―――どうして僕は蘇ったんだよ……!
星合翔李は―――理不尽にもホラーに憑依されてしまった悲劇の男は、自分が生き返ってしまったことを嘆いた。
星合翔李は―――理不尽にもホラーに憑依されてしまった悲劇の男は、自分が生き返ってしまったことを嘆いた。
彼は本来、陰我とはかけ離れた存在だ。
しかしGARO -VERSUS ROAD-の運営はそれを知った上で彼をプレイヤーとして選び―――そして起爆剤として利用された。
しかしGARO -VERSUS ROAD-の運営はそれを知った上で彼をプレイヤーとして選び―――そして起爆剤として利用された。
星合は醜い争いが起こるゲームでも最後まで人を殺したり蹴落とそうとはせず、必死に生き残っていた。
そんな陰我が全く存在しない彼でも運営のさじ加減一つでホラーになってしまう。だが最後まで彼はゲームに抗い、ホラーになって人々を殺すことを嫌がり―――首輪のスイッチを押すことで自爆。誰一人として犠牲者を出すことなく、この世を去った。
そんな陰我が全く存在しない彼でも運営のさじ加減一つでホラーになってしまう。だが最後まで彼はゲームに抗い、ホラーになって人々を殺すことを嫌がり―――首輪のスイッチを押すことで自爆。誰一人として犠牲者を出すことなく、この世を去った。
これにて星合翔李の物語は―――悪魔によって弄ばれた人生は終わったはずだったのだ。
だがいつの間にか蘇生された挙句、またしてもゲームに巻き込まれた。
しかも運の悪いことにホラーに憑依された状態で―――。
だがいつの間にか蘇生された挙句、またしてもゲームに巻き込まれた。
しかも運の悪いことにホラーに憑依された状態で―――。
―――運が悪い?
果たして本当にそんな理由なのだろうか?
主催者が明確な悪意を持って彼をホラーとして参加させたのではないのだろうか?
果たして本当にそんな理由なのだろうか?
主催者が明確な悪意を持って彼をホラーとして参加させたのではないのだろうか?
とにかく自分がホラーとして犠牲者を出したくないと願った星合は自分に着けられた首輪を確認する。
ゲームの時とは材質が違いそうだが―――もしもあのゲームと同じルールならば、スイッチを押すことで自決出来る。
藁にもすがる思いで星合は首輪を何度も触り、スイッチを探すが―――なかなか見付からない。
ゲームの時とは材質が違いそうだが―――もしもあのゲームと同じルールならば、スイッチを押すことで自決出来る。
藁にもすがる思いで星合は首輪を何度も触り、スイッチを探すが―――なかなか見付からない。
それも仕方のないことだ。この首輪に爆破スイッチなんてないのだから。
「誰か、殺して……」
意識が朦朧としてくる。
まだギリギリ保っていられるが、そろそろ限界だ。このままだとホラーとなって誰かを殺してしまう。
そんなことを星合は望んでいない。それにせめて……人間として死にたい。
まだギリギリ保っていられるが、そろそろ限界だ。このままだとホラーとなって誰かを殺してしまう。
そんなことを星合は望んでいない。それにせめて……人間として死にたい。
でもそれは難しいことだろう。
星合はホラーの強さをこの目で見て、よく知っている。
だから今の自分を殺せる者なんて、なかなか―――。
星合はホラーの強さをこの目で見て、よく知っている。
だから今の自分を殺せる者なんて、なかなか―――。
「―――わかった」
絶望する星合の前に白コートの男が現れ、力強く返事をした。
まるで金色のオーラを纏っているかのような―――気高く、眩い魂を宿した男だ。
まるで金色のオーラを纏っているかのような―――気高く、眩い魂を宿した男だ。
返事は短く、あまりにも無骨。
だが鍛え上げられた肉体や歴戦の英雄のような雰囲気は、星合にとって光にすら思えた。
だが鍛え上げられた肉体や歴戦の英雄のような雰囲気は、星合にとって光にすら思えた。
「貴様の陰我、俺が断ち切る―――!」
男は剣を構え―――星合を難なく切り捨てた。
ホラーと人間では圧倒的に力の差がある。
ホラーと人間では圧倒的に力の差がある。
だが男は―――冴島鋼牙は普通の人間ではない。
魔戒騎士。それも黄金騎士ガロの称号を持つ者だ。
ガロの称号を景品として行われていたゲームのプレイヤーは、牙狼によってその魂を救済された。
魔戒騎士。それも黄金騎士ガロの称号を持つ者だ。
ガロの称号を景品として行われていたゲームのプレイヤーは、牙狼によってその魂を救済された。
「ありがとう……」
星合は自分を殺した鋼牙を憎むことなく―――むしろ彼の存在に感謝した。
自分がやっていたゲームのキャラクターに似た服装の英雄に。
自分がやっていたゲームのキャラクターに似た服装の英雄に。
「このゲームを……終わらせて……」
それは親友である空遠への言葉であり、自分を殺してくれた名も知らぬ英雄―――冴島鋼牙への願いでもある。
「ああ。この決闘は必ず俺が終わらせる」
鋼牙の力強い返事を聞くと、星合は静かに目を閉じ―――その肉体が灰と貸す。バーサスロードでゲームオーバーになった者と全く同じ末路だ。
カラン、カラン―――。
首輪の落下音が虚しく響き、鋼牙はそれを手に取る。これはホラーになりかけていた名も知らぬ男の形見だ。この決闘を終わらせるには首輪を外すことが必要不可欠であり、この首輪は何かの役に立つかもしれない。
首輪の落下音が虚しく響き、鋼牙はそれを手に取る。これはホラーになりかけていた名も知らぬ男の形見だ。この決闘を終わらせるには首輪を外すことが必要不可欠であり、この首輪は何かの役に立つかもしれない。
星合翔李は運命に弄ばれて二度目の死を迎えた。
だが彼の意志は黄金騎士ガロ―――冴島鋼牙が受け継いでくれることだろう。
どんな醜い争いでも他者を踏み台にしない心優しい男は、首輪を遺すことで死してもなお誰かの力になったのだ。
だが彼の意志は黄金騎士ガロ―――冴島鋼牙が受け継いでくれることだろう。
どんな醜い争いでも他者を踏み台にしない心優しい男は、首輪を遺すことで死してもなお誰かの力になったのだ。
【星合翔李@GARO -VERSUS ROAD- 死亡】
【冴島鋼牙@牙狼-GARO-シリーズ】
[状態]:健康
[装備]:冴島鋼牙の魔戒剣@牙狼-GARO-
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~5、首輪(星合翔李)
[思考・状況]基本方針:守りし者として人々を守る。この決闘も終わらせる
1:首輪の解析が出来そうな参加者を探し、この首輪を託す
[備考]
参戦時期は牙狼-GARO- ~MAKAISENKI~終了後
[状態]:健康
[装備]:冴島鋼牙の魔戒剣@牙狼-GARO-
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~5、首輪(星合翔李)
[思考・状況]基本方針:守りし者として人々を守る。この決闘も終わらせる
1:首輪の解析が出来そうな参加者を探し、この首輪を託す
[備考]
参戦時期は牙狼-GARO- ~MAKAISENKI~終了後