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2202■ロシア、ウクライナに侵攻
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2202■ロシア、ウクライナに侵攻
21年10月から、ロシアは軍事訓練と称して10万人規模の軍を、隣国ベラルーシを含めたウクライナとの国境地帯に展開させはじめた。米国はじめNATO諸国は、ロシアに撤退を求めたが、ロシアは、ウクライナ侵攻の意図を否定しながら、NATOの東方拡大(当面ウクライナとジョージアのNATO加盟を意味する)を停止することを求めた。NATOはこれを拒否し、協議は平行線をたどり、緊張は高まっていった。
22年2月18日、ウクライナ東部の親ロシア派勢力は、「ウクライナ軍が総攻撃を計画している」と発信、これを受けた形で、プーチンは21日、親ロシア派組織が名乗る「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認する大統領令を発した。米国のバイデン大統領は、ロシアはウクライナ侵攻を決断したとし、ロシアに対して「侵攻の代価は高くつく」と警告した。
2月24日、ロシア軍がウクライナの東部国境、北部国境から一斉に侵入、また首都キーウなど主要都市へのミサイル攻撃や空爆を開始した。プーチン大統領は、ウクライナでロシア系住民に対する集団殺害が起きていると主張し、ロシア軍の行動を「特別な軍事作戦」と発表した。ウクライナはただちに非常事態宣言を発し、抗戦した。ロシア側は、軍事施設を目標にしていると主張したが、住宅街や民間施設も攻撃を受け、多くのウクライナ市民が死傷した。侵攻1か月で300万といわれるウクライナ市民が国外に逃れた。
両国による停戦交渉が数回にわたって行われたが、ロシアは、ウクライナの現政権の転覆を意味する「非ナチ化」と、東部のドネツク・ルガンスク両州全域の独立承認を条件とし、ウクライナは譲らず、まとまらなかった。
21年10月から、ロシアは軍事訓練と称して10万人規模の軍を、隣国ベラルーシを含めたウクライナとの国境地帯に展開させはじめた。米国はじめNATO諸国は、ロシアに撤退を求めたが、ロシアは、ウクライナ侵攻の意図を否定しながら、NATOの東方拡大(当面ウクライナとジョージアのNATO加盟を意味する)を停止することを求めた。NATOはこれを拒否し、協議は平行線をたどり、緊張は高まっていった。
22年2月18日、ウクライナ東部の親ロシア派勢力は、「ウクライナ軍が総攻撃を計画している」と発信、これを受けた形で、プーチンは21日、親ロシア派組織が名乗る「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認する大統領令を発した。米国のバイデン大統領は、ロシアはウクライナ侵攻を決断したとし、ロシアに対して「侵攻の代価は高くつく」と警告した。
2月24日、ロシア軍がウクライナの東部国境、北部国境から一斉に侵入、また首都キーウなど主要都市へのミサイル攻撃や空爆を開始した。プーチン大統領は、ウクライナでロシア系住民に対する集団殺害が起きていると主張し、ロシア軍の行動を「特別な軍事作戦」と発表した。ウクライナはただちに非常事態宣言を発し、抗戦した。ロシア側は、軍事施設を目標にしていると主張したが、住宅街や民間施設も攻撃を受け、多くのウクライナ市民が死傷した。侵攻1か月で300万といわれるウクライナ市民が国外に逃れた。
両国による停戦交渉が数回にわたって行われたが、ロシアは、ウクライナの現政権の転覆を意味する「非ナチ化」と、東部のドネツク・ルガンスク両州全域の独立承認を条件とし、ウクライナは譲らず、まとまらなかった。
ウクライナ軍の頑強な抵抗が伝えられる中、侵攻から1か月たった3月25日、ロシア軍は、キーウ近郊から撤退、「作戦の第一段階の課題は達成された」と述べ、東部・南東部地域に軍を再結集し、攻撃を強めた。
4月に入り、ロシア軍が撤退したキーウ周辺で、多数の民間人の遺体が発見されたことから、ロシアによるウクライナ住民の大量虐殺=「戦争犯罪」の疑いが強くなり、欧米はさらに経済制裁、武器支援を強めた。
ロシアはその後、東部。南部の制圧に目標を絞り、支配地を拡大、東部・南部占領地域でのロシア化(行政組織の置き換え等)を進めたものの、7月になると、ロシア軍による占領地域の拡大は滞り、南部ではウクライナ軍の反転攻勢が強まった。
4月に入り、ロシア軍が撤退したキーウ周辺で、多数の民間人の遺体が発見されたことから、ロシアによるウクライナ住民の大量虐殺=「戦争犯罪」の疑いが強くなり、欧米はさらに経済制裁、武器支援を強めた。
ロシアはその後、東部。南部の制圧に目標を絞り、支配地を拡大、東部・南部占領地域でのロシア化(行政組織の置き換え等)を進めたものの、7月になると、ロシア軍による占領地域の拡大は滞り、南部ではウクライナ軍の反転攻勢が強まった。
欧米諸国は、侵攻が始まって即座にロシアを非難し、経済制裁(ロシアからの輸入制限、在外資産の凍結、国際決済機関からの排除など)を発動、またウクライナへの武器支援を徐々に強化していった。
2024/10/11記
2024/10/11記