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1310■米国の財政危機

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1310■米国の財政危機
 2期目のオバマ政権にとっての最優先課題は引き続き経済の立て直しであったが、下院の多数派を握る共和党との厳しい対立が財政の危機に発展した。
 時限的な大型減税(ブッシュ政権時に始まり、1期目のオバマ政権が延長していた)の期限切れが2012年12月31日、そして債務上限引き上げのために民主・共和両党による妥協の結果決められた財政支出の強制削減が翌13年1月から始まるため、米国経済は実質的増税と財政緊縮によって崖から転落するような事態(「財政の崖」)に陥ることが懸念された。結局、減税の一部恒久化と財政支出の強制削減を2ヵ月凍結することによって、いったんこの危機は回避されたが、根本的解決には至らなかった。
 13年10月には、オバマケアに反対する共和党が関連予算を盛り込んだ予算案に反対したため一部の政府機関が一時閉鎖された。さらに共和党は政府の債務上限引き上げにも反対したため、デフォルトの危機が高まった。最終的には政府の資金が底をつく直前の10月16日に妥協案が成立し、政府機関の閉鎖は16日間で終わった。
★2013年
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