ああ、死ぬんだな。
うつ伏せに倒れた少年、御伽龍児は自身の終わりが迫っていると冷静に受け止めた。
視線を僅かに動かすと鮮やかな赤に染まった地面が見える。
己から溢れ出る血に彩られたのだと分かれば、益々助かり様が無いと理解してしまう。
うつ伏せに倒れた少年、御伽龍児は自身の終わりが迫っていると冷静に受け止めた。
視線を僅かに動かすと鮮やかな赤に染まった地面が見える。
己から溢れ出る血に彩られたのだと分かれば、益々助かり様が無いと理解してしまう。
運が悪い、と言うやつだろう。
何かが違えばこんな風に倒れたりせず、生きて友と再会出来ていたかもしれない。
悪趣味なデュエルから脱出し、一人分が欠けてしまった日々を過ごす未来があったのかもしれない。
全ては起こらなかった話だ。
現実として御伽は死ぬ。それが覆しようの無い事は自分が一番理解している。
何かが違えばこんな風に倒れたりせず、生きて友と再会出来ていたかもしれない。
悪趣味なデュエルから脱出し、一人分が欠けてしまった日々を過ごす未来があったのかもしれない。
全ては起こらなかった話だ。
現実として御伽は死ぬ。それが覆しようの無い事は自分が一番理解している。
「おっ、大丈夫か?大丈夫か?」
そう言って顔を覗き込む男を、御伽は億劫に見上げた。
台詞だけ見たら立ち眩みした後輩を気遣う人間の鑑である。
だがその顔は、何と邪悪なものだろうか。
まるで後輩の体へ狙いを定め、睡眠薬入りのアイスティーを飲ませる作戦の成功を喜ぶ、クッソゲスいしたり顔であった。
浮かべる表情に相応しく、どこか臭くて汚いイメージをビンビンに感じさせる男。
この男こそ、御伽を手に掛けた張本人だ。
だがその顔は、何と邪悪なものだろうか。
まるで後輩の体へ狙いを定め、睡眠薬入りのアイスティーを飲ませる作戦の成功を喜ぶ、クッソゲスいしたり顔であった。
浮かべる表情に相応しく、どこか臭くて汚いイメージをビンビンに感じさせる男。
この男こそ、御伽を手に掛けた張本人だ。
「まずは一人殺せて幸先良いスタートだって、ハッキリ分かんだね」
殺人への罪悪感を微塵も感じさせない、人を人とも思わぬ言動であった。
御伽を見下ろす瞳は、肌の色と同じく汚らしい色をしている。
よりにもよってこんな外道に遭遇してしまうとは。
己の不運に御伽は内心で愚痴を零す。
御伽を見下ろす瞳は、肌の色と同じく汚らしい色をしている。
よりにもよってこんな外道に遭遇してしまうとは。
己の不運に御伽は内心で愚痴を零す。
自分が死ぬのはもう避けれない。
しかしこのまま男を気分良くさせたまま死ぬのも、それはそれで癪だ。
最後にそのクッソおぞましい笑みを消し去るくらいはしてやろう。
悪足掻きをすべく御伽は口を開いた。
しかしこのまま男を気分良くさせたまま死ぬのも、それはそれで癪だ。
最後にそのクッソおぞましい笑みを消し去るくらいはしてやろう。
悪足掻きをすべく御伽は口を開いた。
「僕を殺して…それで勝った気になってるんなら…とんだお笑い草だね……」
「は?(威圧)負け惜しみならみっともないからやめてくれよな~頼むよ~」
「僕一人に構ったせいで…あの娘には逃げられたじゃないか……」
「は?(威圧)負け惜しみならみっともないからやめてくれよな~頼むよ~」
「僕一人に構ったせいで…あの娘には逃げられたじゃないか……」
図星を突かれたのか笑みを消す男、反対に御伽は口の端から血を零しながら不敵に笑う。
男に襲われる前、御伽は一人の少女と遭遇した。
互いに敵意が無い事を確認し、軽い自己紹介の後同行を申し出た。
何せその少女はまだ小学生。
幼い少女を何が待ち受けているか分からない場に一人放って置くなど、プレイボーイ気質なのを抜きに一人の男として許せない。
少女の方も一応信用はしてくれたらしく、共に行動を承諾。
互いに敵意が無い事を確認し、軽い自己紹介の後同行を申し出た。
何せその少女はまだ小学生。
幼い少女を何が待ち受けているか分からない場に一人放って置くなど、プレイボーイ気質なのを抜きに一人の男として許せない。
少女の方も一応信用はしてくれたらしく、共に行動を承諾。
直後、排泄物を練り固めたかのようなクッソ汚い男が襲って来た。
御伽は支給されていた拳銃で応戦したものの、信じられない光景を目の当たりにする羽目になる。
何と男は手にした刀で銃弾を弾き、時には両手を頭の後ろに乗せ腰をくねらせる動きで回避したのだ。
人間業とは思えない動きに翻弄された挙句に一太刀をその身に受け、それでも少女が逃げる時間だけはどうにか稼ぐのに成功。
御伽は支給されていた拳銃で応戦したものの、信じられない光景を目の当たりにする羽目になる。
何と男は手にした刀で銃弾を弾き、時には両手を頭の後ろに乗せ腰をくねらせる動きで回避したのだ。
人間業とは思えない動きに翻弄された挙句に一太刀をその身に受け、それでも少女が逃げる時間だけはどうにか稼ぐのに成功。
少女に逃げられた失敗を突き付けられ黙り込む男に、してやったりと笑いかけてやる。
御伽の挑発に不機嫌となったのか、男は無言で刀を構えた。
一分の隙も見当たらない見事な構えは、外見の汚さとは不釣り合い。
剣に関して全くの素人である御伽から見ても、只者でない事は十分理解できる。
放って置いても死ぬと言うのにわざわざトドメを刺すとは、案外小心者だなと鼻を鳴らした。
御伽の挑発に不機嫌となったのか、男は無言で刀を構えた。
一分の隙も見当たらない見事な構えは、外見の汚さとは不釣り合い。
剣に関して全くの素人である御伽から見ても、只者でない事は十分理解できる。
放って置いても死ぬと言うのにわざわざトドメを刺すとは、案外小心者だなと鼻を鳴らした。
(ここまで、みたいだな…)
今度こそ本当に終わり。
自分の選択に後悔は無いけど、心残りは幾つもある。
少女は無事に逃げ切れただろうか。最後まで守ってあげられなかったのは申し訳ない。
せめて自分よりも強くて頼りになる者に保護して貰える事を願おう。
自分の選択に後悔は無いけど、心残りは幾つもある。
少女は無事に逃げ切れただろうか。最後まで守ってあげられなかったのは申し訳ない。
せめて自分よりも強くて頼りになる者に保護して貰える事を願おう。
友との再会が叶わなかったのも無念だ。
本田が理不尽に殺されて、流石の遊戯も精神的に参っているだろう。
自分は城之内や杏子程付き合いは長く無いが、友人として支えになってやりたかった。
本田が理不尽に殺されて、流石の遊戯も精神的に参っているだろう。
自分は城之内や杏子程付き合いは長く無いが、友人として支えになってやりたかった。
(僕はここまでだけど、君ならこの決闘も止められるはずだ……)
本田の死に自暴自棄になってやしないかとも考えたが、遊戯ならきっと大丈夫だ。
彼は自分に初めて悔いの無い敗北を味合わせ、復讐の虚しさを教えてくれた少年。
父から憎しみを取り除いてくれた遊戯なら、きっと憎しみに捉われる事無くハ・デスの企みを阻止してくれる。
彼は自分に初めて悔いの無い敗北を味合わせ、復讐の虚しさを教えてくれた少年。
父から憎しみを取り除いてくれた遊戯なら、きっと憎しみに捉われる事無くハ・デスの企みを阻止してくれる。
「邪剣・【夜】――――」
「後は……頼んだよ…」
「――――逝きましょうね」
友への信頼を最期に、御伽龍児は本田ヒロトと同じ場所へと旅立った。
【御伽龍児@遊☆戯☆王 死亡】
○
付着した血を振り払い納刀し、御伽の支給品を回収する。
少しだけ勿体ない事をしたかもしれないと、後悔にも似た感情が押し寄せた。
今殺したのは身長179cm、ハンサムなマスクと均整の取れた体の持ち主。
生粋のホモである自分としては、殺す前に「つまみ食い」してみるのも良かっただろうかと思わないでもない。
すぐに首を振って邪な考えを頭から追い出す。
幾らなんでもそれは愛する後輩への裏切りになるだろう。
少しだけ勿体ない事をしたかもしれないと、後悔にも似た感情が押し寄せた。
今殺したのは身長179cm、ハンサムなマスクと均整の取れた体の持ち主。
生粋のホモである自分としては、殺す前に「つまみ食い」してみるのも良かっただろうかと思わないでもない。
すぐに首を振って邪な考えを頭から追い出す。
幾らなんでもそれは愛する後輩への裏切りになるだろう。
御伽を殺した男、彼には星の数ほど名前がある。
今回は国民的ホモビ男優として最も多くの者に親しまれた名、野獣先輩として記させてもらおう。
今回は国民的ホモビ男優として最も多くの者に親しまれた名、野獣先輩として記させてもらおう。
既にお分かりの通り、野獣先輩は決闘(デュエル)と言う名の殺し合いに乗った。
目的は磯野が口にした「どんな願いも叶える」権利の獲得、その為に勝ち残る道を選んだ。
目的は磯野が口にした「どんな願いも叶える」権利の獲得、その為に勝ち残る道を選んだ。
ここで「やっぱりマーダーじゃないか(呆れ)」、「野獣は人間の屑、ハッキリわかんだね」、などと野獣先輩を罵倒する兄貴達もいるだろうが、まま、そう焦んないでよ(神のお言葉)。
野獣先輩とて何も最初から参加者を皆殺しにしようと思っていたのでは無い。
むしろ会場に移動した直後は、必ずやハ・デスをしばき倒してデュエルを止めてやる、そう決意していた。
これはどう見ても人間の鑑にして対主催者の鑑じゃないか、たまげたなぁ。
野獣先輩とて何も最初から参加者を皆殺しにしようと思っていたのでは無い。
むしろ会場に移動した直後は、必ずやハ・デスをしばき倒してデュエルを止めてやる、そう決意していた。
これはどう見ても人間の鑑にして対主催者の鑑じゃないか、たまげたなぁ。
まずは共に戦ってくれる仲間を探しに意気揚々と出発し、そう間もない頃だ。
愛する後輩、遠野の惨たらしい死体を見つけたのは。
愛する後輩、遠野の惨たらしい死体を見つけたのは。
地面に転がるのが遠野だと気付くのに数秒、弾かれたように駆け寄り必死で声を掛けた。
そこで気付いたのだ、遠野が何をされたかを。
そこで気付いたのだ、遠野が何をされたかを。
下半身は何も身に着けておらず、履いていただろうズボンと下着が乱雑に脱ぎ捨てられているのを発見。
だが丸出し状態など些細な事だ。
遠野の股間には本来あるべき男性器が存在しなかった。
黒々とした陰毛は赤い液体に汚れており、切り取られたのだと察する。
肛門からは白濁液が溢れ、相当な量を出されたのか地面にまで垂れていた。
だが丸出し状態など些細な事だ。
遠野の股間には本来あるべき男性器が存在しなかった。
黒々とした陰毛は赤い液体に汚れており、切り取られたのだと察する。
肛門からは白濁液が溢れ、相当な量を出されたのか地面にまで垂れていた。
遠野が凌辱と拷問の果てに殺されたと理解した瞬間、野獣先輩の心は憎悪と絶望であっさり壊れた。悲しいなぁ(諸行無常)。
ハ・デスを倒すという決意はあっという間に消え去り、新たに優勝するという意思を固める。
死者を生き返らせられるか保障は無いが、人間ではあり得ないナニカを秘めているハ・デスなら可能性はゼロではない。
1145141919年もの歴史を持つ迫真空手を習得しているからこそ人外特有のオーラも、デカ乳首を弄るサーフ系ボディビルダーの如く敏感に感じ取ったのである。
死者を生き返らせられるか保障は無いが、人間ではあり得ないナニカを秘めているハ・デスなら可能性はゼロではない。
1145141919年もの歴史を持つ迫真空手を習得しているからこそ人外特有のオーラも、デカ乳首を弄るサーフ系ボディビルダーの如く敏感に感じ取ったのである。
「(次の獲物を殺しに)行きますよーイクイク」
全ては愛する男の為。
血塗られた道を自ら行く野獣先輩の行く末を知る者は神しかおらず、GOは神なので知っている。
血塗られた道を自ら行く野獣先輩の行く末を知る者は神しかおらず、GOは神なので知っている。
GO is God
【野獣先輩@真夏の夜の淫夢】
[状態]:健康
[装備]:滅の日本刀@仮面ライダーゼロワン、TNOKの拳銃@真夏の夜の淫夢
[道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品×0~4
[思考・状況]
基本方針:勝ち残り遠野を生き返らせる。
1:殺りますねぇ!(溢れ出る殺意)。
2:遠野を殺した奴は絶対に許さない。
[備考]
※バトル淫夢みたいな戦闘力があります。
[状態]:健康
[装備]:滅の日本刀@仮面ライダーゼロワン、TNOKの拳銃@真夏の夜の淫夢
[道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品×0~4
[思考・状況]
基本方針:勝ち残り遠野を生き返らせる。
1:殺りますねぇ!(溢れ出る殺意)。
2:遠野を殺した奴は絶対に許さない。
[備考]
※バトル淫夢みたいな戦闘力があります。
◆◆◆
「あんまり締まりは良くなかったなぁ…」
一人の野獣を狂わせた原因を作った青年、MNRはついさっき殺した相手へそんな感想を呟いた。
逸物を切り取った際には高音の悲鳴を上げ楽しませてくれたものだ。
ひょっとすれば世界レベルをも狙えるかもしれない美声、それが男の象徴を奪われた苦痛で泣き喚く。
中々に興奮させてもらったが、ケツの締まりは中の下くらいのものだったのでガッカリである。
逸物を切り取った際には高音の悲鳴を上げ楽しませてくれたものだ。
ひょっとすれば世界レベルをも狙えるかもしれない美声、それが男の象徴を奪われた苦痛で泣き喚く。
中々に興奮させてもらったが、ケツの締まりは中の下くらいのものだったのでガッカリである。
「次はもっと気持ちよくなれる人だと良いな」
とても人間の命を奪ったとは思えない態度。
それもある意味当然である。
6人の少年を殺害し、その死体と性交。彼らのペニスを切断し自らの肛門に挿入。
数多のホモガキを震え上がらせた経歴を持つ最凶のホモに、真っ当な倫理観など存在しない。
それもある意味当然である。
6人の少年を殺害し、その死体と性交。彼らのペニスを切断し自らの肛門に挿入。
数多のホモガキを震え上がらせた経歴を持つ最凶のホモに、真っ当な倫理観など存在しない。
「見たーい♪見たーい♪皆が死ぬとこ見たーい♪」
クッソ棒読みの歌を口ずさみながらMNRは舌なめずりする。
彼の頭にあるのは、男を好きに殺し、犯す。それだけしかない。
彼の頭にあるのは、男を好きに殺し、犯す。それだけしかない。
お前精神状態おかしいよ…(ドン引き)
【遠野@真夏の夜の淫夢 死亡】
【MNR@@真夏の夜の淫夢】
[状態]:健康
[装備]:アテムが用意したナイフ@遊☆戯☆王
[道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品×1~5、遠野のペニス
[思考・状況]
基本方針:好きにやって楽しむ。
1:良さげな男を探す。
[備考]
[状態]:健康
[装備]:アテムが用意したナイフ@遊☆戯☆王
[道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品×1~5、遠野のペニス
[思考・状況]
基本方針:好きにやって楽しむ。
1:良さげな男を探す。
[備考]
◆◆◆
「やれやれ、いきなりとんだ目に遭ったものだよ」
ついさっき危険人物に遭遇したとは思えぬような、抑揚のない声だった。
下に巨大なトゲの付いた奇妙な乗り物が、御伽達から離れた地点に浮遊している。
当然無人ではなく、操縦しているのは声の主。
ぴょこりと顔を出し、移動の最中にズレた眼鏡の位置を直す。
至って冷静、というより何を考えているのか分からない眠たげな表情で、柊ねむは来た方向を振り返った。
当然無人ではなく、操縦しているのは声の主。
ぴょこりと顔を出し、移動の最中にズレた眼鏡の位置を直す。
至って冷静、というより何を考えているのか分からない眠たげな表情で、柊ねむは来た方向を振り返った。
「追って来ないと言う事は、撒けたと判断して良いのかな。まぁ、彼の犠牲があってこそだろうけど」
御伽が自分を逃がす為に、汚らしい襲撃者と戦った。
善人であれば深く恩を感じたり、罪悪感に涙を流したりするのが普通の反応。
生憎ねむはそのどちらでもなく、強いて言えば面倒ごとを引き受けてくれたのに感謝しているくらい。
そもそも御伽は一つ、大きな勘違いをしている。
ねむはわざわざ御伽に守ってもらわずとも、大抵の相手からは自分の身を自分で守れる力がある。
それを伝えなかったのは、あの手の善人には無力な少女を演じた方が都合が良かったから。
善人であれば深く恩を感じたり、罪悪感に涙を流したりするのが普通の反応。
生憎ねむはそのどちらでもなく、強いて言えば面倒ごとを引き受けてくれたのに感謝しているくらい。
そもそも御伽は一つ、大きな勘違いをしている。
ねむはわざわざ御伽に守ってもらわずとも、大抵の相手からは自分の身を自分で守れる力がある。
それを伝えなかったのは、あの手の善人には無力な少女を演じた方が都合が良かったから。
「余り無駄な戦いはしたくないんだけどね」
魔法少女への変身は生前同様、問題無く行えるのは確認済みだ。
大抵の相手なら軽くあしらえる程度の力は持っていると、そう自負している。
但しねむ本人は積極的な戦闘を歓迎していない。
アリナの暴挙によりイヴが失われた事で、ドッペルシステムは崩壊したと考えるべきだ。
つまりソウルジェムが濁り切れば、ドッペルは出現せず魔女になるだけ。
グリーフシードを確保する当ても無い状況で、考え無しに魔力は使えない。
故になるべく戦闘は避け、代わりに動き回ってくれる人材を求めている。
大抵の相手なら軽くあしらえる程度の力は持っていると、そう自負している。
但しねむ本人は積極的な戦闘を歓迎していない。
アリナの暴挙によりイヴが失われた事で、ドッペルシステムは崩壊したと考えるべきだ。
つまりソウルジェムが濁り切れば、ドッペルは出現せず魔女になるだけ。
グリーフシードを確保する当ても無い状況で、考え無しに魔力は使えない。
故になるべく戦闘は避け、代わりに動き回ってくれる人材を求めている。
最終目的である、ハ・デスの力を奪い魔法少女を救済する為に。
ソウルジェムが砕け散り死んだはずの自分が生きている。
なら、生き残った一人の願いを何でも叶えるという力も強ち嘘とは言い切れない。
少なくとも、死者の魂を完全に修復するくらいは容易いと睨む。
無論、願いを叶えるにはデュエルに優勝するのが近道だろうと分かっているが、主催者が素直にこちらの要求を聞き入れてくれるかは全く信用出来ない。
キュゥべえがその良い例だ。
アレは願いこそ叶えるものの、魔法少女に関する重大な情報を意図的に伏せていた。
素直に優勝を目指して、最後の最後に馬鹿を見るのは御免だ。
ハ・デスからは願いを叶える力だけを頂いて、本人には退場してもらおう。
なら、生き残った一人の願いを何でも叶えるという力も強ち嘘とは言い切れない。
少なくとも、死者の魂を完全に修復するくらいは容易いと睨む。
無論、願いを叶えるにはデュエルに優勝するのが近道だろうと分かっているが、主催者が素直にこちらの要求を聞き入れてくれるかは全く信用出来ない。
キュゥべえがその良い例だ。
アレは願いこそ叶えるものの、魔法少女に関する重大な情報を意図的に伏せていた。
素直に優勝を目指して、最後の最後に馬鹿を見るのは御免だ。
ハ・デスからは願いを叶える力だけを頂いて、本人には退場してもらおう。
(と言っても、ハ・デスの力で魔法少女を救済できる確実な保障も無い。むふふ、僕がこんなギャンブル染みた行動に出るなんてね)
前までの自分らしかぬ行動に自嘲を抑えられない。
しかしどれだけ可能性が低くとも、ゼロでないのなら賭ける価値はある。
分の悪い賭けだろうと勝利せねばならない理由がある。
しかしどれだけ可能性が低くとも、ゼロでないのなら賭ける価値はある。
分の悪い賭けだろうと勝利せねばならない理由がある。
魔法少女を……環いろはを今度こそ救う為に。
「いろはお姉さんはきっと悲しむだろうね」
そんな事しなくていい、一緒に生きて欲しい。
そう涙を流し想いをぶつけて来たいろはを裏切る行為だ。
もしねむがこれからやる事を知ったら、いろはは今度こそ失望するだろうか。
いや、それは絶対にないと断言できる。
悲しみこそすれど決して突き放しはせず、むしろそんな選択を選ばせてしまった自分自身を責めるだろう。
そしてねむの傍に寄り添い、共に間違いを正す道を選ぶ。
彼女はそういう人だ。そんな優しい人だから、自分達はあの人を助ける為に魔法少女へとなった。
そう涙を流し想いをぶつけて来たいろはを裏切る行為だ。
もしねむがこれからやる事を知ったら、いろはは今度こそ失望するだろうか。
いや、それは絶対にないと断言できる。
悲しみこそすれど決して突き放しはせず、むしろそんな選択を選ばせてしまった自分自身を責めるだろう。
そしてねむの傍に寄り添い、共に間違いを正す道を選ぶ。
彼女はそういう人だ。そんな優しい人だから、自分達はあの人を助ける為に魔法少女へとなった。
「でもねお姉さん。お姉さんの優しさが、お姉さん自身を苦しめ、殺す日が来るかもしれない。僕はそれが恐いんだ」
魔法少女である限り、体も心も傷つかずに生きていくのは無理だ。
いろはが皆を助ける為に駆け回り、そのせいで自分自身が危険に晒される。その可能性が無いとどうして言い切れようか。
ドッペルシステムが機能しなくなったせいで、いろはが魔女と化す未来がいずれ訪れるかもしれない。
そんな未来は永遠に訪れさせてはならない。
ういの記憶が自分以外の全てから消えた時、一度は全てを諦めた。
だけど嘘を吐き続ける事が出来ず全てを思い出させた日、灯花のおかげで思い出せたのだ。
ういと交わした約束を。
いろはが皆を助ける為に駆け回り、そのせいで自分自身が危険に晒される。その可能性が無いとどうして言い切れようか。
ドッペルシステムが機能しなくなったせいで、いろはが魔女と化す未来がいずれ訪れるかもしれない。
そんな未来は永遠に訪れさせてはならない。
ういの記憶が自分以外の全てから消えた時、一度は全てを諦めた。
だけど嘘を吐き続ける事が出来ず全てを思い出させた日、灯花のおかげで思い出せたのだ。
ういと交わした約束を。
「だから僕はいろはお姉さんを救ってみせるよ。ういとお姉さん自身が、それを望んでないとしても」
きっとそれが、自分が生き返った事の意味なのだから。
【柊ねむ@マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ版)】
[状態]:健康
[装備]:フリーザの小型ポッド@ドラゴンボール
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]
基本方針:手段を問わずにハ・デスの力を奪って魔法少女を救済する。
1:代わりに荒事を引き受けてくれる駒が欲しい。
2:魔法少女への変身はなるべく控える。
[備考]
※参戦時期は死亡後。
[状態]:健康
[装備]:フリーザの小型ポッド@ドラゴンボール
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]
基本方針:手段を問わずにハ・デスの力を奪って魔法少女を救済する。
1:代わりに荒事を引き受けてくれる駒が欲しい。
2:魔法少女への変身はなるべく控える。
[備考]
※参戦時期は死亡後。
【滅の日本刀@仮面ライダーゼロワン】
滅亡迅雷.netの滅が持ち歩いている刀。
劇場版での戦闘や、Vシネマで仮面ライダー滅亡迅雷になった際、以前の肉体を破壊するのに使った。
滅亡迅雷.netの滅が持ち歩いている刀。
劇場版での戦闘や、Vシネマで仮面ライダー滅亡迅雷になった際、以前の肉体を破壊するのに使った。
【TNOKの拳銃@真夏の夜の淫夢】
ホモなら誰でもご存じ、ヤクザの事務所に隠してあった拳銃。
レイプしていたDBに奪われ一転攻勢、レイプされた挙句に肛門を撃たれる最期をTNOKは迎えた。
ホモなら誰でもご存じ、ヤクザの事務所に隠してあった拳銃。
レイプしていたDBに奪われ一転攻勢、レイプされた挙句に肛門を撃たれる最期をTNOKは迎えた。
【アテムが用意したナイフ@遊☆戯☆王】
原作第一話にて、闇遊戯ことアテムが牛尾さんとのゲームで用意したナイフ。
札束ではなく遊戯を刺そうとした牛尾さんは、記念すべき罰ゲーム執行の最初の一人となった。
原作第一話にて、闇遊戯ことアテムが牛尾さんとのゲームで用意したナイフ。
札束ではなく遊戯を刺そうとした牛尾さんは、記念すべき罰ゲーム執行の最初の一人となった。
【フリーザの小型ポッド@ドラゴンボール】
ナメック星で第一形態のフリーザが操縦していた一人用の小型ポッド。
操縦者の脳波を受信する事で動く仕組みになっている。
本来はフリーザ以外の脳波には反応しないが、ロワでは全参加者が操縦可能に手を加えられている。
ナメック星で第一形態のフリーザが操縦していた一人用の小型ポッド。
操縦者の脳波を受信する事で動く仕組みになっている。
本来はフリーザ以外の脳波には反応しないが、ロワでは全参加者が操縦可能に手を加えられている。