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2408●「失点」続き、かげる維新
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dunpoo
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昨年来、大阪・関西万博の準備で問題が噴出、当初の想定を大幅に上回る費用の発生が見込まれることで、万博を推進してきた維新に風当たりが強くなった。
国会では、改正政治資金規正法の採決に当たり、維新は衆院で賛成しながら、文交費の見直しについて自民に「裏切られた」と参院で反対に回るという迷走を見せた。吉村洋文共同代表(大阪府知事)や大阪の地方議員団が一連の経緯を問題視し、「総括」の場を設けさせたが、そこで馬場代表が「仲間を後ろから撃たないでほしい」と発言するなど、一枚岩でない現実をさらけ出した。
7月の東京都知事選では、執行部は石丸伸二の支援を一時検討したものの、結局「どの候補も推さない」と不戦敗に。9選挙区で行われた都議補欠選挙では候補擁立が2選挙区にとどまり、いずれも敗れた。
本丸の大阪府下の首長選や地方議会選でも大阪維新の会の不戦敗や落選が続いた。8月下旬の箕面市長選挙では維新公認の現職が、自民党を離党した無所属候補に大差をつけられ落選した。
21年の兵庫県知事選で、維新は自民党の一部とともに斎藤現知事を推薦して県政与党になったが、その知事がパワハラなどの疑惑で世論の批判にさらされた。藤田文武幹事長は「斎藤氏の対応に問題があると認定されれば辞職を求める」との考えを示したが、その煮えきらない態度がまた維新への失望・批判を招いた。
各種世論調査で維新の支持率は下降傾向を見せた。時事通信の8月の調査では1.8%と、約3年ぶりに1%台に落ちた。躍進が目立った23年4月の統一地方選直後は5.9%だった。
次期衆院選に向けて維新は「与党過半数割れ」とともに「野党第1党」を目標に掲げてきたが、8月時点では候補擁立は立憲民主党に追いつかず、目標達成の道筋が描けていない。
★2024年
国会では、改正政治資金規正法の採決に当たり、維新は衆院で賛成しながら、文交費の見直しについて自民に「裏切られた」と参院で反対に回るという迷走を見せた。吉村洋文共同代表(大阪府知事)や大阪の地方議員団が一連の経緯を問題視し、「総括」の場を設けさせたが、そこで馬場代表が「仲間を後ろから撃たないでほしい」と発言するなど、一枚岩でない現実をさらけ出した。
7月の東京都知事選では、執行部は石丸伸二の支援を一時検討したものの、結局「どの候補も推さない」と不戦敗に。9選挙区で行われた都議補欠選挙では候補擁立が2選挙区にとどまり、いずれも敗れた。
本丸の大阪府下の首長選や地方議会選でも大阪維新の会の不戦敗や落選が続いた。8月下旬の箕面市長選挙では維新公認の現職が、自民党を離党した無所属候補に大差をつけられ落選した。
21年の兵庫県知事選で、維新は自民党の一部とともに斎藤現知事を推薦して県政与党になったが、その知事がパワハラなどの疑惑で世論の批判にさらされた。藤田文武幹事長は「斎藤氏の対応に問題があると認定されれば辞職を求める」との考えを示したが、その煮えきらない態度がまた維新への失望・批判を招いた。
各種世論調査で維新の支持率は下降傾向を見せた。時事通信の8月の調査では1.8%と、約3年ぶりに1%台に落ちた。躍進が目立った23年4月の統一地方選直後は5.9%だった。
次期衆院選に向けて維新は「与党過半数割れ」とともに「野党第1党」を目標に掲げてきたが、8月時点では候補擁立は立憲民主党に追いつかず、目標達成の道筋が描けていない。
★2024年