どんなバトルロワイアルも、大抵の場合は『絶海の孤島』で行われる(一部例外あり)。
しかし……
全てのエリアが『陸地』とは限らない。
全てのエリアが『陸地』とは限らない。
中には海に面する、
もしくは、海のど真ん中に位置するエリアも存在するのだ……。
もしくは、海のど真ん中に位置するエリアも存在するのだ……。
☆☆☆
ここは会場内の端に位置する海のエリアの一つ。
普通ならば、海中には大小様々な魚類が自由に泳ぎ回っているはずなのだが……
不思議な事に、
泳ぎ回っているのは今回の決闘(デュエル)と称される殺し合いを主催した『冥界の魔王』が会場各地に配置した『NPC』、もしくは『モンスター』と呼ばれる怪物ばかりで、
普通の魚の姿は全く見られなかった。
泳ぎ回っているのは今回の決闘(デュエル)と称される殺し合いを主催した『冥界の魔王』が会場各地に配置した『NPC』、もしくは『モンスター』と呼ばれる怪物ばかりで、
普通の魚の姿は全く見られなかった。
そんな少し不自然な海中で……
二つの人影がぶつかりあっていた。
二つの人影がぶつかりあっていた。
1人は、
銀の仮面に黒マフラー、額に輝くVとV。
黒い手袋、赤い胸……
人類の自由と平和の為に戦う『仮面ライダー』の一人である深海開発用改造人間(カイゾーグ)、『仮面ライダーX』!
銀の仮面に黒マフラー、額に輝くVとV。
黒い手袋、赤い胸……
人類の自由と平和の為に戦う『仮面ライダー』の一人である深海開発用改造人間(カイゾーグ)、『仮面ライダーX』!
対するのは、
髭と髪を長く伸ばし、
黄金色に輝く魚鱗柄の鎧を纏った筋骨隆々とした威丈夫・・・
海底王国アトランティスの女王と地上の灯台守との混血児、『アクアマン』!
髭と髪を長く伸ばし、
黄金色に輝く魚鱗柄の鎧を纏った筋骨隆々とした威丈夫・・・
海底王国アトランティスの女王と地上の灯台守との混血児、『アクアマン』!
「ウオォォォォ!」
「トリヤアアアア!!」
「トリヤアアアア!!」
アクアマンが愛用の矛を振り下ろすと、Xライダーは自身の愛用武器であるライドルスティックでそれを受け止める。
「ウオリヤアアアア!!」
しかしアクアマンは矛にかける力を緩めず、矛を受け止めるライドルスティックに向けて渾身の力をかける。
主催者によっていくらかの制限が課せられているとはいえ、
本来は原子力潜水艦も持ち上げられる程の力を込められ、
Xライダーの体はもの凄い速さで海底へと沈んでいく……。
だが、Xライダーも負けてはいない。
主催者によっていくらかの制限が課せられているとはいえ、
本来は原子力潜水艦も持ち上げられる程の力を込められ、
Xライダーの体はもの凄い速さで海底へと沈んでいく……。
だが、Xライダーも負けてはいない。
「ライドルロープ!」
Xライダーはライドルのグリップボタンを操作し、
その形状を棒状のスティックから縄状のロープに変化させると、
そのままアクアマンの矛を絡めとったのだ。
その形状を棒状のスティックから縄状のロープに変化させると、
そのままアクアマンの矛を絡めとったのだ。
「なにぃ!?」
「Xキック!」
「Xキック!」
アクアマンの腹部にXライダーの蹴りが入り、アクアマンの体が大きく吹き飛ばされる。
しかしアクアマンは両足に力を込めて踏ん張ると、Xライダーから5メートルほど離れた場所に制止した。
しかしアクアマンは両足に力を込めて踏ん張ると、Xライダーから5メートルほど離れた場所に制止した。
「やってくれたなぁ!」
アクアマンは一旦海底近くに移動すると、自身の矛を海底の地面へと突き立てる。
それを引き抜くと……
矛の切っ先にはまるでフォークに突き刺さったミートボールのように工事用の鉄球サイズの土塊が付着しており、
アクアマンはその土塊を、
Xライダーに向かって投げつけていったのだ。
それを引き抜くと……
矛の切っ先にはまるでフォークに突き刺さったミートボールのように工事用の鉄球サイズの土塊が付着しており、
アクアマンはその土塊を、
Xライダーに向かって投げつけていったのだ。
「うわっ!?こ、この!?」
Xライダーは最初に飛んできた土塊を、紙一重で避けた。
だが、アクアマンは矛はスコップかスプーンの代わりにして、次々にXライダーに向けて土塊を投げつけていく……。
だが、アクアマンは矛はスコップかスプーンの代わりにして、次々にXライダーに向けて土塊を投げつけていく……。
さしもの歴戦の戦士たるXライダーも、土塊投げ攻撃にはたじたじであった。
「・・・ライドルホイップ!」
Xライダーはライドルのグリップボタンを操作して、
ライドルを細剣のホイップ形態に変化させると、自分に向かって飛んでくる土塊群を次々に切り裂いていった。
ライドルを細剣のホイップ形態に変化させると、自分に向かって飛んでくる土塊群を次々に切り裂いていった。
「ウオォォォォ!!」
Xライダーが最後の土塊をX字に切り裂くと同時に、
アクアマンは矛を真っ直ぐ構えながら、
Xライダーに向かって猛スピードで突っ込んでいく。
アクアマンは矛を真っ直ぐ構えながら、
Xライダーに向かって猛スピードで突っ込んでいく。
「……はっ!オリャアアア!!」
アクアマンの突進に気づいたXライダーは、
すかさず自身のライドルホイップを振るった。
すかさず自身のライドルホイップを振るった。
そして……二人の戦士の武器が交差した……。
『…………』
アクアマンの矛とXライダーのライドルホイップの切っ先は…………
それぞれお互いの喉元の部分で止まっていた。
しばし二人は視線を交わし……
静かに構えを解いた。
それぞれお互いの喉元の部分で止まっていた。
しばし二人は視線を交わし……
静かに構えを解いた。
「……お前、中々やるじゃねぇか」
アクアマンは不敵な笑みを浮かべながらXライダーを賞賛した。
「あぁ……アンタも、生身の割に結構やるな」
Xライダーもアクアマンの実力に感服し、ライドルをベルトのバックルに収納して己の右手を差し出す。
二人の海の戦士は、
魚もプランクトンもいない不自然なまでに静か過ぎる海中で、
固く握手を交わしたのだった。
魚もプランクトンもいない不自然なまでに静か過ぎる海中で、
固く握手を交わしたのだった。
☆☆☆
ここで少し種明かしをすると、
Xライダーとアクアマンは、何も『本気の殺し合い』をしていた訳ではない。
Xライダーとアクアマンは、何も『本気の殺し合い』をしていた訳ではない。
仮面ライダーX/神敬介とアクアマン/アーサー・カリーの二人は、会場に飛ばされてすぐに出会った。
お互いに殺し合いをするつもりは無いことを確認して軽く情報交換を始めた時、
二人はお互いが『世界の平和と人類の自由を守る正義の戦士の一人』だということを知った。
そこで、各々の実力を知るために、
互いのホームグラウンドである水中で『模擬戦』を行っていた……
という訳である。
お互いに殺し合いをするつもりは無いことを確認して軽く情報交換を始めた時、
二人はお互いが『世界の平和と人類の自由を守る正義の戦士の一人』だということを知った。
そこで、各々の実力を知るために、
互いのホームグラウンドである水中で『模擬戦』を行っていた……
という訳である。
☆☆☆
さて、互いの実力を認め合った2人は、
好戦的な参加者やNPCとの接触を避けつつ、
海中を静かに移動していた。
好戦的な参加者やNPCとの接触を避けつつ、
海中を静かに移動していた。
「しかし、本当にスゲェーなお前。『仮面ライダー』っつうのは皆こうなのか?」
深度200mほどの海中をウミガメ程のゆっくりとした速度で並んで泳ぎながら、
アクアマンが感心する様子でXライダーに声をかける。
海面上の光がほとんど届かない真っ暗な海中も、
彼らにとっては真昼と同じように見えていた。
アクアマンが感心する様子でXライダーに声をかける。
海面上の光がほとんど届かない真っ暗な海中も、
彼らにとっては真昼と同じように見えていた。
「そうだな……まぁ、『似たり寄ったり』って感じかな?でも、仮面ライダーが皆、水中での戦いを得意としている訳でもないんだ。俺は元々『深海開発用改造人間』だからな」
「『深海開発用』、ねぇ……」
「『深海開発用』、ねぇ……」
Xライダーからの返答に、
アクアマンは少し思うところがあるようだ。
アクアマンは少し思うところがあるようだ。
「俺の知り合いにもサイボーグがいるが……わざわざ『海の中で工事させるため』に、人間を機械の体にするとか……サイボーグの兵士を戦力にする組織がいるとか……ちょっと信じられねぇな」
「まぁ……俺もあのアトランティス大陸が実在していて、しかも海底に地上に負けないくらい進んだ文明を作っているなんて、今まで知らなかったからなぁ……お互い様じゃないか?」
「まぁ……俺もあのアトランティス大陸が実在していて、しかも海底に地上に負けないくらい進んだ文明を作っているなんて、今まで知らなかったからなぁ……お互い様じゃないか?」
Xライダーの言葉を受け、
アクアマンは「はっ、違いねぇ!」と、豪快に笑った。
アクアマンは「はっ、違いねぇ!」と、豪快に笑った。
「……で?これからどうすんだ?あのハ・デスとかいう野郎を探しだして、ケツを蹴り飛ばすか?」
「『ケツを蹴り飛ばす』って……ちょっと言い方、下品だぞ?」
「『ケツを蹴り飛ばす』って……ちょっと言い方、下品だぞ?」
仮面ライダーとしての後輩の一人・ストロンガー/城茂に勝るとも劣らない荒々しいアクアマンの言動に、
Xライダーは仮面ごしに苦笑する。
Xライダーは仮面ごしに苦笑する。
Xライダーはアクアマンのすぐ横を並んで泳ぎながら、
自身の考える『今後の方針』を語りだした。
自身の考える『今後の方針』を語りだした。
「まぁ……ひとまずは、俺達みたいに無理矢理連れて来られた参加者の『保護』が優先だな。それに、まだ名簿が非表示のままだから分からないが………もしかしたら、俺やお前の仲間達が一緒に連れて来られてる可能性もある。名簿がタブレットに表示されたらすぐに名前を確認して、知り合いがいたら合流するべきだな。ハ・デスと戦うのは、俺達に巻かれた首輪を無力化するか解除するかして、参加者達を解放した後……に、なるだろうな」
「ふぅ~ん……」
「ふぅ~ん……」
Xライダーの語る方針を聴きながら、アクアマンは頭をポリポリと掻く。
「……お前って案外、計画性あるんだな?」
「『案外』とはなんだよ?失礼な奴だな」
「『案外』とはなんだよ?失礼な奴だな」
アクアマンからの感想に、Xライダーは少しムッとなる。
その時だった。
その時だった。
「ワォーン!」
どこからか犬の鳴き声のような物が聞こえてきた。
だが、ここは海中。犬が居るはずが無い。
だが、ここは海中。犬が居るはずが無い。
『?』
Xライダーとアクアマンが一旦立ち止まって鳴き声のした方に顔を向けると……
「………な、なんだありゃあ?」
「……バダンの改造人間か?いや、それにしちゃあ小さ過ぎる……」
「……バダンの改造人間か?いや、それにしちゃあ小さ過ぎる……」
……鳴き声の正体を見て、唖然となってしまった。
「きゃうんきゃうん!」
そこには何とも珍妙な姿をした生き物が、大慌てな様子で犬掻きで泳いでいたのだ。
☆☆☆
時間は少し巻き戻り、
Xライダーとアクアマンが海中で『模擬戦』をしていた頃……
Xライダーとアクアマンが海中で『模擬戦』をしていた頃……
「……」
月明かりに照らされた海上を、
緑色の着物を纏い、青い髪をツインテールで纏めた10代後半から20代前半程の少女が一人、移動していた。
緑色の着物を纏い、青い髪をツインテールで纏めた10代後半から20代前半程の少女が一人、移動していた。
ツインテールの着物少女は、まるでジェットスキーのように海面を滑走移動していたが、
その足にはボードの類い等は装着されておらず、
また、モーターボートによる索引なども行っていなかった。
その足にはボードの類い等は装着されておらず、
また、モーターボートによる索引なども行っていなかった。
彼女の名は蒼龍(そうりゅう)。
何の装備も無しに海面を滑走移動している姿を見れば分かると思うが、
普通の人間ではない。
何の装備も無しに海面を滑走移動している姿を見れば分かると思うが、
普通の人間ではない。
かつての世界大戦において、
戦いの末に海へと沈んだ軍艦が少女の姿へと転生した存在……『艦娘(かんむす)』の一人、もとい一隻であり、
『蒼龍型正規空母』の一番艦だ。
戦いの末に海へと沈んだ軍艦が少女の姿へと転生した存在……『艦娘(かんむす)』の一人、もとい一隻であり、
『蒼龍型正規空母』の一番艦だ。
「……この辺りなら大丈夫、かな?」
月明かりに照らされた
海鳥一匹飛んでいない静かな海上を移動した末に、
蒼龍は小さな岩礁にたどり着いた。
海鳥一匹飛んでいない静かな海上を移動した末に、
蒼龍は小さな岩礁にたどり着いた。
5tトラックのコンテナ程の大きさがある岩が、
海上にポツンと顔を出している……
この『決闘』の会場地図を細かく探しても見つからない程の、
本当に小さな岩礁だった。
海上にポツンと顔を出している……
この『決闘』の会場地図を細かく探しても見つからない程の、
本当に小さな岩礁だった。
「ふぅ~……」
蒼龍はその小さな岩礁に上陸すると、
肩に担いでいたデイパックを下ろし、
手頃な岩の突起部を椅子代わりに腰を下ろして一息つく。
肩に担いでいたデイパックを下ろし、
手頃な岩の突起部を椅子代わりに腰を下ろして一息つく。
「大丈夫ですか?蒼龍さん」
「……えぇ、なんとか」
「……えぇ、なんとか」
蒼龍のデイパックから蒼龍以外の声が聞こえた。
いや……正確には声を発したのは、
デイパックの上に乗った珍妙な姿をした生き物だ。
いや……正確には声を発したのは、
デイパックの上に乗った珍妙な姿をした生き物だ。
蒼龍のデイパックの上には、
ウナギのような黒くヌメヌメした体と尾鰭、
犬のような頭部と四肢の両方を兼ね備えた……
一言で言えば、犬とウナギの合成獣(キメラ)のような姿をした生き物が、
『お座り』の姿勢をしていたのだ。
ウナギのような黒くヌメヌメした体と尾鰭、
犬のような頭部と四肢の両方を兼ね備えた……
一言で言えば、犬とウナギの合成獣(キメラ)のような姿をした生き物が、
『お座り』の姿勢をしていたのだ。
彼の名はウナギイヌ。
そのまんまな名前と姿が示すように、
世にも珍しい『イヌの父』と『ウナギの母』との間に生まれた
『種を超えた愛の結晶』である。
そのまんまな名前と姿が示すように、
世にも珍しい『イヌの父』と『ウナギの母』との間に生まれた
『種を超えた愛の結晶』である。
どういう訳か、
今回の『決闘』においては『支給品の一つ』として蒼龍のデイパックに入れられており、こうして蒼龍と行動を共にしているのだ。
今回の『決闘』においては『支給品の一つ』として蒼龍のデイパックに入れられており、こうして蒼龍と行動を共にしているのだ。
「はぁ~……大変な事になっちゃったなぁ」
自身の首に巻かれた無骨な首輪を撫でながら、蒼龍はため息をつく。
「気に病む事はありませんよ、蒼龍さん。例え蒲焼きにされて食べられても、『次の回』では何事もなく復活してますよ」
「……『次の回』ってなんですか?」
「……『次の回』ってなんですか?」
ウナギイヌの良く分からない励まし(?)にツッコミを入れつつ、
蒼龍は空を仰ぎ見る。
蒼龍は空を仰ぎ見る。
真っ黒な夜空にはまん丸な満月が青白く光輝き、
ともすれば、
ここが『決闘』とは名ばかりの殺し合いの場である事を忘れてしまいそうな
神々しさが感じられた。
ともすれば、
ここが『決闘』とは名ばかりの殺し合いの場である事を忘れてしまいそうな
神々しさが感じられた。
(提督……飛龍……)
不意に頭を過るのは自身が敬愛する上官と、
前世の頃より苦楽を共にする戦友の顔。
前世の頃より苦楽を共にする戦友の顔。
自分が突然誘拐されて二人は心配しているだろうか?
それとも、二人も自分と同じようにこの場所に呼ばれているのか?
それとも、二人も自分と同じようにこの場所に呼ばれているのか?
「……」
蒼龍はその豊満な胸に手を当てながら、
せめて二人が無事である事を祈るしかなかった………。
せめて二人が無事である事を祈るしかなかった………。
その時。
「!ワン!ワンワン!!」
突然ウナギイヌがデイパックから飛び降り、暗い海上に向けて吠え始めたのだ。
「え……えぇっ?ウナギイヌさん、どうしたの?」
ウナギイヌの突然の奇行に蒼龍は目を丸くする。
一方、ウナギイヌは至って真剣な様子で蒼龍に顔を向けた。
一方、ウナギイヌは至って真剣な様子で蒼龍に顔を向けた。
「蒼龍さん!『何か』来ます!」
「えっ!?」
「えっ!?」
ウナギイヌの言葉を受け、
蒼龍はデイパックから自身に支給された武器……一組の弓矢を取り出し、
油断なく矢をつがえる。
蒼龍はデイパックから自身に支給された武器……一組の弓矢を取り出し、
油断なく矢をつがえる。
そこには先程までの年相応なあどけない少女の姿は消え、
幾多の戦いを潜り抜けてきた歴戦の兵がいた。
幾多の戦いを潜り抜けてきた歴戦の兵がいた。
「ウゥ~」
「……」
「……」
暗い海のどこかにいる『何か』に向けてウナギイヌは威嚇の唸り声を挙げ、
蒼龍は静かに弓矢を構える。
蒼龍は静かに弓矢を構える。
すると………
『ンキィ、ンキィ』
不気味な音と共に水しぶきがあがり、
大型トラック程の大きさがある物体が
蒼龍とウナギイヌのいる岩礁へと上陸した。
大型トラック程の大きさがある物体が
蒼龍とウナギイヌのいる岩礁へと上陸した。
『!?』
月明かりに照らされたその巨大な『何か』を目にし、蒼龍とウナギイヌは目を丸くする。
「か、蟹のお化けぇっ!?」
『ンキィ、ンキィ』
『ンキィ、ンキィ』
そう……蒼龍とウナギイヌの前に現れたのは、
8m前後の巨体を有する蟹だったのだ。
8m前後の巨体を有する蟹だったのだ。
蒼龍とウナギイヌは知らなかったが、
この巨大な蟹の怪物は『バケガニ』といい、
とある世界において『魔化魍(まかもう)』と呼ばれる怪物群の一種であり、
冥界の魔王が会場各地に配置したNPCの一体だった。
この巨大な蟹の怪物は『バケガニ』といい、
とある世界において『魔化魍(まかもう)』と呼ばれる怪物群の一種であり、
冥界の魔王が会場各地に配置したNPCの一体だった。
『ンキィ、ンキィ』
バケガニは関節の軋む音を鳴らしながら
その巨体に見合った巨大なハサミを蒼龍に向けて振り下ろした。
その巨体に見合った巨大なハサミを蒼龍に向けて振り下ろした。
「キャアッ!?」
「ワォン!?」
「ワォン!?」
バケガニによるハサミの一撃により、
蒼龍とウナギイヌは石つぶてと共に大きく吹き飛ばされる。
蒼龍とウナギイヌは石つぶてと共に大きく吹き飛ばされる。
「こ、このぉ!」
蒼龍はバケガニに向けて弓を構え、矢を放った。
矢はバケガニの甲殻に突き刺さると同時に……爆発を起こした。
矢はバケガニの甲殻に突き刺さると同時に……爆発を起こした。
『ンキィ、ンキィ』
突然の爆発にバケガニはその巨体を大きくよろめかせるが、
即座に蒼龍に向けてハサミを振り下ろしてきた。
即座に蒼龍に向けてハサミを振り下ろしてきた。
「第一機動艦隊の栄光、ゆるぎません!」
蒼龍はバケガニの攻撃を避けながら、
続け様に次々と矢を放っていく。
蒼龍の放った矢はバケガニに命中すると同時に、
爆発や電撃等を発生させるが、一向にバケガニは攻撃の手を緩めなかった。
続け様に次々と矢を放っていく。
蒼龍の放った矢はバケガニに命中すると同時に、
爆発や電撃等を発生させるが、一向にバケガニは攻撃の手を緩めなかった。
「ワォーン!!」
ウナギイヌも蒼龍の援護としてバケガニに飛びかかっていく………が、
『ンキィ、ンキィ』
バケガニはまるでハエ叩きでコバエを叩くように、
ハサミの一撃でウナギイヌを海上遠くへと吹き飛ばしたのだ。
ハサミの一撃でウナギイヌを海上遠くへと吹き飛ばしたのだ。
「ワォォォォォ!?」
「あぁ!ウナギイヌさぁーん!?」
「あぁ!ウナギイヌさぁーん!?」
哀れ、ウナギイヌは岩礁から遠く離れた海面へと吹き飛ばされ、
水しぶきを挙げながら着水する。
水しぶきを挙げながら着水する。
「よ、よくもウナギイヌさんを!?」
蒼龍はウナギイヌの仇討ちとばかりに、
バケガニに矢の雨を降らせていく。
バケガニに矢の雨を降らせていく。
『ンキィ、ンキィ』
バケガニは蒼龍の放つ矢を片方のハサミで鬱陶しいそうに叩き落とすと、
背中に着いているフジツボのような部位から泡を吹き出し始めた。
背中に着いているフジツボのような部位から泡を吹き出し始めた。
「……えっ?」
突然背中から泡を吹き出し始めたバケガニに、蒼龍は呆然となる。
しかし、それが一瞬の隙となり、
蒼龍の左足にバケガニの吹き出した泡が付着したのだ。
しかし、それが一瞬の隙となり、
蒼龍の左足にバケガニの吹き出した泡が付着したのだ。
「……あぁあぁあぁ!?」
バケガニの泡が付着した蒼龍の左足は白煙を挙げ、
まるで火傷を負ったように焼けただれる。
まるで火傷を負ったように焼けただれる。
左足に走る激痛に蒼龍は悲鳴をあげ、
左足を抱えながらその場でのたうち回った。
左足を抱えながらその場でのたうち回った。
通常、蒼龍を初めとする艦娘達はダメージを負っても着用している服が破けるだけで、
肉体そのものに傷は付かない。
だが……此度の『決闘』においては
冥界の魔王によって課せられた『制限』により、
艦娘であっても通常の人間と同じく肉体そのものにダメージが付くのだ。
肉体そのものに傷は付かない。
だが……此度の『決闘』においては
冥界の魔王によって課せられた『制限』により、
艦娘であっても通常の人間と同じく肉体そのものにダメージが付くのだ。
「や、やだやだぁ……」
痛々しく焼け爛れた足から走る激痛に、
蒼龍は歯を食い縛りながら涙を流す。
蒼龍は歯を食い縛りながら涙を流す。
『ンキィ、ンキィ』
バケガニは苦痛の悲鳴をあげる蒼龍にお構い無しに、ハサミを振り挙げる。
片足の負傷した蒼龍では、避ける事もできない。
片足の負傷した蒼龍では、避ける事もできない。
(……提督、飛龍……ごめん)
蒼龍は目を固く瞑り、死を覚悟した……だが、
「……X!キィィック!!」
蒼龍とバケガニの間に何者かが入り込み、バケガニの巨体は裏返しにひっくり返ってしまった。
「………えっ?」
蒼龍が恐る恐る目を開けると……
「……どうやら、間に合ったみたいだな」
……そこには、
銀の仮面に黒マフラー、
額に輝くVとV、
黒い手袋、赤い胸を備えた人物……仮面ライダーXが、
右手にライドルスティックを構えながら蒼龍とバケガニの間に割って入るように立っていたのだ。
銀の仮面に黒マフラー、
額に輝くVとV、
黒い手袋、赤い胸を備えた人物……仮面ライダーXが、
右手にライドルスティックを構えながら蒼龍とバケガニの間に割って入るように立っていたのだ。
「え、えっと……」
突然のXライダーの登場に、
蒼龍は足に走る激痛も忘れて目を丸くする。
蒼龍は足に走る激痛も忘れて目を丸くする。
「おぉー!やってんなぁ」
そこに遅れて現れたのは、アトランティスの王者であるアクアマンだ。
「あ、あの、貴方達は……?」
「……ほれ」
「……ほれ」
アクアマンは蒼龍の問いかけに答える代わりに、
蒼龍に『ある物』を投げ渡した。
蒼龍に『ある物』を投げ渡した。
「ワンワン!蒼龍さん大丈夫ですか!?」
「ウナギイヌさん!?」
「ウナギイヌさん!?」
それは、先程バケガニによって吹き飛ばされてしまったウナギイヌだった。
ウナギイヌは蒼龍の豊満な胸に抱きつきながら、
顔を鼻水と涙でぐしゃぐしゃにしていた。
ウナギイヌは蒼龍の豊満な胸に抱きつきながら、
顔を鼻水と涙でぐしゃぐしゃにしていた。
「そいつが『知り合いがピンチだから助けてくれ』って泣きながら頼むもんでな。急いで助けに来たって訳さ」
「そうだったんですか……痛っ!」
「そうだったんですか……痛っ!」
アクアマンの説明に納得すると、再び蒼龍の足に激痛が走る。
「ワゥ~……蒼龍さん、痛そうですね」
「『痛そう』というか……実際、凄い痛いですよ……くぅっ!」
「『痛そう』というか……実際、凄い痛いですよ……くぅっ!」
蒼龍は苦痛で顔を歪めながら、心配しているウナギイヌに軽口で返す。
『ンキィ、ンキィ』
一方、Xライダーによってひっくり返されてしまったバケガニは、
自力で元の体勢に戻ると蒼龍を庇うXライダーとアクアマンにハサミを振り上げた。
自力で元の体勢に戻ると蒼龍を庇うXライダーとアクアマンにハサミを振り上げた。
「!」
バケガニが振り上げた巨大なハサミを振り下ろそうとした時、
アクアマンがバケガニに向けて掌を掲げ、バケガニに念を送った。
アクアマンがバケガニに向けて掌を掲げ、バケガニに念を送った。
(止めろ!俺達は敵じゃない。攻撃を止めるんだ!)
『!』
『!』
アクアマンの能力の一つ。
テレパシーによる水棲生物との交信。
魚でもタコでもクジラでも……『水棲生物』ならば皆、アクアマンの命令を聞くのだ。
テレパシーによる水棲生物との交信。
魚でもタコでもクジラでも……『水棲生物』ならば皆、アクアマンの命令を聞くのだ。
『…………』
アクアマンからの命令を聞き、バケガニはハサミを振り上げたままその動きを止める。
だが……
だが……
『ンキィ、ンキィ』
……ほんの10秒程でバケガニは攻撃を再開し、その巨大なハサミをXライダーに振り下ろした。
「くぉっ!?このぉ!」
Xライダーはバケガニのハサミをライドルスティックで受け止める。
『ンキィ、ンキィ』
「く、くそぉ~!!」
「く、くそぉ~!!」
バケガニはハサミに力を込め、Xライダーの体は少しずつ後退していった。
「……くそっ!どうも今日は調子が悪いぜ!」
バケガニに自身の交信が効かないと気づいたアクアマンは、矛を振り上げながらバケガニに飛びかかった。
「うおりゃあっ!」
アクアマンはバケガニの片方のハサミに飛び付くと、力任せにそのハサミを引きちぎった。
『ンキィ、ンキィ』
片方のハサミを失ったバケガニは、その巨体をよろめかせる。
「……ライドルホイップ!X斬り!」
すかさずXライダーは、ライドルをスティックからホイップに変え、バケガニの体を瞬時にX字に切り裂いたのだ。
『ンキィ……ンキィ……』
Xライダーに斬られたバケガニは数歩後退した後に……
ドッグアアアアアアン!!
………その身を土塊へと変じながら、爆散したのだった。
「あ、あぁ……」
「ワフゥ……」
「ワフゥ……」
Xライダーとアクアマンによってバケガニが倒され、蒼龍とウナギイヌは呆然となる。
「フゥー……」
「ふぃ~……」
「ふぃ~……」
バケガニが爆散したのを確認し、Xライダーはライドルをベルトに収め、アクアマンは額の汗を拭った。
しかし……
「……!?ワンワン!また来ます!」
『!?』
『!?』
ウナギイヌの叫びと前後して、再び大きな水しぶきが上がる。
しかも『2つ』だ。
しかも『2つ』だ。
『ンキィ、ンキィ』
『ンキィ、ンキィ』
『ンキィ、ンキィ』
岩礁の上に、先程の個体とは色違いのバケガニが2体上陸し、蒼龍を庇うXライダーとアクアマンに相対した。
「ちくしょう!まだ居やがったのか!?」
「くそっ!一体何匹いるんだ!?」
「くそっ!一体何匹いるんだ!?」
Xライダーはベルトのバックルから顔を出しているライドルのグリップに手を掛け、
アクアマンもバケガニに向けて油断無く矛を構える。
アクアマンもバケガニに向けて油断無く矛を構える。
「ひ、ヒィッ」
「グルル……」
「グルル……」
再び現れたバケガニに蒼龍は小さく悲鳴を上げ、蒼龍にぬいぐるみのように抱き抱えられているウナギイヌは、蒼龍を守ろうと威嚇の唸り声を上げる。
まさに一触即発……その時。
「グギャアアアアアアアアアアアンッ!!!」
『!?』
『!?』
突然、大型動物の咆哮のような音が周囲に響き渡る。
音のした方角に目を向ければ、
青白く光る岩山のような物が
モーターボート並みの速度でXライダー達がいる岩礁へと近づいてきていた。
青白く光る岩山のような物が
モーターボート並みの速度でXライダー達がいる岩礁へと近づいてきていた。
青白く光る岩山は岩礁の真ん前まで来ると……
「………グギャアアアアアアアンッ!!」
再び力強い咆哮を轟かせながら、その全容を現した。
それは………
全身を冷えた溶岩を思わせるゴツゴツとした純黒の鱗で覆い、
背中には切り立った岩山か、ヒイラギの葉を思わせる巨大な背鰭が青白く光輝き、
丸太のような太い2つの足でヒグマのようにたくましい巨体を支え、
鷲のような鋭い爪の生えた腕と、
ワニのような太くたくましい尻尾を持った……
古い恐竜図鑑などに描かれた『尻尾を引きずって歩く肉食恐竜』の復元図をそのまま具現化したような生き物だった。
全身を冷えた溶岩を思わせるゴツゴツとした純黒の鱗で覆い、
背中には切り立った岩山か、ヒイラギの葉を思わせる巨大な背鰭が青白く光輝き、
丸太のような太い2つの足でヒグマのようにたくましい巨体を支え、
鷲のような鋭い爪の生えた腕と、
ワニのような太くたくましい尻尾を持った……
古い恐竜図鑑などに描かれた『尻尾を引きずって歩く肉食恐竜』の復元図をそのまま具現化したような生き物だった。
その大木のように太い首には金属でできた無骨な首輪が填められ、
この生き物が冥界の魔王の配置したNPCなどではなく、
此度の『決闘』の参加者である事を物語っていた。
この生き物が冥界の魔王の配置したNPCなどではなく、
此度の『決闘』の参加者である事を物語っていた。
「グギャアアアアアアアアアアアンッ!!」
彼の名はゴジラ。
とある世界において、
人類誕生以前より地球で繁栄している『タイタン』、または『怪獣』と呼称される巨大生物達の『王』として君臨する者だ。
とある世界において、
人類誕生以前より地球で繁栄している『タイタン』、または『怪獣』と呼称される巨大生物達の『王』として君臨する者だ。
「グルルルル……」
岩礁に姿を現したゴジラは、目の前のXライダー達やバケガニに向けて威嚇の唸り声を上げる。
冥界の魔王によって課せられた『制限』により、
本来119.8mあるはずのゴジラの体躯は僅か5mにまで縮められている。
だが……その体から湧き出る王者の風格は全く弱まってはおらず、
むしろ、体の圧縮と反比例するように強まっているように感じられた。
本来119.8mあるはずのゴジラの体躯は僅か5mにまで縮められている。
だが……その体から湧き出る王者の風格は全く弱まってはおらず、
むしろ、体の圧縮と反比例するように強まっているように感じられた。
「あ、ああああ……」
「キャウーン……」
「キャウーン……」
突然現れたゴジラの姿に、
蒼龍は目と口を同時に丸くし、股間の部分に水溜まりを作る。
バケガニに対しては威嚇の唸り声を上げていたウナギイヌも、
ゴジラに対しては扇状の尾鰭を丸めて、震え上がっていた。
蒼龍は目と口を同時に丸くし、股間の部分に水溜まりを作る。
バケガニに対しては威嚇の唸り声を上げていたウナギイヌも、
ゴジラに対しては扇状の尾鰭を丸めて、震え上がっていた。
「な、なんだ?あれは……」
「マジかよ……」
「マジかよ……」
これまで幾多の怪人と戦ってきた歴戦の戦士であるXライダーや
『カラゼン』という『本来の大きさ』のゴジラにも勝るとも劣らない怪獣を従えた経験があるアクアマンすらも、
恐ろしくも堂々たるゴジラの姿を見て固まってしまった程だ。
『カラゼン』という『本来の大きさ』のゴジラにも勝るとも劣らない怪獣を従えた経験があるアクアマンすらも、
恐ろしくも堂々たるゴジラの姿を見て固まってしまった程だ。
『ンキィ、ンキィ』
『ンキィ、ンキィ』
『ンキィ、ンキィ』
一方、2体のバケガニはその標的をXライダー達からゴジラへと変え、
その巨大なハサミをゴジラに向けて振り上げる。
その巨大なハサミをゴジラに向けて振り上げる。
「!」
ゴジラはその太くたくましい尻尾を鞭のように振るい、バケガニの1体を弾き飛ばした。
『ンキィ、ンキィ』
ゴジラの尻尾に弾き飛ばされたバケガニは勢い良く岩礁に叩きつけられ、
最初のバケガニと同じように土塊へと変じながら爆散した。
最初のバケガニと同じように土塊へと変じながら爆散した。
『ンキィ、ンキィ』
残った最後のバケガニはゴジラの黒々とした体に飛びかかり、
その巨体を持ってゴジラを
組み敷こうとする。
その巨体を持ってゴジラを
組み敷こうとする。
「グギャアアアアアアアアアアアンッ!!」
だがゴジラは、自分にしがみつくバケガニの体を両手で掴み……
「……グギャアッ!」
……その強靭な顎と牙でバケガニの体を食い千切ったのだ。
バケガニの体は瞬時に土塊へと変じ、
ゴジラはまるで唾か痰を吐き捨てるように、
口の中で土塊に変わったバケガニの体をペッ!と吐き出した。
ゴジラはまるで唾か痰を吐き捨てるように、
口の中で土塊に変わったバケガニの体をペッ!と吐き出した。
「……グギャアアアアアアアアアアアンッ!!」
バケガニを倒したゴジラは、
青白く輝く満月に向けて勝利の雄叫びを挙げる。
青白く輝く満月に向けて勝利の雄叫びを挙げる。
「………」
2体のバケガニを倒したゴジラはそのまま岩礁に残るXライダー達を睨み付け、
自身の背中から岩山の如く聳える背鰭を青白く明滅させる。
自身の背中から岩山の如く聳える背鰭を青白く明滅させる。
「……くっ!」
「このっ!」
「このっ!」
自分達を睨み付けながら威嚇を行うゴジラに対し、
蒼龍はウナギイヌを守るように抱えつつ、足に走る激痛に耐えながら弓矢をつがえ、
Xライダーもベルトからライドルホイップを引き抜く……しかし、
蒼龍はウナギイヌを守るように抱えつつ、足に走る激痛に耐えながら弓矢をつがえ、
Xライダーもベルトからライドルホイップを引き抜く……しかし、
「……おい!待てっ!」
ただ一人……アクアマンだけが、ゴジラに立ち向かおうとするXライダーと蒼龍を引き留めた。
「………」
アクアマンは静かに深呼吸を行いながら精神を統一させると、
先程バケガニに行ったようにゴジラとの交信を開始した。
先程バケガニに行ったようにゴジラとの交信を開始した。
(……聞こえるか?俺の声が聞こえるか?)
「!?」
「!?」
突然、頭の中で自分以外の者の声が響き、
ゴジラはその鷲のように鋭い目を丸くする。
ゴジラはその鷲のように鋭い目を丸くする。
(もし……俺の声が聞こえるなら、首を縦に振ってくれ)
「………」
「………」
頭の中で響く声の主の正体が、自身の目の前に立つ黄色い衣装を着た人間……アクアマンである事を理解したゴジラは、
アクアマンの言う通りにその巨木のように太い首を厳かに縦に振った。
アクアマンの言う通りにその巨木のように太い首を厳かに縦に振った。
(……俺達はアンタの『敵』じゃない。アンタが俺達に何もしないなら、俺達もアンタに何もしない)
「…………」
(……頼む)
「……グアァ」
「…………」
(……頼む)
「……グアァ」
アクアマンの説得が効いたのか、
ゴジラは背鰭を明滅させる威嚇を止め、大人しくなった。
ゴジラは背鰭を明滅させる威嚇を止め、大人しくなった。
「……フゥー」
アクアマンはゴジラが自分の説得を聞いてくれた事を察すると、
額から流れ出る冷や汗を手で拭った。
額から流れ出る冷や汗を手で拭った。
『??』
一方、アクアマンとゴジラとの『心の声による会話』が聞こえないXライダーと蒼龍とウナギイヌは、
急に大人しくなったゴジラとアクアマンを見比べながら
頭上に?を浮かべていた。
急に大人しくなったゴジラとアクアマンを見比べながら
頭上に?を浮かべていた。
「お、お前何したんだ……?」
「……別に。『敵じゃない』って伝えただけだ」
「………………」
「……別に。『敵じゃない』って伝えただけだ」
「………………」
軽い口調で答えるアクアマンの姿に、Xライダーは呆然となる。
「……うっ!うぐぐぐっ!?」
『!』
『!』
その時、蒼龍がバケガニの放った溶解泡によって焼け爛れた左足を抱えながら苦痛の悲鳴を上げた。
「そ、蒼龍さんどうしたんですか!?」
「き、急に……足の痛みが強くなってきて……」
「き、急に……足の痛みが強くなってきて……」
蒼龍に抱き抱えられていたウナギイヌが慌て蒼龍の左足を見ると、
蒼龍の左足からは未だに白煙が上がり、皮下組織が顔を出していたのだ。
蒼龍の左足からは未だに白煙が上がり、皮下組織が顔を出していたのだ。
「マズイな……早く手当てしないと。けど、この場所じゃなぁ……」
Xライダーは蒼龍の左足の傷を確認すると共に、
満月に照らされた岩礁周囲の海に注意を向ける。
今のところ海は静かだったが、またいつNPCや好戦的な参加者が現れるとも限らない。
だが、場所を移動しようにも周囲は『海』であり、
かつボートの類いは存在しない。
『泳いで行く』という選択肢も有るには有るが、
傷ついたままの蒼龍の足を海水に浸けようものなら、
傷口は余計に悪化してしまうだろう。
満月に照らされた岩礁周囲の海に注意を向ける。
今のところ海は静かだったが、またいつNPCや好戦的な参加者が現れるとも限らない。
だが、場所を移動しようにも周囲は『海』であり、
かつボートの類いは存在しない。
『泳いで行く』という選択肢も有るには有るが、
傷ついたままの蒼龍の足を海水に浸けようものなら、
傷口は余計に悪化してしまうだろう。
「………」
どうしたものかとXライダーが思案していると……
「…あっ、ちょっと待ってろ」
……アクアマンが何か思い付いたらしく、
未だに岩礁前で仁王立ちしているゴジラに、ある『お願い』をした。
未だに岩礁前で仁王立ちしているゴジラに、ある『お願い』をした。
「グギャアアアアン!?」
当初、アクアマンからの『お願い』の内容にゴジラは鼻息を荒くしながら憤慨する……が、
アクアマンの再三に渡る懇願によって、その『お願い』を聞く事にした。
アクアマンの再三に渡る懇願によって、その『お願い』を聞く事にした。
「……グギャアアアアン」
ゴジラは一番最初に岩礁に姿を現した時と同様に、
背鰭を海面に出した状態で海に潜る。
しかし……先程とは違って背鰭だけでなく『頭部も』海面に出していた。
背鰭を海面に出した状態で海に潜る。
しかし……先程とは違って背鰭だけでなく『頭部も』海面に出していた。
「よし!話はついた。こいつが『陸地まで運んでくれる』ってよ」
「えぇぇっ!?」
「ワフゥ!?」
「えぇぇっ!?」
「ワフゥ!?」
ゴジラの行動とアクアマンの発言に蒼龍とウナギイヌは目を丸くする。
Xライダーもどこか心配そうだ。
Xライダーもどこか心配そうだ。
「だ、大丈夫なのか?」
「心配すんなって!なあっ?」
「グギャアアアアアアアン!」
「心配すんなって!なあっ?」
「グギャアアアアアアアン!」
アクアマンからの問いかけに、
ゴジラは『自分に任せろ』と言っているかのように咆哮で返した。
ゴジラは『自分に任せろ』と言っているかのように咆哮で返した。
『………』
Xライダーと蒼龍は顔を見合わせるが、他に手段が無い以上は背に腹はかえらない。
蒼龍はXライダーとアクアマンに肩を借りながら
ゴジラの頭部の上に移動する。
ゴジラの頭部の上に移動する。
「ハァ……ハァ……」
「ワゥ~……」
「ワゥ~……」
苦悶の表情を浮かべる蒼龍の姿に、ウナギイヌはまるで自分の事のように不安気だった。
続いて、Xライダーが蒼龍と自分の分のデイパックを担いでゴジラの頭部に乗った。
「……よし。大丈夫だ」
「おーし……行ってくれ」
「グギャアアアアアアアン!」
「おーし……行ってくれ」
「グギャアアアアアアアン!」
アクアマンの指示が出ると、ゴジラは頭上に人間3人(+珍獣一匹)を乗せて海上の岩礁から陸地へと移動を開始した。
ゴジラが居なくなった後、
海は再び不自然な静けさを取り戻していた………。
海は再び不自然な静けさを取り戻していた………。
【神敬介(仮面ライダーX)@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:健康、仮面ライダーXに変身中
[装備]:ライドル@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:参加者を助け、会場から脱出する
1:アクアマンと協力して参加者を助けていく
2ひとまず、安全な場所で彼女(蒼龍)を治療する
3:他の仮面ライダーもいるなら合流する
4:こいつ(アクアマン)、生身の癖にやるな……
5:……こいつら(ウナギイヌとゴジラ)、バダンの怪人か?
[備考]
無印単行本第15巻当たりからの参戦です。
詳しい制限については、後の書き手さんに任せます。
ライドルは変身と同時に出現するので、支給品ではありません。
アーサー・カリー(アクアマン)から『ジャスティス・リーグ』と『アトランティス』に関する情報を聞きました。
ウナギイヌとゴジラを『バダンの怪人』ではないか?と考えています。
支給品を入れたデイパックは完全防水なので、支給品が水に浸かって使用不能になる事はありません。
[状態]:健康、仮面ライダーXに変身中
[装備]:ライドル@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:参加者を助け、会場から脱出する
1:アクアマンと協力して参加者を助けていく
2ひとまず、安全な場所で彼女(蒼龍)を治療する
3:他の仮面ライダーもいるなら合流する
4:こいつ(アクアマン)、生身の癖にやるな……
5:……こいつら(ウナギイヌとゴジラ)、バダンの怪人か?
[備考]
無印単行本第15巻当たりからの参戦です。
詳しい制限については、後の書き手さんに任せます。
ライドルは変身と同時に出現するので、支給品ではありません。
アーサー・カリー(アクアマン)から『ジャスティス・リーグ』と『アトランティス』に関する情報を聞きました。
ウナギイヌとゴジラを『バダンの怪人』ではないか?と考えています。
支給品を入れたデイパックは完全防水なので、支給品が水に浸かって使用不能になる事はありません。
【アーサー・カリー(アクアマン)@DCエクステンデッド・ユニバース】
[状態]:健康、一勝負終えて清々しい気分
[装備]:アトラン王の鎧@DCエクステンデッド・ユニバース、アトランナの矛@DCエクステンデッド・ユニバース
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本:参加者を助けて、ハ・デスのケツを蹴り飛ばす(=倒す)
1:仮面ライダーXと協力して、仲間を集める
2:仮面ライダー……やるじゃねぇか!
3:お嬢ちゃん(蒼龍)を安全な場所に運ぶ
4:なんだこいつ(ウナギイヌ)?他の星の生き物か?
5:このデカイの(ゴジラ)、カラゼンの親戚か?
[備考]
単独映画『アクアマン』後からの参戦です。
制限により『肉体の耐久性』が低下し、『水棲生物との交信』はNPC相手には足止め程度の効果しかありません。
神敬介(仮面ライダーX)から『仮面ライダー』と『バダンを初めとする秘密結社』に関する情報を聞きました。
ウナギイヌを『宇宙生物』、ゴジラ『カラゼン(※『アクアマン』劇中に登場する巨大怪獣)の仲間』だと思っています。
鎧は支給品では無く、初期装備品です。
支給品を入れたデイパックは完全防水なので、支給品が水に浸かって使用不能になる事はありません。
[状態]:健康、一勝負終えて清々しい気分
[装備]:アトラン王の鎧@DCエクステンデッド・ユニバース、アトランナの矛@DCエクステンデッド・ユニバース
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本:参加者を助けて、ハ・デスのケツを蹴り飛ばす(=倒す)
1:仮面ライダーXと協力して、仲間を集める
2:仮面ライダー……やるじゃねぇか!
3:お嬢ちゃん(蒼龍)を安全な場所に運ぶ
4:なんだこいつ(ウナギイヌ)?他の星の生き物か?
5:このデカイの(ゴジラ)、カラゼンの親戚か?
[備考]
単独映画『アクアマン』後からの参戦です。
制限により『肉体の耐久性』が低下し、『水棲生物との交信』はNPC相手には足止め程度の効果しかありません。
神敬介(仮面ライダーX)から『仮面ライダー』と『バダンを初めとする秘密結社』に関する情報を聞きました。
ウナギイヌを『宇宙生物』、ゴジラ『カラゼン(※『アクアマン』劇中に登場する巨大怪獣)の仲間』だと思っています。
鎧は支給品では無く、初期装備品です。
支給品を入れたデイパックは完全防水なので、支給品が水に浸かって使用不能になる事はありません。
【蒼龍@艦隊これくしょん】
[状態]:左足負傷・ダメージ:中
[装備]:ホークアイの弓矢@マーベル・シネマティック・ユニバース
[道具]:基本支給品、ウナギイヌ@天才バカボン
[思考・状況]
基本:早く鎮守府に帰りたい
1:仮面ライダーX、アクアマン、ゴジラと行動する
2:足、痛い……やだやだっ!!
3:この人達(仮面ライダーX、アクアマン)って艦娘の仲間かな?
4:提督、飛龍……まさかここにいないよね?
5:……ウナギイヌさんって一体何者?
6:か、怪獣だぁ!?
[備考]
ゲーム版からの参戦。
制限により、ダメージを受けると肉体が直接傷つきます。
神敬介(仮面ライダーX)とアーサー・カリー(アクアマン)を『艦娘の亜種』ではないか?と思っています。
支給品を入れたデイパックは完全防水なので、支給品が水に浸かって使用不能になる事はありません。
[状態]:左足負傷・ダメージ:中
[装備]:ホークアイの弓矢@マーベル・シネマティック・ユニバース
[道具]:基本支給品、ウナギイヌ@天才バカボン
[思考・状況]
基本:早く鎮守府に帰りたい
1:仮面ライダーX、アクアマン、ゴジラと行動する
2:足、痛い……やだやだっ!!
3:この人達(仮面ライダーX、アクアマン)って艦娘の仲間かな?
4:提督、飛龍……まさかここにいないよね?
5:……ウナギイヌさんって一体何者?
6:か、怪獣だぁ!?
[備考]
ゲーム版からの参戦。
制限により、ダメージを受けると肉体が直接傷つきます。
神敬介(仮面ライダーX)とアーサー・カリー(アクアマン)を『艦娘の亜種』ではないか?と思っています。
支給品を入れたデイパックは完全防水なので、支給品が水に浸かって使用不能になる事はありません。
【ゴジラ@モンスターバースシリーズ】
[状態]:健康、少し不機嫌
[装備]:無し
[道具]:無し(人間の道具の使い方が分からなかった為、デイパックはその辺に捨てた)
[思考・状況]
基本:ハ・デスを倒してさっさと帰る
1:仮面ライダーX、アクアマン、蒼龍(+ウナギイヌ)を陸地まで運ぶ。
2:乗り物代わりにされて少し不満
3:体を縮められて不愉快
4:人間でありながら自分と会話できるアクアマンが少し興味深い
[備考]
『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』終了後~『ゴジラVSコング』開始前からの参戦。
制限により、体が5m程に縮んでいます。
アーサー・カリー(アクアマン)のように『テレパシー能力』を持つ者となら、意志疎通が可能です。
支給されたデイパックは会場内のどこかに放置されています。
[状態]:健康、少し不機嫌
[装備]:無し
[道具]:無し(人間の道具の使い方が分からなかった為、デイパックはその辺に捨てた)
[思考・状況]
基本:ハ・デスを倒してさっさと帰る
1:仮面ライダーX、アクアマン、蒼龍(+ウナギイヌ)を陸地まで運ぶ。
2:乗り物代わりにされて少し不満
3:体を縮められて不愉快
4:人間でありながら自分と会話できるアクアマンが少し興味深い
[備考]
『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』終了後~『ゴジラVSコング』開始前からの参戦。
制限により、体が5m程に縮んでいます。
アーサー・カリー(アクアマン)のように『テレパシー能力』を持つ者となら、意志疎通が可能です。
支給されたデイパックは会場内のどこかに放置されています。
[支給品説明]
【ライドル@仮面ライダーSPIRITS】
神敬介(仮面ライダーX)の基本武器。
厳密には支給品ではないが、ここで解説する。
普段はXライダーのベルト・バックル部より、グリップ部だけを出した状態で収納されている。
グリップ部のボタン操作で、ホイップ(細身の剣)、
スティック(両端にグリップが付いている長さ1.5メートル程の棒)
ロープ(縄)
ロングポール(スティックよりも長い10m程の長さがある棒)
に変形する。
例え破壊されても、
グリップ部が残っていれば、ベルトに収納する事により修復可能。
【ライドル@仮面ライダーSPIRITS】
神敬介(仮面ライダーX)の基本武器。
厳密には支給品ではないが、ここで解説する。
普段はXライダーのベルト・バックル部より、グリップ部だけを出した状態で収納されている。
グリップ部のボタン操作で、ホイップ(細身の剣)、
スティック(両端にグリップが付いている長さ1.5メートル程の棒)
ロープ(縄)
ロングポール(スティックよりも長い10m程の長さがある棒)
に変形する。
例え破壊されても、
グリップ部が残っていれば、ベルトに収納する事により修復可能。
【アトランナの矛@DCエクステンデッド・ユニバース】
アーサー・カリー(アクアマン)に支給。
アクアマンことアーサー・カリーの母『アトランナ』が使用していた五つ又の矛。
現在はアクアマンの愛用武器となっている。
単独映画『アクアマン』において、アクアマンの父親違いの兄弟との最初の決闘で破壊された。
アーサー・カリー(アクアマン)に支給。
アクアマンことアーサー・カリーの母『アトランナ』が使用していた五つ又の矛。
現在はアクアマンの愛用武器となっている。
単独映画『アクアマン』において、アクアマンの父親違いの兄弟との最初の決闘で破壊された。
【アトラン王の鎧@DCエクステンデッド・ユニバース】
アーサー・カリー(アクアマン)の初期装備。
アトランティス初代国王・アトランが着ていた鎧。
黄金色に輝く魚鱗柄の上半身と緑色のタイツのような下半身で構成されている。
単独映画『アクアマン』終盤で、アクアマンがアトラン王のトライデントを手にした時に同時に入手したもの。
原作コミックスのアクアマンのコスチュームに似たデザインがなされている。
アーサー・カリー(アクアマン)の初期装備。
アトランティス初代国王・アトランが着ていた鎧。
黄金色に輝く魚鱗柄の上半身と緑色のタイツのような下半身で構成されている。
単独映画『アクアマン』終盤で、アクアマンがアトラン王のトライデントを手にした時に同時に入手したもの。
原作コミックスのアクアマンのコスチュームに似たデザインがなされている。
【ホークアイの弓矢@マーベル・シネマティック・ユニバース】
蒼龍に支給。
スーパーヒーローチーム『アベンジャーズ』の一員であるホークアイことクリント・バートンの使用する武器。
蒼龍に支給。
スーパーヒーローチーム『アベンジャーズ』の一員であるホークアイことクリント・バートンの使用する武器。
- 通常の鏃の他、爆弾や溶解弾等の特殊機能を備えた鏃が備えられた矢『トリックアロー』
- トリックアローのシャフト(矢の胴体部)を収納し、リモコン操作で鏃を交換・装着させる電子矢筒『クィパー』
- トリックアローを発射し、クィパー操作用のリモコンダイヤルを内蔵した折り畳み式の弓『リカーブボウ』
の三点で構成されている。
【ウナギイヌ@天才バカボン】
蒼龍に支給。
ギャグマンガの大御所・赤塚不二夫御大の代表作の一つ『天才バカボン』のマスコット的キャラクター。
その名の通り、イヌの父とウナギの母との間に生まれた珍獣。
イヌと同じく『ワンワン』と鳴く他、人間の言葉を流暢に、かつ丁寧口調で喋れる。
半分ウナギなので食用可能で、原作劇中ではバカボン一家に蒲焼きにされて食べられた事がある(その後、何事も無く復活)。
蒼龍に支給。
ギャグマンガの大御所・赤塚不二夫御大の代表作の一つ『天才バカボン』のマスコット的キャラクター。
その名の通り、イヌの父とウナギの母との間に生まれた珍獣。
イヌと同じく『ワンワン』と鳴く他、人間の言葉を流暢に、かつ丁寧口調で喋れる。
半分ウナギなので食用可能で、原作劇中ではバカボン一家に蒲焼きにされて食べられた事がある(その後、何事も無く復活)。
[NPC紹介]
【バケガニ@仮面ライダー響鬼】
古来より日本各地に出現し、妖怪伝承の元となった怪物群『魔化魍(まかもう)』の一種。
その名の通り、巨大な蟹のような姿をしており、平均気温6.6℃前後、平均湿度約52%の海や川等で人間の骨を餌にしながら成長する。
身の丈(大きさ):26尺(約7.87m)、目方(体重):1466貫(約5.5t)。
主な武器は巨大なハサミと背中や口から放つ溶解泡。
体を動かすと「ンキィ、ンキィ」という関節がきしむ音を出す。
魔化魍は個体ごとに『(出現場所)の[種族名]』という呼び方で区別されるので、こいつは『決闘ロワ会場のバケガニ』となる。
なお本来、魔化魍は『鬼』(※響鬼劇中における仮面ライダーの総称。音撃戦士とも)の放つ『清めの音』でなければ倒せないが、今ロワにおいては『清めの音』以外の攻撃でも倒せるようになっている。
【バケガニ@仮面ライダー響鬼】
古来より日本各地に出現し、妖怪伝承の元となった怪物群『魔化魍(まかもう)』の一種。
その名の通り、巨大な蟹のような姿をしており、平均気温6.6℃前後、平均湿度約52%の海や川等で人間の骨を餌にしながら成長する。
身の丈(大きさ):26尺(約7.87m)、目方(体重):1466貫(約5.5t)。
主な武器は巨大なハサミと背中や口から放つ溶解泡。
体を動かすと「ンキィ、ンキィ」という関節がきしむ音を出す。
魔化魍は個体ごとに『(出現場所)の[種族名]』という呼び方で区別されるので、こいつは『決闘ロワ会場のバケガニ』となる。
なお本来、魔化魍は『鬼』(※響鬼劇中における仮面ライダーの総称。音撃戦士とも)の放つ『清めの音』でなければ倒せないが、今ロワにおいては『清めの音』以外の攻撃でも倒せるようになっている。