右の太ももと、左足首への激痛の直後、暁美ほむらは顔面から地面に倒れ込んだ。
眼鏡は割れ、飛び散ったグラスのせいで鼻や頬は無数の切り傷が出来る。
眼鏡は割れ、飛び散ったグラスのせいで鼻や頬は無数の切り傷が出来る。
「ううぅ……痛い、、痛いよぉ……」
両脚は激痛のせいで上手く動かない。
なんとか呼吸だけでもを整えようとすれば、とめどなく流れる鼻血の匂いと共に、
草の匂いと湿った空気が肺に満ちて気持ち悪い。
それでもどうにか逃げようと、大した腕力も、握力もない手で這いずり、
子猫の駆け足よりも遅い速度で逃げようとするが、
ゆっくりと、だが確実に近づいてくる奴の方が早い。
なんとか呼吸だけでもを整えようとすれば、とめどなく流れる鼻血の匂いと共に、
草の匂いと湿った空気が肺に満ちて気持ち悪い。
それでもどうにか逃げようと、大した腕力も、握力もない手で這いずり、
子猫の駆け足よりも遅い速度で逃げようとするが、
ゆっくりと、だが確実に近づいてくる奴の方が早い。
「……ッ!」
銀色の体。三つ編みのような器官の付いた頭部。
両腕に付いた大型のクロー。
1999年、渋谷に隕石が落ちた世界にて、ワームと呼ばれる宇宙からの外来種。
その中でもスコルピオワームと呼ばれる一際強力な力を持つ個体だ。
両腕に付いた大型のクロー。
1999年、渋谷に隕石が落ちた世界にて、ワームと呼ばれる宇宙からの外来種。
その中でもスコルピオワームと呼ばれる一際強力な力を持つ個体だ。
「あ、ああ……だ、誰か!誰か助けて!」
一縷の望みをかけて、出せるだけの声で助けを呼ぶが、静かな森をほんの少し騒がしくするばかりで、
返答も、誰かが近付いてくる気配もない。
返答も、誰かが近付いてくる気配もない。
「そんな……やだ。嫌だ!まだ!まだ私は!」
服を汚しながら、土の味を噛み締めながら、爪が割れるのも血が出るのも関係なく進む。
終われない。終わりたくない。
生物として最も基本的な欲求に突き動かされ、ほむらはひたすら這いずり続けた。
だが、相手はワーム。
ただでさえズタズタの彼女が、生物として一段上に居る奴から逃げるなど、土台無理な話だった。
終われない。終わりたくない。
生物として最も基本的な欲求に突き動かされ、ほむらはひたすら這いずり続けた。
だが、相手はワーム。
ただでさえズタズタの彼女が、生物として一段上に居る奴から逃げるなど、土台無理な話だった。
背中のデイパックを開けられ、中から何かを取り出される。
ふり返ると、逆手に剣を持つ奴がいた。
ふり返ると、逆手に剣を持つ奴がいた。
「ー--ッ!キュウベぇ!キュウベぇ!
出てきて!契約!契約を!ねえ!出てきてよ!」
出てきて!契約!契約を!ねえ!出てきてよ!」
無理だ。
仮にどれだけキュウベぇが彼女のもとにたどり着きたくても出来ない。
この島は世界が違うのだ。
暁美ほむらが生受けた世界とは、文字通り法則が違う。
ハ・デスたちが招かない限り、キュウベぇはこの島を知覚する事すら無理だろう。
仮にどれだけキュウベぇが彼女のもとにたどり着きたくても出来ない。
この島は世界が違うのだ。
暁美ほむらが生受けた世界とは、文字通り法則が違う。
ハ・デスたちが招かない限り、キュウベぇはこの島を知覚する事すら無理だろう。
さて、長々余計な話を膨らませてしまった事だし、結論から言おう。
暁美ほむらの断末魔が、森中に響き渡った。
暁美ほむらの断末魔が、森中に響き渡った。
「……不運ね」
ほむらの声から遠ざかる様に走る少女がいた。
彼女と同じ見滝原中学校の制服を着て、彼女と同じ色の髪と目を持つ少女。
眼鏡はかけておらず、髪形も三つ編みとストレートで大分違う。
だが彼女もまた、暁美ほむらだった。
彼女と同じ見滝原中学校の制服を着て、彼女と同じ色の髪と目を持つ少女。
眼鏡はかけておらず、髪形も三つ編みとストレートで大分違う。
だが彼女もまた、暁美ほむらだった。
ただし纏う雰囲気は、冷たく鋭い。
眼鏡のほむらが最後に縋ったキュウベぇ、少女の願いを叶える代償として、
その者を魔法少女に仕立て上げる謎の小動物により、魔法を得た果ての果て。
それが彼女だからだ。
眼鏡のほむらが最後に縋ったキュウベぇ、少女の願いを叶える代償として、
その者を魔法少女に仕立て上げる謎の小動物により、魔法を得た果ての果て。
それが彼女だからだ。
『鹿目まどかとの出会いをやり直したい』
そう願った彼女に与えられた力は”時流操作”。
時を止めたり、早めたり、巻き戻したりできるゲームのラスボスみたいな力。
しかし、それでもどうしようもない様な壁にぶつかり、
同じ一か月を繰り返して繰り返して繰り返して、ついに心を捨てることを決めた。
それがこの暁美ほむらだった。
時を止めたり、早めたり、巻き戻したりできるゲームのラスボスみたいな力。
しかし、それでもどうしようもない様な壁にぶつかり、
同じ一か月を繰り返して繰り返して繰り返して、ついに心を捨てることを決めた。
それがこの暁美ほむらだった。
「せめてキュウベぇに目を付けられなければ、
余計な希望を踏みにじられなくて済んだでしょうに」
余計な希望を踏みにじられなくて済んだでしょうに」
同情にしてはあまりにも冷たく吐き捨てると、ほむらは森を出る為、足を速めた。
【暁美ほむら@魔法少女おりこ☆マギカ】
[状態]:健康、変身前
[装備]:ソウルジェム(ほむら)@魔法少女おりこ☆マギカ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:とりあえず名簿の発表まで様子見に徹する。
1:まずは森を抜ける。
2:何かあっても良いように武器は調達しておく。
3:けど他の参加者との不要ないざこざは極力回避する。
4:誰だか知らないけど、気の毒に
[備考]
※森に響いた断末魔が自分と同じ声とは気付きませんでした。
※ソウルジェムは支給品扱いの様です。
※魔法少女の能力や、首輪に関する制限については後の書き手様に任せます。
[状態]:健康、変身前
[装備]:ソウルジェム(ほむら)@魔法少女おりこ☆マギカ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:とりあえず名簿の発表まで様子見に徹する。
1:まずは森を抜ける。
2:何かあっても良いように武器は調達しておく。
3:けど他の参加者との不要ないざこざは極力回避する。
4:誰だか知らないけど、気の毒に
[備考]
※森に響いた断末魔が自分と同じ声とは気付きませんでした。
※ソウルジェムは支給品扱いの様です。
※魔法少女の能力や、首輪に関する制限については後の書き手様に任せます。
【ソウルジェム(ほむら)@魔法少女おりこ☆マギカ】
魔法少女がキュウベぇと契約することで生まれる魔法を使うための卵のような形の宝石。
ほむらの物は紫に金のレリーフが付いている。
変身後は菱形に左手の甲に着く。
普段は指輪の形にして携行が可能。
魔法を使うor持ち主の心が弱り、曇るほど穢れていき、
穢れ切ると、魔法が使えなくなる。
そうなる前に魔女を撃破するとドロップするグリーフシードを使って浄化する必要が有る。
魔法少女がキュウベぇと契約することで生まれる魔法を使うための卵のような形の宝石。
ほむらの物は紫に金のレリーフが付いている。
変身後は菱形に左手の甲に着く。
普段は指輪の形にして携行が可能。
魔法を使うor持ち主の心が弱り、曇るほど穢れていき、
穢れ切ると、魔法が使えなくなる。
そうなる前に魔女を撃破するとドロップするグリーフシードを使って浄化する必要が有る。
「はっ!」
目を覚ましたのは、一番最初に頬り出された場所の近くだった。
ほむら、より正確に言うと眼鏡のほむらは、本日二度目の超常現象にひどく混乱した。
ほむら、より正確に言うと眼鏡のほむらは、本日二度目の超常現象にひどく混乱した。
(私は確か、あの銀色の怪物に追い掛けられてそれで……それで、どうしたんだっけ?)
ざっと体を見回した感じ”怪我などはしていなし”、服や髪、眼鏡も”どこも汚れていない”。
しいて異常事態と言えるのは、いつの間にか紫色の剣を持っていたことだが、
今は気にしている場合じゃない。
しいて異常事態と言えるのは、いつの間にか紫色の剣を持っていたことだが、
今は気にしている場合じゃない。
(結構走った気もしたけど、汗も全然かいてないし、本当に何が?)
分からないことだらけだが、とにかくこの場を離れなければ。
どういう訳か、今は居ないが多分近くにいる奴から離れなければならない。
そう考えて剣、サソードヤイバ―を胸元に抱えると、
さっき逃げたのとは逆の方向に向けて走り出した。
どういう訳か、今は居ないが多分近くにいる奴から離れなければならない。
そう考えて剣、サソードヤイバ―を胸元に抱えると、
さっき逃げたのとは逆の方向に向けて走り出した。
同じころ、森の中。
ある場所に参加者たちを煽る為に放たれたNPCの一種、
初級インベス、、正確にはそれに酷似した姿を持つ怪物たちが、
グチャグチャと汚らしい音を立てて何かを食べている。
満足したのか、口を拭うようなしぐさをしてその場を後にする。
だが最後尾の怪人は、何かが喉に引っ掛かったのか、苦しそうに呻くと、
プッ!と勢いよく吐き出す。
それは眼鏡のフレームだった。
今しがた死体すら奇麗サッパリ捕食された暁美ほむらの遺品だった。
ある場所に参加者たちを煽る為に放たれたNPCの一種、
初級インベス、、正確にはそれに酷似した姿を持つ怪物たちが、
グチャグチャと汚らしい音を立てて何かを食べている。
満足したのか、口を拭うようなしぐさをしてその場を後にする。
だが最後尾の怪人は、何かが喉に引っ掛かったのか、苦しそうに呻くと、
プッ!と勢いよく吐き出す。
それは眼鏡のフレームだった。
今しがた死体すら奇麗サッパリ捕食された暁美ほむらの遺品だった。
外来種ワームの最大の特徴。
それは対象の体格、服装、さらには記憶に至るまで完全にコピーする事。
その精度が高ければ高いほど見分けはつかない。
つまり、”自分がワームであることを忘れるほど完璧な擬態”も、有り得なくはない。
まるで自分の死に気付けない亡霊の様に、死んだ誰かの想いをなぞり続ける。
それを復活と呼ぶか、冒涜と呼ぶかは、皆様にお委ねすると致しましょう。
それは対象の体格、服装、さらには記憶に至るまで完全にコピーする事。
その精度が高ければ高いほど見分けはつかない。
つまり、”自分がワームであることを忘れるほど完璧な擬態”も、有り得なくはない。
まるで自分の死に気付けない亡霊の様に、死んだ誰かの想いをなぞり続ける。
それを復活と呼ぶか、冒涜と呼ぶかは、皆様にお委ねすると致しましょう。
【スコルピオワーム@仮面ライダーカブト】
[状態]:人間態(眼鏡ほむら)、健康
[装備]:サソードヤイバ―@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品(眼鏡ほむら)、ランダム支給品0~2(眼鏡ほむら)
[思考・状況]基本方針:生きてここから脱出する。
1:剣なんて持ったことないけど、大丈夫かな?
2:なんでキュウベぇは呼んでも来ないんだろう?
3:そもそも、なんで怪我も治っているの?
[備考]
※擬態精度が高すぎるせいか、ワームである自覚を失っています。
※参戦時期は、神代剣に擬態するより前です。
※森のどこかにスコルピオワームの支給品が放置されています。
※ワームとしての能力に関する制限は後の書き手様にお任せします。
[状態]:人間態(眼鏡ほむら)、健康
[装備]:サソードヤイバ―@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品(眼鏡ほむら)、ランダム支給品0~2(眼鏡ほむら)
[思考・状況]基本方針:生きてここから脱出する。
1:剣なんて持ったことないけど、大丈夫かな?
2:なんでキュウベぇは呼んでも来ないんだろう?
3:そもそも、なんで怪我も治っているの?
[備考]
※擬態精度が高すぎるせいか、ワームである自覚を失っています。
※参戦時期は、神代剣に擬態するより前です。
※森のどこかにスコルピオワームの支給品が放置されています。
※ワームとしての能力に関する制限は後の書き手様にお任せします。
【サソードヤイバ―@仮面ライダーカブト】
仮面ライダーサソードに変身するための片刃剣状のアイテム。
サソードゼクターが認めた資格者がゼクターと合わせて使う事で、
マスクドフォーム、ライダーフォームに変身することが可能。
変身前後を問わず近接武器としても使える。
ゼクターは付属して支給されておらず、使用者を認めた場合のみ、
何処からともなくやってきて、持ち主に力を貸す。
仮面ライダーサソードの能力に関する制限は後の書き手様にお任せします。
仮面ライダーサソードに変身するための片刃剣状のアイテム。
サソードゼクターが認めた資格者がゼクターと合わせて使う事で、
マスクドフォーム、ライダーフォームに変身することが可能。
変身前後を問わず近接武器としても使える。
ゼクターは付属して支給されておらず、使用者を認めた場合のみ、
何処からともなくやってきて、持ち主に力を貸す。
仮面ライダーサソードの能力に関する制限は後の書き手様にお任せします。
【初級インベスに似た怪人@仮面ライダージオウ】
会場ないに存在するNPCの一種。
真実のソウゴが創り出した異空間に跋扈していた怪人。
肉食で非常に凶暴。無数に存在しており、人間を無差別に襲っては捕食する。
また、特に毒などは持っていないらしく、
逆に人間に狩られて、料理されて食われた個体もいた。
会場ないに存在するNPCの一種。
真実のソウゴが創り出した異空間に跋扈していた怪人。
肉食で非常に凶暴。無数に存在しており、人間を無差別に襲っては捕食する。
また、特に毒などは持っていないらしく、
逆に人間に狩られて、料理されて食われた個体もいた。
【暁美ほむら(眼鏡)@魔法少女まどか☆マギカ 死亡】