2107■コロナ、世界で拡大、再拡大 - dunpoo @Wiki

2107■コロナ、世界で拡大、再拡大
　猖獗を極めたコロナのパンデミックも、先進諸国ではワクチンの普及とともに終息するかと思われたが、それは幻想であった。
　米国では国民の７割以上がワクチンの２回接種を終えたにも関わらず、７月に入って新規感染は増加に転じ、重症者や死者も下げ止まった。英国やフランスでも同様の状況となり、これらの国では、マスク着用などの行動制限の復活、またワクチン非接種者の施設利用の制限などを始めた。ほとんどパンデミックを制圧したかに思われていたイスラエルでも新規感染が見られ、さらに免疫を強化するための3度めの接種と、これまで不要と見られていた11歳以下の児童へのワクチン接種を始めた。
　台湾や韓国、ベトナムなど、封じ込めに成功したと見られていたアジアの国々でも行動制限が復活し、ワクチンの普及が急務となった。
　遅れて感染拡大が伝えられた南アメリカ諸国、アフリカ諸国、インド・ミャンマーなどは、ワクチン普及以前に新型ウィルスの猛威が広がり、もともと脆弱な医療インフラを直撃、重症者・死亡者が激増し、経済不安さらに治安不安を巻き起こした。
　ほぼ完全にコロナを制圧したと見られていた中国でも、8月上旬に南京でクラスターが発生、200人の新規感染を見た。
2024/10/10記