることぐらい。
当ロワではカタルシスエフェクト関連の力以外は全て封印されており、
単独行動が出来ないようにされている。
電脳世界メビウスを構築したバーチャドールの一体。
現在は本来の力と姿を失っており、二頭身の妖精のような姿になっている。
残っている力も人の心のどす黒い物を調律し、カタルシスエフェクトとして発動させることぐらい。
当ロワではカタルシスエフェクト関連の力以外は全て封印されており、
単独行動が出来ないようにされている。
【ゲーマドライバー@仮面ライダーエグゼイド】
幻夢コーポレーションが開発したバグスターウイルス感染症専用の医療器具。
ライダーガシャットをセットすることで、使用者を仮面ライダーへ変身させることができる。
九条貴利矢に支給された物には、爆走バイクガシャット(レベル0)が付属。
仮面ライダーレーザーターボに変身することができる。
幻夢コーポレーションが開発したバグスターウイルス感染症専用の医療器具。
ライダーガシャットをセットすることで、使用者を仮面ライダーへ変身させることができる。
九条貴利矢に支給された物には、爆走バイクガシャット(レベル0)が付属。
仮面ライダーレーザーターボに変身することができる。
【ガシャコンバグバイザーⅡ@仮面ライダーエグゼイド】
幻夢コーポレーションが開発したガシャコンウェポンの一つで、
主に仮面ライダークロノスが使用する外付け装備。
遠距離攻撃のビームガンモード、近接攻撃のチェーンソーモード、そしてバグスターウイルスの散布を行うパットモードの三種類がある。
ガシャットに紐づけガシャコンウェポンと違い、ガシャット別に応じた必殺技は使えないが、スロットは有る為、
セットしたガシャットに応じたウイルスの散布が可能。
ガシャットを用いる必要のない必殺技も、ビームガンモードとチェーンソーモードにそれぞれ一個づつ設定されている。また、バグスターバックルと組み合わせて使う事で、
バグルドライバーⅡという変身ベルトで仮面ライダーへの変身にも使える。
が、変身ベルトとして使うにはバグスターであるか、ほぼ全てのバグスターウイルスへの抗体が必要である。
かけられているであろう制限に関しては後の書き手様にお任せします。
幻夢コーポレーションが開発したガシャコンウェポンの一つで、
主に仮面ライダークロノスが使用する外付け装備。
遠距離攻撃のビームガンモード、近接攻撃のチェーンソーモード、そしてバグスターウイルスの散布を行うパットモードの三種類がある。
ガシャットに紐づけガシャコンウェポンと違い、ガシャット別に応じた必殺技は使えないが、スロットは有る為、
セットしたガシャットに応じたウイルスの散布が可能。
ガシャットを用いる必要のない必殺技も、ビームガンモードとチェーンソーモードにそれぞれ一個づつ設定されている。また、バグスターバックルと組み合わせて使う事で、
バグルドライバーⅡという変身ベルトで仮面ライダーへの変身にも使える。
が、変身ベルトとして使うにはバグスターであるか、ほぼ全てのバグスターウイルスへの抗体が必要である。
かけられているであろう制限に関しては後の書き手様にお任せします。
NPC解説
【ゲルニュート@RIDER TIME仮面ライダー龍騎】
ミラーワールドに存在する怪人、ミラーモンスターの一体。
高い俊敏を誇り、そのトリッキーな動きは仮面ライダーでもなかなか読めない程。
十字型のブーメランを武器として装備している。
シアゴーストやレイドラグーンと同じ群体タイプのモンスター。
【ゲルニュート@RIDER TIME仮面ライダー龍騎】
ミラーワールドに存在する怪人、ミラーモンスターの一体。
高い俊敏を誇り、そのトリッキーな動きは仮面ライダーでもなかなか読めない程。
十字型のブーメランを武器として装備している。
シアゴーストやレイドラグーンと同じ群体タイプのモンスター。