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2207●第26回参院選 自民大勝、衆参とも改憲派3分の2超に
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dunpoo
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2207●第26回参院選 自民大勝、衆参とも改憲派3分の2超に
22年7月10日、参院選の投開票が行われた。
第一の争点は、物価高への対応で、自民党はガソリン補助金や小麦の価格抑制などの施策によって抑制できているとアピールし、野党は消費税の引き下げや廃止を主張した。第二の争点は防衛力の問題で、自民党はGDP2%以上の防衛力の抜本的強化を公約としたが、日本維新の会も同様に主張した。公明、立憲民主、国民民主の各党は防衛力強化の必要性は認めつつ、数字先行の増額の合理性や財源としての増税に反対あるいは慎重な立場をとった。
野党は、16年と19年の参院選ですべての1人区で候補者を一本化し一定の成果を出していたが、21年の衆議院選で立憲と共産の共闘が保守層から批判を受け共に議席を減らし、共闘に距離をおいた維新と国民が議席を伸ばしことから、今回の選挙協力は11選挙区にとどまった。
事前の世論調査では、与党の優勢が伝えられていた。投票日の前々日に街頭演説中の安倍元首相が撃たれ死亡するという事件があり、投票動向への影響が注目された。
結果は、125議席のうち、自民党が改選前の55議席を大きく上回り改選過半数となる63議席をとり勝利した。野党の候補者の一本化が進まなかったこともあり、前回苦戦した1人区で28勝4敗と大きく勝ち越した。公明党は1減で13議席を獲得。その結果、非改選をあわせた与党の議席数は146となり、参院定数248の過半数を大きく上回った。
野党では、立憲民主党が6議席減の17議席とふるわず、逆に日本維新の会は6議席増の12議席へ躍進した。維新は比例での得票数で野党第一党の地位を立憲から奪った。そのほか国民5、共産4、れいわ新選組3、N党・社民・参政党がそれぞれ1議席を獲得。無所属は5であった。
今回の選挙の結果、改憲に前向きな4党(自民・公明・維新・国民)の議席が合わせて改憲の発議に必要な2/3を衆参両院で超えることになった。岸田首相は選挙後の会見で、今後改憲論議を「リードする」と述べた。
2024/10/11記
22年7月10日、参院選の投開票が行われた。
第一の争点は、物価高への対応で、自民党はガソリン補助金や小麦の価格抑制などの施策によって抑制できているとアピールし、野党は消費税の引き下げや廃止を主張した。第二の争点は防衛力の問題で、自民党はGDP2%以上の防衛力の抜本的強化を公約としたが、日本維新の会も同様に主張した。公明、立憲民主、国民民主の各党は防衛力強化の必要性は認めつつ、数字先行の増額の合理性や財源としての増税に反対あるいは慎重な立場をとった。
野党は、16年と19年の参院選ですべての1人区で候補者を一本化し一定の成果を出していたが、21年の衆議院選で立憲と共産の共闘が保守層から批判を受け共に議席を減らし、共闘に距離をおいた維新と国民が議席を伸ばしことから、今回の選挙協力は11選挙区にとどまった。
事前の世論調査では、与党の優勢が伝えられていた。投票日の前々日に街頭演説中の安倍元首相が撃たれ死亡するという事件があり、投票動向への影響が注目された。
結果は、125議席のうち、自民党が改選前の55議席を大きく上回り改選過半数となる63議席をとり勝利した。野党の候補者の一本化が進まなかったこともあり、前回苦戦した1人区で28勝4敗と大きく勝ち越した。公明党は1減で13議席を獲得。その結果、非改選をあわせた与党の議席数は146となり、参院定数248の過半数を大きく上回った。
野党では、立憲民主党が6議席減の17議席とふるわず、逆に日本維新の会は6議席増の12議席へ躍進した。維新は比例での得票数で野党第一党の地位を立憲から奪った。そのほか国民5、共産4、れいわ新選組3、N党・社民・参政党がそれぞれ1議席を獲得。無所属は5であった。
今回の選挙の結果、改憲に前向きな4党(自民・公明・維新・国民)の議席が合わせて改憲の発議に必要な2/3を衆参両院で超えることになった。岸田首相は選挙後の会見で、今後改憲論議を「リードする」と述べた。
2024/10/11記