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2107■バイデン政権半年

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2107■バイデン政権半年
 就任から半年たったバイデン政権は、ワクチンの順調な普及を実績としてアピール、パンデミックに対する勝利を宣言した。だが、変異種の広がりとともにふたたび市民に行動制限を課し、ワクチンのさらなる普及努力が必要となった。
 経済の回復は著しく、7月には株価や、経済指標で、パンデミック前の水準を回復した。さらに回復を軌道に乗せようと、強力な財政出動の法案を議会で通すことができたのも政権の功績となった。
 だが、前年の大統領選挙結果を認めないトランプ前大統領は、次期大統領選への出馬を匂わせ政治的発言を徐々に強めた。共和党では依然としてトランプ支持派が有力で、反トランプ派の締め出しも行われた。共和党の強い州では、民主党支持層の投票を制限する選挙制度改革が進んだ。
 外交面では、中国封じ込めのバイデン政権の姿勢がますます鮮明になった。大統領はじめ政権幹部は中国政府によるウィグル自治区での人権抑圧、南シナ海での軍事圧力の強化を明確に非難し、国際的な中国包囲網の形成に力を入れた。中国の自発的な民主化・国際化(米国的な意味での)は期待できず、手を拱いていれば中国の政治的・経済的覇権が拡大し、米国主導の自由世界秩序の崩壊につながるという危機感にもとづくもので、ニクソン政権以来の対中関与政策の大転換がなされつつあった。
2024/10/10記
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