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1809●自民党総裁選、安倍3選

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1809●自民党総裁選、安倍3選
 3年に一度の自民党総裁選は18年9月に行われた。前回15年の総裁選は無投票で安倍が再選された。そしてこれまで2期と限られていた総裁任期が、連続3期まで務めることができるように制度が改められたため、安倍は3期目の総裁選に打って出ることができた。
 今回は、安倍と石破茂元幹事長の二人が立候補した。前々回の総裁選では安倍に肉薄した石破であった。
 安倍は、党内7派閥のうち5派閥から支持をとりつけ、無派閥議員にも菅官房長官の影響を受ける議員が多いことなどから、国会議員票では圧倒的に優位に立った。
 石破支持に回ったのは、石破派のほかに、党内第3派閥の竹下派であった。引退後も大きな影響力をもつ青木幹雄・元参院議員会長の意向を受け、同派の参院側が石破支持に回り、それに引きずられる形で、同派の衆院側は自主投票となった。
 選挙戦では、5年あまりになる安倍政権の政権運営や政治姿勢が争点となった。安倍は、好調な経済指標や外交の成果をアピールした。対して石破は、森友・加計問題などに直接言及はしないながら、「正直・公平」な政治を訴え、暗に首相や側近の政治姿勢を批判した。次の国会に憲法改正案を示したいと逸る安倍に対して、石破は優先順位は高くないといなした。
 9月20日の投開票では、国会議員票で安倍329票、石破73票、地方票は安倍55%、石破45%という結果で、安倍が3選を果たした。前々回の総裁選では地方票で石破が安倍を圧倒したが、今回も現職である安倍に対して根強い人気(あるいは、安倍への批判者の存在)を示した。また、国会議員票では派閥に基づく基礎票が50のところを上積みしたことから、石破の善戦と、政界では評価された。

2024/09/11記、2024/10/08更新
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