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k1806●南北首脳会談から米朝首脳会談へ
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k1806●南北首脳会談から米朝首脳会談へ
18年4月27日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領が韓国・板門店で会談した。北朝鮮の最高首脳の訪韓は史上初だった。
続いて6月12日、金正恩は、シンガポールでトランプ米大統領と会談した。史上初の米朝首脳会談である。両首脳は共同声明で、「米朝の両国民が平和と繁栄を希求する意志に基づき、新しい米朝関係を構築する」、「朝鮮半島の永続的かつ安定的な平和体制の構築に共同で努力する」として、米国が北朝鮮に体制保証を与え、それに応えて北朝鮮は、4月の南北首脳会談で出された板門店宣言を再確認する形で「朝鮮半島の完全な非核化」を約束した。しかし、非核化については、核ミサイルの廃棄のプロセス、査察の方法など具体策は示されず、米国が従来から譲れない条件としてきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)も盛り込まれなかった。
トランプは帰国後「北朝鮮の核の脅威はもはやなくなった」と会談の成果を自賛したが、その後の米朝の非核化交渉は案の定難航した。
ポンペオ国務長官が4回にわたって訪朝して行われた交渉では、北朝鮮側が、朝鮮戦争の終戦宣言や制裁緩和の「見返り」として非核化に取り掛かるという立場を崩さず、非核化を最優先で実現するよう要求する米国と対立し、進展は見られなかった。
18年4月27日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領が韓国・板門店で会談した。北朝鮮の最高首脳の訪韓は史上初だった。
続いて6月12日、金正恩は、シンガポールでトランプ米大統領と会談した。史上初の米朝首脳会談である。両首脳は共同声明で、「米朝の両国民が平和と繁栄を希求する意志に基づき、新しい米朝関係を構築する」、「朝鮮半島の永続的かつ安定的な平和体制の構築に共同で努力する」として、米国が北朝鮮に体制保証を与え、それに応えて北朝鮮は、4月の南北首脳会談で出された板門店宣言を再確認する形で「朝鮮半島の完全な非核化」を約束した。しかし、非核化については、核ミサイルの廃棄のプロセス、査察の方法など具体策は示されず、米国が従来から譲れない条件としてきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)も盛り込まれなかった。
トランプは帰国後「北朝鮮の核の脅威はもはやなくなった」と会談の成果を自賛したが、その後の米朝の非核化交渉は案の定難航した。
ポンペオ国務長官が4回にわたって訪朝して行われた交渉では、北朝鮮側が、朝鮮戦争の終戦宣言や制裁緩和の「見返り」として非核化に取り掛かるという立場を崩さず、非核化を最優先で実現するよう要求する米国と対立し、進展は見られなかった。
2024/09/12記 2024/10/08更新